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あなたの心には、子供の頃の傷ついたあなたがいる【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。

あなたは「どうしてもこれは…」と思う苦手な人はいますか?

例えば、
気の強い異性。頑固なお年寄り。弱気な人。明るい人。

こうした苦手な人はどうしてもいるものです。
その苦手な理由には、幼少期や思春期における人との関わりがあります。



記憶を保存する能力

人は辛い出来事を大小の差なく『実害』と捉えます。

そして、『実害は全て保存する』のです。

重要なのは「保存」です。
ただの記憶ならいつか薄れていきます。ですが、保存されると厄介。

イヤな事が起こると、瞬時にそのまま保存。
そして、保存場所から引っ張り出します。

結果、出来事を覚えてなくても、辛い感情はすぐに思い出せるのです。

ちなみに、その気になれば出来事も思い出せますよ。
ですが、人は「瞬間的に回想する」などの非効率はしません。

これが「頑固な人」の場合なら……
「頑固な人=実害をもたらす人」と記憶しているようなもの。

そして、苦手意識だけを引き出しているんです。
これが「生理的嫌悪」の正体でもあります。



あなたの苦手な人には正体がいる

ここで一旦冷静になりましょう。
その上で質問させてください。

それは誰ですか?

こんな言い方をされると、流石に戸惑ってしまうかもしれませんね。
しかし、この言い方が1番正しいのです。

そして、それを言い当てるとするなら……

たいていの場合は『両親』。
もしくは『子供の頃の先生』などの『年長者』である可能性が高いです。

つまり、あなたが苦手な人というのはなんなのか?

あなたが『子供の頃に辛い事をしてきた人』なんです。

なんで、あなたは頑固な人が苦手な訳ではありません。

「幼少期に心の傷をつけた大人と似ている人」が苦手なのです。



心の中にいる子供を癒す

これは言ってしまえば心的障害……トラウマです。
子供の時に付けられたトラウマは、大人を苦しめる要因の1つ。

このトラウマを癒す方法とは?
簡単に言えば、『心の中にいる小さい事の自分を癒す』のです。

何をバカな?……と感じる人もいるかと思います。

しかし、ここで『保存』を思い出してください。

トラウマを受けたきっかけとなる出来事があった。
その時の感情を保存してます。

つまり、子供の頃の『トラウマを持った瞬間の全て』を保存してます。

子供の時の恐怖。辛さ。苦しさ。
特に感情は文字通りの全てです。

だから、苦手を克服する方法は……
子供の頃の自分に「もう大丈夫!」と言ってあげる事なんです。

ずっとビクビクと怯えていた訳です。
簡単には克服できる訳ではありません。

しかし、必ず癒すこともできません。
子供の頃のあなたにとって、大人のあなたが誰よりも信頼できます。

だから、必ず暗がりから出て来てくれるはずです。


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