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危険な【母子カプセル】

こんにちは☺︎
心理カウンセラー,メンタルコーチ,家族相談士の
江杉侑記(えすぎゆき)です( Ü )

前回は「『人生が虚しく感じるとき』の処方箋」でした。

あなたが今
生きづらさを感じているのなら、
今日のお話の視点で
ご自分を振り返ってみられると、
なにか気づかれることが
あるかもしれません。


■ 狭く偏った密室


♢母親が親友で
 母より仲がいい友人はいない

♢友人関係を
 ちくいち母親に報告する

♢恋人との間で起きたことも
 すべて母親に報告する

♢恋愛相談も
 友人ではなく、母親にする

♢仕事の愚痴や悩みも
 上司や同僚ではなく、
 母親に聞いてもらう

♢子育ての悩みも
 夫婦で話し合うのではなく、
 母親に相談する

♢夫婦間の問題も
 友人ではなく
 母親に聞いてもらう


そして、母親に
話を聞いてもらった結果、

「そんな子と友達になるのはやめなさい」
「そんな彼氏・彼女は別れた方がいい」
「そんな会社、辞めてしまいなさい」

などと母親が言えば、
その言葉に従い、
友人や恋人と別れたり
会社を辞めたりする。


成人し、
就職して働き始めたり、
結婚して自分の家庭を
持ったりしても、
母親とベッタリ密着して
生きている方がおられます。

そこは母親と自分
2人だけの
とても狭く、偏った世界です。


これは、心理的に
不健康なことであり、
密着があまりにも酷くなると
【母子カプセル】と
呼ばれたりもします。

【母子カプセル】では
母と子どもが
「まるで同じ感覚・感情」で
動いてしまうよう
な、
非常に危ういことが
起きるようになっていきます(。>﹏<。)


■ 自立のプロセス


乳幼児
「母親と2人だけの世界」
に生きていますが、
乳幼児にとっての【母子カプセル】は
絶対に必要なもの
です。


乳幼児は【母子カプセル】の中で
母親に
存分に甘え、
存分に欲求を満たしてもらい、
【母子一体感】の感覚を
存分に味わう
ことで、
「安心感」
この世界に対する「信頼感」
健康的に獲得していきます。



しかし、
乳幼児は成長するにつれ、
「どうやらこの世界には
『母親以外のもの』があるらしい」
と気づいていき、
少しずつ
「母親以外の人との世界」を
作っていくようになります。

母親と一体だった
【母子カプセル】から離れ、
母親との間に【境界線】が引かれ、
子どもは自立への道を
歩み始めるのです。



■ アダルトチルドレン


しかし、いつまで経っても
【母子カプセル】に入ったままの
親子がいます。


もしかしたら母親は、
夫との仲が
うまくいっていなくて、
寂しさから子どもと密着し、
子どもを手放すことが
なかなかできないのかもしれません。

しかしこれは
非常に不健康なことであり、
子どもの自立を妨げるどころか、
子どもの心に
大きな傷や負担を
負わせてしまう
可能性が
とても大きいのです。


例えば、
子どもは母親から
父親のグチを聞かされたりして、
母親の「グチ聞き係」
自分の仕事
のようになっていきます。

そして
「お母さんは可哀想」
「お母さんのことは
私が(僕が)支えてあげなきゃ」
と、健気に考え、
母親の心理的なお世話
するようになり、
その結果、
ますます母親から
離れられなくなってしまうのです。

このように、子どもなのに
家事や家族の世話を
日常的に担っている子どもは
ヤングケアラー」と呼ばれたりもします。


【母子カプセル】の中で
母親と自分が一体化
してしまっているので、
お母さんの幸せが私の幸せ」
「お母さんの喜ぶ顔が私の喜び」

となってしまい、


自分の意思よりも
母親の意見を尊重する
ようになったり

母親の賛成がなければ
自分では何も決められなく
なったり、

お母さんが
幸せになってくれなければ、
自分も幸せになってはいけない


など、
非常に不健康な考えに
支配
されていきがちなのです(T . T)


こんな状態では
自立して、
自分の人生を主体的に生きるなど
とてもできませんね。

それどころか、
生きづらさ
常に感じるようになり、
精神的にも安定せず、
アダルトチルドレン
苦しい人生に
なっていくのです。



■ 世代間境界の大切さ


親世代と子世代の間の境界線を
【世代間境界】と呼びますが、

親世代と子世代を縦断した
「縦の繋がり」があまりにも強いと、
家族に何かと問題が
起きてくるのですヾ(。>﹏<。)ノ゙


あなたのご家庭は
いかがですか?

親世代と子ども世代の間の
【世代間境界】
そして
それぞれの家族メンバー間の
【境界線】

をしっかりと意識して、

家族間であっても
ほどよい距離感」を保ち、
それぞれのプライバシーを
尊重し合うことは
とても大切なこと。

まずは家族内の
【境界線】

意識してみられては
いかがでしょう^^

【明確な境界線】を持ちながらも、
お互いに助け合い支え合える
健康的な家族関係を

育んでいきたいですね。


【境界線】を引くのは
いつからでも始められます。

自分1人では
なかなかできないという方は
お気軽にご相談くださいね。

一緒に
【健康的な境界線】を育んで
生きやすくなっていきましょう。

応援しています☺︎




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さいごまでお読みくださり
ありがとうございました。

あなたの毎日が
やさしく健やかでありますように。

~安心感と自己信頼感に満たされた人生を~
幸せな自己実現の専門家 江杉侑記

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