受験生の考えごと。

日記であったり考えていることだったりを書いて、それこそノートのように使います。

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記事一覧

アコーディオンのおじいさん

もうずっと前、たぶん私が小学生一年生の時から家の近くの公園にはアコーディオンを弾いているおじいさんがいて、下校する時間に東屋の下で愉快にアコーディオンを鳴らして…

いつかわたしは

わたしの好きなこと 詩を詠むこと 本を読むこと ものを書くこと 絵を描くこと 美術作品を作ること 楽器を演奏すること 音楽を聴くこと 歌うこと 美容に手をかける…

リバース・イン・ワンダーランド、そしてひきフェスの感想

ひきフェス映画館上映の帰りにそらるさんとYASUHIROさんのコラボアルバム、『リバース・イン・ワンダーランド』を買った。 「玲瓏流星群」を円盤で聴きたくて買ったけれどテ…

音楽は不要不急だなんて

最後の大会が終われば吹奏楽部も引退。 中学校に入学したときは吹部に入る気なんて少しも無かったのに気付いたらコンマス席を貰ってたし副部長なんてやっちゃって、ああ、…

上昇抵抗

鬱に沈むのがどれだけ楽か 考えて考えて考え果てた先で重力に沿って落ちればいい 鬱から抜け出すのがどれほど難しいか 生きようと思ったら落ちた分だけ上がらなきゃいけな…

クリームソーダとパンケーキ

クリームソーダとパンケーキ 朝から天使のパンケーキを作った。 パンケーキが口の中で溶けてクリームソーダは喉でぱちぱちと弾ける 炭酸が喉を焼く感覚が好きだった。 …

五月病

頬に触れる風の冷たさに目が覚めた。 曇っていたはずの空が青くなっている。 夕方五時、まだ明るい。 夏至までは一月半ほどあるちょうどいい季節。 スマホで音楽を流しな…

4.29

『自分は生き物を食して生きるだけの価値があるか?』 11年間命の重さを無視して生きていた代償だったのかもしれない。 何かを食べて生きている、ということを11にな…

アコーディオンのおじいさん

アコーディオンのおじいさん

もうずっと前、たぶん私が小学生一年生の時から家の近くの公園にはアコーディオンを弾いているおじいさんがいて、下校する時間に東屋の下で愉快にアコーディオンを鳴らしていた。

なかなか姿の見えない日々が続くと子供ながらに通学班で心配したり演奏している姿が見えると喜んだり。
名前も知らない『アコーディオンのおじいさん』は小学生の頃、生活の中にきっと居た。

そんな『アコーディオンのおじいさん』が鳴らす愉快

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いつかわたしは

いつかわたしは

わたしの好きなこと

詩を詠むこと

本を読むこと

ものを書くこと

絵を描くこと

美術作品を作ること

楽器を演奏すること

音楽を聴くこと

歌うこと

美容に手をかけること

掃除をすること

哲学を学ぶこと

配信を聴くこと

勉強をすること

言語を学ぶこと

寝ること

美味しいものを食べること

美味しいお茶を飲むこと

ひとりでいること

ああ、こんなに好きなことがあるのに、い

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リバース・イン・ワンダーランド、そしてひきフェスの感想

ひきフェス映画館上映の帰りにそらるさんとYASUHIROさんのコラボアルバム、『リバース・イン・ワンダーランド』を買った。
「玲瓏流星群」を円盤で聴きたくて買ったけれどテーマは同じでも全く違う色の曲が入った、まさに"童話集"な一枚で良い。

星の銀貨をテーマにした曲、玲瓏流星群は旋律の流れや音作りの壮大さ、そしてその歌詞のどれもが素敵。
星の銀貨にでてくる女の子より少し弱気な部分や苦しむ気持ちや葛

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音楽は不要不急だなんて

最後の大会が終われば吹奏楽部も引退。
中学校に入学したときは吹部に入る気なんて少しも無かったのに気付いたらコンマス席を貰ってたし副部長なんてやっちゃって、ああ、遠すぎる先輩の影に追いつかないままで私の吹奏楽部人生は終わってしまう。

メンバーに恵まれた、顧問に恵まれた。

合奏が好きだった。

二年生の頃はクラリネット2ndで一列目のド真ん中が私の席だった。
合奏の、音楽の、ド真ん中。

音楽のド

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上昇抵抗

上昇抵抗

鬱に沈むのがどれだけ楽か
考えて考えて考え果てた先で重力に沿って落ちればいい

鬱から抜け出すのがどれほど難しいか
生きようと思ったら落ちた分だけ上がらなきゃいけない
落ちた先の景色は記憶に残る

鬱の残した遺産、過去の産物

まだ残ってる

劣等感を越えた先で出逢った希死念慮が、ふとした瞬間に脳のほんの隙間に入ってくる

鬱になるには考えることを知らなくちゃ

生きるには忘れることと割り切ること

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クリームソーダとパンケーキ

クリームソーダとパンケーキ

クリームソーダとパンケーキ

朝から天使のパンケーキを作った。

パンケーキが口の中で溶けてクリームソーダは喉でぱちぱちと弾ける

炭酸が喉を焼く感覚が好きだった。

あまいあまいバニラアイスと少し苦い炭酸水にぶくぶく沈んでいった。

幸せの形について考える。

たとえばクリームソーダ

冷たくて透明で甘い

たとえばパンケーキ

ふわふわで温かい甘さ

幸せはその甘さでしゅわしゅわと喉を焼いてほ

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五月病

頬に触れる風の冷たさに目が覚めた。
曇っていたはずの空が青くなっている。

夕方五時、まだ明るい。
夏至までは一月半ほどあるちょうどいい季節。

スマホで音楽を流しながら髪を整え、歯を磨いた。

寝起きの肌は体の温かさに反して白くてそれが少しうれしい。

天使になりたかった。

聖書に書かれる天使ではなくて人畜無害でただふわふわ浮いているだけの天使。

天使の輪が浮かぶ髪と白くて柔い肌をもって、少

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4.29

『自分は生き物を食して生きるだけの価値があるか?』

11年間命の重さを無視して生きていた代償だったのかもしれない。

何かを食べて生きている、ということを11になってやっと認識した。

『生きる』ことについて考える。

食べること?眠ること?はたまた性行為だろうか?

一番は食べることだろうと思う。

食べなければ死ぬ、とてもシンプル。

幸い私は食べ物に恵まれて生きてきた。

空腹を覚えても食

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