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『カラフル』で思い出した幼少期
最近、Amazon Prime Videoで森絵都『カラフル』を映画化したものが公開されているのを見つけた。何度か映像化はされているみたいだが、小説しか読んだことがなかった。
そして、小説の『カラフル』に関してこんなことを思い出した。
それは中学校の夏のことだった。
部活に所属していなかった私だが、朝練と同じくらいの時間に登校して誰もいない教室で過ごす時間が大好きだった。教室に広がる優しい木の匂
【読書】『我々は皆、孤独である』
作品のタイトル『我々は皆、孤独である』そんなの当たり前だ。
どれだけ友達がいたって孤独でない瞬間なんてない。一番近い親友でさえ自分のことなんて2割も分かってないだろう。
だって誰とでも分かり合えるならきっと芸術も文化も生まれていないだろうから。
作品名からは想像していなかったが、これは推理小説である。しかし推理小説といっても密室もトリックも証拠すらもない、雲をつかむような推理が展開されていく。
就活とモラトリアムについて
就活はその後の人生を大きく決める。そんな願望を強く持っていた。
なぜ短い間で偶々出会ったもので、人生を左右させられなければいけないのだろう。
向いていない方面で「無能」とされ、興味のない仕事に文句を言う。ほとんどの大人がこんな風に見えた。何も考えずに就職していく同期を憐れむ気持ちすらあった。ほんとはみんなちゃんとしてるってことを見ないように、自分を傷つけないようにしていた。
自分に自信を持てな