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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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#発達障害の育児

「母親失格」と思う毎日からの卒業

「母親失格」と思う毎日からの卒業

発達障害のお子さんは
「育てづらい」と言われます。

でも、子育てしていると
その「育てづらい」に
なかなか気付けないんですよね。

だからこそ、
子育てがうまく行っていないことを
自分のせいにしてしまい
「私って母親失格なのかも」と
毎日毎日涙を流しているママさんが
きっといらっしゃるだろうなと思って
今日は記事を書いています。

真面目で一生懸命なママさんほど
辛くて苦しい思いを
誰にも話せな

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どんな育児をしたいのかを明らかにする

どんな育児をしたいのかを明らかにする

発達障害の子育ては、
育児書通りにいかないことばかり。

だからこそ、
「これでいいのかな?」と
一つひとつのママさんご自身の行動を
不安に思いながら、
そして不安を積み重ねながら
子育てをなさっているだと
お察しいたいます。

かと言って、
定型発達のお子さんの子育てにも
不安はつきものですよね。

でも、発達障害の子育ては
定型発達のお子さんの子育てより
不安度が非常に高いのです。

それは、

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発達障害のお子さんにとって辛いこと。

発達障害のお子さんにとって辛いこと。

生まれる前からの環境が
その子どもにとっての
スタンダードであり、
そのスタンダードは、
子どもが大きくなり、
社会参加を重ねていくうちに
また違ったものになる。

これは、
発達に心配があってもなくても
人間であれば当たり前のことですよね。

あなたもこのような道を
通ったからこそ今があり、
そしてこれからやってくる
未来もその「スタンダードの上書き」が
起こってくるはずです。

幼い子どもにと

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発達障害の子どもが選ぶ指導者とは?

発達障害の子どもが選ぶ指導者とは?

「先生」と呼ばれる立場の人物にとって
子どもから
「◯◯先生に教えてもらいたい!」と
言われたり、そういう雰囲気を醸し出したり
されたりするのは、
最高に嬉しいことです😊

かく言う私も
ありがたいことに
そういう場面に何度も出会っています❤️

ただ、過去には
いろいろな失態がありますので
「あづみ先生がいい!」という
ありがたすぎる言葉を
素直に受け入れられない自分も
まだまだいるのです。

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自分が決めれば子どもの「できる」が増える

自分が決めれば子どもの「できる」が増える

発達障害のお子さんを
自宅で療育しようとする場合、
あなたがどう教えたいのか、
お子さんはどこまでできるように
なって欲しいのかなどを
はっきり決めるだけで
お子さんの「できる」が
増えてしまう、というマジックがあります。

実際、
私に相談しただけで
お子さんの「できた」が増えた、という
お客様からの「声」も
たくさん頂いております。

それだけ大人側が「意識する」という
ことが非常に大切なんで

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メモを取る練習をしよう!

メモを取る練習をしよう!

発達障害のお子さんは、
耳から入る音声言語での情報を
処理するのが難しいと思います。

かくいう私も
耳から入る情報を
正確に記憶しておくことは
年々難しくなっています。

誰かから聞いた話なのに、
自分の言葉に置き換えてしまう
よくない癖も出てきてしまうため、
情報が交錯してしまうことも💧
(こういうことは、特に
グレーゾーンのお子さんにも
起こりうることだと
個人的には思っております。)

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教えていますか?タイムマネジメント〜後編

教えていますか?タイムマネジメント〜後編

発達障害のあるお子さんは、
タイムマネジメントが苦手だという
お子さんが多いもの。

それは、本人の努力が足りないとか、
怠けているからとか、
そのような
心持ちの問題だけではありません。

発達障害の原因とされる
脳の機能障害がそれを引き起こしている、
と考えてみてください。

しかしながら、
「脳の機能障害があるから
タイムマネジメントができてくても
仕方がないよね」と諦めるのは、
違うなって

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教えていますか?タイムマネジメント〜前編

教えていますか?タイムマネジメント〜前編

発達障害やグレーゾーンなど、
発達に心配のあるお子さんは
とにかく自分自身の
タイムマネジメントが
ものすごく苦手だという
お子さんが多いなと
私のこれまでの経験から
そう感じています。

