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我が家にとうとう電気がつきました

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この度全盲夫婦の暮らす我が家に新しい家族が加わりましたので、合理的配慮として電気をつけることにいたしました。 同時に我が子との成長の記録もつけることにいたしました。 ごゆるりとお…
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#家族

あの魅惑の1杯を無料で!

 ミルクティーというのは非常に魅力的な飲み物である。
 紅茶の爽やかな香と口に広がるミルクの甘さが絶妙にマッチし、飲む者を心地よいティータイムへといざなってくれる。気づけばカフェなどで毎回注文してしまっていたり、コンビニで購入していたりするほどだ。
 そんなミルクティーが大阪で無料配布されるという耳よりの情報を夫が仕入れた。
 今月最大の{good job}である。
 早速私たちは喜び勇んで当日大

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子供の成長と我が家の言葉事情

 世界には3000から7000もの言語が存在するとされ、国・地域・民族により様々な言葉が使われている。しかし、国や民族だけにとどまらず、各家庭においても使われる言葉には微妙な違いがあるのではないだろうか。
家族内でしか通じない「合言葉」的なものが少なからずあるはずだ。
 うちにも家でしか通じないわけのわからない言葉がある。例えば、「ぷにぷにバケツ」は洗濯かごを意味しており、「もけもけ」は私が持つ特

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我々が気づかないうちに・・・

 先日何気なくソファーに座ろうとしたら、思わぬ先客がいた。そう、ひなちゃんである。
 ひなちゃんはこれまで自分でソファーに上ることができなかった。ひなちゃんをソファーに一人残してママが離れるわけがない。
 「おーひなちゃん!一人でソファーにも上れるようになったんか!!!」
 びっくりしている僕をよそに、ひなちゃんはさぞ当たり前のことですけどと言わんばかりにすましてちょこんと座っていた。
 できるこ

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ひなちゃんがお姉ちゃんになる日は

 先日僕の大学時代の友人が我が家にやって来た。2歳になるお兄ちゃんと生後まだ1ヶ月の弟さんを連れて、家族で遊びに来てくれたのだ。
我が家にこんなに赤ちゃんが大集合したのは初めてである。いや、2歳のお兄ちゃんはもはや赤ちゃんとはいわないが。
そしてひなちゃんにとって、年下の子と対面するのも初めてである。
まだ首の座っていない弟さんをだっこさせてもらいながら、ひなちゃんにもこんな時があったなと思い出す

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私が今までにもらってきたものとこれからあげられるものって

 「子ども叱るな来た道じゃ。年寄り笑うな行く道じゃ。ママやパパが怒ったらゆってみんさい。」
 それは、おばあちゃんが私にくれた飛び切りのアドバイスだった。何かやらかす度、両親に怒られることを子どもながら不満に思っていた私がおばあちゃんに相談した時のことだった。
 先月母がひなちゃんのお世話を手伝いに来てくれた時、
「そういえば、昔あんたを怒ったらそうやって言いよったわー。ほんま怒れんくなったんじゃ

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ひなちゃんの初めての雛祭りをしに

ひなちゃんの初めての雛祭りをしに

 忙しい時こそ、忘れたくないことがある。
世の中、忙しい方が偉いという価値観がなんとなくある気がする。
僕も忙しいのは嫌いではない。
 最近は東京に出張に行くことが多く、
それだけで、まるで仕事ができる人になったみたいだ。
新幹線の改札を通っただけで
「いつもご利用ありがとうございます」
なんて言われたりして・・・。
と、そこまで考えた時ふと思った。
今この瞬間、ひなちゃんとママは何をしているだろ

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