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2019年3月の記事一覧
「傾聴ボランティアと心理面接〜とあるエピソードから」 臨床心理士への随録 心理学
外科手術で身体の一部を喪失した高齢者との対話で教えてもらったのは、特養で行う傾聴ボランティアと、大学院心理相談室で行う心理面接の相違についてでした。
傾聴ボランティアは受容的な関与傾聴ボランティアのゴールは、傾聴スキルを活用しながら施設の利用者とおしゃべりをすることです。施設利用の満足度とご本人のQOLの向上を目的とします。ボランティアと利用者の間には心理治療同盟がないので、ボランティアは利用者
「心に刺さる言葉は、自分の課題」 臨床心理士への随録 心理学
先週末は修士2年の先輩方の謝恩会&送別会。別に私に対しての言葉じゃないのに、教授陣の祝辞で刺さるものがいくつかあり。
「粘り強くやりなさい」これ、会社員時代、歴代の上司から申し合わせたように言われ続けた言葉。当時の僕は、及第点の出来で量をさばくことを美徳としていた。今でもそれはそれで間違いではないと思ってるが、でも心のどこかで本当にそれでいいのかと疑う節もあった。今だったらどうなんだろう。ひとり
「cocoro no cacari」屋号に込めた想い|臨床心理士への随録 心理学
2018年12月に屋号を取得しました。従業員ではなく自営業者として仕事をしていく理由と、屋号に込めた想いについて整理してみます。
なぜ個人事業主なのか語弊を恐れずに言うならば、既存の心理職ポストに就くだけでは儲からないことと、まずは自分の身の丈でマルチに市場開拓していきたいからです。
日本の新米臨床心理士の平均年収は241.4万円です(厚生労働省賃金統計調査)。この金額、どう思いますか?例えば
片手で打ち合わす音「ユング心理学と仏教」河合隼雄著 臨床心理士への随録
日本は宗教観が生活に無意識にとけ込んでいる国だと思います。普段何気なく使う「もったいない」や「いただきます」の言葉には、森羅万象や全命同根の仏教的思想が織り込まれています。科学や経済が急速で発展し、社会や人々の価値観が絶対唯一から多様性へと変遷している今、よりどころとしての宗教や、日常の外にある宗教がもつ意味について改めて考えています。
「ユング心理学と仏教」河合隼雄著心理療法によって誰かを治す