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本の感想まとめ。カバー写真は所属サークルHYGGEの合同誌。
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2020年7月の記事一覧

ゴッホ展 孤高の画家の原風景(2005年)図録 / サポートによる購入品報告

ゴッホ展 孤高の画家の原風景(2005年)図録 / サポートによる購入品報告

まずは御礼先月から今日に多くの方がサポートや記事購入をしてくださっている。繰り返しにはなるけれど、なんど言っても足りないので言わせてください。

本当にありがとうございます。



さて、記事下に表示されるサポート依頼の欄に、

いただいたサポートは書籍購入費用として使用させていただきます。サポートで購入した書籍は記事でご報告します。

と明記した。きちんと、有言実行を果たしたい。

使い方を考

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文身 岩井圭也

文身 岩井圭也

2年前にデビュー作を読んで以来のファンである。

『文身』は「最後の文士」と呼ばれた作家の物語。私小説作家となったことで翻弄される、兄と弟とその家族の人生の物語だ。

物語の内容に言及すると、あらすじ解説じゃなくてネタバレをしてしまうのが私の常なので、これ以上はしない。

岩井圭也さんの作品の真骨頂は、悲しみの場面の情景描写の美しさだと思う。今回も、しっかり心臓をわしづかみにされてしまった。感服。

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ストーリーを語りだす 世界のデザイン・マップス

ストーリーを語りだす 世界のデザイン・マップス

昨日、書店で一目惚れをして購入した。

原書はドイツの出版社・ゲシュタルテンから出ているとのこと(表紙裏の内容紹介より)

実在する街町や国の地図ばかり集めた作品集なのだけれど、デザインに重点を置くことで、地図というものがこれほどに個性豊かで物語性にあふれた作品に仕上がるのだということに驚く。もう、一度開いたら夢中になってしまって、ページを繰る手が止まらない。一周見るだけでは止まらない。

緊急事

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2020上半期 購入本 良かった9選

2020上半期 購入本 良かった9選

数年前からエクセルで家計簿をつけるようになって、関数なども覚え少しずづ使いやすくバージョンアップして、昨年あたりからようやく一つの形になった。

一年を通して支出品目ごとに金額を比べられるようにしているんだけれど、毎年ダントツで多いのが図書費。2020年上半期で使った額を発表しても仕方ないので、買って満足度の高かったもの9冊を紹介したい。

以下、大体購入した順番。

野口光の、ダーニングでリペア

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