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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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4 過去ログ 今週までのパレット 2023.7.20~2023.4.1

申し訳ありません。(この記事は私が管理上の上限としている10万文字ほどになりましたので)2023.7.28に過去ログにさせて頂きました。最新の「今週までのパレット」はマイページ(クリエイターページ)よりご覧ください。

見て頂きありがとうございます。ツイッターの様なつぶやきや短文を、随時書いています。2日前までの記事には追記をする事があります。過去ログもあります。法律等について実用資料にするには、法務省のホームページや担当する役所等にご確認ください。

「小記事の備忘録」( 行政・政治 オーディオ スポーツ   気・オーラ  
                                    
公務員    その他 過去ログ )

(2023.7.20)

@  自治体のツイッターアカウント、凍結相次ぐ 災害時の広報にも支障

@ TVドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」の第三話もおもしろかったです。

第三話の中には、800万円ほどの債権回収のため、夜遅くパチンコ店に乗り込んで、従業員が売上金を数えているところを差し押さえするお話がありました。その現場で押さえなければ、お金が流れてしまうからです。もちろん大騒ぎになります。しかし、執行官は一歩も引きません。裁判所の判決は、黄門さまの印籠のようでした。

これで思い出すのは、税金取りの恐ろしいほどの権限の強さです。税金取りなら裁判不要・担当者の判断と個人印で、800万円を差し押さえることができるはずです。もちろん通常は(念のために)上司の印をもらってから動くでしょうが、上司の印をもらっている間に財産を隠されてしまうような場合もあるので、法律上は担当者一人の権限でも出来るはずです。

そして、金額はもっと小さいですが、TVと似た事例もあります。会社の給与を差し押さえる場合、例えば25日に給与が銀行に振り込まれるなら、25日の開店前に、直接銀行に出勤し、開店と同時に、差し押さえをするのです。本人が25日のランチタイムにでもお金を下ろそうとしても、すでに差し押さえ済みです(生活の糧である給与の場合は、全額は徴収しません)。しかし、現在ではこの作戦も効かないかもしれませんね。本人はネットバンキングで給料を引き出せるからです。役所が差し押さえを完了するより早く、ネットバンキングなら全額引き出せるのではないでしょうか。

(追記)執行補助者になった吉野(伊藤 沙莉さん)が辞めたいと言い出しました。執行官の小原(織田 裕二さん)が理由を聞くと、「執行現場のように生身の人間が感情をぶつけあうのを、日常生活ではあまり経験したことが無いので、心がざわついて・・・」との事でした。これに対して、小原は「そのざわつきは、とても大切だと思うよ」と言いました。

同じ回には、小原がペットショップを訪れて話をした時、店員から、「執行官というと、冷酷な取り立て屋だと思っていたけど、そうでもないのね」と言われていました。執行官も冷酷な仕事はしてはいけないのです。その為の安全装置が「心のざわつき」なのでしょう。だから大切なのです。

警察官のTVドラマ「ハコヅメ~たたかう! 交番女子~」にも、初めての家宅捜索に拒否反応を起こして、一人外で待っているヒロイン・川合(永野芽郁さん)がいました。先輩の藤(戸田恵梨香さん)は叱るのではなく、「それが普通の気持ちだよ。平気なうちらの方が・・・」となぐさめました。

この「心のざわつき」は、税金取りにも必要な感情だと思います。そのせいかどうかは知りませんが、私の知る限り、住民税の税金取りは、強面が集められているわけではありませんでした。

@ マイナカードのひもづけ誤りのニュースの中に、県職員が一人で作業していたという話がありました。

①どこの官公庁にも歴史ある通常業務があります。マニュアルは整備され、それに載らないコツなどは、経験豊富な先輩から伝授されます。上司や先輩たちと一丸になって仕事が出来るのです。

②それに対して、○○給付金等の臨時業務には①がほとんどありません。おそらく、「給付金なら福祉だから○○係がやったらどうだ」みたいな感じで仕事が下りて来て、区役所でも、誰か一人が通常業務と兼務させられるのです。だから、その担当者一人しか、その回の仕事内容を知りません。そして、担当者は毎回交代する事が多いと思います。「自分だけ毎回、給料も上がらず事務量が増えるのは不公平だ」と不満が出るからです。

ルーチン化され、コツの分かっている通常業務ならともかく、割り込んでくる臨時業務は、担当者にとっても勝手がわからず、マニュアルを読んで勉強するところから始めなければならず、新人同様になるので、事務量以上に、ストレスや疲労感が強いのです。

又、県職員はカナ氏名と生年月日だけで、住所を確認せずに名寄せしたようですが、住民票などを扱う区役所の現場担当では「考えにくい事」です。現場担当は「同姓同名の別人がいる現実」、その怖さを経験上知っているからです。しかし、住民票等を扱わない、住民と接する現場ではない県職員が事務をすると、その実感が希薄なのかもしれません(TVドラマ「踊る大捜査線」を連想します。「仕事が人を創る話」をしているのであって、誰かを非難する意図はありません)。もちろん、だからと言って、区役所にやらせれば良いというのは短略化した考えです。区役所も暇ではありません。この問題の一つは、「臨時業務には臨時業務(お荷物)という宿命がある」ことです。

(追記)ちなみに、○○給付金の対象になりやすい、よく聞く「住民税非課税世帯」とはどのような世帯かと言いますと、例えば、区役所職員を早期退職して、以後働かず、公務員年金と預金で生活している老夫婦(妻は国民年金のみ)がそれにあたります。在職中は自分が○○給付金の支給事務をしていた職員が、リタイア後には自分がもらう立場になるのです。これから分かるように、公務員は決して裕福ではありません。

(追記2)『 ネットの記事を読むと、「運転免許センターのように、マイナンバーカードセンターを作って欲しい」というような声もあるようです。直感的に、この気持ちわかるような気がします。大幅な人員増や、機構改革、ここら辺りに、将来の解決策があるように思います。』

上記(追記2のこと)は2023.7.2の記事の抜粋再掲ですが、「運転免許センターのようにマイナンバーカードセンターを作って欲しい」という声は、「臨時業務を本来業務にして欲しいという意味」だと思います。

@ 商業ビルにジェンダーレストイレを作ったら、「女性専用トイレが無くなった」との声が上がったようです。通常、ビルには、各階交互に、男性用、女性用のトイレがあります。おそらく、その一つをジェンダーレスにしたのでしょう。そして、数を数えたら、女性専用が一つ少なかったのかもしれません。

①男性専用より女性専用が一つ少なければ、算数の問題として、「女性専用トイレが無くなった」という声は正解でしょう。②しかし、国民の約1割と思われるLGBTの存在を公に認めておきながら、ジェンダーレストイレを作らないのは、裁判以前に、公平の観点から問題です。そして、いま必要なのは②の思想であり、①的な考えを持つ人にも、啓もうする必要があるのだと思います。ちなみに、同数に出来ないのであれば、男性用トイレを少なくした方が良いと思うのですが、なにか私の思い至らない理由があったのでしょう。

(追記)先の経済通産省の最高裁判決では、不特定多数が使う公衆トイレについては「改めて議論されるべきだ」と補足説明がついたようです。しかし、これを「当面やらなくていい」と解釈するのは問題です。トランスジェンダーも歳をとります。人間歳を取ればトイレが近くなるのは珍しくないこと。尿失禁をしないためには、「街中ではトイレを見たらとりあえず入っておく(少なくとも1時間に一回ぐらいは)」ぐらいの用心が必要です。自宅や勤務先ならともかく、街歩きをしている時の公衆トイレは、高齢者にとっては必需品です。

(追記2)2025年の大阪・関西万博では、会場内にジェンダーレストイレをたくさん作り、世界へ発信し、これを機に、全国への普及に努めるのも良いかもしれません。ちなみに、このような催事や観光地、繁華街の女性トイレは、時に行列ができ、我慢できないおばちゃんたちが男性用の個室に緊急避難することがあります。このような方にもジェンダーレストイレは遠慮なく利用できます。

(追記3)余談ですが、ビルの男性用トイレ、私が小便器で用を足していると、個室のドアが開き、人が出て来ました。その人が手を洗っている後姿を見たら、長い黒髪がきれいで、服装も小ぎれいな、若い女性に見えました。きっと、別の階の女性トイレへ行く時間がなかったのでしょうね。

(追記4)あなたは「ジュースは床にこぼれたら元に戻らない」ことを科学法則で説明できますか?

何となく連想した記事です。

(2023.7.18)

@ (社説)出自知る権利 子どもの立場最優先で

昔は子どもの立場優先でも、現在は親の立場優先になったように見える事柄は他にもあります。時代背景が替われば、世論も変わり、世論が変われば法律も変わるのは、世の常だと思いますが、この社説の「子どもの立場優先で」には、私も賛成です。

@ ツイッターの閲覧制限問題ですが、「ログインしない人は読めない」という説明が無いニュースもあるようです。「ログインしないで読もうとする方が問題だ」と切り捨てるがごとく。しかし、「Aさんのツイートがログインしないと読めない状況」は、「官公庁のツイートがログインしないと読めない」ことを意味します。開かれたネット社会にもそのような「閉鎖的」なサークルが在って良いでしょうが、官公庁の「公共性」にはなじまないでしょう。マスコミは世界的インフラに起こっている「公共性の欠落」に視点を置いた報道も必要なのではないでしょうか

@「経済停滞の原因は『将来不安』にあるので年金増やすべき」とのニュースをネットで読みました。なるほどと思いましたが、思えば、総裁選挙の時、世論とマスコミは、事実上の年金増額案を支持しませんでした。

(2023.7.17)

@ 「マイナカードと保険証の紐づけの点検は本人にやらせ、ミスが発見されたら、マイナポイントの追加を、お詫びのしるしに渡したらよい」みたいなアイディアが民間から出ているようです。電化製品には1年間の保証がついているし、仕事でミスをしたら金品持参で謝罪に行くのも、もしかしたら民間流かもしれません(「保険証の紐づけ」だけに適用すれば、「他のミスにもマイナポイントを追加せよ」との世論が必至と思われますが)。

私も、役所の、例えば「税額計算で、役所側のミスが発見されたら税金を割り引く」等のアイディアを内々に考えたことがあります(法改正等が無ければ実行できません)。そうすれば、点検事務を簡略化でき、超勤手当削減や、職員の健康にもプラスになると思われるからです。

しかし、そのアイディアには、同時に胸に引っかかるものも感じました。役所というところは、それが建前にせよ、満点を目指す職場です。なのに、ミスに対して、マイナポイントの追加をしたり、税金を割り引くことで決着しようとしたら、その対価として、役所も「満点を目指さない職場」「ミスを金品で解決する職場」に変質していくように思うからです。

「満点を目指さない職場」「ミスを金品で解決する職場」が良いのか悪いのかはさておき、役所においては、それは歴史的な一つのパラダイムシフトのように思います。それが、役所全般にどのような影響を与えるのか、役所が変質したら、国民にどのような影響があるのか。この問題は、軽々に判断するのは如何なものか、と思ったのです。

@ 素朴な疑問。「ツイッターは匿名で出来るが、スレッズはできない」とどこかで読んだことがありますが、登録にマイナカードや住民票が必要になるのでしょうか。この匿名の件についてはネット上にも色々な情報があるようです。現状、私はツイッターもインスタやスレッズもやっていませんので良く分かりませんが。

(2023.7.16)

@ ツイッター対抗馬「スレッズ」移行へ“3つの不安”、ユーザー置き去りの「気持ち悪さ」が最大の障壁

@ TVドラマ「トリリオンゲーム」が面白いです。

大企業に就職するのではなく、大企業を一つのコマに使って、自らの一攫千金を夢見る若者の物語のようです。スケールの差こそあれ、この「金儲け」が民間人のベクトルなのでしょう。

対して、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の生き様が、程度の差こそあれ、公務員のベクトルだと思います。彼らは「いかに住民を公平に扱うか」に日々苦心しています。「平均的な給料という日々の糧」を得ること以外の野望は持たずに、一生を終えるのです。それなのに、公務員バッシングがあるのは、不思議でもあり、不条理でもあります。

ところで、おじさんの私はきれいなお姉さんは好きでも、女性を口説きまわるカッコいいお兄さんに興味は…なのです。しかし、このドラマに出て来る主人公は、「とっても、いいやつ」に設定されているようで、好感が持てました。

(追記)もしかしたら、宮沢賢治は公務員バッシングを予言していたのでしょうか。「ミンナニデクノボートヨバレ」の下りで。

雷蔵🎵🍰沈黙の詩人 様 コメントありがとうございました。

(2023.7.15)

韓国版マイナンバーカードは超便利!在韓日本人が見た“不便すぎる日本”と国民の反応の差

日本でも、2002年(外国人は2013年)に、住民票コードが国民に割り当てられました。しかし、(世論の抵抗もあってか)ほとんど使われていないでしょう。2002年から数えれば「すでに20年余り経過している」ことになります。この20年間は、もしかしたら、経済で言うところの「消えた30年」に匹敵する、国益の損失だったのかも知れませんね。20年前から全力で電算化に突っ走っていれば…。

(2023.7.14)

