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下諏訪の秘湯、毒沢鉱泉神乃湯に1泊

3月16、17日で訪問した久々の長野県🍃
主目的だったマツモト建築芸術祭は
16日の昼頃には鑑賞し終わってしまった😂

早く見終わるんは予想通りやけど
予定行程より2時間もまいた…
急いだわけではなく物足りなさもない
内容自体は大満足だった詳細については
別記事で書いてるので興味あれば…

この日の宿は松本を離れ
下諏訪町の温泉へ向かう予定
なので早めに向かうのもあり🤔

巨大な松本てまり

松本市内は観光地、見所が多いけど
訪問回数が多いので気になる場所は
過去に行ってしまってた🙌
逆に下諏訪には気になる場所がある♪
寄り道して温泉へ向かおう😆
そうと決まればひとまず松本駅へ…

歩いてた汗ばむなと思ったら
この日は20℃もありました💦

松本から下諏訪まで
電車に揺られることおよそ30分
心地よい揺れで寝そうになるが
終点が山梨と知り眠さを我慢🙄

宿へはバスで行く予定やったけど
本数が少なく時間の制約もあり
寄り道もできないので歩くことに♪


下諏訪駅から温泉へ歩く

いつも通りと言えばいつも通り
逆になぜバスの予定やったのか😂
って思うくらいいつも通りの流れ

駅前通りを北へ…

商店街の雰囲気はあるが
営業してる店は少なかった
時間のせいか、いつも通りか…

気になる場所は
諏訪大社と万治の石仏

諏訪大社下社春宮下馬橋げばばし

昔、春宮参拝の折には、ここで下乗下馬しなくてはならず、殿様でも駕籠かごや馬から降りなければならない場所であったため、下馬橋の名前がつきました。その形から俗に太鼓橋とも呼ばれます。現在でも年に二度の遷座祭の行列のうち、神輿だけがこの橋を通ることができます。

側面

神社の記録によれば1736~1740年の回収とみられ、諏訪大社の中でも最も古い建築で宮大工三井伝左衛門の作と言われています。屋根は本来檜皮葺でしたが、1960年頃に銅板葺に回収されました。

現地の説明より

普通の住宅地のど真ん中に
歴史ある橋が残ってるのが凄い

諏訪大社は諏訪湖周辺に4社
上社本宮(諏訪市)、前宮(茅野市)
下社秋宮春宮(共に下諏訪町)
上社と下社に社格の序列はないそう

今回訪問したのは下諏訪町の春宮
(翌日には秋宮にも行きました)

神楽殿(1681~1684頃落成)
幣拝殿(1780年落成)

諏訪大社は他の神社にはない
特徴があり深堀したいとこですが
翌日に訪問した秋宮の時に
合わせて書くことにしてここではパス

万治の石仏

下諏訪で気になってたのは
諏訪大社よりも万治の石仏🙌

諏訪大社からは赤い橋を渡る

車道側からの入口には
岡本太郎が揮毫による石碑がある

建立された詳細な経緯は不明ですが
この万治の石仏が有名になったのは
「こんな面白いものは見たことがない」
と岡本太郎が絶賛したからだそうです😆

あの奇抜な芸術を生み出す人が
面白いと絶賛したら気になります♪

万治の石仏

一、正面で一礼、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
二、石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。
三、正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。

お参りの仕方

独特すぎるお参り方法を
実践してみましたが
ちゃんと言えてたのか不明💦
1回参るのに時間がかかるので
混雑してたら待ちが出そう…

側面からの方が面白い

伝説によると…、諏訪大社春宮に石の大鳥居を造る時、この石を材料にしようとノミを入れたところ傷口から血が流れ出したので、石工達は恐れをなし仕事をやめた。その夜石工の夢枕に上原山に良い石材があると告げられ良材を見つけることができ鳥居は完成。その後、石工達はこの石に阿弥陀如来をまつって記念とした。

