双極性障害の私が司法試験に合格する話(400)頼る。

人に頼るのが苦手。
 
だと思っていたのだけれど。
 
頼りたい人がいなかっただけだと気づく。
 
これまでは、困った時に、頼りたい人の顔が浮かんだりなんてしないから、いつも1人で抱えてしまって、抱えきれなくなって、近くの人に迷惑かけて、申し訳なくなって自分から離れてしまったり、また離れていく人がいたり。
 
人に頼ったら、何かお返しをしないといけない、そんなプレッシャーに駆られ、人に頼れない。
 
でも、頼ってみてわかった。
 
何かお返しをしないといけない、なんて思わない。むしろ、いつか恩返しできるような人間になりたい、って、前向きな気持ちになる。
 
少しだけ、緊張する相手。その緊張ってのは、「嘘をついたら見透かされる、嘘がつけない相手である」という緊張。つまり、その人の前では、素直なありのままの自分であろうと努力する。こうやって、頼れる人に頼っていると、少しずつ、自分の被っていた仮面に気づくこともできる。自分の考えじゃ及ばない気づきをもらえることもある。
 
風邪は、ひきはじめが肝心というけれど。悩みもそうだなと思う。今回は、まだ深くなる前に相談をして頼った。そして、頂いた言葉を受け止めて。生活を少しずつ変える努力をしようと思える。
 
1人が好きなのだけれど、1人では生きていけない。1人の時間を充実させるために、誰かに頼るのは必要だなと感じた。
 

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