自治体職員が、忘年会などの宴会時にどのような話をしているかと言えば、旅行やグルメの話もありますが、意外と仕事の話が多いのです。たとえ先例通りの仕事をしていたとしても、その中で、日々、問題は起こるもので、酒を飲んでいても、仕事の事が忘れられず、気がつけば、仕事の話で大きな輪が出来てしまい、「なんか・・・会議みたい・・・」なことも珍しくありません。TVドラマ・漫画「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)のヒロインたちが、同僚と晩ご飯を食べながら仕事の話をしているのは、そういう意味ではリアルです(プライバシーへの配慮が必要なのは言うまでもありません)。

しかし、仕事の話(つまり行政の話)であっても、政治・経済の話は、まったくと言ってよいほど出て来ません。それらが行政に関係していたとしても、事務分掌上は他係の事ならば、酔っていても、無意識に越権行為を回避しているような気もしないでもありません。と言いますか、現場の当事者として、自分たちの担当で精一杯なのです。

ちなみに、リタイアした同僚が宴席を開くときは、リアルな仕事の話は過去のものとなり、もっぱら新聞などを賑わせている、(もっと抽象的な!?)政治・経済のニュースが中心になります。今なら、株価の行方や、ウクライナ問題、処理水問題などは、外せないでしょう。

(2023.7.13)

@ パビリオン、建設「肩代わり」提案 万博協会

2023.7.1の記事に、「1970年の大阪万博のときのパビリオンは、夢があって素晴らしいデザインでした。建物に行きたい、見たい、入りたいと思わせるものが多かったのです。

しかし、2005年の愛知万博のときのパビリオンは、四角い、武骨な倉庫のようなものがほとんどで、それが万博の魅力に水を差していました。私はその理由を知りませんでしたが、2025年大阪・関西万博のパビリオンで入札不成立があると知り、2005年愛知万博を連想したのです。」と書きました。

その続報には、「万博協会が建設を肩代わりする場合は、外観のデザインは簡素なものにし、・・・」とあるので、やはり、愛知万博のように「四角い、武骨な倉庫のようなパビリオンが多数出来る可能性がある」のかも知れませんね。

愛知万博が昔の大阪万博ほど国内では盛り上がらなかった理由の一つには、パビリオンの夢の無いデザインがあったと思い、無念を感じていましたが、やっと、それが、やむをえない国際情勢の反映であり、愛知県だけの責任ではなかったと、証明されたような気がします。

@ マイナカードを作ると税務調査の対象になりやすいと思う人がいるようです。しかし、徴税担当もヒマではないので、必要のない税務調査はやりません。と言いますか、職務から離れた興味本位での調査はできません。逆に、職務上必要な税務調査は、従来から、マイナカードとは無関係に行っています。言うまでもない事ですが、滞納があり、催告しても収まらないから財産調査されるのであって、マイナカードがあるから調査されるのではありません。

@  ログインしないとツイッターが見られなくなって2週間近くたちます。ログインしても一部制限があったようですが、噂ではそちらはほぼ解消したとか(確認したわけではありません)。しかし、私みたいにログインしない人は今でも見られません。一時的な措置なら、早くて3日、遅くても1週間ぐらいで回復するだろうと思っていた私が甘かったのかも。そんな中、二度手間を承知で、スレッズへも書き込んでくださる方には、ただ、ただ感謝です。

@  再送-メタ、「スレッズ」に政府系メディアのラベル導入へ 豪議会で証言

@ TVドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」の第二話がおもしろかったです。

第一話は自己紹介的で、喜劇タッチがやや強いものでしたが、第二話は執行官の仕事にさらに深く踏み込んだ、教育映画のようなタッチでもあり、その為、見応えがありました。

ちなみに、債務者から、「今夜の11:55分に来たら金を払ってやる」との嫌がらせを受けた執行官の話でしたが、住民税の税金取りの話をすれば、私の古い記憶が確かなら、原則として「日の出から日没までが実地調査の時間」だったと思います。これには税金取り側の都合もあるでしょうが、昼間が留守だからと言って、深夜の11:55分に実地調査をかけたら、嫌がらせになってしまうので、滞納者への配慮からだと思います。

(追記)TVドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」では、大の犬嫌いの執行官が、ペットサロンで働いていた犬好きの女性を執行補助者に雇います。犬に対するガードマンとして。

これだけ観ると笑い話のようですが、調査員にとって他人の家の犬は、犬好きでも怖いものです。侵入者は敵とみなされ噛みつかれる恐れがあるからです。初めて訪れる家では、門の前から庭を覗き、飼犬がいないか調べます。庭木の陰にでも寝ていることがありますから、要注意です。もし、嚙みつきそうな犬がいれば、なかなか入れません。100世帯も担当すれば、中にはそんな家もあるものです。それは要注意事項として調査記事に書かれ、次期担当者へも伝えられるはずです。

(追記2)第一話の舞台は廊下が木造のようなアパートでした。しかし、古いアパートだからでしょうか、住人たちは土足で廊下を歩いていました。住人たちが土足で歩いていれば調査員も土足で良いでしょう。

でも、住人の姿が無い等の理由で判断できない場合、木造りの廊下では、多少汚れていても、調査員は土足を躊躇することがあります。判断に迷って靴を脱いで上がる事もあるでしょう。他人様の家に来て「床が汚かったから土足で上がった」などと言ったら、ただでさえ嫌われ者の調査員が、さらに喧嘩を売るようなものですから。ちなみに、執行官はスリッパ持参のようでしたが、(今はどうか知りませんが)私の知る限り、すべての公務員がそうだとは限らないと思います。

@ トイレに“男女”の区別がなくなったら?国際基督教大学にできた「オールジェンダートイレ」を使ってわかったこと

50年ぐらい前、私が知っている区役所のトイレは男女共用でした。当時は、何の疑問も抱きませんでした。トラブルも聞いたことがありません。老朽化で建て替えを機に、男女別になりましたが。

現在の、国際基督教大学の「オールジェンダートイレ」の小便器は、画像によると、(女性の目を気にしてか)個室スタイルのようですが、昔の区役所の小便器は個室ではなく、普通の男性用トイレの小便器と同じだった記憶です。同じでも、現在なら、大き目の仕切り板を付ければ、同様の効果は期待できそうですね。

ちなみに、映画「ドリーム」には、黒人の公務員が、職場で差別され、トイレも使えないというエピソードが出て来ました。彼女は、遠くのトイレにしか、行かしてもらえなかったのです。もちろん、その差別行為は解消されましたが。

(2023.7.12)

先日ネットを見ていたら、話題のスレッズについて、「高齢者はしばらく控えて」みたいな記事がありました。理由はというと、「以前、別のサイトでは、最初に高齢者が多数参入したので、その雰囲気を嫌って若者が逃げ、結果、サイトは衰退してしまった」みたいな話でした。

「なるほど・・・」と思う反面、私も高齢者の一人なので、ひっかかりもありました。これが、もし、「黒人は控えて・・・」とか、「LGBTの人は」、「女性は」などだったら、おそらく差別行為とされるでしょう。では、この場合の「高齢者は・・・」という主張には問題が無いのでしょうか。 

(2023.7.11)

@   西島三重子 -池上線-

偶然見つけた歌です。この時代の歌には、今聴いても心に沁みるものが多数ありそうです。この時代は私の青春でしたが、ネットもありませんし、物価に比べてレコードも高価でした。少ない情報で、少ないLPを買っていたので、聴き逃したアーティストの方は沢山いらしたのです。あるいは、この方のような歌を楽しむには、当時の私は幼かったのかもしれません。LPを真空管アンプとフルレンジスピーカーで、しんみりと楽しみたいものです。

 マイナンバーの相次ぐトラブル 問題の本質とは

マイナカードが出来ても、紐づけするだけで、年金番号とは違う番号ですし、税務など、その他の番号とも違うはずです。現在はどうか知りませんが、以前の住民税課税台帳には、住基コードと課税番号の二つが並んで掲載されていました。税務担当は目をチラつかせて、それらを見ていました。マイナカードの時代には、さらにマイナンバーも掲載されるのでしょう。

つまり、こらからの税務担当者は、三種類の番号を、さらに目をチラつかせながら、利用しなければならないと予想されます。他係の業務も同様でしょう。これは、疲労も増え、番号ミスを誘発しやすい環境です。

マイナンバー一本化の時代には、(紐づけて)複数の番号を使うのではなく、住基コードとマイナンバーだけに・・・いや、ベクトルとしては、最終的には、どちらか一本のみの使用を目指すもの、ではないでしょうか

@ 制度面の不安理由にマイナカード返納79件…村井知事「必ず将来必要になる」〈宮城〉

@ 『シッコウ』など“お仕事ドラマ”に新傾向? クローズアップされ始めた“花形”以外の専門職

@ 今日のイラスト「白い花」と「みんなのフォトギャラリー」ご利用記事のご紹介 ご掲載ありがとうございました。

@ マカピー 様 コメントありがとうございました。

(2023.7.10)

ツイッター制限で災害時の情報に影響「リスクが顕在化した」

(2023.7.9)

@ TVドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」が面白いです。

水道料金は、払わないと、最終的には「停水執行」と言って、水を止められてしまいます。映画「渇水」は。水道局職員と対象家族の苦悩を描いた稀有な作品です。映画では水道局職員が「停水執行」を行っていますが、ネットによると、今では外部委託されている場合もあるようです。停水執行するか否かの判定は水道局職員が行うのでしょうが、停水執行の現場には同席していないのかもしれませんね。

ところで、このTVドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は、家賃を滞納し、大家が訴えて、裁判で出て行くように判決が出されても、まだ出て行かない住人に対し、強制的に立ち退かせる担当者(執行官)のお話です。この執行官も、執行を決定した者ではなく、現場担当者ですね。ある意味、水道局の外部委託を連想します。

ちなみに、執行官は出来高制のようです。執行をしなければ、給料に響くというわけです。厳しい仕事であるのに、と言いますか、厳しい仕事だからこそ、やらなければ給料に響く体形になっているのでしょう。普通の公務員のような、安定した給料体系では無さそうです。

( ちなみに、いわゆる税金取りの、差し押さえの可否は、(少なくとも住民税では)担当職員が一人で調査し、判断して、現場で差し押さえまで実行します。)

余談ですが、ヒロインは執行官ではなく、無職になってしまった女性なので、どうやって、この仕事に絡むのかと心配していましたら、執行官から執行補助者にスカウトされるのです。ちなみに、行政書士にも行政書士補助者がいるようなので、良く分かりませんが、あれに準じるお仕事なのでしょうか。そう言えば、TVドラマ「HERO」には、検事をサポートする検察事務官を、松たか子さんたちが熱演していました。3者は厳密に言えば違うのでしょうが、素人目には、連想させるお仕事ですね。

強制的に立ち退かせたりするわけですから、住人からはヒトデナシあつかいされることを覚悟せねばなりません。正義とはいえ、哀しいお仕事です。

(追記)このドラマの執行官は、人生行き詰ってしまった人に、新しい道へ進むよう、背中を押してあげる役目も負っているようです。だから、ヒロインも仕事にありつく設定なのでしょう。このあたりからは、映画「マイレージ、マイライフ」の主人公を連想しました。ならば、TVドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は、リスキリング時代の空気を描いていたのかもしれません。

@ 私がお気に入りに登録しているツイッターの方で、インスタもしている方があれば、インスタからスレッズへのリンクの有無をさがしところ、現在、30%にリンクがありました。ありがたいことに、おおむねインスタの3人に1人がスレッズも開設されているようです。

今後も、スレッズへのリンクが増えると予想されるので、随時、インスタの再チェックをするつもりです。しかし、経験上、インスタもログインしない人には回数制限があるようで、すぐに、翌日まで見られなくなりますから、悩ましいです。

(2023.7.7)

@ スレッズにはまだ広告が無く、余白のホワイトが印象的で、クリーンで静かな感じがしますから、イメージ的にはnoteと似ていますね。

@ ログインしない私はツイッターが見えなくなってしまいました。しかし、今日のワイドショーでは、スレッズの会員登録が3000万人超えを伝え、その中には著名人も多く、私が毎日拝見する方の名もあるようです。

さっそく「○○○○ スレッズ」で検索してみましたが、まだ見つけられませんでした。試しに「○○○○ ツイッター」で検索すると、見出しだけは表示されますが、やはり内容は読めません。

(追記)一晩考えて、ふと閃きました(おそい)。スレッズはインスタの姉妹機能のようなので、○○○○さんはインスタもやられているはずだから、インスタからリンクが張ってあるのではないかと。それで、先ほど試したら、やはり、インスタ画面の右上に、スレッズの「@」みたいなアイコンがあり、クリックしたら・・・めでたく○○○○さんのスレッズが見られるようになりました。現状、ツイッターが見られない私は、新たにスレッズをお気に入りに登録して、拝見しようと思っています。他の方についても、早速、同様に検索し、あれば登録するつもりです。

(追記2)報道によると、ツイッターが見られないのは一時的なもののようですから、一時的ならば、近日中には見られるようになると思います。私にもツイッターが見られるようになれば、スレッズ(インスタも)だけでなく、当然にツイッターも見るつもりです。そこにも、なつかしく大切な方々がいらっしゃるはずですから。

