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葉桜のように、なりたかった。

わたしはエイリアンじゃないので

気持が動く。

その気持ちの動きを止めたくて

何も感じたくない日もほんとうは

あったりする。

何も感じたくないなって日が

日に何度も訪れる。

お皿を洗う時に無意識でも洗える

ように。

いちいち今の気持ちとか心の中を

覗きたくない時。

心と体の身体のことをわたしは

思いたくなる。

たいてい人は心を贔屓しようとする。

体で感じたことを二の次にして。

心を最優先にする。

こころふぁーすと。

でも、体で感じたことをわたしは

心より信じているところがあって。

体のいうことはよく聞いてるほうかも

しれない。

正直、ここ数日はあまり気持ちよくない

時間が続いていた。

それを簡単に傷ついたとか、ひとことで

言ってしまいたくはないのだけれど。

言葉を大切にしていると思っていた

人から、仕事で贈らせて頂いた言葉を

突然一年後の先日、蔑ろにされて

唖然とした。

わたしが贈った言葉はその人のものだから

どう扱ってもらってもかまわないと

常に思っている。

でもなんだろう。

この虚無感。

この不毛。

noteでもわたしはいつも正しかったわけ

じゃないし。

不義理もしたし、とある方を怒らせて

しまったこともある。

じぶんの浅はかさに愕然としながらも

狼狽えながら謝罪しても受け入れて

もらえなかったこともある。

社交も下手なので、ショートカットで

好きな人とだけつきあってきた節がある

かもしれない。

コメント欄にも足しげく通えない。

それでも、noteでももうすぐ三年になる

わたしはそれなりにnoteを通しての

人間関係を修復しつつ耕してきた自負が

あった。

その中にそのひとも存在していた。

「肩書を、一文字勘違いして把握
していたらしいので
変えても問題ないかな?」

そんなDMが届いた。

あるアーティストの方の肩書などを

書かせていただいた。

それも1年以上まえに。

もちろん納品済みで快諾も

してもらっていた。

そのDMは、彼が応援している

アーティストからの要望の

伝言だった。

つまりその人がそう言ってるから

肩書の言葉を変えたいと。

思えばその仕事はわたし一人ではなく

肩書のためにとある方に長い時間を

費やしで頂きヒアリング

してできたものだった。

過去には印刷物にも、なっていた。

そんなことを思い出しながら

あ、もう終わったなって直感で思った。

その後何度も謝罪らしき言葉は受けた。

ただ、最終的にどうするかを判断する

時の物差しにわたしは決め手がなかった。

それはたぶん、年月のせいだと思う。

あの時詩を贈ってくれた彼の時間を

想い、彼が失った大切だった人への

叫びのような言葉のつらなりを想うと

これからどうしたいかが鈍るのだ。

その時のじぶんの時間までもが、

色あせて見えることを認めたくなかった

からだと思う。

一晩寝て考えたらいいよと親愛なる友人の

アドバイスもあって。

そう決めた。

そして結論は白紙にしようと思った。

その日、夜の通りに桜吹雪が吹いていた。

風の中にまぎれてる桜のひとひらが

何処かへ行こうとしていた。

あ、葉桜だなって思って。

あの葉桜はとてもいま自由なのだと感じた。

どこかの桜の並木のひとつが今、枝から

しぜんに離れて、無所属になったのだと。

誰にも属していないっていいなと思った。

すがすがしいなって。

そして数日の悔しさで涙が出ていた。

夜のマスクの中でよかったと思った。

この時、わたしはあの葉桜のように

なりたいと思っていた

その出会いをすべて白紙にもどそうと。

ゼロというよりはマイナスにしようと。

そして返事をした。

春はやはり別れが似合うのかもしれないと

空っぽにした。

そして、

しいたけさんのツイートと出会った。

タイムラインにその日いちばん

はじめに入ってきた言葉たち。

この言葉に出会って、わたしは

背中からうなじあたりがぞぞぞとした

感覚に陥った。

体が、なんか訴えてるような。

あの判断でよかったと言ってくれてる

ような。

この言葉を読んだ時、わたしが捕らわれ

ていた

過去という時間。

時間は積み重ねることに尊さを感じて

しまうけれど。

人間関係を判断するうえでは、この

「時間」が邪魔することを知った。

でも、「今」どうしたいかなのだ。

過去何をしたとかしてくれたとかじゃない。

時間が薬になることもあるけれど。

今回は時間が邪魔だった。

いつだって、人は生きている限り

今を生きているわけだから。

基準は「今」でいいのだなって思った。

とてもいい物差しをもらった気がする。

すべての「過去」をなくせばいいわけ

じゃなくて。

失くしたくない過去の時間は

温めながら育んでゆきたい。

これからも、あっちこっちでぶつかり

ながら不器用に無様に嫌われながら

また自分に正直に生きてゆくんだ

ろうなって思っている。

(*˘︶˘*).。.:*♡(*˘︶˘*).。.:*♡(*˘︶˘*).。.:*♡

(キャッチフレーズや肩書を作らせていただいてから時間が経ったいまもnoteのヘやインスタTwitterのヘッダーに採用していただいている皆様、心よりお礼申し上げます。いつも、励まされております。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。)




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