ECモール売上半年で3倍! カフェ事業の運営効率UP!プロ人材の手を借りて事業成長に成功した裏側とは?【イベントレポート】
こんにちは。キャリーミーnote編集部です!
2024年3月7日19時より、弊社代表大澤の書籍「プロに外注」の出版を記念し、イベントを開催いたしました!
イベントでは、キャリーミーがご紹介したプロ人材を活用されているゴディバジャパン株式会社 常務執行役員トランスフォーメーション本部長の阿部邦昭様、株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー カンパニーエグゼクティブ兼マーケティング本部本部長 岡芹尚吾様をゲストにお招きし、プロ人材を活用して成果を挙げた事例などを伺うトークセッションを実施しました。
今日はこの様子をレポートにしてお届けします!
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週2、3回程度でスキルや経験のあるプロを活用し、成果を出すには?
大澤:本日はお越しいただき、ありがとうございます。キャリーミー代表の大澤です。早速ですが私は事業を創造するのが大好きで、いくつもの事業をつくってきましたが、そのなかでもキャリーミーは「社会的意義の高い」事業だと思っています。
というのも、「ヒト」こそ、今、経営にとって最も重要だからです。
キャリーミーがおこなっているのは、登録している1万5000人のプロ人材で、企業の課題を解決するという事業です。ここで重要なのが「企業がどのようにプロ人材を活用するか」です。これがわからないという企業様が多い。
そこで、今回のトークセッションでは実際にプロ人材を活用されて成果を出された企業様に、お話を伺い、プロ人材にご興味を持ってくださっている皆様のヒントになればと思います。
PLAZA様:1年で売上を約4倍に!「対面で一度も会っていない」プロ人材とEC大幅改善
大澤:まずは、PLAZA(株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー)の岡芹さんからお話を伺っていきたいのですが、どのような課題を持っていたのでしょうか?
岡芹様:現在の会社に入社して1年半くらいなのですが、経営課題の一つとして、OMO(※Online Merges with Offlineの略。オンラインとオフラインの施策を融合してマーケティング施策を行っていくこと)の推進は僕が入社する前から言われていたものの、具体的な施策として進められていなかったんです。では私が入社してすぐそれを進められるかというと、そうではなくて。実店舗を重視しているブランドでもあるので、人的リソースもノウハウも社内にないという課題がありました。
大澤:御社は有名なブランドでもあるので、社員採用で人材確保する方法もあったと思います。中途採用にはトライしなかったのでしょうか?
岡芹様:トライはしていませんでした。というのも、どこに課題の的があるのか、どこにフォーカスすべきか、はっきりとわかっていなかったんです。解像度が高まっていないなかで正社員採用には踏み切れなかったんですよね。
自社の中で言うと、新卒採用中心で、キャリア採用で入社を進めるというのをあまり会社としてやってこなかったんです。かかわる人間をコントロールできる、スモールスタートができるというのがメリットだったと思います。
大澤:プロ人材を業務委託で活用しようという選択肢は以前からご存じだったのでしょうか?
岡芹様:正直そういった認識はありませんでした。こうしたサービスがあるんだと知って「すごいな」と興味を持ったんです。
大澤:アサインしたプロ人材はどのような業務をしているのですか?
岡芹様:ECを専門的にされているプロ人材の方に活躍いただいています。店舗が強い会社なので、オンラインの施策はどうしても「店舗の次」という認識がありました。そこで、ECが伸びるんだという具体的な成果をきちんとあげて、可能性があることを可視化していきたいという意図がありました。
大澤:このプロ人材の方は、キャリーミー経由で20社以上活躍され、どの企業でも高い評価を得られているプロです……と弊社がご紹介しても営業トークだと感じられると思うので(笑)、このプロ人材と契約することにした決め手や、率直なご感想をいただければと思うのですが、いかがですか?
岡芹様:私のもつ課題に対してキャリーミーの営業の方がヒアリングしてくださり、複数名ご紹介いただいたプロ人材の中からこの方にお願いしました。このプロに決めた理由としては、今までのキャリア・スキルからご活躍いただけそうだと思ったことはもちろんですが、人としての相性を見たときに、長くお付き合いができるイメージが持てたことが大きかったですね。
大澤:ECの場合、集客、マーケティング戦略など様々な施策がありますが、どの部分でお願いしたのですか?
岡芹様:弊社の場合は「ECを強化したい」ということしか決まってなかったので、お話を進めていく中でフォーカスする部分を決めていった感じです。最終的にはモールのECの強化をすることになりました。
目的は自社内でECの可能性を可視化することだったので、モールか自社か、どちらかに注力したほうが良いよねというお話をしていました。
ただ、自社ECの場合、レガシーなシステムになっていたこともあり工数も費用もかかる。であればモールに注力しようという結論になりました。
大澤:どのくらいの期間、プロ人材と取り組まれて、どのような成果が出ているのですか?
岡芹様:期間は1年くらいになります。
売上の実績としては、プロがジョインしてから4か月目くらいに2倍に、6か月で3倍、現在およそ4倍という結果になりました。プロに入っていただく前は、撤退も考えるほどモールECの売上は小さかったのですが、モールEC売上の伸長がなければ自社の今シーズンの予算には届かなかったので大きな結果と言えますね。
大澤:実は岡芹さん、プロ人材と今まで対面でお会いしたことがないそうです。オンライン・週1回のMTGのみでプロジェクトを進めることに不安はありませんでしたか?