(追記3)スレッズに登録している方を探すため、お気に入りの中の、ツイッターをしている方について、順番に「○○○○ インスタ」と検索をしていきましたら、途中から、①「このページはご利用いただけません。リンクに問題があるか、ページが削除された可能性があります。Instagramに戻る」という表示が出て、ツイッターだけでなく、インスタまで見られないようになりました。

そう言えば、1年ぐらい前にも、続けて10件前後インスタを見ると、見られなくなった経験があります。翌日にはまた見られるようになりますが。やはり、インスタも、ログインしないと沢山見せてはもらえないのでしょう。

試しに、最初にスレッズに登録しているのを見つけたインスタを、スレッズのアイコンからのリンクで見ようとしましたが、やはり、①が出て来て、もう見られなくなりました。ですから、回数制限がかかっているようです。

ならば、インスタの姉妹品であるスレッズはどうなのでしょうか。回数制限はないのでしょうか。

@ ログインしないで、例えばAさんのツイッターを見ようとすると、昨日まではAさんのページの代わりに、タイムラインというのでしょうか(よく知りませんが)、その他大勢の人の見出しだけが出て来ましたが、今朝からは、それさえも見えなくなりました。順次、制限を緩和ではなく、厳しくなっている印象があります。

@ マイナ問題、デジ庁に立ち入り検査へ 行政指導も視野 情報保護委
「IAEA」と同じで、世論のガス抜きを期待します。

@ ツイッター閉鎖の可能性と代替SNSは?...サービス停止に備え米有力紙が注意喚起  ( 古いニュースです。)

(2023.7.6)

河野氏「想像力の欠如があった」と陳謝 マイナ「家族口座」問題で

先日のニュースで見たところでは、マイナカードのトラブルにはいくつかの種類がありました。しかし、一つだけ桁違いに多い項目があり、それは家族口座に紐づけたもので、約14万件(6月下旬時点)あったようです。その14万件があると無いとでは、トータル件数にも大きな違いが生まれ、まったくトラブル全体のイメージが違ってきます。

そして、この14万件は、役所側の入力ミスではなく、本人側の誤入力であり、しかも、一部は「故意」の可能性もあります。しかし、たとえ「本人側のミス」であり、もし「故意」であっても、禁止事項であることの徹底が足りなかった点や、入力時点でエラーになるようなプログラムにしなかった点などを追及され、役所側だけが謝罪する事になるのです。

税金の申告等に、本人側の記入誤りがあり、役所が点検で発見できなかった場合、住民税額が違ってくれば、役所が本人に謝罪するのを思い出しました。

(追記)「消えた年金問題」を連想される方もいらっしゃるかもしれません。消えた年金問題も、本人が転職のたびに新会社で新しい年金手帳(新番号になる)を請求する等があり、古い年金手帳で支払ったデータが、手帳が無いために、名寄せできなくなった事例が少なくないのです。

実際、一人で、番号の違う複数の年金手帳を持っている人は珍しくなく、役所は見つけるたびに基礎年金番号に統合していました。しかし、年金手帳も紛失し、いつどこに勤めていたかの記憶もあいまいなら、役所もデータを探すのが困難です。しかし、このように本人側に原因があっても、役所だけが非難されるわけです。

(2023.7.5)

@  ツイッターが見られない問題では、自治体の防災情報にも悪影響があるようです。ツイッターは事実上の世界的な公共インフラでもあるのに、会社の方針で、まるで事故のように、突然、見られなくなりました(今後も繰り返されるかもしれない)。特に、(義務ではないので)ログインしていない人はお手上げです。

日本は災害大国です。今は台風や大雨のシーズンです。しかし、どこかの自治体で局地的な災害が発生しても、世界規模から見れば点に近いので、ツイッターはそれを考慮して、見られるようにはしてくれないでしょう。自治体側も、そのような予測をしながら、代替手段を用意しなければ、万一、問題が起きたときには、役所の不作為を問われかねないのではないでしょうか。

(追記)今回のツイッターの制限は、報道によれば一時的なもののようです。しかし、前述したように、問題は、「ツイッターの経営方針が変わらなければ、再び、突然見られなくなることが、今後も繰り返される可能性がある」という事です。例えば、「災害が発生中の自治体が、ツイッターを情報の収集・伝達に使用中に、突然見られなくなる可能性もある」わけで、その時のパニックを一番心配するのです。

@  通常、役所のマニュアルでは「事務分掌が明確化されており、事務分掌は職務権限と繋がっている」ので、職務の境界は、わりと明確だと思います。公務員は職務権限のない仕事はできません。しかし、住民サイドから見れば、白黒はっきりつけた言葉「私の担当ではない」は、役所的な冷たい態度に見えることがありますし、役所内の上司から見ても、時に、同じ評価があるようです。

又、行政指導という名の、命令ではなく「アドバイス」を行うことがあるのを私流に解釈すれば・・・それは、税金で言えば、すでに督促状が出て、法律上は「差し押さえなければならない」時期になっているのに、徴税職員は、「一度は滞納者に頭を下げて納税をお願いする」のに似ているように思います。両者に共通するのは、伝家の宝刀を抜くより、穏便に済ませたい気持ち、最後のチャンスを相手に与え、ダメ押しをして、以後は、伝家の宝刀に反論できないようにする儀式、それは、グレーゾーンと緻密が好きな、日本人らしさのような気もします。

(追記)役所の窓口では、「私の担当ではない」は、住民に冷たい印象を与えるので、禁句に近いほど、慎重な扱いを要する言葉だと思います。だから、通常はもっと歪曲的な表現を使います。しかし、「担当外の仕事をすると、その担当者の仕事を奪うことになりかねない」という認識を持つ住民には、有効な説得用語かもしれません。

@  先日、自衛隊で銃撃事件が発生しました。マスコミにはこの原因を「自衛隊の待遇問題」とリンクしているような話もあるようです。確かに、待遇が悪ければストレスがたまるかもしれません。悪ければ改善が必要でしょう。しかし、銃撃事件という、一線を越える犯行を起こすおもな原因として「待遇問題」を見るのは、いかがなものでしょう。苦しくても一線を越えない人が大多数なのです。その中の稀有な事例として一線を越えたのですから、本人に特有の事情は無いのでしょうか。「犯罪者が世の中のせい」にするのはともかく、「世の中が世の中のせいにする」のは・・・。

「Twitter」の迷走がもはや災害級、避難民が安否情報を書き込む掲示板が設置される

この騒動で思い出すのは、かつて、私の旧居である映画掲示板が3/末に終了したときの話です。もし、新居を決めるのが遅くなり、ぎりぎりの3/末日にマイページの新アドレスを旧居にUPしたとしたら(新居の名前だけではダメです。新居に同名がいれば同じHNは使えませんから)、それは1日で削除されてしまうので、広報としては失敗だと思ったのです。

それで、急いで新居を探し、終了の2か月半前には、旧居にマイページの新アドレスと新HNをUPできました(詳細は『△1 過去ログ「今週までのパレット」』上部記事にあります)。新居での新しい出会いはもちろんの事、旧居からの引き続き読んでくださっている方にも感謝しています。

(追記)そして、現在私が日課にしている、旧居からの、私の投稿の、新居への転載ですが、たとえ現在の私のHNが違っていても、転載された大量の記事を読めば、分かる人には旧居のHNが分かってしまうかも、と思います。転載するなら別人を装うことは難しいのかもしれません。

(2023.7.4)

 スピーカーマグネットを使用した信じられないほどの自由エネルギーシンプルな新しい発明

私には原理が分かりません。しかし、この方は同じ動作原理と思われる姉妹品をいくつかUPしているので、トリックというよりも発見なのだと思います。映画のように私がデタラメな解釈をすると、コイルのようなものは短縮アンテナに見えるので、コイルで受診した電波がボイスコイルに入ると、磁石との作用で振動し、振動すると磁石との影響で新しい電気が生まれ、その電気も加わって(ある意味、電波が増幅されて)がLEDを光らせるのでしょうか。

(追記)スピーカーというものは電気信号を入れると音を出しますが、マイクにもなり、音に触れると電気信号を出すのです。音で振動版が動くと、振動版につながっているコイルが動き、コイルと磁石との作用で発電すると思われます。これは、中学生の頃、真空管ラジオのスピーカーとテープレコーダーを使って実験したことがあります。スピーカーに話しかけて録音できました。

(追記2)思い出しましたが、私は静電気で20型程度の蛍光灯を、瞬間的にですが、点灯させることができます。これは本で知った手法ですが、乾燥してパチパチ静電気が飛ぶような冬場に実験して成功しました。

やりかたは、冬場にセーターなどを着て、片手に剣のように蛍光灯を持ち、ガラス部を片腕のセーターにこすりつけるのです。すると、静電気の作用で、パッと瞬間的に光ります。夜やった方が分かりやすいです。

と自慢したら、実験が、中学校理科2年生にもあるようですね。この点灯経験も、2023.7.4に紹介したスピーカーでLED電球をつける実験に興味を持った理由の一つです。LED電球の方は、私にも原理が分かりません。

@   マイナンバーカード「このくらいのトラブルで騒ぐことは欧米では考えられない」 日本の「ノーミス社会」の弱点をアメリカ人経済アナリストが指摘

@ この「今週までのパレット」は現在、約78,000文字です。これが10万文字を超えると、経験上、更新時に遅くなったり、フリーズしたりして、不安定になることがあります。おそらく回線がビジーになる事があるからでしょう。ですから、10万文字をめどに、毎回過去ログにしています。

でも、そのまま素直に過去ログにすると、映画レビューなどから張ってあるリンクが過去ログに行ってしまいます。ですから、それを防ぐために、noteのコピー機能で「今週までのパレット」をコピーし、そのコピーを過去ログにしていました。そして、(アドレスに変更がない)現在のものは内容のみ消して再利用するのです。

しかし、これは数カ月に一度という、ミスを犯しやすい、不慣れで悩ましい作業ですし(間違って削除の心配がある)、ヘッダー画像も同じ物を探して過去ログに張り直すという作業も必要になります。さらに、せっかくそのページに「スキ」を入れて下さったのに、記事が、数か月ごとにコピーされて別ページに行ってしまうという問題もあります。

ここらあたりに、モヤモヤ感がありました。そして、そのモヤモヤ感解消のためには、やはり、そのまま素直に過去ログに持っていきたいのです。そうすると、映画レビューから等のリンクが過去ログになってしまうので、その過去ログの上部に、「もうしわけありません。この『今週までのパレット』は過去ログになりましたので、マイページから最新のものをご覧ください」と書いて、その「マイページ」の単語に、マイページへのリンク(「今週までのパレット」へのリンクではなく)を張っておこうかと思案しています。

すると、今後の映画レビュー等からのリンクも、「今週までのパレット」へではなく、「マイページ」の方が良さそうです。

@ 自治体防災情報に影響 大雨時、投稿できないケースも ツイッター閲覧数制限

オーディオ全盛期には「エアチェック」と言って、FM放送などの音楽を録音して、コレクションにする趣味が流行りました。レコードは高価だったですし、放送にはレコード化されていない音源もあったからです。しかし、本来の「エアチェック」とは、放送にCMを依頼した業者が、契約通りにCMが流れているかを確認する作業の言葉だと、昔、どこかで読みました。

ところで、先日から、ツイッターにはログインしないと見られないなどの問題が発生しているようです。広告主の声もあるでしょうから、いつまでも続くとは思えませんが。

ちなみに、noteは官公庁も広報に使用しているようです。
地域・行政|note(ノート)

(2023.7.3)

@ イヤフィットヘッドホン ATH-EQ300M

普通の大きなヘッドフォンを使っていましたが、夏になり、暑くなりましたので、耳に引っ掛けるタイプの物を買ってきました。実売価格は1,000円弱でした。これの2倍の値段の物もあって迷いましたが、こちらを選びました。
でも、こだわったのは、コードが長い事。この商品は1.2ⅿですが、0.8ⅿのものもありました。今使っています。エージングが済んでいませんからいけませんが、やはり中高域中心で明瞭度が高く、低域は軽めな感じです。エージングが済めば、中高域が落ち着き、相対的に、多少は低音も出て来るかもしれません。でも、なによりも、装着感がゼロに近い軽さ、外部の音も聞こえて不自然ではなく、耳たぶが暑く苦しくないので、夏には良いと思いました。

@   noteでもつぶやき、できます。右上の投稿ボタンからつぶやけます。
文字数は140文字まで、画像の添付可能、コメント欄でコミュニケーションすることもできます。お試しください!

