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知っているつもりと知っているの間にある埋められない溝:唐突の松葉杖生活*その後報告

 先月1月20日土曜日夕方にヒールを滑らせ右足首を捻った。その痛さは今までに経験した痛みの最大値を超えていた為に、初めての骨折であってもおそらく捻挫でないことが分かった。覚悟は出来た。
 日曜日を挟み整形外科へ行ったのが1月22日。
 この日からソフトギプス生活が始まり、約一か月後2月19日にギプスが外れた。

 右足のギプス生活で一番の苦痛は運転が出来ない故の移動に関する諸々だった。一人での移動が厳しくタクシー利用かパートナーの運転に頼ることは自由度に制限がかかったようだった。
 ギプスが外れ今後の治療方針説明が終わった後に「車の運転はいつから可能でしょうか」とお伺いすると先生から「今日からいいよ、って言っても多分無理だろうけれど」と笑いながら言われる。
 実際に車の運転は翌日から確かに問題なく出来たことは正直予想外。
 予想外のもう一つはギプス外した直後に「松葉杖を頼らず歩いてください」と看護師さんからの一言。心の中でお願いその無茶ぶり発言止めてください、だった。如何に松葉杖に頼っていた生活だったかも分かった瞬間だった。
 流石に松葉杖は即効病院返却展開にはならず、外出時の保険として一本松葉の状態を現在も継続中。*家の中では松葉杖無しでようやく移動。

 更なる予想外は、ギプスを外し一週間程度では足の甲から全く浮腫みが取れず腫れと痛みが引かない現状。困ることはギプスが外れても片足だけ靴のサイズが大きく変わり履ける靴がなく、翌日の通院に焦る。こうした事柄は骨折関係の一連の記事やブログに書かれてはいない為に、情報共有としてここに残します。

 先週木曜日、車を出してくれる友人のお陰で日比谷まで映画を久々に観に行った。流石に一本でも松葉杖では目立ち過ぎる為にトレッキングポールを代わりに使う。友人には申し訳ないくらいの歩くスピードでイトシアの駐車場から日比谷ミッドタウンまで移動した。
 このギプス外した三日後の行動が教えてくれたのは、歩行効果だった。
 出発時に無理やり靴に押し込んだ右足だったが、通常であれば夕方は浮腫む足が反対に驚くほど浮腫みが引き帰宅時に右足がすんなりと靴から抜けた。
 今日のリハビリでこの件を確認したところ、一か月ギプス使えなかったふくらはぎがようやくポンプとして機能したのでしょう、ということだった。
 今も踝に引き攣る感覚が残るのは腓骨骨折特有と言われる。
 この解消には、薬指と小指の動きが有効とのこと。実生活ではこれも歩くことがその動きになるそうだ。つまり歩行がもたらす二番目のリハビリになる。

 4月の旅行予定がキャンセルになるかと冷や冷やした一か月でもあったが日々の歩いた成果がリハビリと分かった今は安堵。まだ、階段は交互に足を交わせず苦戦中だけれども兎に角一にも二にも歩きましょう。

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