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⭐️❶男性って【迫害】されてるんですか⁉️(改題•加筆11/25AM)

※ヘッダー画像は本紙部分

朝日新聞 夕刊
11/20 (月)社会面
Think Gendnr ジェンダーを考える
国際男性デー らしさって
「男性危機」政策が必要

語り手:京都産業大 伊藤公雄教授(1951年生まれ。京都大•大阪大名誉教授。専門はジェンダー社会学。「男性学入門」など著書多数

聞き手:島崎周記者
※語り手プロフは本紙より


11/25(土)は待ちに待った佐渡裕マエストロのレッスン
さっさと場所と時間を確認して、行き方を調べなくてはと思っていたのに、ついつい書き始めてしまった
だってこんな作品を読んでしまったんだもの

ももまろ様⤵️

髙橋征志様⤵️


11月19日は「国際男性デー」だったってご存知?
私は紙面で初めて知った
「子ども」や「女性」が話題になることは多いけれど、そういえば「男性」が話題になることって余りなかったような気がする
何故か?
それは男性こそが「マジョリティー」という見方が一般的だから


 「迫害されている」。女性の社会進出が進み、性的少数者への理解も広がるなか、男性性にこだわりがある人たちには、そんな気持ちが広がっているように見えます。(中略)
「男社会」のルールが崩れ、古い男性性が揺らぐことで剥奪感を覚える。「男性危機」の時代ともいえます。その剥奪感を埋めようと暴力に訴える。

伊藤公雄氏談


はぁ?何言ってるの?と思った男性は少ないかも知れない
現にnoteの中でも「女性ばかり優遇されて男性差別だ
‼︎」という主張を見ることがある
例えば、レディースデー、レディースランチ、レディースセット、レディースプラン、レディースホテル、レディース割……
果たして男性は本当に損なのかな?


同一労働でも賃金や昇進•昇格に差がついたり、そもそも女性にはポストが用意されていない時代が長く続いた
妊娠•出産でキャリアが途切れるのは女性だけ
漸く家事や育児に男性が関わる風潮が育ちつつあるけれど、それとて「お手伝い」の域を出ない男性がどれだけいることだろう
子ども連れのパパは賞賛されるけれど、ママは「やって当たり前」のまま

(前略)「トキシック•マスキュリニティ」という言葉があります。(中略)私は「自他に有害な男らしさへの過剰なこだわり」といいます。(中略)
多様性を認め合おうという流れが広がっていますが、男性たちの一部は流れについていけていない。

伊藤公雄氏談



ついていけていない男性は「男である」という「げた」がなくなるという「危機」に自覚的になる必要があるという。
国連やEUでは「ジェンダー平等の為には男性に対する働きかけが必要」という考え方
翻って日本でジェンダー問題といえば「女性の社会参画拡大」がメイン
社会に出ろ
‼︎働け‼︎輝け‼︎
そう言われても土壌ができていないことに殆どの男性は気づいていない
それどころか「女性ばっかり」「男性差別」とさえ思っている


(前略)介護や育児、自分や他人の生命や身体への配慮に基づいた行動が、多くの男性には欠けているといわれます。ケアを女性にら任せてきたためです。
 ケアを受けるのは当たり前だと思っている一方、他人に対するケアをしたことがない。だから上から目線で支配したり攻撃したりする。(中略)ケアを受け入れ感謝する力もない。ケアに関わる教育が必要です。

伊藤公雄氏談


仰ることはよく理解できるし、性別に関わらず家事も育児も介護もすれば良い
どれも生きる為の「生活力」だと思うから
では、女性はケアをする為の教育を受けてきたの?
否、「ケアは女性に向いている」という根拠のない理由で押し付けられてきただけではないの?
苦手でも嫌いでも問答無用でね


11月19日は「国際男性デー」です。女性をはじめマイノリティーからは見えても、マジョリティーの男性には見えてこない問題が数々ある。(中略)男性がマジョリティー性に目を向け、自覚する。そのことが今、大切なのではないでしょうか。

伊藤公雄氏談


結婚生活や仕事でも感じていた、男性なら当たり前かのような「オールドボーイズネットワーク(※1)」や「マンスプレイニング(※2)」
今「男性差別が広まっている」と感じている男性がいるとすれば、「自分はマジョリティの側である」「知らないうちに優遇されていたのだ」と自覚しないと取り残されてしまう
これは女性を優遇することではなく、ジェンダー平等を目指すことにつながるのだと思う。

(1)伝統的に男性の多い企業・団体などにみられる、役職をもつ男性のみで構成された排他的な人間関係。暗黙の了解や非公式な集まりによって重要事項の決定が行われ、それ以外の人、特に女性の意見が反映されにくい。オールドボーイズクラブ。
(2)男性が女性に対して、尋ねられてもいない事柄について偉そうな態度でアドバイスや解説をすること。man(男)とexplain(説明・解説する)をかけ合わせてつくられた造語。2008年に、米国の作家レベッカ・ソルニットが新聞のコラムで、自身の著書について彼女が著者だと知らない初対面の男性から一方的に解説をされた経験とともにこの言葉を提唱し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で広まったとされる。この言葉の根底には、女性を無知な者として見下す男性の根強い意識があるとして、政治やビジネスの場面でも問題行動としてとりあげられることが多い。



身体の構造上、性の区別は必要だけど性差別は要らないと思ってる
脳みそに明治時代のマッチョな家制度が染み込んでいる政治屋さん達がだだを捏ねていては、夫婦別姓すらスムーズに行かないね
「夫婦は別姓にしなさい」ではないんだよ
「別姓を選びたい人は選んでも良いですよ」だよ?
勿論、同姓も選べるんだよ?
一体何が障壁なんだろうね……


お花屋さんのポインセチア
クリスマス用にラメでおめかし


国際男性デー 6つの柱

①正の男性のロールモデルを促進すること。映画スターやスポーツ選手のような男性だけでなく、正しくまじめに生活している男性も含まれる
②社会、コミュニティ、家族、結婚、育児、および環境への男性の積極的な貢献を祝うこと
③男性の健康と社会的、感情的、物理的および精神的な幸福に焦点を当てること
④社会サービス、社会的態度や期待、および法律の分野で男性に対する差別を明らかにすること
⑤ジェンダー関係を改善し、男女平等を推進すること
⑥人々が安全で、潜在的な可能性を最大限に引き出して成長することができる世界を作成すること


※ 伊藤公雄氏の「マイノリティー」の中には「LGBTQ」が含まれていると思われます
紙面を基づいて書いたので「LGBTQ」という直接的な表記がないことをご了承ください


伊藤公雄氏著書
⤵️



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