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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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2021年5月の記事一覧

理科の観察日記が書けない理由

理科の観察日記が書けない理由

学校の学習の中で
「ものを観察する」という学習があります。

大抵の場合、理科や生活科が
多いとは思うのですが、
写生を入れると図工もそうかもしれませんね。

通常学級の先生の中には、
「観察日記」や「観察記録」を書くのは
そう難しくない、と考えている人も
いらっしゃいます。

どうしてかというと、
観察したいものを見て、
それをそのまま絵に描いて
そして文字で説明を付け加える
だけで観察記録を書

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必要な学校教育を受けられない子どもたち

必要な学校教育を受けられない子どもたち

私たちは幼い頃から
メディアに触れて生きています。

その代表となるのがテレビ放送。

私の主人の話をすると、
彼がリビングに来た時、
テレビがついていないと
必ずテレビのリモコンを探して、
電源ボタンをポチッと押します。

そうすると
テレビがつくわけですが、
その番組を誰か見ているのかというと
誰も見ていないのです。

テレビをつけた当の本人だって、
椅子に座るとスマホに目を落としている、

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就学相談に行かないとどうなるのか

就学相談に行かないとどうなるのか

「就学相談」という言葉。

「療育」という言葉同様、
なかなか耳なれないですよね💧

どうしてかというと、
就学相談を利用する人は
ごく一部の保護者の方だからです。

つまり、一般的な言葉ではない。

「就学相談」という言葉を耳にして
ピンと来るのは、大抵の場合、
学校教育関係者や療育関係者、
それから療育を利用している
保護者のみなさん、というところです。

要するに、
発達に心配のある
年長

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おうち療育をしている家庭・そうでない家庭

おうち療育をしている家庭・そうでない家庭

お子さんの発達に心配があると
気がつきながら
発達相談をためらっていたり
発達相談に行った後に
療育にいくのをためらっていたりして
療育を受ける機会を逃した
数え切れないのお子さんに
出会う機会をいただいてきましたし、
今もなおいただいている最中です。

私の得意とする「10分間おうち療育」という
言葉を目にして、私に連絡をくださる
保護者の方の多くが、
お子さんの子育てに療育を
取り入れていらっ

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「できた」を一緒に確かめ合う

「できた」を一緒に確かめ合う

子どもの自己肯定感を
高めるのに欠かせないこと。

それは、お子さん自身が
「一人でできた」という感覚を
実感した時の達成感です。

イラストにして描くとしたら、
何かにチャレンジしている時は
唇を閉じて、左右どちらかの口角から
舌の先を上向きに
ちょこんと出している表情。

「できそう」と感じた時は、
唇をキュッと結んで
左右どちらかの口角が
グイッと上がっている表情。

そして、この後に続く「

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「言いたいことが伝わらない」と思ったら。

「言いたいことが伝わらない」と思ったら。

発達障害のお子さんは、
視覚で学ぶことが得意なお子さんが
多いですよね。

視覚で学ぶお子さんたちは、
視覚で学ぶことに注意を向けてしまうので、
聴覚からの情報処理が
どうしても苦手になってしまいがちです。

そのため、音声言語、
つまり、耳から聞こえる情報を頼りに
行動することが
大変難しくなってしまいます。

このような状況に出会うと
「私の言っていることが
子どもに伝わらない」と
考えてしま

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発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜実践編

発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜実践編

今回の「実践編」は、
いよいよあなたの氣を
感じ取ることからはじまります。

そして、その氣を
お子さんに注ぐことで
お子さんの心が落ち着いてくる、
というお話をしますね。

「基礎編」をあなたは
ご覧になっていますでしょうか?

もし、まだでしたら
以下の記事を参考になさってくださいね。

さてさて。

早速「実践編」に入りたいのですが、
まずは私が発信している
無料のメール講座を
あなたにお届

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発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜基礎編

発達障害の子どもの心が穏やかになる方法〜基礎編

子どもはもともと
感情のコントロールが不器用です。

その原因の一つに
言葉の少なさや表現の乏しさが
あげられると私は思っています。

いわゆる言語表現です。

小学校でも4年生くらいから
難しい言葉が増えていきます。

感じで言えば
それまでは訓読みで表現していた言葉が
どんどん音読み、つまり熟語に
なっていくのです。

話し言葉にも熟語が多くなると、
言語コミュニケーションが
ますます加速して

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