私もご紹介しようかと思っていました。私の場合はつぶやきからスタートしても、追記で140字を超えての長文になることも多い、等の理由で、つぶやき機能は使わずに、「今週までのパレット」にしていますが。

@    生活保護を受給している男性が亡くなり、ケースワーカーが、その後始末をすぐにしなかったため、トラブルになった事例が、最近あったようです。私はその細部を知りませんが、職員側に事情もあるでしょう。

でも、この事例から連想したのは、TVドラマ・漫画「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)の紹介文でよく書いていたことです。このヒロインだけでなく、公務員志望の多くの人は、安定を求めて公務員になるのです。
しかし、公務員の仕事には、ケースワーカーもあれば、差し押さえもある税金取り、国民健康保険の徴収、水道の停水執行や、感染症、マイナカードの事務もあります。

倒産・クビにはなりにくいという安定は事実でしょうが、安らかに仕事が出来る安定とは違うかもしれません。むしろ、係内では毎年のように担当替えがあり、上級官庁からは法律等の改正や、臨時の仕事も下りてきます。そして、平均5年で係間異動があり、新しい仲間の中で、さらに新しい法律・仕事を覚えなければなりません。係間異動すると、転職にも匹敵するほどの仕事の変化があります。それは平均5年ごとのリスキリングを定年まで続けるようなものです。そして、住民の目は厳しく、公務員バッシングがあり、電話や窓口のトラブルは日常的なものです。公務員には全体の奉仕者であり、説明責任もありますから、客層を選んだり、民間のように簡単に「カスハラ」として切り捨てる事は困難です。

TVドラマ・漫画「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)は、新規採用・新人ケースワーカーを通して、地方公務員のリアルな空気感を描いた、稀に見る秀作です。公務員を目指す方は、一度はご覧になった方が良いと思います。

@ 「国策に売りなし」 (株の格言)

@ マイナカードを返納する方がいらっしゃるようです。ご承知のように、現在、マイナカードにはトラブルがあります。しかし、マイナカードは時代の流れであり、国策ですから、紆余曲折はあるにせよ、進んでいくものだと思います。

多くの人が望むと思われるベーシックインカムは、もっと複雑な制度でしょうし(その時には問題も多発すると思われる)、少なくとも、国への口座登録や、マイナカードのような番号は必要になるでしょう。ですから、その前段階とも言えるマイナカードが成功しなければ、世論の協力が無ければ、ベーシックインカムはさらに望み薄だと思います。

それに、マイナカードを返納すると、いずれ再交付を国に願い出る事になると思われ、その時の、本人の手間や費用を想像すると、現在、多少の問題があろうとも、私は返納という選択肢は取りたくありません。

(2023.7.2)

@ オーデイオ製品が売れなくなった理由   私は商売の素人ですから、たくさん売れるかは分かりませんが、この方の仰っているオーディオの世界観は、おおむね私の琴線にも触れてきます。CDの音を、LPや真空管、真空管でも色々な種類、いろいろな設計のアンプ、あるいは、ラジカセの音に変換できる電子アダプターがあれば、楽しいでしょうね。私も欲しいです。

@ 上級官庁という言葉があります。ですから、国が政策を決め、市区町村役場が実行するという構図を、昔から、現場の地方公務員は宿命のように受け入れているものです。

だから、「○○給付金の支給」というような臨時業務が上級官庁から下りて来ても、(地方公務員にとっては、仕事は増えても、給料は増えませんが、)大きな不満の声を上げる事は、今まで、ほとんど無かったと思います。

しかし、今回、マイナカードを担当する地方公務員からは、不満の声が上がっているようです。それは、従来の○○給付金等と比べ、マイナカードの事務は一過性ではなく、事務量もはるかに多いからでしょう。そして、多い事務量から生まれるミスについての厳しい世論や、上級官庁からの指示も、彼らのストレスを倍増させているようです。

地方公務員が宿命に耐えられず、異例ともいえる声を上げるのですから、現場のストレスは大変なものなのでしょう。ネットの記事を読むと、「運転免許センターのように、マイナンバーカードセンターを作って欲しい」というような声もあるようです。直感的に、この気持ちわかるような気がします。大幅な人員増や、機構改革、ここら辺りに、将来の解決策があるように思います。

(2023.7.1)

@ 大阪万博「日本館」の入札不成立、工期確保へ「随意契約」に変更…建設費膨らむ公算大  

1970年の大阪万博のときのパビリオンは、夢があって素晴らしいデザインでした。建物に行きたい、見たい、入りたいと思わせるものが多かったのです。

しかし、2005年の愛知万博のときのパビリオンは、四角い、武骨な倉庫のようなものがほとんどで、それが万博の魅力に水を差していました。私はその理由を知りませんでしたが、2025年大阪・関西万博のパビリオンで入札不成立があると知り、2005年愛知万博を連想したのです。

@ ふるさと納税を巡り市民に『高い住民税を請求』した事態は“申告された手書きの書類” が一因

「ふるさと納税」だけでなく、所得税と住民税の扱いが税法上違う部分を特記する「住民税に関する事項」欄の未記入や、誤記が、住民税の課税誤りにつながる事例は、他の役所でも毎年のようにあります。

記事にもあるように、職員は一枚一枚点検していますが、点検場所は、そこだけでなく、確定申告書全体に及び、しかも、短期決戦的な事務量なので、完璧を目指しても、困難なところがあります。しかし、課税誤りが起これば、本人側に原因があっても、役所の点検漏れということで、役所が謝罪する事になるのです。

(追記)記事では「手書きの書類が一因」となっていますが、印刷の場合でも桁ずれがあります。しかも、桁ずれは人間のうっかりミスではなく、機械の誤作動なので、発生すれば、一件では済まないのが普通です。では、ネット入力のデジタル化になったらどうかと言えば、デジタル化の目的には職員の事務量軽減もあるはずなので(だから減員にもなる)、誤入力には本人の自己責任の度合いが増えるのでしょう。

@ 昨日からツイッターが会員しか見られなくなっているようです。私は非会員なので見られません。トラブルなのか意図的なものなのかも分かりませんが、皆さまのツイートを拝見できないので残念であり、申し訳なく思っています。以前にもこのような状態になりましたが、すぐに回復した記憶です。今回もそれを期待して、この機会に会員登録方法の勉強をしながら、少し様子を見ています。

ツイッターも私企業であり営利企業でしょう。しかし、今や世界的企業であり、世界的な巨大インフラの一つといっても良いと思います。ならば、それに相応しい経営姿勢が必要であり、もし、閉じた会員専用にしたいのなら、少なくとも数か月前(できれば1年ぐらい前から)事情説明の広報をして、世界に理解を求めるべきだと思います。

(追記)【Twitter】ログインしないと見れない・見るだけができない問題が発生中(2023年6月30日)   会員登録につて調べてみましたが、私にはストレスがたまりそう。少なくとも、今すぐには出来ません。でも、2023.7.1の記事を読むと、どうやら、しなくて済みそうな気配ですね。

(追記2)Twitterが一時的に「ログイン必須」に。影響範囲は?

(2023.6.29)

@   まとめ資格取得がお得 1アマ 第1級アマチュア無線技士 第一種電気工事士、第二種電気工事士、特殊無線技士

少し前に行政書士や臨時税理士の話をしましたが、若い頃の私が本当に興味を持っていたのは、電子工学を学んでの、オーディオ等の制作・修理・改造でした。自覚したのは中学生の頃です。TVが壊れると(小学生の頃は真空管だったからよく壊れた)修理にやって来る電気屋さんに憧れていました。そばに立って、修理をじっと見ていたものです(裏側から見たTV内部には、ラジオやアンプとは比べ物にならないぐらい多くの真空管が輝いていて、まるで宝石というか、百万ドルの夜景のようでした)。それもあって電子工学の勉強も兼ねて、青春時代に、とりあえず第二級ハムまでは取りました。

しかし、それだけでは、まだ知識不足でした。そして、思いもよらぬ別の事に気がついたのです。第一級ハムを目指してさらに勉強しても、ハムの免許では、仕事とか、恋愛とか、苦しんでいた若き日の、私の人生の諸問題は解決できませんでした。なので、最終的には夜学の専門学校にも行きたいと思っていましたが、この方面の勉強はやめて、今度は人生勉強のつもりで、映画鑑賞に走ったのです。

そうこうしている内に、おじさんになり、若き日の悩みは、その季節を通過してしまいました。再び、電子工学の道に戻っても良いのですが、少々遅すぎた感があります。人生の残り時間で、やりたいことは色々ありますので、もう10年若かったらなぁ・・・という気持ちです。と言いますか、この10年間を無駄に過ごしたわけではありません。アーチェリーに熱中し、気功に目覚めた、最高に幸せな10年でもありました。

電子工学の部分は、各資格で内容が重複している部分もあるので、(動画9分45秒ぐらいから)この様なまとめ取りが効率的なのは、若い頃から薄々気づいており、一時は狙ってもいましたが、実際、実現された方の話を聞かせて頂くと、あきらめても、今でも心惹かれるものはあります。

(追記)今は「好きな事を仕事にしたい」という若者が多そうです。それを否定はしませんし、むしろ応援していますが、私はと言えば、中学生の頃には違う選択をしていました。

電子工学を勉強して、その方面の会社に就職したり、街の電気屋さんになることも考えましたが、この分野は技術革新が日進月歩なので、一生、勉強に苦しむことになるのではという恐れが、中学生の私にはありました。

なので、それは趣味として楽しみ、生活の糧を得る仕事は、安全・安定・楽そうを第一に選んだのです。私の会社、仮にYと呼びます。私がYに就職する事は、少なくとも小学生の頃から親に誘導されていたようです。だから、そろばんも習わされたのでしょう。

そのせいもあって、私はYを目指すことに疑問は持ちませんでした。Yの仕事は、前述したように、ちまたでは楽だと言われていました。しかし、経済成長期の当時、給料が他社よりも2割安かったのです。だから、2割分は楽でも、叱られることは無いと思っていました。そして、プライベートではオーディオを楽しもうと思いました。

ちなみに、Yに35年間勤めた感想を言えば、(不向きだという事もあったのでしょう)仕事が楽だというのは幻想でした。そして35年間、好きでも、得意でもない分野の勉強をさせられ続けたのです。今では、青春の懐かしさも混ざって、その分野も、オーディオのように興味がありますが。

@ 何か月か前のNHK・ラジオで、日本の人工知能研究者の方が、「テレパシー」の存在について言及されていました。私は科学者ではありませんが、気功からも派生する現象として、それを信じています。

ちなみに、録音よりも生演奏の方が感動するのは、音が良いという事もありましょうが、演奏者のパッション・精神活動のエネルギーが(内気)、(外気)を伝わり、いわゆるテレパシーとなって、観客に伝わっているからだと思います。録音にはそのエネルギーが無いと思います。

@ 70年前のアマチュア無線技士無線工学問題、あなたは解けますか?
ここでは第一級ハムの無線工学について、昔と今の試験問題の比較をしています。同じ試験でも今はやさしくなっているようですね。ご主人は第一級ハムですが、ざんねんながら私は第二級ハムです。昔、記述式の時代にに資格を取りましたので、やはり選択式の今の方がやさしそうだと思っています。さらに、昔はモールス信号の実技試験もありました。無線工学の話、門外漢の方には・・・かもしれませんが(私も片方の、しかも、今の試験問題しか解けませんでした)、人情噺も入っていますのでお楽しみください。

@ (当時、世論の反対があったのかもしれませんが、)かつて「住基コード」が出来た時に、マイナンバーのように住基コードを書くことを義務付けていれば、今回のマイナカードの名寄せ問題の大半は起こらなかったのでしょうか。

@ マイナカード等で名寄せが困難な理由の一つに、住所表記にはバラツキがあり、例えば「1-2-3」と「1丁目2番地の3」を、コンピューターは同一だと判断できないからです。しかし、だからといって、住所を外して名寄せするのは問題です。

ネットを見ると、このような場合は、①特別なプログラムを使って、コンピューターが「1-2-3」は「1丁目2番地の3」と読み替えて、同一とみなす手法もあるようです。これは人間が頭の中で行っていることの一部をプログラムに置き換えたのでしょう。そして、この要領は氏名にも使えると思います。

( ちなみに、役所の住民税の係では、毎年、申告時期に集まって来る膨大な課税資料の名寄せを、コンピューターだけでなく、人として、職員としての常識・経験を総動員して一枚ずつ行っています。最終的には、電話も不通なら、秋の調査時期に現地まで出かけて行きます。)

以上はコンピューターを使った名寄せの要領です。
しかし、注意が必要です。住所や氏名は固有名詞だという事です。

名寄せの便宜上、表記を統一することが必要であっても、その「統一表記は固有名詞としての正解ではない」という事を理解しておくことは大切でしょう。正解だと誤解して、その統一表記を他に流用するようなことは、新たな混乱を生むことになりかねません。

固有名詞に関する住民票の転入通知の話をします。新住所の役所に転入届が出ると、転入通知が旧住所の役所に来て、旧住所の記載内容も、予定から、確定されたものに訂正されるはずです。転入通知による転入日や住所の訂正は珍しくありません。

(昔話ですが)転入通知は、届出人が書いた(1-2-3みたいな)転入届を、職員が(1丁目2番地の3みたいに)正確に補正し、それをコピーして作っていました。

しかし、まれには補正漏れもあり、例えば(1-2-3みたいな)ままで転出地へ送られて来ることがあったのです。その時、転出地の担当職員は、プロの勘で違和感を持つと、その都度、転入地の役所へ電話して、(1-2-3で本当に正確ですか?)と確認してから、転出先住所等の訂正をしていました。

役所の住民票の担当者でも、固有名詞の細部は現地に確認しないと、正解が分からないのです。「1-2-3」は「1丁目2番地の3」かもしれないし、「一丁目2番3号」か、あるいは、それ以外かも知れません。

(2023.6.27)

@ 「住民登録の転入届はマイナポータルでは出来ないので、転入日から14日以内に新住所地の役所に来庁して行う必要があり、しない場合はマイナカードは失効し、めんどうな有料の再発行の手続きが必要になる」みたいな話をネットで読みました。

