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OPPENHEIMER : 研究者ら責任の所在・映画レビューとは別に
映画「オッペンハイマー」は被爆国上映ということも注目を浴びる要因になったようで単にアカデミー賞受賞作品に寄せるいつもの映画評論家とは違う顔が書籍やネット記事で多く見えた。
映画作品とは若干離れたことを書き残したくて映画レビューとは別に雑感とした。
オッペンハイマーは原爆の父と呼ばれることをどう考えていたのだろう。
予想をはるかに超えた核開発実験時点でこれが使用される先に平和は見えなかった
「オッペンハイマー」
原題:OPPENHEIMER
監督:クリストファー・ノーラン
制作国:アメリカ
製作年・上映時間:2023年 180min
キャスト:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー
日本では公開されるのだろうかと声が上がっていた頃から気になっていた作品だった、上映期間や上映館が限定されてもきっと行く
壱岐を訪ねる二泊三日・小さな島に150を超える神社を持つ島:⑥天手長比売(あめのたながひめ)神社跡と天手長男(あめのたながお)神社
訪問する前から、地図を見る限り道路と正確には田畑をも挟んで約200mの近距離に在る天手長比売神社跡(あまのたながひめ)と天手長男神社(あめのたながお)が気になっていた。
神社の名前も対のようで、謎はそのままに訪ねる。
その昔ふたつの神社の鳥居間には川が流れ、七夕の話と似て年に一度、向かいの天手長男神社男神と天手長比売神社姫神が逢瀬を楽しんでいたという民話が残っている。*現在天手長比売神社姫
壱岐を訪ねる二泊三日・小さな島に150を超える神社を持つ島:⑤鏡岳神社
壱岐に限らず宗教関係の建物は建てられたその場所にも意味があることが多い。
例えばヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂が聖ペトロ殉教に因んだと言われているように、長崎の浦上天主堂が禁教令時代に踏絵が行われた庄屋屋敷が在った場所を買い取りその償いとして教会を建立したように、敢えて択ばれた場所として歴史の一部を負う。
初瀬の岩脈を見学した後、そこからすぐの距離にある鏡岳神社へ向かった。*前回書いた鬼の
壱岐を訪ねる二泊三日・小さな島に150を超える神社を持つ島:④初瀬の岩脈と鬼の足跡
初瀬の岩脈は旅行計画の中で目にはしていたが、特に訪問候補にも挙げてはいなかった。しかし、壱岐への再訪問が確実ではない以上は折角だから覗いてみましょうか、という流れで鏡岳神社訪問と抱き合わせという形で案内標識に従い期待もなく海岸へ降りて行った。
地震や津波、噴火の類は環太平洋火山帯の上に位置する国で暮らす以上避けられない。実際、関東圏に住むと震度2位では正直驚かない程慣れてはいけないのに慣れる
壱岐を訪ねる二泊三日・小さな島に150を超える神社を持つ島:③國津意加美神社(くにつおかみじんじゃ)
私たちは旅行計画を立てる中で丸一日滞在が中日の一日だけだったこともあって効率よく回る必要があった。時間に余裕があったならば起伏が少ない壱岐島は移動に風を体に受けながら自転車も可能だったかもしれない。
到着翌日朝一で予約レンタカー手続き等を済ませ、島の南西から二泊目の宿泊地勝本へ向かうルートで神社を中心に訪ねて行った。
事前の神社選定は正直大変だった。
先ず、何度も触れるように神社の数が半端
壱岐を訪ねる二泊三日・小さな島に150を超える神社を持つ島:②神話の島・歴史の島
神奈川県川崎市よりも面積がせまい壱岐の島に神社庁登録されている神社だけでも150以上の神社があるそう。島内に散在する大小ある神社や祠を数えると1000近くになるとも言われている。*この数字は壱岐市郷土研究所開設の山口麻太郎氏の論文による。
確かに、人口密度でいう神社数は圧倒的だ。
最初は小島神社だけが主だった来島の目的で他にはそもそも何があるのか十分な知識はなかった。
詳細な壱岐旅行計画
壱岐を訪ねる二泊三日・小さな島に150を超える神社を持つ島:①位置関係
それがどういう雑誌だったかも忘れてしまったが、海に浮かぶ小さな島を背景に潮が引いた所に現れていた鳥居の印象だけは残り続けた。
いつか機会があれば行ってみたいと保留箱に入っていた小島神社。
大抵のいつかはいつかのままで終わり、実行されないことが多い。だから、今回のいつかは珍しくご縁があったのだろう。
長崎市に実家がある私にとって実は近いようで遠い壱岐市になる。
天気予報では毎日「壱岐・対
コヴェナント 約束の救出
原題:GUY RITCHIE’S THE COVENANT
監督:ガイ・リッチー
製作国:イギリス・スペイン
制作年・上映時間:2023年 1min
キャスト:ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム
「2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆発物の隠し場所を探す部隊を率いる米軍のジョン・キンリー曹長は、アフガン人通訳として非常に優秀だが簡単には人の指図を受けないアーメッドを雇う。通訳には報
美保神社(島根県):初めて体験した静謐な領域
この note では度々触れているように私はボーンクリスチャン、それもカトリック教徒。基本的に寺社を訪ねる際はそこに参拝類の宗教的要素は全く求めておらず、寺社が持っている歴史的背景や建築要素を見学している。
勿論、異教徒であっても他宗教を敬い礼を欠かないように注意をして。
霊感も第六感等もいつ働いてくれるのかしらという程、霊的なものはおそらく私には備わってないよう。
その私が、此処美保神
一週間かけて鳥取を訪ねる:⑮番外編2・三朝温泉の定宿木屋旅館
今回の鳥取県観光資源調査はどこにも忖度があってはならず、この note が調査から離れての個人的記録であっても誤解を招かないよう一企業のみを取り上げることは避けたかった。只、私にとっての鳥取は今回の鳥取訪問がなければ砂丘と三朝温泉だったとこともあって個人的に母と何度もお世話になった木屋旅館をご紹介。
木屋旅館さんとのつながりはそもそもパートナーと初代オーナー御船氏と仕事上の関係からだった。最
「ネクスト・ゴール・ウィンズ」軸足を作品から離しての追記
太古の昔から世界のあらゆる場所には夫々の言語で、夫々の肌色を疑いもせず人々が住んでいた。その地を一方的方向からの発見という言葉で破壊し策略、最悪の場合植民地化していった経緯は世界史で歪んだ形で学んだ。
タイカ・ワイティティ監督が Empire 誌に語ったところによると全てはこれに尽きる、「幸せになって、もっとゆっくりしろ」。(原文:As he tells Empire, it all com
「ネクスト・ゴール・ウィンズ」
原題:NEXT GOAL WINS
監督:タイカ・ワイティティ
製作国:イギリス・アメリカ
製作年・上映時間:2023年 104min
キャスト:マイケル・ファスベンダー、オスカー・ナイトリー、カイマナ、エリザベス・モス
「2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コー
知っているつもりと知っているの間にある埋められない溝:唐突の松葉杖生活*その後報告
先月1月20日土曜日夕方にヒールを滑らせ右足首を捻った。その痛さは今までに経験した痛みの最大値を超えていた為に、初めての骨折であってもおそらく捻挫でないことが分かった。覚悟は出来た。
日曜日を挟み整形外科へ行ったのが1月22日。
この日からソフトギプス生活が始まり、約一か月後2月19日にギプスが外れた。
右足のギプス生活で一番の苦痛は運転が出来ない故の移動に関する諸々だった。一人での移動