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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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#ABA

発達障害の子育ても基本が大事

発達障害の子育ても基本が大事

最近、ますます大事だなって
そう思うことがあります。

それは、
「基本」こそ大事なことだと
改めて考えるようになりました。

それはどうしてなのか、というと、
ある一人のママさんのつぶやきが
私の目に留まるからなんです。

詳しいことは避けますが、
以下の点が気になりました。

もう、この繰り返しなんですよね💧

このママさんも
気づいていらっしゃいませんが、
この「新しい悩み」というのが

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ダメなことを教えるには?

ダメなことを教えるには?

ダメなことを教えるには
どのように教えれば良いですか?

時々ですが、
こういう質問をなさるママさんに
出会うことがあります。

私からすれば、
発達に心配のあるお子さんに
ダメなことを教えるというのは
最上級に難しいことです。

どうしてかというと、
私が「○○してはダメだよ」と
お子さんに注意喚起することは、
「○○しなさい」と、
行動を促していることに
なってしまうからです。

つまり、誤学

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書籍やセミナーだけではABAが使えない理由

書籍やセミナーだけではABAが使えない理由

「応用行動分析を知っていますか?」

体験レッスンなど、
私の個人レッスンをお申し込みくださる時、
このことをみなさんにお伺いしています。

当たり前のことですが、
実際に活用できている人は
当然ながらいらっしゃいません。

活用できていたら
私のところへわざわざご相談には
いらっしゃらないですから💧

とてもありがたいお話ですが、
半分くらいの方が
私のメルマガで知ったと
おっしゃってくださっ

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子育てに応用行動分析を活用してみた。

子育てに応用行動分析を活用してみた。

私は、結婚する前から
応用行動分析や
TEACCHプログラムに
出会っていました。

だからこそ、
自分が子どもを産み、
育てるようになったら
応用行動分析で育児をしてみたいなと
素直に思っていました。

毎日、クラスの子どもたちと接する中で
応用行動分析を
教育や療育に取り入れる良さを
十分に実感していたからです。

今まではただの「手段」だった
応用行動分析。

でも、今は違います。

急に「

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言葉のレパートリーの勘違い

言葉のレパートリーの勘違い

これ、専門家や指導者でも
平気で間違える人が
いらっしゃるので
シェアいたします。

お子さんの言葉の遅れが
気になっていらっしゃる保護者に

「言葉をかけてあげてください」
「本の読み聞かせをすると良いです」
「歌で言葉を広げましょう」

などなどの
誤った考え方があります。

ママさんたちは専門家ではないので
こういうお話を信じてしまい、
どんなに大変だとしても
お子さんを座らせて
毎晩本を読

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ネガティヴフィードバック

ネガティヴフィードバック

ネガティヴフィードバック。

私は、たくさん浴びてきました。

「これはダメだ」
「違う」
「そうじゃない」
「間違ってる」

私自身、
こういう言葉には
今でもとても敏感です。

心も体も萎縮してしまい、
行動も思考も止まってしまいます。

ただ、間違いを訂正されるのは
私たちが生きていく上で
大切なことだとは
十分分かっているのですが、
ネガティヴフィードバックは、
とってもとっても辛いです�

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ABAで言葉を増やしてみた②

ABAで言葉を増やしてみた②

※こちらで使用している写真は
写真ACさんよりダウンロードしたものです。
私の子どもの写真ではありませんwww

私の当初の予定では
前回の記事で私がどのように
言葉を増やしていくのかを
具体的にお伝えしようと
思っていました。

でも、その前に
大事なことがあったので
そちらをお伝えしてしまいました💧

今回こそ、
私が1歳7ヶ月の次女の言葉を
どう増やしていったのかを
具体的に書いていきます

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ABAで消去してみた。

ABAで消去してみた。

「行動の消去」

この言葉、
あなたはご存知でしょうか?

応用行動分析の療育には
欠かせない考え方です。

「行動の消去」とは、
問題行動であっても
適切な行動であっても
その行動をお子さんから
なくすことを意味します。

ここでちょっとだけ
思考を立ち止まらせてください。

私たちが行動を消去すると、
その行動の良し悪しに関わらず、
行動を消滅させてしまうのです。

ですから、
意図的に行動を

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ABAでの育児

ABAでの育児

ABA、つまり
心理学の一つである
応用行動分析は、
ASDのお子さんの療育に
大きな効果があると言われていますし、
科学的なエビデンスもあります。

ただ、応用行動分析自体が
「効果的な療育法」という分野ではなく、
あくまでも「心理学」なので
ASDはもちろんのこと、
発達障害のお子さんであっても
そうでなくても
効果的であることは
明らかなのです。

ABAを詳しく知らないまま、
ここに線引き

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「ほめられる」のは嬉しいこと?

「ほめられる」のは嬉しいこと?

発達障害のお子さんの中には
ほめられることを
嬉しいと感じることができない
お子さんもいらっしゃいます。

それは、脳の機能障害ゆえの
ことなのですが、
できるだけ幼いうちから
「ほめられる」ことが
素晴らしいことなのだ、ということを
しっかりと教えることが
何よりも大切なことです。

私の師匠であり恩師である人は
まず最初に「ほめられる」というのを
お子さんに教えていましたし、
私もそうしていま

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自分で療育できるメリット

自分で療育できるメリット

私は、効果的な療育を
毎日の育児に取り入れる方法を
皆さんにお伝えしています。

皆さん、誰もが
感じたことがあると思うんですよね。

「家で何をすれば良いのか」って。

私にご相談なさるママさんたちも
そういう言葉を口にします。

正直、私は返答に困ります。

なぜなら、
「家で何をすれば良いのか」ということは
私が相手のママさんの代わりに
育児をプロデュースすることに
なってしまいますので。

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子どもがパニックを起こしたら

子どもがパニックを起こしたら

子どもというものは
自分の感情のコントロールが
大人ほど器用ではないので
TPOを考えずに、または意図的に
かんしゃくやパニックを
起こすことがあります。

原因は怒りだったり不安だったり
はたまた喜びだったりと、
本当にいろいろですよね。

私たち大人にとっては
かんしゃくもパニックも
困ったことなので
どうにか収めたいとことですが、
実はあなたが何気なく
取っているいる行動が
かんしゃくやパニ

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ABAを知らない先生へのアプローチ

ABAを知らない先生へのアプローチ

みなさん、ABAをご存知ですよね。

心理学の一種である
「応用行動分析」のことです。

私があまりにもABAを活用しすぎるので、
皆さんの中には誤解をなさっている方も
いらっしゃるかもしれませんね。

私は、ABAにこだわっているのではなく、
純粋に効果的であり、
お子さんの気持ちを理解する上で
大切な存在であるからこそ
活用しているのです。

元教師の私がABAを
こんなにも活用しているので、

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ペアレントトレーニングって必要?

ペアレントトレーニングって必要?

お子さんの発達に心配がある、と
保健師さんや臨床心理士さんなどの
専門家が判断した場合、
療育を勧められますよね。

勧告に近い助言をいただいた時は
何が何だか分からなかったり、
現状を受け入れるので精一杯だったり、
受け入れることすらできなかったり、
とにかく錯乱状態が続くはずでしょう。

療育にかかることを勧められて
いざ行動してみるとがっかりするのが
療育が満員で「空き待ち」だということです

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