岡芹様:会っていただけないのは、私になにか問題があるのかなというところは感じつつ(笑)
人として信頼できそうだという直感があったと、最初に密に連絡してくださっていたというところだったので、全然気にならなかったですね。
大澤:プロ人材の活用は良いことばかりではないと思います。もう少しこうならないかな、課題だなと思っているところはありますか?
岡芹様:プロ人材になかなか会っていただけないところでしょうか(笑)
というのは冗談ですが、何をしたいかを自社ではっきりさせておかないとプロ人材が力を発揮できないケースがあると思います。
そこをファジーにしてしまうと具体的な成果が出てこないのではないかと。数値で測れるプロジェクトの推進に、相性がいいのではないかと思います。
ゴディバ様:飲食店経営の知見が豊富なベテランプロ人材がオペレーション改善し、FLR改善
大澤:続いて、ゴディバ(ゴディバジャパン株式会社)の阿部さんにお伺いしていきたいと思うのですが、阿部さんはどのような業務をされているのか、そしてどのような課題を持たれていたのか教えてください。
阿部様:私は新規事業の担当をしており、今回お話する「GODIVA Café(以下ゴディバカフェ)」、クレープなどを展開する「GODIVA dessert」を掌握しています。実はECも担当しているので、今のPLAZAさんのお話を非常に興味深く聞いていました(笑)
ゴディバカフェは4年前に立ち上げて現在9店舗あるのですが、F&B(※Food & Beverageの略、飲食サービス)のビジネスとしてはまだまだ見識も少なく、模索をしている段階でした。
大澤:その中で、プロ人材の活用を決められたのはなぜでしょうか。
阿部様:カフェ事業をさらにブーストをかける中で、新規で人を採るだけではお互いの期待値が合わない可能性もある。我々の課題にピンポイントでアサインできる点に魅力を感じました。
正社員採用も同時に行ってはいますが、プロ人材を業務委託で活用する方法は、経験、実績をお持ちの方がすぐに来ていただける。採用だと実際にジョインするのは4~5か月後になってしまうので、スピード感を持って対応できます。
大澤:ゴディバカフェさんは傍からみると成功されているように見えますが、どんな課題にプロ人材を活用されたのでしょうか?
阿部様:事業立ち上げは頑張ればやれるものなのですが、1→10は非常に大変で。社内で改革していくにも、いろいろな思いが絡みあってしまい問題を改善するのが難しかったので、プロを活用させていただきました。
今回のプロ人材は、まず1店舗にサービスを整備するところから始めていただいています。マニュアル整備や業務フローの整備、業務効率、レイアウトなど包括的に改善を依頼していますね。
大澤:プロ人材とのコミュニケーションについては、どのくらいの頻度でされていたんですか?「ちゃんと稼働してくれるのか?」といった心配はありませんでしたか?
阿部様:プロジェクトの進行は、現場に任せています。プロ人材には、現場のエリアマネージャーや店長と一緒に業務チェックと改善を行っていただいていますね。私は月に1回程度しかお会いしていないのですが、現場はもっと多く会っていました。
スキルや知識、経験のある方なので、稼働については全く心配していませんでした。1を10に変えるのは現場のマインドセットを含め体力、胆力が必要です。そこをやっていただけるのが非常に助かっています。
まずはモデル店舗を作り、他の8店舗に波及させていきたいと思っています。
大澤:今伺ったマニュアル整備や業務改善という分野は、成果を測りにくいと思うのですがその点はどのようにされていたんですか?
阿部様:オペレーションが回ってくるとFLR(※Fはfood(材料費)、LはLabor(人件費)、RはRent(賃料)の略)と呼ばれるフードコストなどの数値に反映されてくるので、そこで確認可能です。
大澤:プロ人材を活用するにあたり、コツや課題を感じておられることがあったらぜひ教えてください。
阿部様:コツは妥協をしないことです。会社として「このサービスはこうあるべき」というイメージに合うサービスを実現してくれそうなスキルや気構えをプロが持っているかという点。今回、豊富な経験を持った方に入っていただいてよかったと思っています。
課題と言いますか、弊社側でご迷惑をおかけしていると思うのはプロと現場では視点がどうしてもずれる部分があることでしょうか。そのギャップをどのように埋めていくのかというのは課題です。
大澤:阿部さんのなかで、プロ人材を活用することのメリットはどんなことだったと振り返られますか?
阿部様:プロジェクトが走っているなかで、プロジェクトを回すためのプロをすぐご紹介いただけ、すぐドライブできる、スピードを保てるという点がいちばんのポイントだと思います。
KGI・KPIの設定はプロに任せた?など、トークセッションの完全版は動画をチェック!
阿部様・岡芹様ありがとうございました!!
このトークセッションの完全版は以下より無料でご覧いただけます!
・プロジェクトのKGIやKPIはどうやって設定した?
・プロジェクトの具体的な進行方法
・プロ人材とプロジェクトをして社内にこんな効果があった!
・プロ人材活用に適した企業規模って?
など、このレポートではお伝えしきれていない部分や、ご参加者からのQ&Aも確認できます!お気軽にご覧ください。
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