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【キャリア】新卒内定者時代の迷いと決断を振り返る(就活生の皆さんへ)

大学4年生の秋頃、内定をもらった会社について、「本当に決断して良いのか?」と、悩んだ時のメモを振り返る。今まさに進路に悩む学生や社会人の方の参考になれば幸いです。
因みに、新卒入社を決めたのは、
国内外に多数の拠点や取引先を持つ、
大手素材メーカー。


まずは、会社の安定性について。
自動車や家電メーカーと違って、
素材メーカーは倒産の例が少ない。

この会社が潰れる時は日本の産業が潰れる時だと思うけれど、その前に自分自身が倒れるリスクは高い。

次に、社風について。就活の面談で出会った社員の熱さに惹かれた。
一方で、インターン先の外資系PR代理店の方が自由度は高く、悩んでしまう。

この機会に、過去から現在までの間に、社員と肩を並べて働いたことのある会社(アルバイト、インターン)の特徴を比較し頭の整理をしてみる。

①アルバイト先の外資ホテル

・外資系、本店は中国。
・女性社員が多い。上司は外国人。
・契約社員が多い、アルバイトは、
    主にフリーター。体育会系。

〈良いところ〉
・誰もが意見する雰囲気。フランク。
・互いを下の名前で呼び合う。
・陰口や婉曲よりも、直接怒鳴る。
・さばさばしていて、
    尊敬できる女性が多い。
・合理的。理不尽なことは少ない。

〈気になるところ〉
・些細なミスでも皆の前で、
    容赦なく罵倒される。緊張感。
・勤務時間は激長い。泊まり込も。
    立ち仕事で残業100時間レベル。
    体力勝負。腰痛リスク。
    過重労働で死にかけの人が多い。
    ギリギリの人数で回している。
・従業員の喫煙率が非常に高い。
・(業態上仕方ないが)
    服装や外見に厳しい、
    化粧が薄いことも注意される。

②インターン先のPR代理店(広報)

・外資系。本社はイギリス。
・仏・独・印、東南ア等に拠点あり。
・日本支社の規模は小さめ、
    社員数は30~40くらい。
・服装は個人の裁量。
    ジャケットがあれば良いそう。
    担当顧客の業界に合わせて柔軟に。
・女性社員が多数、さばさば系多い。
     数少ない男性もフランクな感じ。
・仕事とプライベートを分離、
    五連休取って旅行に行く人も。
・会社へのロイヤリティは高くない、
    熱いタイプの人はあまりない。
・広報のプロ集団、転職者が多い。

〈良いところ〉
・生き生きと忙しそうに働く人多い。
・勤務は終電逃すのは年に数回、     
 普段は朝7時~?遅くとも22時頃。
・昼休憩の時間は決まっておらず、     
    個人で外か自席で食べる、自由。
・お客様は、某アウトドアブランド、
    ソフトウェアアライアンスの会社、
    日本唯一の航空機メーカー、
    中東の航空会社、
    総合電機メーカー、某国の観光局、
    業務効率支援のIT企業、
    外資系自動車メーカー等
    多岐に渡る。
・お客様の広報担当として、
    様々なメディアと、
    仕事を共にし、人脈が広がる。
・社内で英語が飛び交う。
・フランクな組織、人間関係。
 支社長ですら「エリックさん」。
・オフィスも快適さが追求されてる。
    美味しいコーヒーを自由に飲める。

〈気になるところ〉
・自由だからこそ、
    人間関係は若干希薄?
 *THE体育会系の日本企業に比べて。
・大人で居心地の良い雰囲気だが、
    裏側は不明がない仕事に
・インターンでも割と自由に任される
 =曖昧な指示。
        裁量が大きいとも言えるが。
・給料は安そう?
・少し面倒な感じの上司がいて、
 たまに苛ついた声を出している。
・少人数のため、代えが効かない。
   出張前は激務。
・英語は話せるのが当然。
 レベルが低いと呆れられる?

③内定先の日系素材メーカー

・生産拠点は国内が中心、
    需要は海外の比率が年々増加。
 →ドメスティックかつ
        グローバルな会社。
・国内系か海外系か部署によっても
    雰囲気が異なる。
 体育会系。女性は少ない。

〈良いところ〉
・堅い会社で、縦社会かと思いきや、
 意外と社員同士はフランク。
・長時間を共にするからか、
    距離が近い。
・熱意と根性があり、
    尊敬できる人が多い。
・服装は金融機関と比べれば自由。
 女性はスーツの必要なし。

〈気になるところ〉
・昼食も部署のメンバー全員で
   社食で食べる、
 新入社員は寮に全員入る等、
   自由が少ない。

・・・って内定先の会社については、
働いていないのでまだわからない。
入社を決める前に、
アルバイトをさせてくれたら、
どんなに不安がなくなるか。
圧倒的に情報不足で比較も難しい。


以上、内定者時代に書き残したメモ。
最終的に、入社前に会った、
数十名の社員の話に惹かれ、
この人たちと仕事をしてみない人生はない、という感情が不安に勝ち、
そのまま4月に入社式を迎えた。

それから8年、働く仲間には恵まれ、
良い会社に入ったと思った。
しかし、歳を重ねて、結婚もして、
日本社会の現実と直面し、
働き方の壁にぶつかっている。

時間と体力、精神力、全てを捧げて、
組織に貢献し、居場所を得る働き方。
尊敬できる仲間が多く刺激的だが、
持続可能ではない。

内定者時代の選択が間違っていた
とは思わないが、
自分の価値を再構築して、
働き方を見直そうと思う。



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