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僕は大体、居心地が悪い。


日常の中で、少しでも「他者と関わる」というクエストが発生したとき
僕は大体、居心地が悪い。
気持ち悪いとか、具合悪いとか、そうゆうのじゃなくて
居心地が、悪い。


HSPだからってのもあるだろう。
これでもかというぐらい、他人の目や言動を気にしてしまう。それが自分に向けられたものでなくても、だ。

カフェなどのお店の場合、違うテーブルで会話しているカップルや家族の【なにやら不穏で不機嫌な空気感】なんて察知したが最後。
ずっとそっちが気になってしまって、その店を出るか、もしくはそのグループ(お客さん、または店員さん)がいなくなるまで居心地が悪い状態が続く。
ケーキやコーヒーの味なんてじっくり味わえたもんじゃない。


一対一での対話をしているとき
相手の細かい言動が気になったときは、あまり会話に集中できない。集中しているように見せかけることは得意だ。でも、ずーっと居心地が悪い。なんだか心が落ち着かない。


連絡を取る、という作業も、送受信どちらの立場だろうととても居心地が悪い。
受信したらしたで、返すまでの文章や心遣いを配慮して、もう居心地が悪い。
送ったら送ったで返事を待つ。
その時間に限っては居心地が良い試しがない。
既読、通知、返信の内容。
相手が誰であろうとリラックスして待つことがあまりできない。そして関係が遠ければ遠い人であるほど、「連絡をとっている」という状況が全部芝居みたいで居心地が悪い。


緊急事態宣言が解除され、街中に人が溢れるようになった。人々を観察する。みんな、規制されていなかった日常と違い、今は芝居がかっているなと思う。
全員が嘘をついているような感覚を覚える。
この違和感は一体どこからやってくるのだろう。


今日も仕事にいくために電車に乗る。
同じ車両に乗り合わせた人。それぞれにドラマがあるはず。そのドラマが、どうか作り物でありませんようにと祈る。



僕が居心地の悪さを感じない時間は
私といるときだけかもしれない。
これからも、きっと。



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