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ちゃ・ない 95年生まれ ☆ 短歌と雑記 自主制作で歌集『nowplaying • t…

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ちゃ・ない 95年生まれ ☆ 短歌と雑記 自主制作で歌集『nowplaying • town』『星と藁』。BASEで通販中です。 IG : https://www.instagram.com/chanitowork

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    プチWORK。日記だったり頭の中だったり短歌があったりなかったりする。無料記事です。

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    毎月20日くらいに配信する短歌とエッセイのネトプリ、の、note版。有料記事です。

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【歌集】nowplaying•town

 昨年から作っていた歌集が刷り上がりました。もうできるわと言い始めて一年近く。お知らせに添えて、あとがきに書ききれなかったことをちょっと話させていただきたいと思います。 《 nowplaying • town 》2021 新書版 / 104ページ / 約70首と詩1篇 ¥1,200 - - - - - - - - - - - - - 気が付いたら高速道路を走っていた。 歓楽街は海の底。ドローンが飛んだ。 車窓を横切るすべてに追いつけなくて、きっと曖昧に忘れていくんだ。 それ

    • 10.5 thu 空気に鍋の香

       涼しくて嬉しい。朝晩は寒いと言っていいほど気温が下がり、なんだかそれにワクワクした。冬は寒いし嫌いだったはずが、好きになってきてるのかも。  冷えた空気の中で息をすると、大学時代の学園祭を思い出した。友人とコタツで鍋を囲んだアパートを思い出した。暖をとって出汁をすすり、ビールのプルタブを引く時の音。感傷的になるわけではなく、ただ心地いい思い出を味わっていたファミマの前、今日の午後8時のことである。  思い出も私情もバカにできないなー。かつてコタツを囲んだ友人は、今も顔を合わ

      • 9.18 mon すべからく毒だよ

        思想はある種毒なのかもしれない。 人と経済と関わりながら生きていく中で、安全で楽な手段は悟りだと思う。訪れるあらゆるものに心を動かしていれば身が持たない。必ずしもそうではないが、すべてに考えすぎていれば容量オーバーになりやすいだろう。  思想はある種毒である?否。それは毒を盛りすぎた場合の話だ。何事も距離感である。目の前で人が泣いている。怒っている。そういうことは自分ごとと捉えてしまうとすべて毒になってしまう。思想を毒かもと感じるのであれば、それは思想の先にある具体例

        • 8.24 thu 生きる時いつも誰かいる

          よく知らなかった人と仲良くなったり、よく知らなかった人と平行線だったり、長く付き合っている人とまた話したり、そういうふうに過ごしています。楽しいかが賭けの食事に、月2回以上行くと体調に関わることが分かった。人の広がりは果てしなく、そしてどん詰まりでもある。だから様々な距離感があるんだな。仲良くしてくれる友達を大事にしていたい。それに尽きると思った。 仕事の都合(?)で、名前と顔をネットに晒して生きている。ひょんなことで色んな方に見ていただく機会が増え、仕事のInstag

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        【歌集】nowplaying•town

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          7.20 thu 点と線

           何を考えて生きているだろう。定型という暴力性について考えている気もするし、愛する気持ちとは何だろうとか思ってる気もする。今日何を食べるかしか考えていないかもしれないし、それはもう日による。しかしだ。通年というか、通底して思うことは何か。生きていて何を強く噛み締めるだろう。  好きな人たちが好きだという事実。私はその宇宙のなかにいるという幸福感。生活とファンタジーのバランス。たくさんある。トイレットペーパーの予備を用意できているだろうか。お金はまだあるだろうか。様々な"いつ

          7.20 thu 点と線

          7.1 sat 心が動くのはどうやって見えるのよ

          人と車の中で過ごしたり、駐車場でダラダラ喋ったり、散歩したり、そういう時にとにかく心が動くことが多い。夜、同じ風景を見ながら話すことはとても大切かもしれない。何らかのアクティビティを介さずに話すその時間が、猛烈に人といる空気を感じられるのかもしれない。 何かが伝わったような瞬間がある。「分かるよ」と言われたり、神妙な頷きがあったり、あれって何だろう。言葉と肉体があるだけなのになぜ分かり合えたと感じるのか。不思議である。その秘密が分からないから面白いなと思う。布団に入ると

          7.1 sat 心が動くのはどうやって見えるのよ

          6.22 thu 丁寧に日々をこさえること

           写真は言わずもがな、シャッターを切るまでが重要である。物を用意し、光をこしらえ、シャッターを押す動作は本当に一瞬指を動かすだけなのに、写真を撮ることはイコールシャッターを切ることとイメージされることが多い。まあシャッターを押したら画像が生成されること自体もはや写真なのかよって話なんだろうけど、まあ写真のはず。現代においてはさ。  であるはずなのに、スタジオでの撮影と違って(と言うと語弊があるけど)屋外での撮影は成り立ちやすい。自然光があるし、物は世界に既に鎮座している。散歩

          6.22 thu 丁寧に日々をこさえること

          6.16 アメーバは愛した時に人であり

          さまざまな人と関わる。お客さん。仕事を始めたての後輩。この道40年の女将さん。人に会えばそれだけの数自分の振る舞いが生まれて、面白いでもなく不思議だった。点は変容する。私がずっと担当しているお客さんと仲良くなったよと上司が言うので、私は別に仲良くないのに…とへこんだ。どんな自分でその人に接していたんだろうか。 考えすぎることなく、言い淀むことなく自身を誇っていたい。ならば自身とは何か。自分が「自分ですねえ」と認めているわれに他ならないわけで、やはり気の持ちようだなと思っ

