うちだけ突然まさかの停電!?日常的な防災対策と食料備蓄の大切さを実感した話
こんにちは、水無瀬あずさです。
いやあビックリしました。朝起きて、コーヒーでも作ろうかと準備をしつつ、低血圧の長男を起こしに子ども部屋の電気を付けた瞬間、家の電気がパッと消えたんですよ。「・・・え、まさか停電?」と理解できるまでに数分かかりました。だってあまりに予想外だったから。
確かに昨日は雪が降っていて夜もえらい雷がズンドコ鳴っていたけど、今朝は雲っていたし雪もほぼ解けていたしで、さすがに停電になるなんて誰が予想するでしょうか。とりあえず何が何だか分からないなりに、家族みんなの口から出てきたのはひとまず「寒い!!!」でした。
元日の震災で被災した皆さんは、これよりもっと過酷でつらい生活を送っているんだなと考えると、こんなことで弱音を吐いていることが申し訳なくなってくるのですが、いやエアコンがないってとにかく寒い。マンションだからまだマシなものの、エアコンもカーペットも使えないのは厳しい。そして寒いだけじゃなく、生活がいちいち不便すぎる。自分たちが日々どれほど電力に依存して暮らしているのかという事実を目の当たりにしたのでした。電気さんいつもアリガトウダヨォ・・・!
災害大国ニッポン、日常的に防災対策に努めている方は多いとは思います。我が家もそれなりにやってきたつもりだったのですよ。が、今回の事態に際して、「あれ?」「ここが足りていないな」と感じることが非常に多かったです。これがリアルな災害じゃなくて本当に良かった!
そこで今回は、我が家が突然の停電に見舞われたことで気づいたことなどをまとめておきたいと思います。前回に引き続き「転んでもただでは起きない」根性を発揮し、新しい気づきに変えていくのであります。これを読んで、ご自宅の防災対策や備蓄について改めて考えるきっかけにしていただければ嬉しいです。
2/6(火)8:25、突然の停電
毎朝目覚ましは6:30にセットするものの、ひとまずリビングのエアコンをONにしてベッドへ戻り、起きるのは7時過ぎです。リモートワークなので朝はゆっくりでもいいのは幸せ。
今朝は「そろそろ起きるか~」と7:20ごろに起き、台所でティファールのポットに水を注ぎ、スイッチをON。次男はすでに起きていましたが、私に似て低血圧の長男はまだ部屋で寝ているようだったので、「起きろバカたれー!」と子ども部屋を開けたとき、玄関でブウ~ンと聞いたこともない不穏な音がしました。夫が仕事部屋から「何の音!?」と聞いてきます。
そんなん知らんがな、と思いながら、とりあえず子ども部屋の電気をON。と同時に、家じゅうの電気がフッと消えました。
・・・・・・・・。
全員、一瞬思考停止。
子ども部屋の長男がボソッと「・・・停電?」とつぶやいたのを聞いて、あ、これ停電かとようやく状況が把握できました。確かにどの部屋も電気が消えている。あコレ停電だわ!と思い、とりあえずスマホで東京電力の停電情報を検索。「現在停電情報はありません」と出てきて、もしやうちのマンションだけでは?という結論に至ったものの、「いやマンションじゃないっぽい」と玄関を出て確認した夫。他の家の電気は点いているらしく、まさかのうちだけ停電という非常事態であります。
長男が目を輝かせながら「これは大変なことだ、ヨシ俺も学校を休もう」と意味の分からんことをほざきます。うるせえさっさと起きて準備しろや!とたたき起こし、ネットで検索した「ブレーカーが落ちた場合の対処」を夫と二人で一つずつ確認しました。
ただそもそも、一番左にあるアンペアブレーカーが下がっているのを上にあげても、もとに戻っちゃうんです。普通ならこれを上げれば復旧するはずなのにね。そもそも壊れたのでは・・・?という話になり、仕方なく修理依頼の電話をすることに。困ったときは東京電力!
