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2022年9月の記事一覧
売れる呉服販売員にイケメンはいない。
妻との距離が生まれてしまったときに、服装や体型に気をつけるようになったことがあったんです。
自分が男として意識されていないから触れられたくないと思われてしまったのかな、見た目を整えれば変わるのかなと思っていたんです。
結果的にぼくらの距離を縮めることはできましたが、身支度を整えるというアプローチは見当違いなものであることも、あとからわかったんです。
妻が求めていたものは見た目ではないところに
ふたりを揺さぶる"夫婦間ケアバランス”の歪み
「おまえが悪い!」「あなたが悪い!」
夫婦喧嘩になると、つい相手のことを悪者扱いしてしまいますよね。
Twitterでも、夫へのグチ投稿が大きな共感を呼んでしょっちゅうバズっています。
でも、夫婦関係の問題を考えるとき、夫や妻のどちらかが悪者だということは、あまりないんじゃないかと思うことがあるんです。
夫婦の問題は、お互いに対する思いやり(ケア)のバランスの悪さが原因なんじゃないのかなと
男は黙って共感しないといけないのか?
「そんなに不満があるなら、なんで今まで言ってくれなかったんだ?」
妻との関係に悩む男性のお話を聞いていると、そんな疑問を自分の妻に感じる人が多いです。
これまで不平不満を言ってこなかったのに、急に態度が変わってしまった。
長年抱えていた妻の時限爆弾が爆発したのかもしれませんが、こういう話になると「男は女性に共感を示さないといけない。今まで妻に共感を示してこなかったからこうなるんだ」という話に
「海外出張にはもう行きません」と言った日のこと。
「海外出張にはもう行きません」
ビルの最上階にある社員食堂で、ぼくは部長と向かい合っていた。
出されたコーヒーには手をつける気になれず、ただ黙って部長の顔を見つめ、ぼくはそう言った。
3ヶ月間の育休が明け、久しぶりに出社した日のことだった。
「ちょっと話そう」
上司である部長にそう言われ、ぼくらは社員食堂に向かった。
朝10時の社食はモーニングがギリギリ終わる直前で、ぼくらはホットコー