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美保神社(島根県):初めて体験した静謐な領域

 この note では度々触れているように私はボーンクリスチャン、それもカトリック教徒。基本的に寺社を訪ねる際はそこに参拝類の宗教的要素は全く求めておらず、寺社が持っている歴史的背景や建築要素を見学している。
 勿論、異教徒であっても他宗教を敬い礼を欠かないように注意をして。

夏の美保神社
拝殿

 霊感も第六感等もいつ働いてくれるのかしらという程、霊的なものはおそらく私には備わってないよう。
 その私が、此処美保神社に訪れた時に得も言われぬ清々しい心地良さを感じてしまった。

広い空間を渡る風
静かな午後

 青石通りの涼やかな風の音とは対照的に、此処では風は心地よく吹き過ぎていきながら、加えて拝殿は音響が良いとされながらも私には音としては認識に上がってこない。
 それでも私は視覚で風らを捉えるような印象だった。

天井が無く梁存在感

「拝殿:昭和3年、建築学者伊東忠太の設計監督により造営されました。檜造りで、屋根は杉板を敷きつめた柿葺きです。
 船庫を模した独特な造りで壁がなく、梁がむき出しの上、天井がないのが特徴です。この構造に加え周囲が山に囲まれている為、優れた音響効果をもたらしています。
 また、鳴物をお好みになるご祭神への崇敬から年間を通して音楽の奉納も数多く行われます。
※伊東忠太が設計に携わった社寺…橿原神宮・平安神宮・明治神宮・築地本願寺など多数。」*美保神社H.P.より

君の姿も見逃さない

 癒された美保神社の空間、祈りの教会御堂とは全く違う空間だった。

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