          6.16 アメーバは愛した時に人であり

          6.12 mon 歌が好きだ

           歌は偉大だ。テンポに乗せて16分音符を刻むだけで多少爽快だし、歌えば最強。いや、最強はバンドで合わせた時だな。あれはほんとカラオケでしか歌ったことのない人に味わってほしい。バンドと歌う、動くことは本当にダンサブルで楽しいことだ。これをずっと続けたいたいと思う。  久しぶりの曲を聴く。それが人生の中での換気になる。好きな音楽がたくさんあるから味わえる感覚である。ありがたい。 思えば、私のライフは音楽と共に作られてきた。作られて、と言っても過言ではない。小学校低学年から歌い

          6.12 mon 歌が好きだ

          6.3 sat あなたの手が私を

           歯を食いしばるのはストレスを感じているからだそうだ。たしかに懸案事項が多い最近である。数日後には出張があるし、職場に新人さんも入った。思わぬところで抜けていることも多い。まあ楽しく暮らしている。  髪を切った。まつ毛エクステもした。毎回同じ人に頼んでいると「この人に私を作ってもらっているのだ」と感じる。私の髪はあのおじさんに全て任せているし、まつ毛はあのお姉さんに。そうやって人に作られたものなら「いいね」と言われて「ありがとう!」と気持ちよく言える気がするのであった。  

          6.3 sat あなたの手が私を

          散文 窓(7年前)

           少し長いものを書きたい。  とか思って、よく書いてた数年前の散文を引っ張り出してきました。7年前のものです。  長いものを書かなくなったのは、きっとそれだけ考えのまとまりが衰えてきたのだろう。それだけではないと思うけど、なんかそんな感じ。抽象的なそれなりの大きなまとまりを抱いていないと書けない。気がするわけでした。  生きているのだから考えることはたくさんある。深度や集中力を欠いたのか。まー考えてもあれですし、なんですか、書きたいです。

          散文 窓(7年前)

          5.20 sat 堕落を飛び越え

          煮えたぎり堕落していた生活から一区切りついた。気がする。コンロを新調したからかもしれないし、ストーブをしまったからかもしれない。ロフトではなく朝日の当たるリビングで寝るようになったからかも。まあなんでもいい。ここ数日はお風呂に入り、洗い物を済ませ、何か一つ功を成したことに満足して床に就いている。生活はそれで十分すぎるほど満ちている。だって私には家があるし、水が出るし、ガスも使える。スケールのでかい捉え方をすればそういうことだ。今だって水を飲んで、うまーいと思いながらこれを書

          5.20 sat 堕落を飛び越え

          5.18 Thu きっとあなたに見ていてほしい

           いいことがあった。悪いこともあったけど。色んな人からコメントをいただくとそりゃあ元気が出るもんで、今日はゴミを捨てまくったし家事も完璧にこなせた。爽快だ。こんな気持ちで毎日生きていたいと思う。  家事もお風呂も修練も、毎日していれば毎日爽快なのに(そうだろうか?)、ついつい疎かにしがちである。やり遂げた達成感と共に眠れ、目覚めもいいであろう。それでもなぜできないのか。きっとどんなことにもコメントがもらえれば活力になるだろう。自分しかその出来事を観測していないからやる気が削が

          5.18 Thu きっとあなたに見ていてほしい

          5.11 thu 夜の空に繰り出せばみんなが働く夜景が見える

          散々あてもなく車で走って、行き着いたコンビニでコーラを飲みながら話す。たとえばそういう瞬間が私の永遠となっていく。永遠とは、思い出すとうふっと笑ってしまうような瞬間。簡単に言えばいい思い出。一口にはそう言えるものの、そこにあなたたちとの歴史があるから愛おしく思える。友人らと焼肉をした。大学時代に一緒に作ったパーカーを「じゃーん」と見せられて、この人と同じ時を生きていたなと実感した。同じものを持ってるってベタだけどいいな。 ある出来事や人物をうまくモチーフ化できると、よっ

          5.11 thu 夜の空に繰り出せばみんなが働く夜景が見える

          4.30 sun 奇跡すべてに恋をしているとして

          人は巡り会い、うっすらとした矢印を持ち、お互いを自分の世界に少し招きあったりして生きている。出会いというのは種だ。それが芽になったりならなかったり、花が咲いたり。咲いた花もさまざまで、一年ごとに花を作るものや枯れて戻らないものや、なぜかずっとそこに咲き続けるものもある。不思議だし、ただそれだけなのだ。 出会いに感謝し始めればキリがない。それくらいたくさんの奇跡に恵まれてきたと思うし、今だってその最中だ。それらの奇跡は永遠ではなく、だからこそ奇跡めいていたのか。いや、奇跡

          4.30 sun 奇跡すべてに恋をしているとして

          4.22 sat 日記

          肌が荒れた。幸運なことに肌荒れを滅多に起こさない体質ゆえに、動揺する。化粧を落とさずに寝てしまったからだろうか。顔の右半分に吹き出物ができ、なかなか治らない。分かりやすいニキビとは違って粘り強いタイプなので、しっかり生活の不摂生の表れだろう。ここしばらく一品ものでない食事(米とおかず的な)を作っていなかったし、少しずつ立て直して行こう。お給料日やったしね。 そういえば家と職場のストーブを片付けなくてはならない。寒い日もあるのでなかなか踏み出せずにいたが、4月も終わりが

          4.22 sat 日記