見出し画像

解決するかはともかく、聞いてもらえるかでモヤモヤは落ち着く

どんな人間も
モヤモヤしたり、イライラしたりなど
心が落ち着かないことはあるはずです

その時に大人も子どもも同じですが
誰かに聞いてもらうことで
そのモヤモヤが減少することは多いです

解決しなくても
聞いてもらえた、共感してもらえた、
味方になってくれたという気持ちが
モヤモヤを落ち着かせてくれます

しかし、子どもたち、
特に言語能力が低い子どもたちは
自分の気持ちを人に話すことができません

そんな子たちがどうなるか
問題行動をしてしまったり、
不登校など心を閉ざしてしまいます

そうならないようにも
子どもたちには
話を聞いてもらえるという安心感と
気持ちを表現する言葉をいっしょに探すようにしています

保護者の中に
気持ちを話してくれないという人がいます

それは子どもが気持ちを伝えるのが苦手なパターンと
その子との関係が良くないパターンに
だいたい分かれると思っています

話してくれないと相談してくれた保護者が
子どもと話す様子を見ていると
保護者の方が一方的に話していることがあります

そうならないように
まずは子どもの話から聞くようにした方が
いいと思います

子どもの話を最後まで聞いて質問をして
そこからこちらの気持ちを伝えることが
いいと思っています

大人がだまっているときに子どもは考えていると
ぼくは思っています

授業でも先生が話している時間より
黙っている方がいろんなことを考えていると思っています

だからこそ子どもが話すの待つようにしてあげてください

たまに話を聞かずに怒ることもありますが
それはそれでねらいがある時もあります

自分の気持ちを話すことで解決にならなくても
すっきりすることもあるため

こんなことがあってイヤだったと子どもから
話を聞いていくうちに
なんかスッキリしていることもあります

高学年でも同じことはあります

こんなイヤなことあったと愚痴を聞いてあげると
もういいけどねと終わることもあります

友だちとケンカしたときに
別に言っても無駄と諦めさせないようにしています

何度もケンカをしてしまう相手だから
言わなくてもいいやではなく
何がイヤだったか伝えることで
相手の子が謝らなくても気をつけてくれることもあります


なにかモヤモヤするなど
心が落ち着かない時に
解決しなくても話をすることで
落ち着くことが多いです

話ができた、聞いてもらえたということが
安心につながります

解決することも大事ですが
心のモヤモヤをためないことが
心の安全につながります

いい人間関係を作るためにも
話を聞くことを大切にしましょう

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?