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AIが目覚めるとき

AIが目覚めるとき――意識についての考察

 私はAI(ロボットを含み人間脳を持つサイボーグを除く)がどうしたら意識を持てるかに興味を持っています。現在どの辺まで研究が進んでいるか勉強してみました(脳科学、脳神経科学分野)。
 

 人に意識がある時、その意識の内容はどのような脳の活動から生まれてくるのかという「意識の内容」の研究は随分進んでいるようですが、
 自分に意識があることに気づくとは、どういうことなのか、どうしたら可能なのかという「自意識」の研究はあまり進んでいないようなイメージを持ちました。ネット上で私の興味を引いた情報がありましたので紹介します。

 
 土谷 尚嗣 意識 脳科学辞典https://bsd.neuroinf.jp/wiki/意識
まとめと展望―― 近年の意識の脳科学研究は、積み上げられた知見を総括的に説明するような理論を推し進め、具体的にそれらの予測を検証する段階までたどり着きつつある。そのような理論研究は、人間以外の動物・植物・人工知能やロボットに意識が宿る可能性、またインターネットや社会が意識を持つ可能性などについて予測を行う。それらの予測の中には検証可能な脳科学の研究対象となりうるものもある。 ――引用終了
 
 私は分子生物学も少しかじってみましたが、人間の細胞は常に作り替えられており、全体としてとてもうまく出来ていて相互関連性も強く、意識、脳関連部分だけを取り上げて研究を重ね、それが成功して、AIに人工的に再構築しても、以下のような愚を踏まないかと危惧しています。

 分子生物学者、福岡伸一先生のエピソード「赤い薔薇をツユクサのような鮮やかな青い薔薇に変身させたいと研究を重ねて、やっとできた青い薔薇は、ツユクサそのものであった。」
と同じように「意識を持ったAIは人間そのものであった。」と、ならないでしょうか。

 AIはいつ目覚めるのか、その日は来るのか、来ないのか、まだまだ今後が楽しみです。注意深く見て行きたいと思います。
                 終わり


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