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2021年4月の記事一覧
それぞれのコロナ 日本〜ベトナム
住んでいる者の肌感覚的に、ここベトナムでは、コロナはもう過去のものになりつつある気がする。ここ1〜2ヶ月、コロナという単語を耳にしたのは数えるくらいだ。
世界的に見てもコロナ対策を高く評価され、長いこと新規感染者が出ていなかったベトナム。旧正月前の1月下旬に、北部で一時的に100名を超す感染者が出たけれど、政府はすぐに感染地域を隔離等の対策を実施。まさに"国を挙げて"封じ込めにかかった。
社会
ベトナム考察 [社交辞令とコーヒー]
「日本人はよく社交辞令言うよね」
日本へ行ったことのあるベトナム人から、よくそんなことを言われる。続いて、「あれ、嫌いなんだよね」とも言われる。
「確かにな」と思う。同時に、「良くないな」とも思う。だけれど、大人になった僕たちが、社交辞令なしで良好な人間関係を構築できるほど、無垢な心を持ち合わせているはずもなく。もはやそれなしで社会生活を営むことが困難なのは、日本で生活する多くの人が感じて
ジメジメした部屋とシンプルな生活
春を通り越して、一気に初夏の様相になった。
最近、日中は「暖かさ」よりも「暑さ」を感じる。
ハノイは湿度が高い土地だ。冬は気温の割に寒く、夏は体に纏わりつくようなベタッとした暑さを感じる。
加えて、風通しの悪いぼくの部屋は、オールシーズン、ジメジメしている。どれぐらいジメジメしているかというと、革製品を数週間放置したり、脱ぎっぱなしの服を洗濯しないでいると、カビが生えてしまうぐらいだ。
だか
イタリアンレストランで感じたボーダレス社会
先日、同じアパートに住んでいる友人数人と、ハノイ市内で有名なイタリアンレストランに足を運んだ。
メンバーは、日本人2人、ベトナム人2人、そしてアメリカ人1人だ。このアメリカ人がなかなかの食通で、日本食についてもやたらと詳しい。「ダシは昆布や鰹節でとらなければならない」とか「日本酒は辛口に限る」とか、その知識を惜しげもなく披露してくれる。
今回のイタリアン訪問も、そんな彼たっての希望だった。イタ