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双極性障害の私が司法試験に合格する話。

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2021年に双極性障害と診断された私が、2025年に司法試験に合格するまでの話を全部丸出しにする日記です。初めの頃は苦手な数字を克服するため小学3年生の算数ドリルをやっているよう… もっと読む
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#勉強

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

 突然、仕事に行けなくなった。

お風呂から出て、髪を濡らしたままぼーっとしている。私はこのあと何をしなければならないんだっけ?そのまま布団に入り、目を閉じるも、あれ、どうやって寝るんだっけ?当たり前にできた事ができなくなってしまった。始業時間まで、あと30分。いつもならもう家を出ている時間。どうしよう、間に合わない。涙しか出てこない。iPhoneを開いては消して開いては消して。職場の人に、なんて

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(248)敵を味方にする。

昨夜、勉強のやる気満々だったのに!気づいたら、ベッドで寝転んで、スマホでドラマ見てた!まじで最悪!!!自己嫌悪・・・を感じる前に眠気で寝ちゃった。

案の定、スマホをベッドに持ち込むと、眠りがよくない。眠い!本当に最悪!やっちまった!

スマホを触った時点で、私はもう終わりなんだ。理性があまり働きずらい人間なので・・・スマホにあらがえるほどの強さを持っていない。それはもう認めよう。降参。

だから

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(426)勉強が怖いの、なんで。

勉強が怖いの、なんでだろ。

上手く理解できるかな?今日もしっかり頑張れるのかな?勉強に対して、うまくいかないことばかりなので、毎回向かうのが怖くなる。

勉強をする自分にあまりに自信がなさすぎるんだと思う。

泣きながら勉強をした子供時代。本当に嫌だった。でも、司法試験の勉強を始めて、趣味と言えるくらい勉強好きになった。でも、やっぱり怖さはぬぐえない。なんなんだろう。

一つ思うのは、知らないか

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(393)シンプルに没入する。

シンプル。私の好きな言葉。大事にしたい言葉。

これが案外難しい。

ファッションとかインテリアでは、わりと実現させられつつあるのだけれど。はて、脳内はどうかな?

いつも私の頭の中は忙しい気がしている。それも、とても散らかっている。脳内の情報が可視化できるようになるかもしれない近未来を想像すると恐ろしくなる。誰にも見せられないくらいのゴミ屋敷。

精神疾患を抱える人は、よく、頭の中が働き過ぎてい

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(391)将来やりたいことが見えてきた。

少し前に、弁護士になってやりたいこと、というタイトルで記事を書いたのだけど、その考えがさらに具体的になってきた。
 
私がやりたいのは、訴訟!ではなく、訴訟にならないための予防的な法律知識を提供する仕事。
 
子どもでもわかるように法律や社会の仕組みを説明をするコンテンツを作りたい。もっと知っていれば、と思うことが山ほどある。だけど、行政の文書とか、説明文とか、もー難しい。塾のテキストだって正直難

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(389)音楽の効果。

私はあまり音楽は聞かない。

友人のミュージシャンのCDを買って聞くくらいで、あまり、日常に音楽を必要とはしていない。
 
だけどたまたま、「勉強に効果的な音楽というものがある。」という情報を見かけ、思わず、ダウンロードしてみた。

『Weightless』

究極のリラックス用音楽として、イギリスのバンドであるMarconi Unionが作曲したもの。

この楽曲の作成には、イギリス音楽療法学

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(386)左手で勉強する。

書きすぎで、右手が痛い。でも、書かないと勉強できない。読んでいるだけだと寝てしまう。他にいい勉強法がない...どうしよう。
 
大谷翔平とダルビッシュが左手でキャッチボールをして遊んでいた、というような話をたまたま耳にして。おお、左手があるじゃん!と思い立つ。
 
めちゃくちゃ効率悪いだろうと思っていたから、初めから、ナシだと思っていたが、やってみるもんだ。ゆっくりなぞることで、今まで気づかなかっ

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(382)勉強時間の計測をやめた。

どうも私は、管理されるのが、苦手みたいだ。こうでなければならない!カクカクした箱にキチっと詰められようとすると、苦しくなり呼吸困難で暴れ出す。そんな感じ。
 
当然に必要だと思っていた、勉強時間の計測。うまくいっているときはいい。たくさん勉強した時間を見て、満足するのだけれど、長く集中できないときは、少ない数字を見て、焦る、自分を責める。 
 
でも、私の本来の目指しているゴールは、司法試験の合格

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(366)勉強が怖い理由。

勉強中、突然、フラッシュバックすることがよくある。
 
泣き過ぎて、過呼吸になって、それでも、解放してもらえない、親によるつきっきりの勉強。
 
「あなたは、泣けばわかるようになる。」と言われた。私はそのエピソードの絵本を作った記憶がある。涙を流せば、できなかったこともできるようになる。だから、これは、魔法の涙だと。
 
確かにそうだった。泣くまでやれば、大体できなかったことはできるようになった。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(361)自分がわからなくなったとき。

自分の顔を見るときに、人は鏡を使う。ついていないテレビや夜の窓ガラスなんかでもいい。自分たった一人では、自分を、認識できないのだ。

昨夜、苦しくなった。満足に勉強が進んでいないこの状況に苦しくなり、眠れなかった。夜中の1時。タイミング良く、友人と電話をすることができた。
 
私がなんで苦しいのか、一つ一つ紐解いてくれた。行動力が命!の私が、行動できないでいる今の現状の根源を一緒に見つけてくれた。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(352)痛いけど気持ちいいと成長する。

成長は、痛気持ちいい程度の努力を繰り返してするものなんじゃないか!と今日勉強を終えて、ふと、この考えが舞い降りてきた。寝る前はなるべくスマホを触りたくないが、忘れないうちに書き留めておく。
 
筋トレを始めて、いろいろな気づきがあった。
 
筋肉は、痛気持ちいい刺激を加え、痛気持ちいい筋肉痛を起こし、それを繰り返して、大きくなる。かなりざっくりしているが、これは、筋トレを始めて得た、私なりの感覚。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(347)勉強に集中できない理由を探る。

朝から、ダメだった。
 
勉強しながら、頭の中で、「やりたくない、やりたくない、やりたくない」その繰り返し。これを無視して勉強を続けて、勉強の波に乗れたらいいのだけれど、今日はダメだった。
 
まだ今日は終わっていない。今からでもやり直せる。勉強机のライトをつけたまま、ベッドに寝そべっている。
 
昨日は、鬱明けだったけど、9時間集中できた。だんだん、8時間、9時間、集中するのもデフォルトになって

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(338)自分を省みるか、何かのせいにするか?

「僕の仕事は、頭を下げること。」
 
とある松江の老舗企業の社長の口癖だ。私はその社長のこの言葉を聞いた時にびっくりした。社長って、1番偉くてふんぞり返っている人なんだと思っていたから。話を聞いてみると、自分が悪くなくても、まず先に、頭を下げるらしい。というか、厳密に言えば、相手に嫌な気持ちをさせた時点で、必ず自分にもどこかしらに大なり小なりダメな部分があるんだとおっしゃっていた。「僕が守るべきも

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(321)ねえ、いま、楽しい?

楽しむことについてここ数日、考えている。

私はとてもとても感覚人間なので、人からどんなに伝授してもらっても、自分の直感にハマらないと、理解できなかったり、受け入れられなかったりする。

まだ、その、「楽しむ」ということを捉えられていない。むしろ、楽しいことがあると、その陰の部分にばかり、目がいってしまう。「こんなに楽しいのは、きっと続かない。いつか、消えてなくなる。浮かれていてはいけない....

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