見出し画像

「与格的主体を取り戻す」与格とは何か?中島岳志「思いかけず利他」

「与格的主体を取り戻す」与格とは何か?中島岳志「思いかけず利他」

この本は、東工大の「利他プロジェクト」の一つの成果だ。

利他プロジェクトなんてあるんだね。

現代社会は、利他の構造が見えにくくなっていてね。

だから、利他プロジェクトなんかもできたんだね。

「与格的主体を取り戻す」(本書より)

主格というのがある。

主格って何?

わかりやすく言えば「~は、~が」みたいなやつだ。

与格って何?

ヒンディー語にあるもので、与格構文というのがある。与格とは、わかりやすく言えば「~に」みたいなやつだよ。

例えば?

本書で出てきた例だと、「私にうれしさが留まっている」「私に風邪が留まっている」というものだ。

ふーん、そんな不思議な構文がヒンディー語にはあるんだね。

この与格的主体を取り戻すのが、利他には大事なんだ。

「私が、(私は、)利他心を留めている」では、厳密には利他ではない。

「私が、利他心を留めている」では、厳密には利他なのか、疑問の余地がある。

自分のために利他心を出すのは、もはや利己心だよね。

そういうことだ。与格的に「私に、利他心が留まっている」じゃないと利他じゃない。

与格を全部主格にしてしまった、多くの言語では、だから、利他の構造が見えにくくなっているんだね。

だから、与格的主体を取り戻すのが、利他には大事なんだよ。

本書は、多くのストーリーで構成されていて、わかりやすく、面白く、楽しい!

まあ、エッセンスだけ取り出せば、第一章、第二章はこんな感じの内容だ。だけど、本書は、多くの、余談の、ストーリーで構成されているから、わかりやすく、面白く、楽しいし、ためになる。

ストーリーメインの本なんだね?

そうだね。人間はストーリー・物語に弱い。中島岳志は、ストーリーを効果的に使うことで、圧倒的な読みやすい本を書いたわけさ。この文体は、多くのnoter(ノーター)にも、参考になると思う。

オススメの読み方は?

Kindle版を買って、Alexaアプリに2倍速で読ませるんだ。難読漢字は、読み間違えちゃうけれど、それは、本文の該当箇所をみればすむし。

ストーリー主体だから、Alexaに読ませても、理解し易いんだね。

そうだね。だから、Kindle版をオススメするよ。

⇑Kindle版へのリンク。紙の本へも簡単アクセス。このリンクを使わなければ、面倒な検索をすることに。活用してはどうでしょう?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?