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持続可能なくらしをデザインする-1
持続可能なくらしをデザインする
私は、健康で、食とエネルギーと快適な住まいがあれば、世の中なにがあろうと基本生きていけると考えています。
そんな訳で、持続可能なくらしをデザインして、実際につくってみて、それを世の中に広めたいと考えているのです。
形や色ではなく、しくみのデザインです。もちろん、快適、安心、かっこよい(シンプル)が基本となります。
まずは土地を手にいれる
東京圏で自分たち夫
完全オフグリットのエコハウスを見た!
完全オフグリット、つまり公共の電気や水道のつながりがなく、排水や下水も独立したエコハウスを見てきました。
太陽力を有効に使い、世界になにが起きようと、エネルギーと水があり、安全、快適に住める。オーナーはチーズ作りの巨匠である吉田全作さん。酪農だけでなく、本格的パン釜で美味しいパンも自作します。有機で葡萄棚までつくりワインを作ることまで目論んでいるのです。
建築家の中村好文さんとチーズ作りの巨
持続可能な暮らしと、エネルギーと食について。
エネルギーと食の依存率が高い日本
次の2つのグラフが示すように、日本のエネルギー自給率・食糧自給率いずれも諸外国と比べると低く、海外に大きく依存しているのが現状です。特にエネルギー自給率はOECD36カ国中35位と燦々たる結果です。
私は、エネルギーと食と快適な住居さえあれば、大抵の問題は乗り越えて暮らしていけると考えています。
住居はさておき、暮らしにおいて欠かせない「エネルギー」と「食」の
自宅マンションをパッシブ化する実験。
マンションでは珍しい断熱リフォーム
エコ研究をしている中で、自分が住む中古マンション(約50年前の1969年竣工)の自宅(48㎡)を、エネルギーをあまり使わなくとも快適なエコハウスに出来ないだろうかと考えました。
色々調べた中で注目したのが、ドイツのパッシブ方式(高断熱高機密住宅)です。定められた基準を満たす断熱環境を実現することにより、まるで住まい全体が魔法瓶のように温度を一定に保てる空間にな
私が「持続可能なエコハウスをつくる」と決意するまでのこと。
今回は、タイトルにある「持続可能なエコハウスをつくる」という決意に至るまでの、私の色々な出会いといきさつについて書いてみたいと思います。
地球環境セミナーで衝撃を受ける
あれは1996年夏のことでした。兄に誘われて「地球村」の高木善之さんの地球環境セミナーを聞く機会がありました。
人間の活動により地球環境がここまで悪くなっているという事実を突きつけられた私は、大きな衝撃を受けたのを覚えています