マガジンのカバー画像

アズのnoteの入口

10
アズのnoteに遊びに来てもらったらまず読んでもらいたいエッセイを10個集めました。
運営しているクリエイター

#エッセイ

繊細さ、感情、今の私。

繊細さ、感情、今の私。

自分の繊細さを憎んだことがあります。外からの刺激も内からの感情も私に襲いかかってきて離れない。うまく避けようとしてもつきまとってくる。そんな感覚がいやでした。

でも、繊細であることは、時に救いとなることを知りました。私が感じとってきた刺激や感情は、誰かにとっての感情に寄り添う共感となる。自分だけじゃないんだという救いとなる。だから繊細も、案外悪くないなと思えました。

感情は形を持ちません、色と

もっとみる
自分、なにも、ない。

自分、なにも、ない。

私にはことごとく何もない。何かに特化して続けてきたわけでもない、地方や都市に拠点があるわけでもない、海外に行ったことがあるわけでもない。

そんなことを考えるたびにへこむ。ないものを思ってへこむなんて、いつまでも人と比べて生きているなんて、と思いまたへこむ。繰り返して繰り返して、底なし沼に嵌る。

居場所がほしいと思う。居場所をつくりたいと思う。寂しいわけではない。求められたいのか、認められたいの

もっとみる
文章と、私の病気について、

文章と、私の病気について、

ちょっとした言葉の表現たちをInstagramに毎日投稿している。自分の感情をなぞるように言葉にしていく。なぞる、とは指先でそっとその形を沿わせるように触れること、大切に、大切に。この繊細な作業、うまくなりたいと思う、だけれど一向に満足のいく表現ができなくてむず痒くなる、練習、ひたすら練習。

言語化について。自分の感情、思考を言語化するには、語彙力と言語を扱う応用力が必要なのだけれど、つまり完璧

もっとみる
かっこ悪いわたしの生活

かっこ悪いわたしの生活

大好きな夏が終わろうとしている。前回のnoteの更新は5ヶ月も前だ。結局仕事を3ヶ月も続けられなかった自分への絶望。目的地を失って、道がみえなくなって、自分がさらに嫌になった。

きっとあのままひとりで生活していたら、今頃おかしくなっていたと思う。

翌月、恋人との同棲が決まった。慌ただしく物件探しと引越し準備をして、1ヶ月後に引っ越しをした。引っ越してすぐは体調を優先して家事に専念しながらの生活

もっとみる