現地の説明

気になる場所には行けたので
この先は宿に向けて坂を上る…

住宅地の急な道を登り
振り返ると諏訪湖が望めた🙌

残雪あるなか砂利道になり
初めての道の不安もあったけど
コレコレ♪という嬉しさもあった
そして宿はもうすぐそこ✨

到着🙌

毒沢鉱泉 神乃湯

今回のもう一つの目的は
人里離れた温泉に1泊すること♪
立地としては住宅地から近いけど
雰囲気は山深い場所にある温泉♨
(万治の石仏から徒歩20分)

玄関、右が新館
本館、旧館は確認できず

建物は横に長い2階建てで
玄関付近が新館、隣に本館が続き
渡り廊下で旧館に繋がってました

予約時点ではどの館も可能で
値段は新館>本館>旧館の順
ケチったわけではないけど
古い宿ならではの渋さを感じたく
恐る恐る旧館を予約しました😙

16時チェックイン

入口で靴を脱ぎ下駄箱へ
玄関横には薪ストーブも…

この辺りはオシャレカフェな感じ
けど1段上がった畳敷きの間は
宿のロビーとは少し違う雰囲気

フロントとロビー?

写真の祭壇や太鼓があり
ご神前へは立入禁止でした🙏
翌朝、館内に太鼓の音が
鳴り響く時間があったので
定期的に神事されてるのかも…

受付を済ませると
お客様のお部屋は旧館なので
ここから遠いんですと
宿の方が申し訳なさそうに
部屋まで案内してくれました

いえいえ👋好きで選んだので
むしろありがとうございますです🙏

旧館の部屋へ

フロント横の階段で2階へ

物々しい部屋名が並ぶが
旧館の部屋はここには無い

階段上の2階ロビー(奥が新館)

新館と本館の接続部付近ですが
内装はリフォームしたようで
違いが分からなかった

本館側の長い廊下を奥へ
ここでスリッパを履き外へ
渡り廊下の先に見えてきた

旧館という名に相応しい外観
けど新館と本館みたいに
リフォームされて中は…?

綺麗なのは嫌ではないが
渋さ目的なので古くあってくれ…
という謎の祈りをしてた😆

旧館の入口
旧館の廊下

おお✨なんか良い雰囲気♪
物語に出てきそうな木造アパート
住んだことないけど懐かしい…

1泊するのは毒沢の間🙌
毒沢鉱泉でこの部屋ってのは
大当たりやなかろうか♪

ちなみに隣の部屋は客室ではなく…
プライベートと書かれてたので
住んでる方の部屋?なのかな🤔

ドアにすり硝子があるので
目隠しの意味なのか暖簾があり
これを抜けるとすぐ部屋がある

廊下の雰囲気から恐々やったけど
部屋は古い雰囲気を残しつつも
心地良い空間になってました🍃

予約時の注意書き通り
エアコンは無いがガスヒーターあり
窓は1枚やけど障子のお陰か暖かかった😊

鉱泉は温泉?

部屋には水回り設備は無く
風呂は温泉、洗面とトイレは
旧館内にある設備を利用しました

飾り気のない旧館の洗面が
逆にかっこよく見えてしまい
一番のお気に入りになる✨

廊下の時計

部屋で腰を下ろす前に
とりあえず温泉へ向かう

温泉へは本館、新館のさらに先…
てことで来た経路を戻る💨
旧館が安価なのは古いだけでなく
歩く距離が長いのも理由かも

風呂と食事と最初と最後
合わせて5往復はしてましたが
歩くの好きなら問題なし🙌

フロント奥から外へ

旧館へもスリッパを履き
風呂へもスリッパ履くので
旧館から風呂へ行くと
2回スリッパを履き替える😂

朝風呂は寝ぼけ眼で部屋出ても
寒い外気温で目が覚めて
2度のスリッパ履き替えで頭も起き
風呂に入って体が起きる🙌
寝起き悪い人には最高な順路

毒沢鉱泉の歴史は古く450年前の元禄年間に武田信玄が金発掘の際に怪我人の治療に利用したと伝えられている。昭和9年、医療に見放された幼少の先代館主が鉱泉によって救われて以来より一層評判が高まった。

宿説明より
宿HPより

左の小さい湯船は
泉温10℃の源泉で飲泉も可能
少し口に含むと酸味を感じました
美味しくはないが健康には良いんやろな


そこで少し疑問に感じた
鉱泉って温泉ではないん?

