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活躍できる会社がきっと見つかる[本:転職の思考法]

転職について考えたことはありますか?

前回の記事で、市場価値を意識することが大事だよ、という紹介をしました。良かったら後で読んでみてください。

今回も引き続き『転職の思考法』の中から、転職先の見極め方について紹介します。私も今年転職の経験をしたので、経験談も踏まえつつ紹介できればと思います。

転職する際の何か手助けになれば嬉しいです。詳細については本書を買って実際に確かめてみてください。

会社の評価の仕方

会社を見る軸としては2種類存在します。

一つは会社としての軸です。何を商品としてどのようなビジネスを行なっているか、財務状況がどうなっているか、等ですね。転職するかどうかに関係なく、単純に会社について評価します。

もう一つは転職先としての軸です。この会社は新卒と中途の割合はどのくらいか、自分の市場価値と会社がマッチしているか、等ですね。

会社としての軸と転職先としての軸は必ずしも一致しません。転職する際はこの「転職先としての軸」が特に重要となります。

私が新卒で入社した社員はほぼ100%新卒入社でした。上司を見ても、学校を卒業してからずっと今の会社働き続けている、という人がほとんどでした。逆に、今の会社は8割程度が中途入社です。

前の会社は本書にも出てくる「転職するヤツは裏切り者」という風潮は結構ありました。現在の会社は、転職に関してあまり悪いイメージはありません。

希望する業界や職種によってこの辺りは変わってくると思います。転職した時、どのように活躍できるかがイメージできるようにしましょう。そのため、下調べや面接を通して、転職先としての軸を固めていく必要があるのです。

転職先としての軸が見えていないと、転職してもまた別の転職先へと、会社を点々とすることになるかもしれません。

会社を選ぶ際に重要なポイント

では、具体的にどういう基準で会社を選べば良いのでしょうか。本書では、会社は以下の基準で選ぶことが大事と書かれています。

・市場価値
・働きやすさ
・活躍の可能性

前回もお話ししましたが、市場価値「技術資産」「人的資産」「一人当たりの業界の生産性」の3つで決まります。これらは、「専門性」「経験」「人脈」「仕事のライフサイクル上でのポジション」によって決まります。

次に働きやすさですが、これは人によると思います。ワークライフバランスや福利厚生を重視する人がいる一方で、ベンチャー気質でとにかく責任度の高い仕事をバリバリやりたい人がいます。

ここで重要なのは、市場価値と働きやすさは長期的には一致することです。市場価値が高い人が集まれば自然と働きやすくなります。

逆に市場価値が低い人が集まると愚痴や噂話が横行し、会社が悪い状況ならば社員を蹴落とすこともあり得ます。こんな会社、働きたくないですよね。

活躍の可能性は転職時には見極めるべきです。中途の場合は新卒と異なり就労経験があります。その経験を踏まえて、どうすれば自分が活躍できるかを考える必要があります。

また、活躍するイメージを掴むために、面接で自分が活躍できるか逆質問してみましょう。本書では3つの質問例を挙げています。

・どんな人物を求めていて、どんな活躍に期待しているか。
・今一番社内で活躍している人物はどんな人物か。なぜ活躍しているか。
・自分と同じよう中途で入社した人物で、今活躍している人はどんな部署でどんな業務を担当しているか。

逆質問をした上で、イメージが湧かなければ転職後苦しむかもしれません。ミスマッチを起こさないためにも、しっかり押さえておきましょう。今後面接する予定のある方は参考にしてみてください。

転職先を探す5つの方法

では、どのように転職先を探せば良いのでしょうか。本書では、転職を探す方法として主に5つに分けています。

①ヘッドハンティング
②転職エージェント
③ダイレクトリクルーティング型のサービス
④SNS等のマッチングサービス
⑤直接応募、もしくは友人からの紹介、リファラル採用

上に行くほど、雇い時のコストが高いです。本書ではエージェントについての内容が特に詳しく書かれています。

私は未経験からエンジニアで転職をした経験があります。転職先を見つけた方法としては以下の4つです。

・プログラミングスクールのエージェント
・大手の転職エージェント
・エンジニア向けのマッチングサービス
・直接HPからの応募


ここで大事なのは、一つの方法だけでなく、複数の方法で会社を見つけることです。一つに固執すると、自分にとって良い会社がなかなか見つからないと思います。全ての方法にメリットはあるので、よく吟味して転職先を見つけましょう。

転職の場合はエージェントを使う人が多いと思いますが、いくつか注意があります。

企業がエージェントを使うことを考えると、離職率が高く、コストが安い採用方式では厳しい状況である可能性があります。

また、エージェント経由で誰かが入社した場合、会社はエージェントに対してお金を支払います。よって、入社する数を増やすために、あえて入社しやすい会社を勧めてくる可能性があります。

私も転職時は未経験でも入りやすい会社(SES系の会社)をかなり勧められた経験があります。この辺りは注意が必要です。

エージェント経由で転職先を見つけるポイントとして、本書でもいくつか紹介されています。ここでは省略しますが、とても参考になりますよ。

私は最終的に、大手の転職エージェント経由で見つかった会社を選びました。今思えば、直接HPから応募すれば会社側の負担はなかったのかなと思います。笑

おわりに

今回は転職先の見つけ方でしたが、いかがでしたか?

転職を考えている方、そうでない方がいると思います。

旧来の終身雇用、年功序列のシステムはほぼ崩壊しています。会社員ならばいずれ通る道だとは思います。知っておいて損はないでしょう。

次回も引き続き『転職の思考法』から、そもそもの転職の目的について紹介します。

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