(それが本当なら・・・)14日以内というのは従来からある住民基本台帳法上のものだと思いますが、昔から、多くの人がそれを守っている反面、遅延する人も珍しくないのです。

そして、日にちをいつにするかで、旧住所と、新住所の、法律上の権利・義務が違ってきます。届出人の中には、少しでも得をしようと、日にちの操作をする人もいるでしょう。しかし、近視眼的に一つの得にこだわると、別の項目(あるいは別の市町村)では損をする事があります。

ですから、役所の立場としては、「得をしても、損をしても、正しい転入年月日で届けて下さい」というスタンスにしないと、トラブルに加担する事にもなりかねません。

つまり、マイナカードが失効するからといって、温情のつもりで、役所が本人に転入年月日の誘導をするような事をすると、後で、思いもよらぬ別の損が発生しかねず、役所側も巻き込まれる恐れがあるのです。

(追記)転出届には転出予定年月日・予定住所を書きます。予定ですから正確でない場合もあります。まれには、行政区Aに転出予定でも、行政区Bに転入する人もいます。

そして、(現在は改正されているのかもしれませんが)私の古い記憶を書きますと、旧住所の役所では、転出予定年月日以降は、便宜上、住民票を削除すると思います。やがて新住所の役所に転入届が出ると、転入通知が旧住所の役所に来て、旧住所の記載内容も、予定から、確定されたものに訂正されるはずです。転入通知による転入日や住所の訂正は珍しくありません。

以下は想像ですが・・・

マイナカードでは、転出予定年月日に転入したとみなし、転出予定年月日から14日以降に、マイナカードが失効するようなプログラムになっているのでしょうか。もしそうだとしたら、そのプログラムは、転出予定年月日が予定日であることを考慮しているのでしょうか。

(追記2)思い出せば、(改正されていなければ)印鑑登録手帳も転出予定年月日で使えなくなったような気がしますし、転入先では(行政区ごとに)新規登録が必要です。その流れで行けば、マイナカードの失効もありえるのでしょう。しかし、本来マイナカードは行政区を移動するごとに失効・新規登録するものではないと思います。年金手帳のように。

その上、マイナカードの再発行は有料である上に、より日数がかかりますし、用途も多岐にわたり、印鑑登録手帳よりも多くの事に影響を与えそうです。それを考えると、今回の事例は、失効があまり起こらないような制度設計が好ましいように思います。

14日を守らせたいのならば、本来の過料を適正に課すようにする方法が本筋だと思います。と言いますか、もし転出予定年月日で失効するのならば、転入日が転出予定日よりも先の日付で確定された場合、転入日から14日以内に届け出ていても失効になる心配は無いでしょうか。

@ 蚊は何階まで飛んでくるの? 3階ぐらいまで、例外でもっと高くにも

産まれてからずっと、背の低い木造家屋に住んでいたので、夏になると蚊に刺されるのが当たり前でした。玄関前に殺虫剤を吊るしていても万全ではなく、帰宅して、カギを出して戸をあける瞬間に、もう刺されていますし、素早く開閉しないと、家の中にも入って来ます。当然に、寝るときはずっと電気蚊取りをつけていないと痒くて眠れません。

でも、3年前に新居に引っ越してからは、ほとんど刺されなくなりました。新居はビルの○階にあるからです。玄関やベランダに出ていても、もう痒くなることはありません。殺虫剤の類もほぼ不要です。しかし、ワンシーズンに1~2回はブ~ンと聞こえて痒いことがあります。あれは、上昇気流に乗って来たか、外出時に衣服についてきたような蚊でしょう。

(2023.6.26)

@ 「名古屋=行きたくない街No1」のはずが観光客過去最多。風評と実態のギャップの「なぜ」?

@   「魅力最下位」から脱出? 名古屋が「世界50選」に

 ”世界の最もすばらしい場所” 名古屋の魅力とは 

 知多半島・名古屋近郊の海水浴場   知多半島も名古屋の良きパートナーの一つです。

@ 民間軍事会社がどのようなものなのかは知りませんが、会社組織なら、彼らの目的は営利であり、国家公務員の兵士とは違うのでしょう。ならば、民間軍事会社は営利のために寝返ることがあるのかもしれませんね。私がもし大統領なら用心するでしょう。

@ 先日、ある公共施設内の、セルフの喫茶コーナー(軽食もある)に、初めて行ってきました。とても感じの良いご婦人の店員さんは、ワンオペのようですが、客も少なそうでした。大変くつろげました。

穴場の様な、落ち着けるお店を見つけたと喜んで、一週間後にもう一度行ってきました。そうしたら、入り口の「営業時間9時~17時」みたいに書いた立て札の上から、「営業していません」みたいな札がかけてあったのです。
「営業時間9時~17時」で、今は12:30頃なので、昼時に飲食店が休憩時間をとるとは思えませんでした。

札の外し忘れかも知れません。中を見ると、お客さんが二人コーヒーを飲んでいました。奥のカウンターには、先日の女店員さんが立っていました。

良く分からないので、とりあえず入ってみました。女店員さんに近づくと、彼女はスマホをカウンターに置いて、なにやら操作していました。私は声をかけるのをためらい、彼女の前に20~30秒ぐらい立っていました。彼女と私は1ⅿぐらいの距離で、面と向かっていますから、彼女が気づかぬはずはありません。しかし、終始、彼女は私を無視したのです。「そういうことか・・・」と思って、私も無言で出て行きました。

私は休憩時間を取るなと言ってはいません。ワンオペは大変でしょうし、ランチやトイレ休憩もいるでしょうから、随時、札をかけて休憩にすれば良いと思います。

しかし、客を困惑させるような入り口の表示方法と、そして、何よりも、客を無視する行為は、いかがなものかと思うのです。迷った客には、「すみません。お昼の1時間はお休みをいただいています」ぐらいの事は、役所でも言うでしょう。

@ マイナカードのトラブルでは、野党も、マスコミも、世論も、非難の声を上げているようです。しかし、注意しなければならないのは、その声を聴いているのは、政府だけではないという事です。末端にいる、無名の、無数の公務員たちも聴いているのです。

そんな彼らはこう思うかもしれません。「役所は先例主義だ、進歩がないと、むかしから国民は非難するけれど、トラブルがこんなに叩かれるなら、やっぱり先例主義がいちばんだな」と。

もし、そうだとしたら、それは、思いもよらぬ、いたるところで、長期にわたって、国益を損ねる可能性もあります。でも、半分でも「失敗は成功のもと」みたいな励ましの言葉があれば、そして、この事業が成功すれば、末端の公務員たちの中にも、「次にトライするのは私だ・・・」と思う者が、出て来るかもしれません。

(2023.6.22)

在職中はほとんど観ることが出来なかったNHK朝ドラも、今では再放送も含め、2~3種類楽しむ毎日です。それでふと思った事があります。朝ドラに限らないのかもしれませんが、主人公たちは、①「言わなくても良い事を言い、言った方が良い事を言わない」ので、トラブルが起き、その後始末をするという連鎖が、連続ドラマになっているようですね。①の言動にはときにイラっとしながらも、「まっ、15分だから」と、毎日観てしまいます。

そう言えば、先日の「あまちゃん」。ヒロイン二人がアイドルになることを目指し、東京へ逃げて行く交通手段に、バスを使っていました。半分は鉄道会社が舞台みたいなこの作品で、バスを使って東京へ行くのは、「裏口からの逃亡」という記号なのでしょう。若き日の気丈な母は、鉄道を使い、それも鉄道の記念日の中、正面突破していきましたから、対照的な性格ですね。

(追記)

(ネタバレです。)母は記念日でお祭り騒ぎの鉄道の駅から、正面突破で東京へ出て行きます。まるで自分の舞台のように。

しかし、東京では、音痴の大スター・鈴鹿ひろ美の黒子として、秘密裏に歌を録音させられていました(私の記憶が確かなら)。そこは、やはり自分の舞台ではありませんでした。

正面突破の、自信満々の自分でさえ、無名の黒子にされてしまう芸能界です。

こそこそと裏口から逃げて行くような気弱な娘が(その設定の為にも「バス」が必要だった)、同じ芸能界で成功するはずは無いと、母は思ったのでしょう。

(追記2)

「黒子」と言えば、TVドラマ「あまちゃん」には他にも同様の記号があるようです。

アキが海女アイドルとして表でウニを売っていても、最初の頃は自分では採れないため、先輩海女が黒子として採ってくれたウニを使っていました。

琥珀を採掘するのは洞窟の奥であり、地道なその作業があってこそ、琥珀は日の目を浴び、宝石のように人々を魅了するのです。そして、そこ琥珀も、琥珀色の樹脂よりも、中に入っている黒い虫の方が、価値があるようです。

東京のアイドルグループ「GMT47」は、全国の地元アイドルの集まりです。

他にも色々あるはずです。

そして、この延長線上には、東北地方の原発と東京の関係にも、行きつくのでしょう。東京の黒子は東北地方なのです。ならば、東京と東北地方の、綱引きのような物語であってもおかしくありません。

(追記3)

「 でも、坑道の奥にある琥珀と、海底にあるウニは符合していたのですね。だから、少女たちは坑道の奥で、本音を叫びます。つまり、深い底は、心の奥底を意味し、彼女や彼が、自分の本当に好きな事に気づくという記号なのでしょう。」(TV「あまちゃん」のレビュー本文より抜粋)

では、前述したこの解釈との関係はと言えば、「スポットライトを浴びたい黒子たちの、欲望の声」という事になるのでしょう。

(2023.6.21)

国民にとっても「マイナンバーカード」はあった方がいい その「必要性」を佐々木俊尚が指摘

(2023.6.20)

昔は、街を歩いていると、たまにティッシュならぬ、ウチワがもらえました。エアコンと扇風機の時代、ウチワはあまり使いませんが、されとて、無いと、(少なくとも私は)いろいろ困るものです。

先日、ココイチへ行ったら、各テーブルに数枚ずつ置いてあったので、店員さんに確認して、一枚頂いてきました。小ぶりのウチワですが、とても嬉しいです。でも、先ほどよく見たら、「ネコイチ NECO壱」と書いてあり、猫の絵も描いてあるのです。「ネコイチ NECO壱」って何?。レア物なのでしょうか。

(2023.6.18)

@ 映画の帰りにランチを食べようとしたら、平日のお昼でしたし、地下街は再開発で半分お店が閉まっているので、残りのお店は行列が目立っていました。これはいかんと、一駅隣に移動し、いつもの地上のココイチへ行ったら、そこにも行列が。

「こまったなぁ」と周辺を歩いていたら、そう言えばカレー屋さんがありました。すぐそばに。しかし、良さそうなお店ですが、正体の知れないお店は敷居が高いものです。でも、覗いたら、驚くほど空いていたので、空いてるの大好きと、思い切って入ってみました。

このお店は、カレーライスとカレーうどんをやっています。私はカレーライスのベーシックなものを注文しました。食べてみると、カレーライスとしては、地味目の味で、辛くもありません。普段私が食べているカレーライスの味の平均値とは少しズレていそうです。なぜかマッシュポテトみたいなものが、ご飯の横にたっぷり添えられています。そして、カレールーの出汁に、何処かで食べたような、ふしぎな懐かしさを感じたのです。

レシートをもらってきて、自宅でネット検索して分かりました。名古屋名物・味噌煮込うどん専門店「山本屋本店」の姉妹店だったのです。あの、何処かで食べたような、懐かしさは、ブランドである「山本屋本店」さん独得の、味噌煮込みうどんの出汁の味だったのです。

あの出汁を使い、味噌ではなく、カレーを入れたのが、カレー煮込うどん「鯱市」さんの味なのでしょうか。私は料理にはうといので、間違っていたらごめんなさい。

私の見た限りでは、入り口や看板では、姉妹店だとは分かりませんでしたので、宣伝次第では、もっと集客が出来るのではと思いました。あまり混雑して、その他大勢の店と同じになっても困りますが。

(追記)ラーメンライスが定番なら、味噌煮込みうどんにご飯も定番でしょう。ご飯はどのように食べても自由ですが、この「土鍋の説明」のように、ふたに乗せてうどんを食べるのが名古屋人の作法なら、うどんを食べ終わった後に、ご飯も乗せ、汁をかけて食べれば美味しいです。「お茶碗のご飯に直接汁をかければ?」との声も聞こえそうですが、私的には、お茶碗を茶色く汚したくないのです。

@ 先日TV放送された永野芽郁さんのハワイ特番を観ました。彼女は朝ドラ「半分、青い。」の仕事をする直前には、芸能界を辞めたいと思っておられたようですね。そして、朝ドラ「半分、青い。」の全撮影が終わった後にハワイに行き、そこで、芸能界で生きる決心をされたようです。

その辺りの心の軌跡がご本人から語られていましたが、悩める彼女が泊まっていたホテルの眺望の素晴らしいこと。私が今度ハワイに行ける機会があれば、一度はあそこに泊まりたいと思いました。

(2023.6.17)

映画「渇水」を更新しました。追記・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ・Ⅷ

(2023.6.15)

映画「逃げきれた夢」を更新しました。追記

(2023.6.13)