電話はなかなかつながらなかったけど、なんとか夫がオペレーターさんとのコンタクトに成功。「通常であれば1~2時間程度で行けると思います、ただ雪の影響で・・・」と言われ、二人で「あ午前中の仕事オワタ」と諦めることにしました。人間諦めが肝心だよね。
なお薄暗闇のなか登校していった長男、玄関からドアを開けた瞬間に差し込んだ光に「あっ明るい!俺、生きてる!」と謎発言をしていて、不覚にも笑ってしまいました。ちょっとおもろいやないかい。
原因はアンペアブレーカーの故障
東京電力の方が来てくれて、故障は迅速に解消されました。到着したときの安心感が半端なかったです。なんて頼りになるんだ・・・!
詳しいことはよくわかりませんが、分電盤のアンペアブレーカーのレバー(?)が壊れてしまっているとのこと。何らかの原因でバッテリーが落ち、本来であれば復旧するはずが、壊れてしまって復旧しなかったということのようでした。
ただこのレバーの付いたアンペアブレーカーは、電力自由化によって作られなくなり、今はスマートメーターというものに切り替わっているんだそうです。「こういう修理や点検の時じゃなければ確認しないので、今でもこのタイプを使われているお客さまも多いんですが・・・」とのこと。確かに、こんなときじゃなければブレーカーを見ることなんてなかったかも。ちなみに、スマートメーターへの取り換えは無料でやってもらえました。
マンションを購入して今年で16年、外壁などの修繕などもありつつ、家でもガス給湯器をそろそろ変えなきゃね、水道もガスコンロもだねと話していた時期でした。そりゃブレーカーだって古くなるわなって話です。なんで気づかなかったんだろう。持ち家のメンテナンスって本当に大事だなと身につまされたのでした。
停電によって得た気づき
停電してから東京電力が家に着くまで、約1時間ちょっと。薄暗いし寒いし仕事もできないしで、とりあえずリビングで夫としゃべりながら過ごしました。人間、非常事態にならないといろいろ考えないものですよね。気づけば「あれもこれも足りないね」ってことが多く、日常的に防災対策をもっとちゃんとやらなきゃいけないことに気づかされました。
電力自由化による変化
今回最も大きな発見は、スマートメーターというものの存在です。
電力が自由化されても我が家は特に見直しもせず、今なお東京電力のまま使っているわけですが、電力メーターが変わっているなんてことを今の今まで知りませんでした。皆さん知ってました??
スマートメーターには通信機能があり、アンペアの変更なんかも全部、電話したら遠隔操作で設定を変えられるんだそうです。作業員がわざわざ来なくていいなんて、便利な時代だあ・・・。これにより、訪問検針も必要なくなるってことなんだそうですよ。人手不足の解消にも寄与するんだな。
またもし今回のようにブレーカーがおちても、5分後に自動的に復旧する機能が備わっているそうで、こちらでの操作は不要です。遠隔操作できるなら復旧も早いってことなのかも。
とにかく暗い
朝の出来事だったので、外は決して暗くはないんですが、電気が使えないととにかく家の中が暗いんです。リビングに懐中電灯を2個用意していたのですが、いちいち持ち歩くのは非常に面倒で、「もっと家のあちこちに懐中電灯を置かなきゃ」という気持ちになりました。とくに暗かったのがトイレ。今回はスマホやバッテリーライトを持って入りましたが、こういう時用にトイレにも予備ライトが必要だなと感じましたね。本当に、夜じゃなくて良かった。
こういう時のリビング用には、もっと大きな非常用ライトも必要だと思いました。ランタンとか。家族みんなで集まらなきゃいけないときに、小さな懐中電灯だけでは心もとなかったです。
あと玄関には電池式の非常電気があったはずなのですが、この非常時に光りゃしないんですわ。復旧後に確認してみたら、普通に電池が切れていました。いや、ほらちゃんと確認しないから・・・!
