日曜日、実家で夜ご飯を食べたときのこと。
満腹になり、ぐでんと床に寝そべっていると、ふと目に入った「タイムカプセル」
私と妹が、幼稚園で卒園記念に作ったもの。
本当は成人式の時に開けるものだったが、
「いつか開けよう」「また妹が帰省してきたら一緒に開けよう」と言っている間に、10年近くオーバーしてしまったのだ。のんびりにも程がある。
完全に「棚の置き物」と化していため、最近では触れられることさえなかった。
ぐでんと寝そべり、同じ視線で見ていた妹が「そろそろアレ開けてみない?」と。
「え、開けよ。」と、のっそり立ち上がる私。
多分今を逃したら、きっと何年も先になる。中身が気にはなっていたし。
卒園時は6歳。現在29歳の私。
本当は20歳になったら開けるはずが、23年も眠っていた。
今では手に入らない、何かレアなものが入っていたりして。
ワクワクしながら、猫のような形の紙粘土をバリバリと剥がしていった。
その他にも、マスコットや友達からの手紙、自分の写真、その頃のニュース(先生の手書き!)などが入っていた。
期待していたレアなものは何一つ出てこなかったけれど、忘れられない時間になった。
6歳の私も、周りから沢山愛をもらって、
6歳なりに愛するものも沢山あったんだな。
忘れてしまっていることもあるけど、全部今の私をつくってくれている大切なもの。
タイムカプセルっていいな。
今からまたつくろうか。今なら何を入れるだろう。
開けるのがまた23年後なら・・・52歳。
全く想像がつかなくてゾッとする。
お母さんの手紙は、
「14年後もとても楽しみだけど、これからの14年間、そしてそれ以降もとても楽しみです。」
という言葉で締めくくられてた。
何が変わっていて、何が変わっていないのか。
知りたい気もするけど、今は知らなくていいや。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
相変わらず亀の歩みではありますが、ノコノコと歩き続けます🐢