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違いは、すぐに分かるかも

青山ブックセンター六本木店が閉店する前日、3万円程本を買った。
大学を東京で過ごした訳でもなく、何も思い入れがない本屋である。

ただ、話題に上がっていて、写真集などが安くなってるかもしれないと期待したのだ。

大概の洋書の写真集は買い尽くされ、残っていた定価の写真集を欲望のまま買った。

石川直樹さんの写真集やポラロイドの写真集。

それに、昔に開催された日本のファッションの展示本と、奥山由之さんのアンリアレイジの写真集だ。

働き始めてから、私服へのこだわりなど擦り減っていた。もともと、こだわりなんて持っていなかったかもしれないけど。

ただ、写真で服の写真にかっこよさを感じた。再構築して、新たな価値観を提示してきたコムデギャルソンやヨウジヤマモトの服に魅力を感じた。

まだ、先の季節にも関わらず、気付くと18awシーズンの服を買っていた。
買ったのはsacaiに、コムデギャルソンに、junya watanabe,そしてアンリアレイジだ。

こんなこと、誰に話すわけでもないけど、部屋で試着するだけでかっこいいなとニヤけてしまう。スーツの代わりに、junya watanabeのパンツを履くと、履き心地の良さに驚いてしまう。

少し先の肌寒い季節に、待ち遠しさを感じてしまうこの気持ちは、普段買っていた服にも違いがあるのだと気付いたからだ。

いつもより少しの贅沢でも後悔はなくて、むしろ今知れて良かったなと思う。

あなたのおかげで、美味しいご飯が食べられます。