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今の日本に家事代行が必要だと思う一番の理由

お先に
今日はちょっと真面目なお話をしています。

なぜこのような真面目な話をしようと思ったのかについては
こちらの記事をご覧ください👇

ここからしばらく“家事代行”という仕事が秘める
ポテンシャルに関して書きためていきます。

今日のお話は、以下目次のうち
「なぜ今、日本には「家事代行」が必要なのか」に該当します。
※どこを書くかはその日の気分によります🙏

「家事代行」この仕事のスゴいところ(仮)〜目次〜

■こころへの影響
∟お客様にとってのメリット
 ▶︎ととのった部屋があなた自身に及ぼす影響とは
 ▶︎家族間コミュニケーションへの影響
 ▶︎子どもの心理的発達へ対する影響
 
∟家事代行自身にとってのメリット
 ▶︎掃除で整うメンタル
 ▶︎逆算的思考能力の強化
 ▶︎気遣いと思いやり力の底上げ


■社会的有益性
∟家事代行が秘める社会的メリットとは
▶︎なぜ今、日本には「家事代行」が必要なのか  ←now!
▶︎家事代行業界の市場動向
▶︎ニーズが増え続ける理由

∟家事代行業界 今後の課題
▶︎家事代行の浸透が遅い原因とは
▶︎「家事の価値化」と無償労働の歴史
▶︎将来的に「家事代行」は無くなった方が良い

note 「家事代行に恋して」より

ではでは、早速本題へ移ります(・∀・)


今の日本に家事代行が必要だと思う一番の理由


それは多くの人の「頑張りすぎ」が第一の原因であると、私は考えています。

日本において、男女の家事分担がまだまだ女性に偏りがちな状況は変わりません。日本人女性の、いわゆる無償労働への従事時間は日本人男性の5.5倍と、世界でも群を抜いています。

男女差世界第2位の韓国でも、女性の無償労働時間は男性の4.4倍です。世界第3位のイタリアは2.3倍です。世界全体的に見ても、男性よりも女性の方がこうした“無償労働”に従事している事実には変わりはありません。

今の日本に生まれ育った私たちにとって、「家のことは母がやる」という認識はどうしても染み付いていますが、それにしても「家のことは母が(ほぼ全て)やる」この状況は、世界の中でも稀な状況であるということを、そもそも認識しておかなければなりません。

無償労働:家事や育児、介助や介護といった“給与”が発生しない労働のことを指す。一部ボランティアなども含まれる。
有償労働:paid work、つまり対価が発生する労働。

そしてまた忘れてはいけないのが、パートナーの存在です。日本人女性は確かに日本人男性よりも圧倒的に家事(無償労働)を行っておりますが、では日本人男性が働いていないのかというと、それは違います。

実は、日本人男性は世界で最も有償労働時間(paid work、つまり対価が発生する労働)が長いのです。

有償労働時間にかける時間は、日本人女性の1.7倍に当たります。つまり、単純に考えて、日本人男性にも時間がありません。

少し細かい話になりますが、厚生労働省の調査によると、
令和2年の時点でも、全体のうち5%の雇用従事者は週60時間以上(5日勤務だとしたら、1日12時間以上)労働しています。

中でも特に、20代後半〜30代をピークにその割合は上昇しています。
男女別に見ても、女性の就労60時間以上の雇用対象者は全体のうち2%〜3%であるのに対し、男性は7%〜10%前後の人が週60時間就労していることが確認されています。(「厚生労働省 労働時間等関係資料集」より)

つまり、「日本では女性ばかりが労働に時間を費やし働いている」のではなく、

「日本では男女それぞれ世界でも群を抜いて労働しており、
個人に使える時間が圧倒的に少ない」

これが正しい認識なのです。


そもそも問題視すべきは、家事の男女差別ではなく、今の日本が私たち国民に「長時間働かなくてはならない状況や仕組みを作っている」ところにあるのかもしれません。

私たちは、単純に働きすぎであり、頑張り過ぎなのです。(続く)


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