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アミ小さな宇宙人 第4章 人を幸福にしないシステム


アミがペドロに接触したのは救済計画の一部。

救済計画とは、特性ではなくある条件を満たした者に対して情報やメッセージを送ったり、僅かに仄めかしたりしする事で、
デリケートに服用しなきゃいけないその薬のような情報やメッセージを受け取った者が、おとぎ話のようにその情報を”様々な年齢の子供”に向けて書く事、それが計画の目的。

世の中にある優れた芸術作品の一部はこの愛の情報によって作られ書かれており、それは主に子供向けとされるファンタジーの形をとって描かれている。

その子供向けのファンタジーを、子供の心を持ちながら技術を有する大人達が夢中になって作り、そしてそれを消費する国、それが日本だ。

「アニメ」「漫画」といった子供向けの夢物語は普通大人には消費されない子供だけの物とされているが、日本は違う。一つの文化となり、Japanese cultureとして確立している。
幼い頃からそういう愛によって作られた作品に多く触れてきた事が一つの理由だろう。

そういう愛の作品を通して和、愛を持って尊しとなす精神が幼い頃から刷り込まれているのだ。

つまり日本には宇宙からの情報、メッセージを受け取れる人が多く存在していると考えられ、
そのJapanese cultureが世界へ解き放たれることは、救済計画が功を奏したとも考えられる。

ふと..コロナで様々な産業が停止し在宅時間が増え、アニメや映画、読書する人が増えたことは、もしや救済計画の一貫なのでは?とすら思えてくる。


幸せな人より、幸せでないと感じる人が多いのはなぜ? ペドロはアミに聞いた。

人間は進歩し、愛に従い愛のある行動に近づこうとしているのに、古いシステムが人を縛り傷つけ間違いを犯させ不幸へと追いやっている。古い「強制、抑圧のシステム」。

そのシステムは大きなものだけでなく、人の心中にもある。

人の悪い面ばかりを見ようとする事。

自分から何か情報を伝える時、相手の良い面をみてそれを引き出すように投げかけると、こちらの投げかけ方一つで相手の態度も変わってくる。悪い面ばかりに目が行ってしまうと敵意が返ってくる。もし何かを言って敵意が返ってきたならそれは、こちらがそうなるように仕向けた(種を蒔いた)とも言える。

本来人は善であるのに。



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