@   ヤバいと話題の“日本の住所表記” 何がそんなに大変? ゼンリンに聞いた
このようは話は、少なくとも役所の住民票や戸籍の担当課では、間違いのないよう、昔から意識している事です。例えば「日本町1丁目1番地」とあれば、通常、町名は「日本町」ですが、「日本町一丁目1番地」とあれば、町名は「日本町一丁目」です。しかし、道路上の表示が住民票とは違うものも見受けられます。

プライベートで人から住所や所在地を聞くとき、「日本町1-1」と教えてくれた場合、(今後、相手様に失礼が無いよう)「どこまでが町名ですか」と尋ねて、逆に相手様のご機嫌を損じそうになったことがありますが。

@ 映画「逃げきれた夢」を更新しました。追記・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

@「役所は先例主義だ」との批判が、昔から国民にあります。斬新な事はリスクが未知数ですから、国民に迷惑をかけたくない役所は避けがちなのです。民間企業なら「失敗は成功のもと」と、挑戦者に励ましの声も出るかもしれませんが。

しかし、そんな役所にも斬新な仕事をする人はいるでしょう。そして失敗もします。その時、「役所は先例主義だ」と批判していた世論は、今度は「役所らしくない」と、叩きにまわるのです。

(2023.6.11)

先日TVでLGBTについての特集をしていました。部分的に見ただけなので私の見落としもあると思いますが、その上で、感想を書いておきます。

私が思っているLGBT特集の大切な部分は二つあります。
① 現時点でのネット統計を見ると、日本では8.9人に1人がLGBTである。
② 同性愛は趣味ではない(以下参考)。

「 ――『同性愛は趣味みたいなもの』という発言には、どう反論しますか。

『 これに関しては、同性愛は趣味ではありません、飽きたら外したり取り替えたりすれば済むアクセサリーのようなものだと考えているとしたら、それはまったく違います、とハッキリ言い続けます。私にとって、セクシュアリティーは大切なアイデンティティーの一部であり、自分というものを形作る芯であり、資質です。外したり替えたりすることはできません。資質は趣味と正反対にある類(たぐい)の概念です 』 」( Yahoo!ニュース 猪瀬聖 ジャーナリスト 8/25(土) 8:00 「日本は変われる」ゲイ公表のキャンベル氏 より抜粋 )

マスコミは「あなたはLGBTについてどう思いますか」「同性婚を認めますか」みたいな質問をするのも良いですが、「例えば、大型観光バスなら、定員45名だとすると、内5名ぐらいがLGBTになる計算」という事を、そして、その「同性愛は趣味ではない」と教える方が重要だと思います。現状は、感想を聞くよりも、啓もう活動が必要ではないでしょうか。

(2023.6.10)

上げ馬神事、三重県指導へ 急坂へ、馬たたき大声「虐待と言いきれないが不適切」 氏子・神社側に口頭で

名古屋には「名古屋城を木造で再建し国宝を目指す話」があります。再建には色々な問題がありますが、その一つに、「(エレベーターなどの)バリアフリー化をするか否か」があります。昔のお城に、バリアフリーは無かったでしょう。ですから、概ね、①忠実に再現したい人たちはバリアフリーには否定的ですし、②障害者のためを思う人は肯定的です。

どちらの言い分にも一理あります。しかし、これは「人間を排除するか否かの問題」でもありそうです。文化財も、芸術も行政も、人間を排除しては成り立たないでしょう。「誰も見ていない月は存在しない」を連想します。そして、法律の解釈が時代背景によって、世論によって違って来るのは普通の事です。新しい木造の名古屋城にはバリアフリーを施して、世界に誇る、新時代のモニュメントにしたらどうでしょうか。昔通りのお城は、バーチャルでネット公開すれば良いと思います。

(2023.6.9)

@ 欧米では警察官の職務質問にも人種差別があるようですが、スポーツの判定には、無意識の人種差別はないのでしょうか。

@ マイナカードのトラブルが、いくつか報告されています。非難の声も上がってるようです。役所の仕事ですから、国民から完璧を求められるのは当然の事です。

その上で私はこう思います。マイナカードは50年議論して、やっとスタートできました。全国民を巻き込む、このような歴史的プロジェクトであるマイナカードは、スタートできたこと自体が、50年越しの奇跡だと思います。

もちろん、前述したように問題点は多々ありそうです。(机上での完璧なシミュレーションは、傍で言うほど簡単ではないと思いますが、)できれば事前に問題を解決した方が良かったのは当然の事です。しかし、もう、それは過去の話。すでにスタートしたのです。私たちはこの「大きな成果」を守りながら、歩きながら、走りながら、残る問題を解決していけば良いと思います。

もしも、反対派の言うように、今、マイナカードをやめてしまえば、次は何年後になるのか分からないと思います。天秤にかければ、そちらの方が国益を損ねるのではないでしょうか。

(追記)マイナカードのトラブルがマスコミを賑わせている現状を見ると、多くの国民が望んでいるベーシックインカムの、法律だけでなく、(自治体のマニュアルまで含めた)制度移行の過渡期から、移行後までの、細部までの制度設計の大変さは、想像を絶します。AIは設計に使えるのでしょうか。

(追記2)近頃は闇バイトによる強盗事件のニュースが目立ちます。怖い話です。そんなニュースを見ると近年は治安が悪化したように感じますが、先日のワイドショーによれば、犯罪件数は昔よりも減っているのだそうです。つまり、私たちはニュース件数に影響を受ける事があるのです。

近頃、話題のニュースと言えば、マイナカードのトラブルもありますが、こちらも、ニュース件数だけでなく、マイナカード総件数の何パーセントがトラブルになっているのか、という視点も大切だと思います。役所のやることですからトラブル0が望ましいのは言うまでもありませんが、人間のする事ですから、なかなか理想通りにはいきません。そして、そのトラブルが、制度の問題なのか、現場のうっかりミスなのかの見極めも、大事な視点でしょう。

(追記3)例えば、ベーシックインカムで毎月10万円を支給開始したら、数年後に制度設計の新たな問題点が見つかり、これ以上、支給を続けられなくなったとします。その時、安易な支給の中止や、減額は、困難だと思います。毎月10万円支給されて一年もたてば、その10万円をあてにした生活設計をする国民が増えているでしょう。それなのに、突然、支給の中止や減額をすれば、生活できなくなる人が出て、最悪、死者が出る可能性もあるのではないでしょうか。

一般的には、ベーシックインカムでは、現在の社会保障制度(一部または全部)を廃止し、浮いた財源も現金支給に使います。なので、ベーシックインカムを突然中止した場合、救済してくれる役所の担当窓口は、すでに無くなっている可能性があるのです。「ベーシックインカムとは、社会保障が役所の責任から自己責任になる制度」とも言えそうです。

今回のマイナカードの諸問題は、いつか、ベーシックインカムを行う時の、参考の一つになるのかもしれません。

(2023.6.6)

@  40代・50代男性が「昔と比べて食べられなくなったもの」発表 焼き肉&とんかつを超えたトップは? 「今は見るのも嫌」の声も

年金生活者の私は、若い頃からとんかつ大好物で、今でもランチには、近所で売っている限り、毎日のようにとんかつサンドを食べています。私は子どもの頃から胃腸が弱いと思っていましたが・・・。

ちなみに「強力わかもと」は、虚弱児だった小学生の頃に、父から、わけもわからず毎日飲まされていました。今では胃腸薬(「強力わかもと」も良いですが、今は違う銘柄)は月に何回かしか飲みません。

そう言えば、名古屋名物は「味噌かつ」でした。又、在職中の私の上司、いっしょにランチをする事もありましたが、金曜はいつも「海軍カレー」・・・ではなく、「とんかつ定食」でした。なぜかは分かりません。

(追記)・・・と、書いてはみましたが、(確かに若い頃から「とんかつ」は大好物に違いありませんが)若い頃は、ランチはあっさり系か、小食でした。職場の近くに「とんかつ」専門店もありましたが、めったに行きませんでした。

その理由は、窓口の仕事が多く、多い時期には1日で百人ぐらい接客したかもしれず、しかも、週一ペースでなんらかのトラブルがあってもおかしくない状況でしたので、日常的に胃が鉛になったように重かったり、トラブル直後は、ストレスでズーンと痛んだりすることは珍しくなかったからです。

だから、当時は、若者だったにもかかわらず、ランチには、喫茶店でコーヒーとサンドイッチとか、症状が重い時は、ホットケーキを食べていました。
そして、ストレス解消のためにも、20代前半の夕食前にはジョギングをしたものです。ジョギングは、ランチに重いものを食べた日よりも、サンドイッチみたいなの日の方が、快適に走れることを経験しました。胃が重いと、消化にエネルギーを使ってか、快適に走れなくなることがあるようです。

何を言いたいのかと言えば、40~50代の働き盛りには、きっと仕事でのストレスも多い人もいるでしょうから、そのような人があっさり系の食事に逃げてもおかしくないという事です。そして、そのような方も、リタイアすれば、食の好みも変化する可能性があります。

(2023.6.4)

@ 定年後は1万円のアマチュア無線機でカムバック    無線機の動画がありまして、30秒ぐらいの所、左上に、マイクが見えます。あのマイクは私も持っていました。なかなかお気に入りのマイクでした。無線機はこの方の様な立派なものではありませんでしたが。

@ ダブル選挙や国民審査がある場合などでは、投票所で2枚投票をする事があります。その時、普通は、まず1枚を投票し、それが済んだら隣のスペースへ移動して、2枚目を投票します。その移動途中の、いわゆる関所で2枚目がもらえます。しかし、移動する通路が広すぎると、同時に2名以上が通過してしまい、2枚目の投票用紙を渡せない人が出てくる可能性があるのです。ここでのトラブルがこじれると、新聞沙汰にもなりかねません。

だから、2枚目を渡す担当者の心情としては、関所通りは狭いぐらいでも良いのです。しかし、狭くすると通行しにくいという問題があり、結果、比較的広めに設定される事が多いようです。ですから、この関所問題には、問題であるにもかかわらず、あまり問題視されていないという、問題が潜んでいます。

何を言いたいのかと言えば、先日の漁港での総理への襲撃事件の検証で、「本来、漁協関係者のみが入ることを許されたスペースに犯人が侵入してしまった」「入り口では、担当者が顔をチェックし、よそ者が入らないようにしていたが、複数人が同時に入った時、それにまぎれて侵入を許してしまったようだ」という旨の話をを聞き、投票所の関所問題を連想したのです。

@ 雲仙・普賢岳の自然災害など、マスコミの取材も時に命懸けのようです。ところで、3.11の時は、消防団や役所の職員なども亡くなりました。水門を閉めに行ったり、避難の広報をしていたりして。その反省から、官民問わず、防災担当者等も、今まで以上に、「まず自分の身の安全を確保する必要性」が問われたと思います。

しかし、先日の猟銃発砲事件では警察官も二人殉職しました。(出動時には猟銃の情報は無かったようで)住民助けるために、一秒でも早くと、警察官は丸腰で出動したようです。

私は警察官ではありませんが、まるで同僚が亡くなったかのように無念です。ですから、死者に鞭打つようなことをするつもりはありませんが、今後のため、後進のため、そして住民のためにも、この判断が適正だったかの検証は必要かもしれません。そして、最低限、3.11の時に問われた、「まず自分の身の安全を確保する必要性」を再確認していただきたいと思います。

@ 有線TVに入っています。でも、わが家の場合、安い契約なので、全部のチャンネルは録画できないのに、契約以外のチャンネルも、一部録画予約可能なのです。それには、①期間限定で無料で録画できるサービスがある場合と、②実際は録画できないのに、なぜか予約だけで来てしまう場合があります。②の場合、観られると思って喜んで予約したのに録画されていないと、複雑な心境です。②が存在する事は有線TV会社も承知しているようです。説明や謝罪は知りませんが。

(2023.6.2)

@ 【公務員からの転職】会社でつい言ってしまう口ぐせ…

@ (ひととき)どうする家電    スマホに対して、私と同じような人がいらっしゃると知って、ほっとしました。正確には、私は1年ぐらい前にスマホを買いましたが、ほとんど使っておりません。1年間所有して、つくづく「私はケータイの類が嫌いだ」と分かりました。それでも、主だった機能を一通り覚えたつもりですが、使わないものだから、2/3以上忘れています。精神衛生上、ほんとうは解約したいのですが、公衆電話の減少で(高速道路上などは、設置してあっても整備不良で使えないものもあるらしい)、無いと困ったことも数回ありましたので、悩んでおります。

(2023.5.30)

@  ネット詐欺の最新動向、6割近い偽サイトが「官公庁」を偽装! 最も多かったのは「税関」【詐欺ウォール調べ】  ホームページ等を持っている官公庁の担当係は、毎朝、始業時にネット検索し、「自分の係がUPしたものではないホームページ等が無いかチェックする」ことは難しいのでしょうか。検索上位に本物が出てくればよく、もし偽物が出て来たら削除依頼するのです。素人考えですが、目視でアドレスチェックすれば良いと思うので、確認にそんなに時間もかからないのでは。ちなみに、TVニュース等で間違いがあると、役所はTV局に電話する事もあるはずです。

