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双極性障害の私が司法試験に合格する話。

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2021年に双極性障害と診断された私が、2025年に司法試験に合格するまでの話を全部丸出しにする日記です。初めの頃は苦手な数字を克服するため小学3年生の算数ドリルをやっているよう… もっと読む
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双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

 突然、仕事に行けなくなった。

お風呂から出て、髪を濡らしたままぼーっとしている。私はこのあと何をしなければならないんだっけ?そのまま布団に入り、目を閉じるも、あれ、どうやって寝るんだっけ?当たり前にできた事ができなくなってしまった。始業時間まで、あと30分。いつもならもう家を出ている時間。どうしよう、間に合わない。涙しか出てこない。iPhoneを開いては消して開いては消して。職場の人に、なんて

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(410)なまける時間をスケジュールに組み込む。

今週のスケジューリングがいい感じ。

「なまける時間」をスケジュールに組み込んだのがよかった。安心してなまけられるし、頑張るときは頑張れる。怠け者の自分を少しずつ受け入れられている。自分がかっこいいなと思う大人も、ちゃんとうまく怠けてることを知って、ようやく、そうか!と思えた。

怠けるって言葉が、よくないのかな。マイナス要素があふれ出てる。それに私は引っ張られすぎてる。「息を抜く」みたいな感じ?

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(409)完全なる自由は存在しない説。

私が大事にしているもののひとつに「自由」がある。

私の持っている古い国語辞典(旺文社の詳解国語辞典)には「他からの強制や束縛を受けず、自分の責任で思うように行動できること。また、そのように行動するさま。」とある。

自分が将来どんな状態で、生活して、年を重ねていきたいか。考えるとやっぱり一番に来るのは「自由でありたい」ということ。

今もかなーり自由に暮らしているが、制約があることにはある。それ

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(408)真面目な怠け者。

私は結構、真面目な人間だと自負してる。

でも、かなりの怠け者でもある。

自分を怠け者だというところが、また真面目だとも思うし、反面、真面目だと言いながら、怠けるのでやっぱり怠け者なのです。

私が私自身を責めるときは、大抵、怠け者の自分を真面目に攻撃する。だからしんどい。怠け者の人に指摘されるより、真面目な人に指摘される方がよほど刺さる、痛い。だから、自分の本質はやはり、真面目なのだと思う。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(407)探してたもの、すでに持ってた。

自分にが生きるのに最低限、必要なものは、もうすでに持っているのかもしれない、という気づき、というか、新しい視点。

久しぶりに、役者の仕事が舞い込んできた。これまで司法試験のために完全に休んでいたのだけど、どうしても断りたくない仕事だった。それに、ちょうど、お芝居を負担にならない程度に再開させてみようかなと思っていたところだった。おもっていた、というか、我慢ができなくなっていたところだった。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(406)他人を巻き込む作戦。

今週は久しぶりに死ぬほど勉強した!

短答式試験まであと100日を切った!だから・・・というわけではない。

本当は焦らないといけない。なのに焦らないのは、のんきなのか、ある意味のメンタルの強さなのか?とはいえ、焦らない自分に焦っていたりはする。

そこで、試しに、友達を巻き込むことにした。

「行ってみたいカフェがあるの。今週の土曜日行かない?ただし!憲法と民法の短答問題の正答率90%に達しなか

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(405)勉強の苦しさは単なる疲労からくるものかも。

新しい気付き。

2時間集中すると、頭が、圧迫されるような、眉間がもやっとするようなそんな感覚に襲われる。私はこの感覚がすごく嫌い。こうなると、なんにもしたくなくなる。この感覚があるから、「勉強がいやだ」というような気分になるのだと思う。

でも、ちょっと待って。これって、当たり前なんじゃないかと仮定してみる。

例えてみるなら・・・
長時間、水も飲まず、好きなことに没頭していた、気づいたらのどが

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(404)ベランダで寝てみた。

ベランダに、シートを敷いて、横になってみた。目を閉じる。全然、寝れる。最高。使っていない毛布を部屋から引っ張り出し、それをかけてしばし昼寝。顔に当たる冷たい空気が、気持ちよすぎて。新しい癒し空間を見つけてしまった。

うちのベランダはなぜかちょっと広くて、でも、植物は室内で育てているし、ベランダの無駄に広いスペースをなにか有効活用できないかとずっと考えていた。

ハンモック買おうかな?とか。でもず

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(403)私が縛られていたもの。

効率。

私はこれに縛られていた。効率を先に考えてしまい、手が止まっていた。でも私はこれまで、効率なんて考えずに生きてきた。でも、司法試験はさすがに自分のやり方じゃ無理だろう、そう思って、効率のことを考えるようになった。自分のやり方というのは、考えるより先に行動する。失敗しながら修正していく。基本頭は使わない、体を使う。これだ。もちろん効率は大事かもしれない。でも私は、これまでに人生で、効率という

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(402)からだがうごきだす。

唐突に作家「田中慎弥」にハマる。

友人がインスタグラムで読んでいるとあげていた「孤独論ー逃げよ、生きよ」という本に妙に惹かれてすぐさま購入し読んでみた。

大学受験に失敗し、10数年実家に引きこもって、アルバイトなどもせず、その間、こつこつと小説を書くことだけをやり、芥川賞を受賞し、作家として活躍する著者。

一見、経歴だけを見ると、夢物語のような気もするけれど、「孤独論」を読むと、引きこもりの

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(401)なんか。

なんか。なんか。なんか。なんか。
 
なんか。なんか。なんかなー。
 
なんか、この、なんにもないようで、
なんかが、詰まってて、出てこない感じ、
 
この感じを残しておきたいとおもって、
 
文章を打っているのだけど。
 
読んでくれる人には申し訳ない。
 
なんなんだよ!って感じですが。
 
模索中。何を模索してるかもわからない。
 
とにかく、頭の中が、モヤがかかっていて、手探り状態。
 

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(400)頼る。

人に頼るのが苦手。
 
だと思っていたのだけれど。
 
頼りたい人がいなかっただけだと気づく。
 
これまでは、困った時に、頼りたい人の顔が浮かんだりなんてしないから、いつも1人で抱えてしまって、抱えきれなくなって、近くの人に迷惑かけて、申し訳なくなって自分から離れてしまったり、また離れていく人がいたり。
 
人に頼ったら、何かお返しをしないといけない、そんなプレッシャーに駆られ、人に頼れない。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(399)試験勉強から離れて勉強を楽しむ。

楽しんでやることにした。
 
楽しくないことはしないことにした。
 
これ、私の人生のテーマのはずなのに、勉強は別だと思い込んで、楽しくない方法で勉強してしまっていた。
 
自分に問いかけて問いかけてみて、やっぱり、私、勉強好きなの。知らないことを知ることができる。そしてそれを誰かに共有する。その誰かを助けられたら最高。でも、助けるほどまでいかなくても、その誰かが喜んでくれるだけでいい。それが私の

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(398)このまま生きる。

〇〇になりたい。
 
そういう思いが強すぎて、そうなれていない自分を否定してしまっている。でも、それはつまり、名前のついた、〇〇になれていない、私以外の私のような人たちをも否定していることになる。本当にそう思う?〇〇かどうか、素性も知らずに付き合ってる素敵な人はたくさんいる。もちろん、立派な肩書きがある人には憧れはする。でも、逆もある。〇〇のくせにあんなんだ、とガッカリしちゃう人もいる。
 
議員

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