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11013の手紙に寄せて

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11013でなければならない理由も、ないのだけれど。
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2019年11月の記事一覧

ずっとハイなヤバイ人

ずっとハイなヤバイ人

めっちゃやばいね。
強調のことばは、つい言い過ぎてしまいますね。気持ちが高ぶっているのでしょうか、その瞬間の感嘆の速度感を表現したい欲求が、ついつい強調を盛ってしまいます。

「やばい」の始祖
そう、「やばい」をいつからか強調につかうようになっていました。私が考えたのではないけれど、いつの間にか自分も使っていましたね。もともと非常だとか緊急だとかの事態や状況、どちらかと言えば好ましく・望ましく

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もちの味

もちの味

なんで年末に餅つきをやるんでしょうかね。と思って検索したら、新年を祝う鏡餅をつくるためといった答えに結びつくものがいくらか出てきました。家長が鏡餅をひらいて家族に配るのが「お年玉」なのだとか。今では「お金」ですね。ほとんどの家ではもちつきをやらないでしょうし、鏡餅を飾る家も少ないのではないかと想像します。

私は中学校で仕事をしていたことがあります。そのときに、12月に学級の行事としておこなわ

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寝床の質量

寝床の質量

すぐ眠くなっちゃうんです、夜。夜更かしが苦手になりました。読みたい本とか漫画とかたくさんあって、家族が寝静まった夜がやってきたそのときばかりが観賞のチャンスなのですけれど、始めた時点でもう眠い。始める前にすでに眠くて、始まらないでそのまま寝ちゃうことが8割。始まってもすぐに寝ちゃうが8割。あれ? 計算がおかしいぞ。16進法か? 

なので、朝起きてます。ちょっと早めに。少し前は、無理してガッツ

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結局、肉体の年齢が精神の年齢に及ぶんじゃないか。

結局、肉体の年齢が精神の年齢に及ぶんじゃないか。

私は、教員免許を取得するための実習の一環で、高齢者施設で研修をしたことがありました。

そのとき、利用者の女性の一人に、「こんど食事に行きましょうね」とひっきりなしに誘われたことがありました。車いすに乗った、身体の細くなった白髪のおばあさんでした。

その人は、たぶん認知症だったのだと思います。その判断を下すのに私がじゅうぶんな専門知識を持っているとは言いがたいですが、そんな私にもそう思える、

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未死と暮石

未死と暮石

ついつい、自己否定から入ってしまいます。おれは、これこれこのへんがだめだ、と。

変わる意思があるのかもしれません。今はこうだめだけれど、これからそれを変えていきたいという意思が。まだ終わりじゃないよ、と言いたいのかもしれません。これからも続いていくよ、とアピールしたいのです。かまってほしいのが見えていますね。

何かを完成させるのは、終わらせることなのでしょう。で、完成させてしまったら、

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らくがきを見せて笑いあう

らくがきを見せて笑いあう

ずっと前に読んだ『デザインノート』

デザインに関する知識や技術って、ちょっとしたことでもとっても長く残る気がしますす。どんなことにでも応用がきくといいますか。ずっと前に手に入れた『デザインノート』という雑誌に載っていた、デザイン入門者向けの記事にあった知識だけで、私はずっといままで「だれかに何かを伝える」という目的を満たしてきたように思います。

だれかをよろこばせるという動機

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谷底のごった煮

谷底のごった煮

東京へ来て、「なんの祭りかと思った」というおのぼりさんがいると聞きます。私は東京出身ですので、この感覚がありません。とはいえ、タマチク出身ですけれど。

渋谷なんぞにはめったに行かないのであります。ヨソの街だなぁという感覚があります。いろんなところから来た人があつまって、ごった煮になっている街。その人たちを相手に、何かやろうとしている人も一緒になって、無数の場ができ、モノがあつまっている。そん

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未知にキス

未知にキス

「’89」とかいった表記を、私が10代前半くらいまでの間はよく見ました。「’89」といったら、1989年のことですね。

2000年になると、コンピュータがおかしくなると騒がれたことがありましたね。結果、私のところには実際におかしくなって問題が起きたとかいう話は聞こえてきませんでした。

誰かの仕事がなければ、その安穏、その無事は幻のものだったのか。そのとき、どんな人がどう動いて2000年

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真っ赤な星

真っ赤な星

とにかく、この国には場所がないと思っていました。土地というものが何よりも高くて、どこかにそれを持っておくことができるなんて、人生のゴールテープを切った人にのみ許されることのような、そんな幻想を抱いていました。

だから、どこかにどっかりと「場所」を持って、そこにずんどこずんどこ「備え」だとか「蓄え」を放り込んでいって、そこから出しては補充してを繰り返して安泰で生きていかれる、なんてことは並の人

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絵の作者におひねりのひとつでも渡せたら

絵の作者におひねりのひとつでも渡せたら

『ブルーピリオド』という美大を受験する主人公を描いた漫画があるのですが、その中で、美術の素人に近い主人公に対して登場人物が「買いつけごっこ」という鑑賞法を提案する、というシーンがあります。私も美術においてまったくの素人ですので、なるほどなぁとためになった気持ちでいました。自分の手持ちのお金と交換するならばという目で絵を見ると、その絵のすごさやありがたさをどれくらい自分が感じているかを知る目安になり

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ひとりでは社会ではない

ひとりでは社会ではない

いつか商業的に成功することを夢見ています。夢に見ているだけですし、「いつか」とか言っている時点でいかにも成功する日は来なさそうです。現に、それで三十路なかばまっしぐらなのが私です。

お金をたくさん手に出来なくても、おおまじめに何かをやれてしまうのです。独りよがりで満足してしまっているともみなせます。

他の者にとっての価値を生み出せたら、お金はついてくるのが社会の道理なのじゃないかと思います

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キウイ、甘いのと酸っぱいのと。

キウイ、甘いのと酸っぱいのと。

「仕事を増やす」というと、私は真っ先に「めんどうごとを増やしてくれたな」というような文脈で用いることを思います。一方で、雇用を創成するというような文脈もあると思います。おもしろいと思ってやれることなら増えたほうがいいし、めんどうごとならば増えないほうが良い。それも、「誰にとって」によって変わるでしょう。他者の世話をすることに喜びを覚える人もいれば、干渉を嫌う人もいます。

丸い卵を四角く切るな

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解像度

解像度

「がんばれ!」「やり通せ!」というような盲目的な精神論に欠けるもの。それは、何を実現するかを見据えて、そのために必要なことを具体的に明らかにし、それを確実に実行していくちから、実現力みたいなところにある。自分やまわりの状況を精確に把握する観察力が要りますし、それによって得た情報をもとにいつどこでなにをやるのか発想する力、組み立てる力、構成する力、それを行うための純粋なエネルギー、体力みたいなものも

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滝行とホチキス綴じ

滝行とホチキス綴じ

滝に打たれるという体験はどんなもんなのでしょうね。とてつもない冷たさの水が、からだを痛いくらいに強く打つ。その状態がつづく。寒さ、痛さ。口に水が入って、息がしづらいことでしょう。衣服がからだに張り付き、密着し、冷たいことでしょう。におい? 飛び散り、流れる水が鼻を覆って、においどころではない? もしくは、みずみずしいあの「水」のにおいでしょうか。なぜか、においのない「水のにおい」を私は知っている。

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