@  市区町村役場の人事異動は4月ですが、税務署は10月とか聞いたことがあります。春は申告シーズンで忙しいからのようです。

市区町村役場の市民税係では、歓送迎会を5月前半にする事があるようです。1月から始まっていた申告シーズンの繁忙期が4月末で一区切りつくからです。

慰安旅行がある市民税係では(今は少なくなりましたが)、6月に納税通知書を発送し、住民からの内容照会が治まった後に、歓送迎会と慰安旅行と仕事の打ち上げを兼ねて、週末に一泊二日の温泉旅行をしたりします。6月、梅雨時の電車の窓から見える野山は、目に沁みる、「むせかえるような」新緑があります。一日中書類を見つめていた半年間の目には、この新緑は、何よりの薬です。

そして、忘年会と違い、歓送迎会は、異動する人たちだけでなく、古参兵にとっても万感の思いが感じられるのはなぜでしょう。出る方、残る方にも、皆さまのご多幸をお祈りいたします。

(2023.5.29)

おかげさまで700記事達成しました。ありがとうございました。

①note様へ引っ越しをしてから、1年半近くの今日、おかげさまで700記事になりました。②そこには「今週までのパレット」内の記事数は含んでいませんので、トータルではおそらく1,000記事ぐらいにはなっていると思いますが、2023年末までには、①だけでも1,000記事を目指そうと思っています。

(2023.5.27)

@ 手続き手伝った市職員に誤ってマイナポイント付与…私有スマホ貸して情報入力    就職して10年目ぐらいのこと。ある係の受付担当をしていた時、お客様から、「この会社の(電話の)代表番号を教えて欲しい」と言われました。お客様は公衆電話から知人に電話をかけ、その番号を教えたいのです。私は番号をメモ用紙に書いて渡しました。お客様はロビーの端にある公衆電話で受話器を持ち上げました。その光景をぼんやり見ていた私は、さっき私が教えた番号は、自宅の電話番号だったことに気づいたのです。

@ 「(フロントランナー)コミュニティシネマセンター事務局長・岩崎ゆう子さん 映画館を公共的文化施設に」(2023.5.27朝日新聞)

 映画館を公共的文化施設にとありますが、映画館の再評価には賛成です。2025年に「大阪・関西万博」が開かれますが、2005年「愛知万博」・1970年「大阪万博」を経験して分かった事があります。万博の魅力は、海外旅行に行っても容易に見られないような、世界中から集まった、その国の威信かけた、正真正銘の本物が見られるという事です。それは展示品だけでなく、超一流のパフォーマンスや、人間国宝クラスの技もあります。

しかし、その一方で、催し物の少なくない部分は映像なのです。もちろん手の込んだ映像でしょうが、長時間並んで、短時間の映像を見て帰るみたいな事もあるわけです。その時ふと思ったのですが、会場外にある珍しくもない映画館も、実は、古今東西の世界を見せてくれる、常設万博のような施設だったという事です。並ばずに入れる身近な映画館を再評価してみても面白いのではないでしょうか。誤解の無いように申し添えますが、これは映像の否定ではなく、「並ばずに入れる身近な映画館の再評価」という提案です。

(追記)もう少し話を続けます。映像と書きましたが、画像や写真も含めて映像等とした方が良いかもしれません。そして、一口に映像等と言っても、①最新技術のデモもあれば、②芸術作品の場合もあるでしょう。③さらに、プレゼンのように単なる媒体として使われる場合も。私は③の展示を見た後に、映画館の再評価を思ったのです。

@ 【長渕剛 乾杯】パーカッション奏法でソロギターフル演奏 エンディングまでかっこいい名曲 かたい絆に想いをよせて 語り尽くせぬ青春の日々を過ごしてます。    いかん、なみだがでそうになりました。

(2023.5.26)

@ 「一定の裁判記録を永年保存にする」話、私は基本的には賛成です。これは、その上での話しです。

公務員は「全体の奉仕者」とされています。ですから住民に対しての公平は必要です。この事と、「重大な裁判の記録だけを選別して永年保存にする行為」は、現場の公務員にとっては、無意識の「矛盾」なのだと思います。さらに、保存書類がデジタルタトゥーと同じだと言うつもりはありませんが、それも連想し、無意識に保存行為から足を引っ張ることもあるかもしれません。

ちなみに、裁判関係に限らず、私の知る限り、およそ公務員は、大なり小なり、担当する仕事の(年に1度みたいな)特殊事例については、保存年限に無関係に、自分専用のコピーをとっているのだと思います。そうしないと、処理方法について上層部に相談した時に、「同じことを2度聞くな」と叱られるのがいやだからです。

(追記)公務員が「全体の奉仕者」というのは、市民課における住民の「人探し」にも当てはまりそうです。公務員は単純に「探す者」にだけ肩入れして良いのでしょうか。探す者が常に正義なのでしょうか。申請者の個別の事情に深く関わらないのならば、公務員は「全体の奉仕者」というスタンスを忘れてはいけないのだと思います。そのせいかは知りませんが、私の知る限り住民基本台帳法には「人探し」という業務はありません。ちなみに、TVドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)には、父からの近親相姦から逃げている息子が出て来ます。父は一見すると紳士でインテリ、社会的な地位も高い人物です。

@ NHK・TVで半生記前に放送された、ガードマンが主役の人気ドラマがありました。主人公のガードマン(特攻隊の生き残り)が、若いガードマンや侵入者と対峙し、「おやじの論理」で説教するストーリーです。当時、若者だった私も、ドラマで語られる「おやじの論理」に惚れてしまい、ファンになった一人です。

最近もNHKでシーズン2が再放送されていたので、録画して少し見て見ました。若い頃には観た記憶がないストーリーでした。空手が得意で傲慢な若者・A君が新人研修に来て、いきなり「採用されたらガードする仕事は選ばせてくれ」と言うのです。これは現在でも問題が無いとは言えませんし、半世紀前のおやじの常識なら、「なまいき言うな」「お前には10年早い」で斬り捨てられても仕方ありません。あるいは不適格で不採用です。

しかし、主人公は1対1で面接し、OKしてしまいます。そして、社長も参加する幹部会議で、強引に皆を説得して認めさせてしまうのです。しかし、この幹部会議でも、主人公はA君が「ガードする仕事は選ばせてくれ」という理由を説明しません。同席の幹部たちも質問しません。誰も理由に触れようとしないまま、「良いじゃないか」「ダメだ」の押し問答が繰り返され、最後は、社長の鶴の一声で、OKすることになるのです。

不自然ですね。(最後まで観れば納得のいくシナリオだったかもしれませんが)私は違和感を感じて、観るのをやめてしまいました。これは3流ドラマでは無いのです、そして、おやじのバイブル的なお話なのです。だからこそ落胆は大きかった。自分がおやじになってみると、最近、違和感を感じるドラマが時々あります。

私は新人が「ガードする仕事は選ばせてくれ」と言った時に、有名人に対するテロ行為を連想しました。犯人がガードマンなら警備の盲点でしょう。そして、犯人なら、理由を聞いても本当の事は言わないでしょう。10年ぐらい働いて、人物の評価が定まった後なら、多少の希望は聞いても良いかもしれませんが、リスクが未知数の新人では・・・。事件が起きれば自社が潰れるだけでは済まないのです。

だから、私なら、あえて「希望しない部署への配置」をするか(役所の人事異動でも「あそこだけは嫌だ」と言うと、「そこへ異動させられる」という都市伝説があります)、「不採用」にしたかもしれません。採用するにも、少なくとも、幹部会では理由を説明する必要があるはずです

(2023.5.25)

@ マイナカードでログアウトせずに次の人の入力をした件の話です。
①もともと個人で入力する予定のマイナカードです。個人は自分のものしか入力しませんから、一回ごとにログアウトするプログラムになっているのだと思います。

②しかし、自治体などで使っている業務用プログラムは、(一般的に)続けて何十件、何百件と入力するので、一件ごとの(あらたまっての)ログアウトの入力なしに、次に進めるのが普通です。②の業務用に慣れた職員が①を操作すると、ログアウトを忘れる可能性は高いです。

又、マイナカードに限らず、○○給付金等もそうですが、国からの指示で行う臨時業務は、歴史ある通常業務のように、現場に経験の蓄積が少ないのです。上司・先輩・後輩がいて、係が存在し、上から下に、マニュアルには書いていない、経験者しか分からぬ仕事の注意事項やコツを、伝授するような事が少ないのです。

臨時業務は、その区役所に、毎回変わる担当者が一人だけ、その一人が国からのマニュアルを読み、一人で段取りを立てて行う、みたいな事もあります。たとえ、一人ではなく数人になっても同じでしょう。臨時業務は全員新人状態なのです。だから仕方がないと言うつもりはありませんが、ここにもミスが生まれやすい土壌があります。

@ 「ブランケット」間違え「カーペット」…中国客の英語力“からかい” 香港のCAを解雇    これは氷山の一角でしょう。私も少なくとも2回被害を受けたことがあります。30年ぐらい前の話です。一回目は、ハワイの離島で、観光バスがランチに立ち寄ったレストランでの事です。入店した直後に、店長のような男性に「トイレはどこですか」と聞いたら、「あっち」と指さしてくれましたが、「まったく、日本人はトイレも読めないのか」と言われました。私はバスに酔ってしまい、ふらふらで、ランチどころではなく、1秒でも早くトイレに直行したかっただけなのですが。

( ランチを食べる気力はありませんでしたから、トイレに行った後は、1時間ほど、一人で店の外にたたずんでいました。そうしたら、半裸の原住民らしき風体のグルーブが、海辺の芝生の庭に車座になり、宴会のような事をしていました。彼らは、私を見ると、「こっちへ来いよ、いっしょにやろうぜ」と笑顔で呼んでくれたのです。さすがにお仲間に入れてもらう勇気はありませんでしたが、あの楽園的な光景は、離島観光での、一番良い思い出になりました。)

もう一回は、グアムの高級ホテルです。レストランで夕食のメニューを選ぶとき、中年の接客係が「バファ」と言ったのです。それはバイキングの事ですが、私はバイキングとビュッフェは知っていても、「バファ」は初耳だったので、分かりませんでした。そうしたら、「バファという単語も知らないのか」という呆れ顔をされたのです。日本の役所とは違い、説明責任は無いのかもしれませんが。

(追記)英語というものは事実上の世界共通語であり、最低限の!?教養の証として語られるような雰囲気も感じています。しかし、言語というものを「文化の華」として考えた時に、(わたしみたいに)自国語しか話せず英語が分からない人を侮辱するのは、異文化に対する侮辱を連想させ、人種差別をも連想させるのです。

@ 生活保護のメガネ代「過大」請求 メガネスーパー3店、差額分返金へ
生活保護のメガネ代は血税ですから、過大請求は脱税を連想させる行為です。その場合、被害者は1億2千万人になります。

(2023.5.24)

マイナ保険証、またもミス相次ぐ 対策はトラブル把握から3カ月後
『 同省はこれまで、健康保険組合などに対して、氏名、生年月日、性別、住所の4情報で確認するよう求めていた。ただ住所の確認を省くなどこのルールが徹底されず、誤登録につながった。同省は見込みが甘かったことを認め、「4月からは漢字氏名、カナ氏名、生年月日、性別、住所の5情報すべてが一致するように確認を徹底することにルールを変えた」とし、一元的なチェック体制の構築を目指すという。』(抜粋)

私はこの話を読んで、ルールが徹底されず「住所の確認を省いていた」事を知り、驚愕しました。他のニュースでは、省いた理由は「住所の不一致が多いから」と書かれていたようです。1億2千万人単位で考えれば、転居する人は毎日たくさんいるでしょうし、居住地を役所に届けていない人や、届けていても手続き上のタイムラグでデータに反映されていない人もいるでしょう。さらに、どこかに単純な誤記もあるかもしれません。だから、住所の不一致は大変な数になると思います。別のニュースでは、確か全体の1~2割だと書いてありました。しかし、だからといって名寄せに住所を省いてしまう事は、役人の常識から言えば、信じがたい行為です。

逆に言えば、毎度のこの煩雑さを解消するためにも、事務にマイナンバーが必要になるわけです。その歴史的な過渡期ですから、事務が大変になるのは分かりますが、関係者の方は、どうか、あきらめずにコツコツと進めて欲しいと願っています。

参考になるかと思い、以下に、役所の市民課が毎日行っている名寄せの事例を書きました。税務課が毎年の申告時期に集まって来る膨大なデータの名寄せをする基準も、概ね同じです。

@(2021.7.15の記事の抜粋・加筆再掲)「住民票で住所を探す」という事について、混同しやすい二つの事例。

事例① 住民登録がA町1丁目1番地 〇〇〇郎さんが行方不明になったとします。母親が市民課でA町1丁目1番地 〇〇〇郎さんの住民票の写しを取ったら、転居先としてA町5丁目5番地が載っていました。これが正統的な人探しの事例です。

事例② 住民登録をA町1丁目1番地に置いたまま、実際はA町3丁目3番地に住んでいた○○○郎さんが、A町3丁目3番地の借用書で借金をして、行方不明になりました。

債権者はA町3丁目3番地 〇〇〇郎さんの行方を追いますが、役所に届けてあるA町1丁目1番地とは別人になるのです。だから市民課でも二つの関連は不明です。

役所が、これを安易に同一人物として特定し、利害関係者に情報提供することは、同姓同名の別人かもしれないので、原則してはいけない行為なのです。

(追記)そして、○○○郎と書いた理由は、「郎」が「朗」となっていても、原則として別人扱いになる事を説明するためです。

似ているという事は「特定できない」という事です。住所が1番地、生年月日が1日違っても原則として特定できません。そして、「似た人がいる」と言えば情報漏洩問題になりかねません。

