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アミ小さな宇宙人 シリーズ 読書ログ

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「アミ小さな宇宙人」「戻ってきたアミ」「アミ 3度目の約束」の三部作の読書ログ。現在更新中(2023.3月現在) 内容を忘れないための健忘録として書き始めましたが、読んだことない…
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#哲学

もどってきたアミ〜小さな宇宙人〜 第1章:うたがいの気持ち

もどってきたアミ〜小さな宇宙人〜 第1章:うたがいの気持ち

「アミ 小さな宇宙人」の執筆を手伝ったペドロのいとこ、ビクトルは小説家志望だ。
今は「ノミに姿を変えた宇宙人が地球人を操って地球の資源を奪う…」みたいな小説を書いていて、ペドロはそれを「バカバカしくてマンネリ化した退屈でグロテスクな小説だ」と思っていた。

そう思ってたことがビクトルに知られてしまい、
彼は気分を害し、ペドロのアミとの宇宙の冒険の事を
「ひょっとして夢だったんじゃないか?」
「一度

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アミ小さな宇宙人 第5章 誘拐

アミ小さな宇宙人 第5章 誘拐

アミを一度は信じたペドロ。しかしアミが円盤を取りにしばし姿を消すと急に、「誘拐されるのでは?」と不安を感じ始める。

野放しの想像力は、コントロールできず恐怖で人を殺したり、良い人ばかりの中に悪やバケモノを作り出してしまう。
現実はもっと単純で美しいもの。そうだと知っていれば訳のわからない恐怖に呑み込まれることも不安を感じることもないとアミは言った。

これは、
「馬鹿な旅人の話」に通づるものがあ

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アミ小さな宇宙人 第4章 人を幸福にしないシステム

アミ小さな宇宙人 第4章 人を幸福にしないシステム

アミがペドロに接触したのは救済計画の一部。

救済計画とは、特性ではなくある条件を満たした者に対して情報やメッセージを送ったり、僅かに仄めかしたりしする事で、
デリケートに服用しなきゃいけないその薬のような情報やメッセージを受け取った者が、おとぎ話のようにその情報を”様々な年齢の子供”に向けて書く事、それが計画の目的。

世の中にある優れた芸術作品の一部はこの愛の情報によって作られ書かれており、そ

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