「他人で比較する人」は『公平な比較』ができていない【超短編】
「他人と比べ、自分は劣っている。だから苦しい」
でも、アナタは「自分の短所」vs「他人の長所」ばかりでは?
「自分の長所」vs「他人の短所」はしてますか?
自分と誰かを比較する時、『公平な比較』って恐ろしく困難なんです。
他人を見上げる人。それはつまり、自分にネガティブとも言えます。
こういった心理を『劣等感』と言います。
この状態での比較は「自分の不利な側面」でしか行わなくなります。
人にはどうしても能力差や経験値というものがあります。
これらはナンセンス以外の何物でもありません。
こういった「劣等を感じやすい比較」があるんです。
そういった場合、比較の後に「前向きな言葉」を追加しましょう。
ネガティブで止めず、前向きな言葉や事実に繋ぐのです。
また、劣等感の比較は『向上心』とも考えられます。
比較とは言え、自分の「劣っている能力」を自覚している。
これは十分に自分が見えている証拠なんです。
十分伸びしろがあるという考え方も可能なのです。
また、評価される点に左右されてしまい、劣等感は刺激されます。
例えば、『国語』の「文章読解」「作文」「古典」で考えましょう。
さて、同じ合計210点の中で最も優秀はどれしょう?
主観でも、第三者でも、どこに価値を求めるかで基準は変化しますね。
このように「比較する内容」にも個人の基準が出るのが厄介なんです。
ここまで話から『比較するなら公平であるべき』と言えます。
最低限として、長所と短所をそれぞれ比べる必要があって難しい。
これがSNSの知らない人なら、困難どころか不可能と言えるでしょう。
そもそも幸せそうに見えているだけかもしれません。
心を満たし、癒すものほど数字で表せるモノが少ないのも事実。
これこそ「自分と他人を比較しても無意味な理屈」なのです。
<了>
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