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映画🎞『雨』/ サマセット・モーム原作


『雨』


1932年、アメリカ映画
監督:ルイス・マイルストン
ジョーン・クロフォード主演
ウィリアム・サマセット・モームの小説『(雨)』が原作。
舞台化の映画化です。


日本版dvdのジャケットはこちら


原作は未読です。
雨ばかり降るなぁ、大好きなキュウリ🥒も品薄。大好きなカブも品薄。大好きな野菜が高い。と傘を持ってはいたものの雨の中へ飛び出していく気は起こらず、駅の出口からぼーっと雨を眺めている時に、雨にちなんだ映画が無いかなーと検索し発見。


サマセット・モーム原作!!!

これは飛び付いちゃいます。


私はAmazonプライムの字幕付きを観ました。
YouTubeにもありますが、字幕は設定すると観れるのか?わかりません。

これは原作を読みたいですねー。

え!?!えーーー!!??そうなのー!?!?
と言う展開はやはり、モームの言葉で読みたいですね。
映画の良さもありますが、きっと言葉巧みなモームの文章を読んでこそ引き立つ場面なのかな?と思うところもあります。ですが濡れ場なくして女のしたたかさを描けているのはジョーン・クロフォード在ってこそで、映画としての面白さは十分に出ています。


「Jap Jap Jap 」と言う日本差別の台詞についてのレビューを拝見しましたが、その他にも私の耳に間違いがなければ「さよなら」と日本語で冷笑する場面もあり(聞き取れないだけでまだありそうです)、これはなかなか今の時代に日本で文芸作品として取り上げ、その部分を時代として観客に了承を得るにも難しいかもしれませんね。映画館で取り上げるとモームファン、読書家は観に行くのでは?とも思うのですが。

また、モームの原作の中にある決定的なひと言だと思われる(原作未読)「男なんてブタよ!」と主人公がぼそりと、しかし明瞭に吐き捨てる場面では、字幕が無かったのです。
なるほどなるほど〜更なる問題がうかがい知れます。
その部分を別としてか、あるいは含めてか、隠れた名作ではあります。


雨とドラム、音楽で人間の抑えられない欲望、宗教、差別、女性への嫌悪とも取れる描写。
モームの名作と呼ばれる短篇「雨」。
孤独な幼少期を過ごし、ロシア革命時はスパイでもあり、同性愛者として生きたモームの中から何が湧き出たのか、観ておいて損はないかもです。


日本版のdvdでは、淀川長治さんの解説映像付きです。
その当時、どの様に話されているか気になるところですね。


前回投稿しました「雨」繋がりの記事もよろしければお読み下さい☔️☺️

モームのお薦め本📚もよろしければ参考にどうぞ。
やっぱり、モームの作品を一冊は読み、面白さを知ってから映画を観る事をおすすめします。


#映画レビュー #雨 #サマセットモーム #小説家

🔫声、発声、機能を考える
ボイス・ボーカルレッスン/東京都 
音楽療法(医療行為は行わない)の観点からオーラルフレイル、口腔機能、老化防止を意識した呼吸法、発声のレッスンも行います。

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