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「君は見えてはいるが、観察していない。」(英語の論述のコツ)

君は見えてはいるが、観察していない。

シャーロック・ホームズが
ワトソンに放った一言です。

先日、高校生に英語長文を解説していたところ、
「なんで先生はそんなにスラスラ訳せるのか?」
という質問をいただきました。

仕事柄…と言っては身も蓋もないのですが、
帰国子女でもなし、留学経験もなし。
そういえば英会話を習いに行ったこともありません。
そんな私が英語をスラスラ読んでいるのが
不思議なようで。

中学時代から英語はあまり得意ではなかったうえ、
高校では完全放棄してしまい、
卒業時、テストには
名前くらいしか書けるところがありませんでした。

で、当然のように浪人し予備校に行ったわけですが、
そこで英語0点の私が習ったのは「英文の分解」。
文構造の把握というやつですね。
SVOCを見極める訓練。
これがなかなか辛くて。

とりあえず単語だけ調べて、
パーっと読めばだいたいわかるでしょ!

という私には苦痛以外の何者でもなかったのですが、
しばらくして
成績が安定して上位をキープできるようになった時、
全ての英文に
無意識でSVOCをふってることに気づきまして。

SVOCがわかると文法問題が
スラスラ解けるようになります
(文法問題はパズルみたいなもの)し、
長文においても読むときのポイントは
「何が」「どこを」修飾しているか
でありますので
(これをちゃんとやらないから迷子になる)、
これもしっかりSVOCをとることで
間違いがありません。

同じ文章を見ていても、
構造が浮かびあがってくるかどうかが、
先ほどの高校生と私の違い。
授業でもとにかく口酸っぱく
「分解しろー、分解しろー」
と伝えているのですが、
やっぱり途中でめんどくさくなって、
ざっくり読みが始まってしまうのです。

すぐに効果が出るもんでもないし、
全然前に進まなくて
イライラするのはわかりますが、
見えないものを
「見える」ようにするためには、
観察し、分解することが大事です。

私は英語を主に教えているので、
今回は英語についてお話ししましたが、
おそらくこれは
どの教科でも当てはまることだと思います。

とにかく忍耐!です。


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