このタイムマネジメント、
幼少期や学齢期には
「困ったこと」として
出会うことがあるとは思いますが、
自分でどう「時間管理」するのかを
学ぶ機会に巡り会うことは
とても少ないと思うのです。

それはどうしてかと

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学校からの手紙を持ち帰れないお子さんへの手立て

学校からの手紙を持ち帰れないお子さんへの手立て

発達に心配があってもなくても、
小学校に入学すると
誰もが直面するのが
この「手紙問題」ではないでしょうか?

特別支援学級や特別支援学校なら
先生方が丁寧にサポートしてくださるし、
この「手紙問題」を十分承知なので
必ず持ち帰らせてくださいます。

でも、通常の学級に在籍していると
これがなかなか難しいもの。

それもそのはず。

担任の先生一人当たりの
児童の人数が5倍くらい
違いますからね。

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誰かのために頑張れるけれど自分のことは二の次になってしまうお子さん。

誰かのために頑張れるけれど自分のことは二の次になってしまうお子さん。

今の私のように
個別指導がメインですと、
今日のタイトルにあるような
お子さんの性格には
気づきづらいこと。

学級担任になると
「先に自分のことをやりなさい」と
何度も何度も声をかけていた
お子さんが必ずいるんですよね。

こういうタイプ、
気のせいかもしれませんが
知的障害グレーゾーン、
軽い知的障害のお子さんに多いような、
そんな印象があるのです。

自分のことはさておき、
友だちの「まだで

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公立と私立幼稚園の選び方

公立と私立幼稚園の選び方

昨年から幼稚園、
または幼稚園に通う年齢で
保育園に通っているお子さんの保育料が
無料になりました。

あくまでも「保育料」なので、
教材費や制服代などは保護者負担です。

この「保育料無償化」は
公立幼稚園には大打撃でした。

というのも、
これまでは保育料が安いことが
公立幼稚園を選択する後押しと
なっていたのに、
私立幼稚園と同じ土俵で競うことに
なってしまったからです。

しかも、私立幼稚

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「言いたいことが伝わらない」と思ったら。

「言いたいことが伝わらない」と思ったら。

発達障害のお子さんは、
視覚で学ぶことが得意なお子さんが
多いですよね。

視覚で学ぶお子さんたちは、
視覚で学ぶことに注意を向けてしまうので、
聴覚からの情報処理が
どうしても苦手になってしまいがちです。

そのため、音声言語、
つまり、耳から聞こえる情報を頼りに
行動することが
大変難しくなってしまいます。

このような状況に出会うと
「私の言っていることが
子どもに伝わらない」と
考えてしま

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発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜実践編

発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜実践編

今回の「実践編」は、
いよいよあなたの氣を
感じ取ることからはじまります。

そして、その氣を
お子さんに注ぐことで
お子さんの心が落ち着いてくる、
というお話をしますね。

「基礎編」をあなたは
ご覧になっていますでしょうか?

もし、まだでしたら
以下の記事を参考になさってくださいね。

さてさて。

早速「実践編」に入りたいのですが、
まずは私が発信している
無料のメール講座を
あなたにお届

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発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜基礎編

発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜基礎編

子どもはもともと
感情のコントロールが不器用です。

その原因の一つに
言葉の少なさや表現の乏しさが
あげられると私は思っています。

いわゆる言語表現です。

小学校でも4年生くらいから
難しい言葉が増えていきます。

感じで言えば
それまでは訓読みで表現していた言葉が
どんどん音読み、つまり熟語に
なっていくのです。

話し言葉にも熟語が多くなると、
言語コミュニケーションが
ますます加速して

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