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学校の構造に対する素人の考察
最近「構造と力」を読み始めた。まだ1部(1章と2章)しか読めていないが、そこまでで考えたことが忘れてしまいそうなため、ある種の備忘録として書かせていただく。また、私は一塊のエンジニアであり、教育や哲学に対して専門的に勉強していないため、誤りが有るようでしたらコメントで指摘していただけると助かります。
大学や高校は義務教育ではないためさては置いておいて、学校の構造は近代社会の構造をしていないのでは
Charlie Parkerについてのお話
Charlie Parkerは言わずもがな最高のアルトサックスプレイヤーで、ビバップを創った天才だ。というよりもビバップは彼に始まり、彼に終わると言っても過言ではないと思う。そんな彼の曲の中でも私が一番好きな曲はアルバム「Charlie Parker with Strings」の中の「Just Friends」だ。
この曲は弦楽器のイントロで始まり、その旋律が美しく、非常に心地良い。スイング感は
「シェルブールの雨傘」に恋い焦がれ
フランス映画を見るのは気が引けるという気持ちはよく分かる。所謂ヌーベルバーグの映画は実験映画の側面が強く、話の展開についていけないということも有るだろう。しかし、フランスという国で括ってしまうのは勿体ない。例えばヌーベルバーグ以前であれば、ルノワールやコクトーの映画は話を追いやすいし、同じヌーベルバーグでもこれから紹介する映画は、お楽しみ頂けるのではなかろうか。
Les Parapluies d
ジェリー・サインフェルドに憧れて
私はスタンダップを聞いたりもする。アメリカンジョークは面白くないとか、日本人の笑いの感覚とアメリカ人のは違うとかよく言われるが、それはちゃんと聞いたことがないのではないかと思う。
私が一番好きなコメディアンは昨年亡くなったノーム・マクドナルドであるが、今回は私が初めて聞いたコメディアンのジェリー・サインフェルドの話をしよう。
彼のジョークの内お気に入りの一つに、ポール・ニューマンとゴーカートを
Blue Giantの映画化に便乗して始めるジャズの話
私は大学の時にジャズサークルでドラムを担当していたのだが、叩く時に一番意識していたことは聞いているお客が踊りたくなるようにすることであった。何かの動画で、これと同じことをGreg Hutchinsonが言っていたのを見て、とても嬉しく思ったことを覚えている。私がこのことについて意識し始めたのはDuke Ellingtonを聞いてからである。
Dukeの時代のジャズは、スウィングジャズと言われるの
一休さんについての疑問
一休さんの話の内に「このはしわたるべからず」というものがあるが、私は一向に理解出来ない。
このはしわたるべからずという看板が橋の前に置いてあり、それを見た一休さんが堂々と橋を渡り、その訳を尋ねると端を渡るべからずとあったので橋の中央を渡ったと言う頓智話である。その意味は私も理解している。
しかし、一体全体室町時代に橋や渡るを平仮名で書いた看板があったのか。この時代にお詳しい方はぜひ意見をコメン
タイムパフォーマンスとデジタル化について
最近、映画や動画、更には大学の講義を早送りで見る若者のニュースを見る。現在、齢25の私は別に早送りをすることがないので、こんなことをする人はと言語道断、バッサリ切り捨てるということは簡単であるが、正論をぶつけて悦に浸るのは少しさもしい気もする。何故早送りにするのか、その思考や気持ちを考察することによって、現在の社会の流れを読み解くことの方が面白そうでもある。
単刀直入に言って、私はこのタイムパフ
源氏物語とルッキズムに関する話
源氏物語は日本文学の最高傑作と言われている。
2024年の大河ドラマのテーマにもなっており、注目は高まっているであろう。その注目に便乗して私も書いていきたいところであるが、最高傑作たる所以については高名な研究者の方々によって詳しく書かれているので、私はこの物語のある巻で感じた紫式部の鋭い観察眼について書いていこうと思う。
その巻は少女である。
少女は光源氏の子である夕霧に焦点を当てた巻である。こ