尾道しまなみつまみ食い 寄り道して鞆の浦
ー広島を食べつくした日ー
瀬戸内海旅行シリーズ第5話。
(第4話はこちら)
この日は広島市内にあるホテルを朝早くに出てレンタカーを借りて、尾道まで行って、尾道をちょっと観光して、しまなみ海道に入り、しまなみの6個ある島のうち4個目の島「大三島」に泊まるプラン。
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朝は、ホテルの部屋で昨日のうちに買っておいた「広島アンデルセン」のパンを食べる。
このお店、ガイドブックにも必ず載っていたし、パン百名店にも選ばれていたから、ご当地ベーカリーなのかと思っていたら、なんと都内にもたくさんあるチェーンのアンデルセンの1号店だった。
↓これを読んだら「アンデルセンすごっ」となる。
「リトルマーメイド」も、九州に旅行に行くと必ずと言っていいほどお世話になる駅中のパン屋の「トランドール」も、アンデルセングループだったんだ。
チェーンのパン屋さんらしからぬ荘厳な内装の店内。
夜7時くらいに行ったのに、おいしそうなパンがまだまだずらりと並んでいて、仕事帰りっぽい女性たちがたくさんいて、広島の夜の長さを感じさせた。
ここの自慢はデニッシュだったらしいけど、そんなことを知らない私は好物のクリームパンとミルクフランスをチョイス。
クリームパンは、今どきの端までカスタードが詰まっているようなタイプじゃなくて、クリームが少なめ?(というか普通というか)で、朝に優しい。
ミルクフランスは、ミルクが半透明でパンはむぎゅっとして、期待を裏切らないおいしさだった。
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パンを食べたら足早に出発。
車に乗って、本日の最初の目的地、「鞆の浦」へ。
AKBファンなら必ず知っているここは、岩佐美咲の演歌シングル2作目の「鞆の浦慕情」の地。
と言っても聴いたこともなかったし歌詞も知らなかったが、せっかくなので寄ってみた。
「対向車、どうか来ないで!」と祈り続けること10分、(けどその祈りも届かず、めっちゃ来る、)みたいな細い道を抜けた先にあった景色。
そこには穏やかで透き通った海と、古き良き街並みが広がっていた。
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一通り散策して、お昼どきになったので、尾道に冬季限定でオープンする「かき小屋」へ。
このお店は牡蠣食べ放題もやっていて、お客さんの半分くらいはそれだったが、私たちは2人で牡蠣メニュー単品をいくつか頼んでシェア。
焼き台のあるテーブルに座る。
牡蠣めし
炊き込みごはんってだけでおいしいのに、牡蠣のうま味よ。牡蠣ごろごろ。
カキフライ
サクサクあつあつタルタルたっぷりカキフライ。
自分で焼く焼き牡蠣
慎重派なのでよく焼いて、醤油をたらす。
ジュージューと音を立てる香ばしい醤油。
シンプルにおいしい。
「貝って食べるところは小さいのに殻が大げさなくらい大きくて、無駄じゃない?」ってよく思うんだけど、それは貝を食べる側の意見でしかなくて、貝にはそんなことは知ったこっちゃなくて、そこには貝なりの理由があるんだろうなって、食べるたびに反省する。
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午後は尾道の小高い山の上にある「千光寺」へ。
瀬戸内海を一望。対岸に見えるのは、しまなみ1個目の島「向島」
駐車場のおじいさんに瀬戸田産の甘いみかんをたくさんもらって尾道を後にする。
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高速に乗って、いよいよ今回の旅のメイン、しまなみドライブがスタートする。
今回の旅のおともには、私と連れの大好きな韓国ドラマのOSTをエンドレスで。これまた最高。
最初に降りたのは「因島」、お目当てはおやつの「はっさく屋」のはっさく大福。
これを食べるのは3度目なのだが、相変わらずおいしい。
フルーツ大福が一時期流行ったのも頷ける。
やわもちの大福に、甘い白あんに、みずみずしくて甘酸っぱいはっさくのコラボレーション。
この組み合わせってフルーツ大福にしかない気がする。
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この日は豪華な夜ごはんが控えていたので、足早に2つ目のおやつを食べに行く。
(食べないという選択肢はなかった。)
続いて降りたのは「生口島」のジェラート屋さん「ドルチェ」
店内には、元AKBで少しだけNMBでも活動していた市川美織が観光大使?を務めるポスターが貼ってあった。
それを見た若い男性のお客さんが「あ、NMBのみおりんだ」と言っているのが聞こえた。そうか、さすが関西。
たくさん種類のあるジェラートの中から、「瀬戸田のレモンミルク」と「尾道のイチジク」のダブルをチョイス。気分はコーン。
冬だというのに海辺の日向のベンチに座ってジェラートを食べた。
地球温暖化は心配だけど、目先のことだけを考えたら暖冬LOVE。
イチジク味はよく味わったらイチジクの味がした。レモンミルクはシャーベットよりも優しい冷たさでおいしかった。
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しまなみ海道は3回目で、今までは2回ともサイクリングだったのだが、今回初めて車で通って、その快適さに感動した。
(というのも、しまなみサイクリングはその名前の軽やかさに反してとても過酷。)
でも達成感みたいなものや、自転車を漕いだ後ならではの空腹においしいものが沁みる経験や、自転車のスピードでしか見れない景色は確実にあって、少し寂しくもなった。
なんて言っても、また来る機会があれば、次もその次もきっとドライブにするだろう。しまなみサイクリングは若さと無謀さがあるうちしかできない。
そうして生口島にも別れを告げ、いよいよ本日の宿がある大三島へ向かう。
次回は大三島の宿の夜ごはん編!
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