1948年に制定された温泉法での温泉とは、地中から湧出する温水、鉱水および水蒸気、その他のガスで、以下の3つの条件のうち一つでも満たすもの。
①湧出口での温度が摂氏25℃以上のもの。
②温泉水1kgの中にガスを除く溶存物質が1,000mg以上含まれる。
③指定された18種類の成分が一種類でも規定量以上含まれている。

日本温泉総合研究所

一般的に知られてるのは
25℃以上という基準のみかも…
②と③は物質の含有量なので
体感しにくく認識してなかった💦

毒沢鉱泉の源泉は10℃で①には該当せず
けど浴室内にあった成分表によると

1kg中に含有する成分、分量
陽イオン成分15種類合計:307.2mg
陰イオン成分5種類合計:1202mg
合計:1509.2mg

宿内の成分表

溶存物質が1,000mg以上含み
18種類の成分にある水素イオンH⁺
規定量1mg以上の2.5mg含むなど
温泉の基準は満たしてました

実際に入浴するとなると
10℃は冷たすぎるので
加温された湯に浸かったけど
温泉であることに違いはなく
染み渡るような感覚でした😙

健康的な食事と実感したこと

夕食、朝食共に本館食堂なので
風呂から直行するのが楽やけど
一回一回歩いて行き来しました♪

鮎の塩焼きが特に絶品

神乃湯では旅先での
健康、湯治という事を考慮して
信州の川魚、野菜、山菜を中心とした
体の喜ぶ田舎メニューとしています

宿HPより

温泉で体の外から健康に
食事で体の中から健康に…
そんな感じの優しい味でした

ご飯が少なく見えますが
おかずが多くしっかり満腹😋
腹空かせるためには
部屋が遠くて助かりました👍

ロビー隣のスペースで
のんびりしようかとも迷うが
ここで眠くなるのも面倒…

夜の渡り廊下

半分外の渡り廊下は寒く
行く先の旧館は雰囲気ありすぎ

さむさむ~と旧館に入ると
帰った感があり妙に落ち着く

非日常な宿に泊まるのも良いが
家のように落ち着く宿の方が
心からリラックスできるので
癒し目的には最適やと実感✨
最後は名残惜しかったもんな…

朝食

朝もおかずが多く美味しく
ご飯をしっかりおかわり🙌

朝食前にはもちろん
朝風呂でのんびりして
空腹状態やったので大満足😋

10時チェックアウト

駅までは送迎あるようですが
帰りもやっぱり歩きます🙌

ああ名残惜しい…

17日は下諏訪駅までではなく
中山道で塩尻駅まで約20km😆
その内容は別記事で書きます🍃

毒沢鉱泉 神乃湯
場所|長野県諏訪郡下諏訪町社7083
プラン|旧館和室1泊2食付き
料金|¥14,060

この記事で巡った場所

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下諏訪駅から春宮、石仏経由
毒沢鉱泉 神の湯まで3.4kmで
距離的にはちょうどよかった♪

歩いた道順に加えて
周辺の街道も描いてみました
今回下諏訪を訪問したのも
翌日中山道歩こうとしたのも
発端は昨年の訪問でした🙌

長野を南北に縦断して諏訪湖への旅
その途中で歩いた中山道和田峠
予想外の大雪で下諏訪まで歩けず
リベンジの機会を狙ってました😆

道を歩きたい欲と同時に
道中の諏訪大社と万治の石仏にも
立寄りたいなと思ってたので
初日に半分達成できました🙌

今回の中山道歩きはこちら👇

長野県の関連記事

■2024年3月16~17日(今回)

■2023年3月18~21日
富山→長野→山梨→静岡の旅

■2022年5月21~22日
以前松本を訪問したのは2年前
その時も芸術鑑賞が目的でした🎨
今回訪問しない松本市美術館と
美ヶ原温泉、松本城を巡ってます


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