ちーかまん

artist/作詞家/ラジオパーソナリティ このnoteでは今まであった出来事を 綴…

ちーかまん

artist/作詞家/ラジオパーソナリティ このnoteでは今まであった出来事を 綴ってますのでマニアな方のみご覧ください。

記事一覧

まこと君。

倒れていた男の子は向かいの棟に住んでいる 16歳の「誠くん」と言う子だった。 どういう経緯で仲良くなったのか もう覚えてすらないが、とにかく面白いお兄ちゃんだった。…

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ちーかまん
7か月前
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初めて覚えた電話番号

「なんかあったらここに電話しいや」 交際相手が経営する居酒屋の仕事に 行く支度をしながら母がチラシの裏に マジックで書いた 携帯電話の番号を渡された。

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ちーかまん
7か月前
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連れ子。

3年生に上がる頃、北野田へ引っ越した。

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ちーかまん
8か月前
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団地の鍵っ子。

入学してから次の日くらいには ランドセルに紺色の紐で自宅の鍵を結んでもらい 「帰ってきたらこれで開けるんやで」と母から言われた。 自宅から小学校は徒歩20分くらい …

ちーかまん
8か月前
10

泣き喚く。

離婚の理由は知らないが 後に15歳の頃、母から聞かされた 「あのままやとあんた殺されてたで」と言う言葉で きっと虐待されていたのだろうと気づいた。

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ちーかまん
8か月前
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平成二年十月十九日。

僕が生まれた生年月日だ。 ちなみに産まれた病院すら知らない。

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ちーかまん
8か月前
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「ちーかまん」の作り方。

「ちーかまんって言います!よろしくお願いします!」 僕が色んな関係者に挨拶するときに使う台詞である。 「なんでちーかまんなの?」これは 必ずと言っていいほど理由…

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【歌詞】おとん

おとん 元気してん?調子どうなん実際 伝えたいことあるから聞いてやいっぱい あんたの息子は胸張って歌うたい 連絡とれやんかわりにちゃんと心から歌いたい おかんと俺…

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ボールペン。

Oからの助言もあり、形にすることにした。 すごく心が楽になったというか 荷が降りたというか。 症状が治ったわけでもないが しっかりと目を背けず 向き合うことが出来た…

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向かい合わせ。

パニック障害と診断された僕は 生活がガラッと変わってしまった。 務めていた仕事場を辞め 家に居る日々が続いた。 夜寝るときは電気を消して寝れなくて 怖さを紛らわすた…

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「典型的なパニック障害ですね。」

メンタルクリニックのお医者さんが僕に言いました。 「え?」と言うより「やっぱりか」って感じだった。 23歳の夏。当時働いていた工場では 夜勤、日勤と週ごとで働いて…

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まこと君。

まこと君。

倒れていた男の子は向かいの棟に住んでいる
16歳の「誠くん」と言う子だった。

どういう経緯で仲良くなったのか
もう覚えてすらないが、とにかく面白いお兄ちゃんだった。

普段から悪さをして、主に窃盗をしていたようだった。
その素行の悪さから先輩に目をつけられ
団地の前でリンチをされたらしい。

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初めて覚えた電話番号

初めて覚えた電話番号

「なんかあったらここに電話しいや」

交際相手が経営する居酒屋の仕事に
行く支度をしながら母がチラシの裏に
マジックで書いた
携帯電話の番号を渡された。

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団地の鍵っ子。

団地の鍵っ子。

入学してから次の日くらいには
ランドセルに紺色の紐で自宅の鍵を結んでもらい
「帰ってきたらこれで開けるんやで」と母から言われた。

自宅から小学校は徒歩20分くらい
まぁまぁ離れている。

それでもワクワクが勝ってしまうくらい
毎日が新しい事だらけで楽しかった。
初めての筆箱、初めての授業
初めての友達、初めての登下校。

何より大好きな場所があった。
それは学童クラブだ。

その小学校では体育館

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泣き喚く。

泣き喚く。

離婚の理由は知らないが
後に15歳の頃、母から聞かされた
「あのままやとあんた殺されてたで」と言う言葉で
きっと虐待されていたのだろうと気づいた。

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平成二年十月十九日。

平成二年十月十九日。

僕が生まれた生年月日だ。

ちなみに産まれた病院すら知らない。

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「ちーかまん」の作り方。

「ちーかまん」の作り方。

「ちーかまんって言います!よろしくお願いします!」

僕が色んな関係者に挨拶するときに使う台詞である。

「なんでちーかまんなの?」これは
必ずと言っていいほど理由を聞かれるので
この辺で説明しておきます。

17歳の冬に同級生の紹介で
地元拠点にしてsoundをしてる
アッチ君という人に出会った。
年齢は忘れてしまったが30代後半の大男だった。
当時の僕からすれば遥かに年上で
レゲエに関する色々

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【歌詞】おとん

【歌詞】おとん

おとん 元気してん?調子どうなん実際
伝えたいことあるから聞いてやいっぱい
あんたの息子は胸張って歌うたい
連絡とれやんかわりにちゃんと心から歌いたい

おかんと俺らを置いてどこいったんよ?
最後 いつ会った?遊園地?海沿い?
笑ってる写真見て幸せなアホヅラ
きっと家族って奴は暖かい

「最低な男やったわ」っていつも
酔っぱらったおかんが俺にぶつけてくる言葉
「笑った顔があの男そっくり」って
嬉し

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ボールペン。

ボールペン。

Oからの助言もあり、形にすることにした。

すごく心が楽になったというか
荷が降りたというか。
症状が治ったわけでもないが
しっかりと目を背けず
向き合うことが出来た。
つくづく音楽があって良かった。
自分にはマイクがあって良かった。
もしなければ絶望したまま
視野が狭くなり間違った選択を
選んでしまっていただろう。

書き終えたその「歌」を
「ただただ…」という題名をつけた。

時は流れ今。

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向かい合わせ。

向かい合わせ。

パニック障害と診断された僕は
生活がガラッと変わってしまった。
務めていた仕事場を辞め
家に居る日々が続いた。

夜寝るときは電気を消して寝れなくて
怖さを紛らわすために携帯で
ラジオを流しながらじゃないと
寝れないようになってしまった。
誰かが喋っていると一人でいるような
感覚ではなくなるから当時の僕は本当に
救われたのだ。

電車も乗れない。
エレベーターも乗れない。
美容院も行けない。
彼女

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「典型的なパニック障害ですね。」

「典型的なパニック障害ですね。」

メンタルクリニックのお医者さんが僕に言いました。

「え?」と言うより「やっぱりか」って感じだった。

23歳の夏。当時働いていた工場では
夜勤、日勤と週ごとで働いていた。
ある日の夜勤明けに寝ようとベッドに入ると
突然、激しい動悸と息苦しさに襲われ
すぐに立ち上がってしまった。

「なんやこれ」とテンパりながら
落ち着かせようと部屋の中を
ぐるぐると歩きまわった。
当時実家だった為、異変に気付い

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