とにかく寒い
エアコンが切れて改めて思い知ったのが、部屋の寒さです。暗いからと窓のカーテンを全開にすると冷気がえぐくて、室内が暗くなると分かってもカーテンを閉めるよりほかありませんでした。外気がえぐいぜよ。
エアコンにヒーター、ホットカーペットなど、考えてみれば防寒グッズって電気を使うものばかり。灯油ストーブがあればこういうときは助かるけど、子どもがいるとやっぱり危なくてダメですしね。もっと安全で電気を使わないもの、アンカみたいな電気を使わないものが必要だと思いました。
寒さを何とかすべく、カセットコンロでお湯を沸かしてコーヒーを飲みました。こんなときだけど温かいものを口に入れるとホッとするものですね。
滅多に使わないカセットコンロを引っ張り出したので、ボンベの寿命ってどのくらいかな?と調べたところ、7年だそうです。それまでに使い切らなきゃいけないんだね。これまた勉強になりました。
すぐに食べられるものがない
朝イチだったので朝食を食べておらず、東京電力の修理を待つ間に朝ご飯を食べることにしました。いつもならパンとかご飯なんかを適当に食べるのですが、とにかく寒いので温かいものが欲しいねってなり、備蓄食料品をチェック。
確認したところ、袋めんはたくさんあったんですが、「こういうときはサッと食べられるカップ麺が欲しかったな」と感じました。カップ麺って場所を取るから備蓄品には入れていなかったんですが、今回のことを受けて、いくつかまとめて買っておこうという気になりましたね。お湯さえ沸かせば食べられるものが欲しい。
結局、袋めんは面倒くさいよねという結論になり、とりあえず炊飯器に入ったままだったご飯とお漬物で朝食を済ませました。お腹が満たされたら心も少しだけ余裕を取り戻せますよね。空腹ダメゼッタイ。
仕事ができない
副業はデスクトップPCを使っているのでお亡くなりですが、本業用はノートPCなので、とりあえず仕事はできるなと電源をONしたところ、ルーターが死んでいるのでネットが使えない事実が発覚。ぎゃっふんとなりました。
スマホにテザリングすれば仕事はできなくもないが、果たしてそこまでやるべき?いや、これはもう復旧するまであきらめたほうが早い気がすると思い、早々に働くことを諦めました。いやだってこれは非常事態だしね!
パソコンはネットがあぼーんなので諦め、ひとまずスマホで会社へチャット連絡したので事なきを得ました。「よりにもよって雪の日に大変ですね」って返信が帰ってきて、ほんそれ!と思ったもんです。それにしても、こんな時はスマホでも仕事にアクセスできる環境を作っておくことも実はすごく大事なんだなと感じました。働けなくても報告はできないとね。
非常時こそ、ちゃんとした業者を
「ブレーカー 故障」とか検索すると、「すぐに修理に駆け付けます!」「値段も安いです!」って業者がスポンサーでたくさん出てきました。確かに費用は安いにこしたことはない。でも電気ってライフラインなんですよね。生活基盤なので、安かろう悪かろうでは困るよねってことで、ちゃんとした業者代表・東京電力にお願いしたわけです。安くて素晴らしいサービスを展開しているところもあるかもしれないんですが、こればっかりはなんか信用第一な気がするんです。
地震などの災害の時には、火事場泥棒的な輩がたくさん湧くといいますが、非常事態ほど人によっては「チャンス!」ってなりかねないわけで、だからこそ多少コストはかかったとしても安心・安全を約束してくれる信用あるところを選択する必要があるんだと強く感じました。
今年中におそらくガス給湯器を新しくするんですが、これも大事なライフラインなので、多少コストがかかっても私は正規代理店にお願いしたいなあ。アフターメンテナンスも含めて、最終的にはトントンな気がするんです。
結び
感じたことを感じたままに書き連ねていたら5000字を越してしまいました。今回あまり推敲していないのですが、「そのくらい大変だったのね」と生暖かい目で見守っていただければ幸いです。人間いつ非常事態に襲われるかわかったもんじゃないですし、日常的な備えは本当に大事だと痛感した出来事でした。もう二度と体験したくないけどね。
最後に副業Webライター実績の宣伝をば。子育て支援サービス「みらぴか」の教育コラムがアップされました。テーマはずばり、ゲーミフィケーションについて。ゲーマー保護者として、ゲームと教育のコラボレーションの可能性について書いています。もしよければご一読くださいませ!
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