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2021年3月の記事一覧

13歳の夜/プッシュプルポット

2021年3月6日(土)
『見放題 東京 2021_FRONTIR EDITION』
at Tokyo Shinjuku-Area

東京新宿界隈9会場で行われるサーキットイベントの予習をしているときに、出会ってしまったバンドです。切ない歌声から始まるが、次第に力強くなる音。最高じゃないですか?

プッシュプルポット
石川県金沢市発
4ピースロックバンド
2017年結成

岩手出身のボーカルさんが
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今日は東日本大震災から10年目。陸前高田市の高田松原は津波で流され、この一本だけが残りました。陸前高田郵便局も甚大な被害を受け、場所を移して業務を再開した時に、風景印の図案を「奇跡の一本松」に変更しました。一本松は枯れた後もこんな形で残り、人々に震災の被害を伝えているのです。

INTERVIEW FILE:村上 直人

INTERVIEW FILE:村上 直人

「良い運命もありました」男の名は、村上直人(むらかみ なおと)。岩手県陸前高田市出身・1995年9月29日生・高田高校ー富士大学・背番号13・車掌兼投手。今回はこの男の魅力に迫るべくインタビューを行った。

――学生時代

男が「野球人生で一番動いた瞬間」と語るのは高校時代のこと。高校から投手専念となった男は当時スリークォーター気味で投げていたという。しかしスピードが出ず悩んでいると当時の監督から

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1話 東日本大震災に駆け付けたヘリパイロットの隔靴掻痒記 3.11とその前後

1話 東日本大震災に駆け付けたヘリパイロットの隔靴掻痒記 3.11とその前後

3.11その日の発災情報の入手は無線の傍受だった 55歳で陸上自衛隊を停年退官してすぐ島根の防災航空隊で飛ぶことになった。
 その6年後のことだった。島根県には当時ドクターヘリはなく、いまではドクターヘリが行っている任務も防災ヘリコプターが担任していた。所属操縦士は3名であり、昼間は一人で夜間はダブルパイロットで運航していた。24時間365日を基本的にこの態勢で維持するのは、かなり、いやとても、自

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「なんだ、彼氏のことか」と言われて

「なんだ、彼氏のことか」と言われて

10年前の3月、海辺からどこまでも広がる瓦礫を前に、ただ茫然と立ち尽くした。岩手県陸前高田市は、市街地が壊滅的な被害を受けていた。私自身は神奈川県の出身だ。ただ、あの当時、夫の父、母が暮らしていたのがこの街だった。

義理の父は病院の4階で津波にのまれながらも、なんとか助かることができた。けれども義理の母は、震災から1ヵ月後、川の上流9キロ地点の瓦礫の下から発見された。

震災当時、私たちは婚姻届

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