双極性障害の私が司法試験に合格する話(406)他人を巻き込む作戦。

今週は久しぶりに死ぬほど勉強した!

短答式試験まであと100日を切った!だから・・・というわけではない。

本当は焦らないといけない。なのに焦らないのは、のんきなのか、ある意味のメンタルの強さなのか?とはいえ、焦らない自分に焦っていたりはする。

そこで、試しに、友達を巻き込むことにした。

「行ってみたいカフェがあるの。今週の土曜日行かない?ただし!憲法と民法の短答問題の正答率90%に達しなかったら、この約束はおあずけ。」

という提案をしてみた。友達も、

「じゃあ、私は読まなきゃと思っている本を1冊読んで、内容を彩さんにプレゼンします!その準備ができなかったらこの約束はおあずけ!」

と、ノリノリで承諾してくれた。

約束はしたものの、民法の問題数は各科目で一番多い。これを1週間でやりきれるのか?!でも、今週で終わらせないとほかの科目にも響いてくる。絶対終わらせないと短答合格はまず難しい。だからこそ、友達に協力をお願いした。

「友達に迷惑をかけたくない、情けない姿は見せたくない」

その一心で、ひたすらひたすらに問題を解きまくった!すごい集中度合いだった!気づいたら終わってた、ほとんど記憶がない。でも、部屋には書きなぐった紙が散らばってる、確かに私やったのだ!私、できるじゃん!と思った。

そして何とか目標達成。昨日は、めでたく、行きたかったカフェに友達と行けた。そこで今回の巻き込み事件についてのフィードバックをした。

「彩さんは、私に迷惑をかけたくないから、がんばったって言ってたけど、そんな迷惑ってことはない・・・あ、いや、私もカフェ行きたかったし、行けなかったら、迷惑だ!はい、私に迷惑かけないでください!」

ナイスすぎる友達の言葉。そう、ただ、優しいだけじゃない、この友達は、私が彼女に何を求めているのか理解してくれている。そして、ただ寄り添ってくれるんじゃなくて、彼女自身も目標を設定して、一緒に走ってくれる。目指すものは違うけど、お互いが監視をしあって、時に厳しく、時に励ましあって、高みに引っ張り合う。最高のバディです。

とはいえ、高みを目指すだけじゃない。弱音も吐ける。こんな友達はなかなかいない。

彼女のためにも、頑張りたいと思った。

学生時代、陸上部で、単独の100メートル走、めちゃくちゃ遅かった。それなのにメンバーがいないからと、リレー選手に選ばれてしまい、スターターを任された。焦った私・・・なんと1着で二番目の選手にバトンを回せた・・・部員にも先生にも驚かれた。なにより自分が一番驚いた。私、人のために頑張る方が、頑張れるんだな。いや、頑張った感覚はない。できちゃったのだ。とあの時の記憶がよみがえった。

「がんばる」って良くないとは思っているけど。がんばってる段階は、まだ、本気じゃないんだと思う。本気の時は無意識。気づいてたら、終わってた。そんな感じ。まだまだ、頑張ってる私、まだまだ、本気出せてない証拠。でも今週、本気出せた。掴んだ今の内。

来週の土曜日は、ランチの約束をした。もちろん、条件付きで!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?