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クォータークライシス
素直に言うと、ここ最近は不安が大きい。コロナによって、直接影響を受けているわけでもなく、収入も安定している。もとから人付き合いは少なく、ストレスも少ない。
しかし、精神的にずっと揺れ動いているのだ。まるで袋小路につまっている感覚だ。物事には出口がないといけない。ただ、最初から出口がなかったようだ。長年、逃げてきたことや見逃していたことが無言の圧力をかけてきているのかもしれない。もしくは、仕事に対
決定的瞬間と等価的価値、そしてインスタ映え
ある時期、写真に関する本を読んでいた。
しっかりとは覚えていないが、たしかホンマタカシさんの本だったと思う。
その中で、写真の系譜のような話が載っていた。
決定的瞬間を撮る価値観と、決定的瞬間ではなくありふれた瞬間を撮る価値観の話があった。
決定的瞬間とは、アンリカルティエブレッソンの水たまりの上を飛んでいる写真に代表される。ある一瞬だけ生じるような完璧な決定的な瞬間、その名の通りの一瞬を切り
オーディオブックの可能性
本の形は少しずつ多様になっている。
kindleを代表する電子書籍もいまや一般的になり、そしてオーディオブックと呼ばれる音声の書籍も広がってきている。(書籍と呼ぶのかはよく分からない)
これまで値段の高さもあり、オーディオブックを試してこなかったが、Amazonのaudibleを試してみた。
購入したのは千葉雅也さんの"勉強の哲学"である。この本は紙の書籍でも購入していたが、積読になっていた。
仕事における数字感覚
その数字がどういう状態であるのかを知る為には、比較対象が必要である。
そして比較する際に、その数字の意味を把握する為には、問いを立てることが大事だ。
その問いは、基本的に『なぜ、その差額が発生しているのか?』である。
その時、どちらかの数字が異常であるのだ。
ひとつの例として、今期と前期の同月比較において、今期が+6百万円だとする。
その時、安易に今期が増えたと思ってしまうかもしれない。
違いは、すぐに分かるかも
青山ブックセンター六本木店が閉店する前日、3万円程本を買った。
大学を東京で過ごした訳でもなく、何も思い入れがない本屋である。
ただ、話題に上がっていて、写真集などが安くなってるかもしれないと期待したのだ。
大概の洋書の写真集は買い尽くされ、残っていた定価の写真集を欲望のまま買った。
石川直樹さんの写真集やポラロイドの写真集。
それに、昔に開催された日本のファッションの展示本と、奥山由之さ
趣味と好奇心と少し先について
最近、学生の時に触れたこと・興味があったことがリバイバル的に欲望として湧き上がっている。もしくは、単なる暇つぶしかもしれない。
例えば、2年ほど前からカメラにハマっている。
元々は高校生のときに少し興味があった。
しかしあまりお金もなかったので、ヴィレヴァンでlomographyのトイカメラを買ったのだが、映りも微妙で、結局はあまり興味が持てなかった。
ただし、働き始めてから、それなりのカメ
call me by your name.
映画や本、音楽、写真といった趣味がある人にとって、何度も味わう・繰り返し理解しようと試みる作品に出会えることは、とてつもなく幸せなことだ。
これに関しては断言出来る。
その為に、数多くの作品を試し、お金を使ってるとも言える。
その幸せな出逢いがあった。
いま上映している"君の名前で僕を呼んで"である。
自分の近しい友達には、土下座して、見てくれないかとでもお願いしたくなる作品である。
あな
季節モノ・流行りモノ
昔は、周りの友達が知らないモノに価値があると思っている節があった。
それは、誰か遠くのセンスの良い人の言葉を信じていたのだ。高校生の頃は、その言葉はあらゆるところにあった。TSUTAYAやタワレコなどもそうだ。
自分がそれを本当に良いと思っていたのかは置いておいて、そのおかげで幅広い作品に接することが出来た。
一方で、今は自分にとって、もう遠くのセンスの良い人は見つけられなくなった気がする。