(追記2)ちなみに、私の知る限り、住民基本台帳法には「人探し」という業務はありません。「住民票の写しの交付」はありますが、その住民票に旧住所・現住所・新住所が書いてあるので、結果的に「人探し」ができる場合があるだけなのです。その場合でも、住民票の写しは、住所・氏名を特定して申請する必要があります。申請書が住所・氏名を特定できない場合には、役所側も特定できません。

(追記3)例えば、日本町1丁目1番地 ○○○○さんの住民票の請求があったとします。しかし、その区には日本町、本日町、日本本町、日日本町がある場合には、役所は念のため、日本町、本日町、日本本町、日日本町を調べることが多いと思います。町名の誤記が多いケースは経験的に分かりますから、ミス回避のため、見つからなければ、余分に検索する事は珍しくないと思います。

(2023.5.23)

@ 午後から、新型コロナ・ワクチン接種6回目を受けてきました。今回はファイザー。喫茶店で休憩して、今帰宅したところです。前回までの5回は大規模接種会場でしたが、今回はありませんので、民間の病院で受けました。どちらの会場も親切でした。

(追記)私は最初の頃はファイザーで副反応がつらかったです。途中でモデルナに替えたら副反応が軽いような気がしました。それで喜んだのですが、6回目にファイザーに戻したら、もっと軽くなりました。ワクチンには副反応があると言われなければ分からないほど軽いです。疲労感も発熱も感じられません。注射したところは、わずかに痛痒いですが、触らなければ分からないほど、嬉しい驚きです。

「週3日は外に出て」妻に言われた夫 一駅分の電車賃でつぶす3時間 
学生時代は体育の授業が嫌いで、特に小学校の低学年の頃は病弱だった私ですが、今思うと、学生時代から近年に至るまで、通学、通勤、仕事、趣味などで、けっこう運動をしてきたと思います。それもあってか、おかげさまで大病をする事もなく、現在に至ります。幸か不幸か、かかりつけ医もありません。今思うと、その体力のピークが、50代に仕事をリタイアしてから10年ほどだったようです。最初は、毎日のように、その後も、週3回ぐらいアーチェリーに通い、楽しみながら体力UPが出来たからです。

( アーチェリーに行かない日は、朝の公園で1.5時間の気功と0.5時間のウォーキングをしていましたが、思うところあって気功も中断し、今、毎日行っているのは1時間のウォーキングとスクワット100回ぐらいです。)

しかし、後年、やりすぎて肩やひじを痛め、3か月のドクターストップがかかったことでアーチェリーを休眠しました。その追い打ちをかけるように、新型コロナでの外出自粛の3年間があり、体力がどんどん低下していくうちに、あろうことか、私も高齢者の仲間入りをする年齢になりなったのです。

アーチェリー再開のタイミングを逸した私の(まだ諦めてはいませんが)、今の外出の趣味は映画館です。在職中は、春の繁忙期になると、毎日のように夜8時前後まで残業をし、休日にはストレス解消のために一日中街を歩き、映画館に入りました。それでも、また月曜日から残業が出来ました。

しかし、リタイアした今は、映画を観るだけで、その後2日ぐらい疲労が残るのです。運動のためにと、街には、以前から一泊二日の旅行分ぐらいの重量の荷物を背負って出かけていますが、アーチェリーをしていた頃は、まったくなんともなかったのに(無限に歩けそうな体力があった)、今は疲労感が強いです。

前置きが長くなりましたが、何を言いたいのかと言えば、「週三日は外に出て」と言われるのは、順調にいけば、それは運動の継続であり、体力温存になりましょうが、病気をしたりして、何かのきっかけでバランスが崩れると、高齢者は立て直すのが大変になる場合もあるのです。高齢者は体力の綱渡りのような状況です。若者なら頑張れても、高齢者は疲労感から免疫力の低下が起こり、病気になることもあるようです。

(追記)サラリーマンのお小遣いは、ネットで見たところ、月3~4万円ぐらいのようです。在職中は主に土・日の8日でそれを使うのに、リタイアすると31日でそれを使うことになるのです。さらに、リタイアして年金生活者になると、年金収入は在職中の概ね半額になりますから、お小遣いも半分の1.5~2万円に減らされてもおかしくありません。毎日が日曜日になったのに、お小遣いは半分になり、「家にいるな」と追い出されるのは・・・。

(追記2)コロナ過前の話です。私は名古屋の大須観音があるにぎやかな大須商店街が好きで、若い頃から、よく散歩していました。商店街のビルの休憩所で缶コーヒーを飲んで、座ったまま15分ぐらい仮眠する事もありました。そこで隣席のおじさんの話す声が聞こえたのです。彼はリタイアした人で、毎日、敬老パスを使って、地下鉄で大須商店街に通っているのだそうです。そして、商店街でランチを食べて帰るのだとか。良いご趣味だと思いましたが、コロナ過の外出自粛で、中断したままにならなければと、願っています。

コロナ過では人ごみは嫌われましたが、不要不急の外出の大切さ、にぎやかな人ごみの「気」を浴びたい事もあることに、コロナ過で気づいたのです。

(2023.5.22)

@ 舞台 『#千と千尋の神隠し』 2023年8月御園座公演オールキャスト決定♨️    

@ 広島からの転校生の訴え、名古屋市動かす 空襲慰霊の日制定へ
名古屋においても、広島、長崎、東京大空襲は常識です。しかし、地元の名古屋空襲が話題になることはほとんどありません。その気持ちを自己分析してみると、①「先の大戦では、日本の主要都市は、大なり小なり空襲を受けていたのではないのか。そんな中、『名古屋飛ばし』という言葉もある名古屋が、わざわざ声を上げんでも・・・」という自虐的な気持ちもあったのかもしれません。

②もう一つは、これは先日のTVニュースで語られていましたが、「名古屋空襲」は63回もあったようなので、どの日を『平和の日』に制定するのか」という問題があるようです。

私は「平和の日」制定は賛成です。どの日にするのかという問題は、どの日にしても不満を持つ人が出るでしょうから、(紙の新聞には「名古屋城炎上」の写真はありませんが)名古屋のシンボルである名古屋城が炎上した日を「平和の日」に制定するのが良いように思います。

ちなみに、現在の名古屋城は「二度と燃えないように」という当時の住民の悲願もあって、コンクリート製の「お城ビル」になっています。しかし、本来の木造の精密な図面が残っていますから、木造で復元し、国宝にして欲しいのです。これも、河村名古屋市長始め、多くの住民の悲願です。

しかし、数年前に沖縄の首里城が火事になった時には、マスコミも政府も世論も大騒ぎして、復元の機運が盛り上がりましたが、空襲で焼失した名古屋城の復元案には、燃え上がるお城にこの世の終わりを思った当時の名古屋人の気持ちには、冷たいようです。「平和の日」制定が、その復元案の追い風にもなればとも思います。

(2023.5.20)

@  先日の朝ドラ「あまちゃん」を観ました。アキの祖父・天野忠兵衛(蟹江敬三さん)が、60代も後半になったので、家族も心配するし、漁師をやめて、地元スーパーの魚売り場の店員に転職しました。

しかし、夕方、売れ残りの魚を値下げして売ろうとした店長に、(漁師のプライドを刺激したようで)「まだ傷んでもいないのに、なぜ値引きする?」と逆らい、押し問答の末、嫌気がさして、無断欠勤から、退職する事になったようです。

無断欠勤で自宅に戻った天野忠兵衛を妻が問い詰めたら、「(陸では生きられないので)やっぱり漁師をしたい」との気持ちを吐露したので、あきらめて退職を認め、好きにさせるようです。

ここまでの話は、天野忠兵衛の気持ち中心で進んでおり、店長側へのケアの話は、寝ていたのか、私には記憶がありません。

しかし、事の発端は、新入社員の店員・天野忠兵衛が、店長の仕事に、越権行為で異議申し立てをした事です。この「越権行為」と「無断欠勤からの退職」という大人げない行為の謝罪が、天野忠兵衛に必要な後始末の8割でしょう。それが終了してから、残りの2割で天野忠兵衛自身の進路を考えるべきです。

そうしなければ、あの田舎町で、スーパーを経営する、つまり知人を沢山持つ店長を敵に回すことになりかねないのです。そうなれば、天野忠兵衛だけでなく、かわいい孫娘のアキまで、「あの男の孫なら、ろくな娘ではない」と烙印を押され、村八分とまでは行かなくとも、地元での就職・縁談がやりにくくなっても、おかしくありません。

天野忠兵衛は、自分のしたことの重大さを自覚し、誠心誠意、店長側に、そしてアキたちに、謝罪すべきだと思います。そのあたりが欠落しているストーリーは、あんこの入っていない鯛焼きのようなものだと思うのです。私はあんこが入っていない事に気づかない子供が育つような気がして心配です。

(追記)少し退職関連の話をします。民間企業では「60歳の誕生日の前日が定年退職日」のようです。誕生日は人さまざまなので、一年中、パラパラと定年退職者が出るのではないでしょうか。その中に、自己都合の若い退職者が混じっていても目立たないかもしれません。

公務員は「60歳に達した日以後における最初の3月31日」が定年退職日です(早期退職者も同じ)。誕生日がいつであろうと、年に一度、年度末の3月31日に全員まとめて退職するのです。民間に比べ、自己都合の若い退職者は極小ですが、そのような人も普通は3月31日にまとめて退職します。つまり、公務員は一旦就職したら、仕事が嫌になっても、3月31日まで辞めないように努力しているのです。

映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」の追記Ⅶ ( ヒロインの依願退職 )  もご覧ください。

@ G7が広島で行われ、各国首脳が原爆の慰霊碑に献花している裏では、日本と同じアジアなのに、核開発を急いでいる某国があります。それを非難するのは容易い事かもしれません。

しかし、某国の核開発は、核廃絶を願う日本と、コインの裏表なのかもしれません。核兵器の恐怖から、日本は非核三原則の道を選び、同じ恐怖から、某国は核武装の道を選んだのです。そして、その日本さえも、米国の核の傘に入っているのです。

@ 自衛官採用、タトゥーOK? 現状NG、防衛省「検討」 背景に人手不足 「怖い印象」懸念も  入れ墨問題を語る時、よく「入れ墨に対する拒否反応は日本特有のものだ」みたいな論調があります。そう言われて、私もそれを信じてきました。しかし、そうばかりとも言えないようです。

ドイツの映画「希望の灯り」(追記Ⅳ・Ⅴ参照)には、スーパーマーケットへの就職で、教育係から、入れ墨を隠すように注意されるシーンが出て来たからです。入れ墨に対する微妙な住民感情は、西洋にもあるようです。ここでは「だから自衛官は・・・」という話をするつもりはありませんが。

(2023.5.19)

@ (こぼれ落ちる子どもたち:3)コロナ直撃、制度は助けてくれない
この記事の後半に、『「前年所得による支給」実体とズレ』という話があります。これを少し説明しますと、「児童扶養手当」等がもらえる基準には前年中の所得が関係してきます。しかし、前年中の所得が多かった人でも、今年は無職になった人もいるわけなのに、そのような人の救済手段が整備されていないという話だと思います。

そもそも、なぜ前年中の所得かと言えば、それは住民税のデータで判定するからでしょう。住民税の課税方式は、前年1~12月の所得を今年の3/15日までに申告してもらい、その後計算して、今年の6月以降に納付してもらう方式です。その課税データが今年の6月以降に他課に回り、他課の事務(例えば児童扶養手当の審査)に使われるのです。だから、今年の6月以降に、前年中の所得を使って判定することになるわけです。

でも、そうすると、昨年は会社員で所得が多かったが、今年は退職して無職になったという人が出てくるわけです。そこに矛盾が起こるのは本家・本元の住民税でも同じです。だから、一定の条件に当てはまる納付困難な人には、減免の措置が作られています。住民税の係でも減免という特例措置を(少なくとも半世紀前から)行っていますから、他課も、それに準じて、独自の特例措置を検討する必要があると思います。まだ申告前の今年の所得を、他課がどのように判定するのかは、住民税の減免措置が参考になると思います。

(追記)住民票や戸籍、課税や納税など、「どんな人がどこに住んでいるかを調べて、徴税する」という仕事は、行政の中では歴史が古いもののひとつだと思います。歴史が古いから、比較的に住民の理解も進み、制度も整備されています。

それに対して、②福祉の時代にあっても、福祉の概念は比較的新しいと思います。例えば「おしん」の時代には、徴税はあっても、福祉の概念が乏しく、だから、おしんは苦労したのだと思います。役所の行政にも色々な歴史があるようです。

(2023.5.18)

@ 真空管アンプの音を手軽にトランジスタで出してみるテスト (8分頃から比較試聴があります)興味深い動画ですね。こちらの動画を拝見して、私も若い頃に似たような実験をしたことを思い出しました。まだLPの時代、スピーカーマトリックス4チェンネルステレオが流行っていた頃です。スピーカーマトリックス方式というものは、スピーカーを4台用意し、スピーカーの結線で信号を分離して再生するものです(抵抗器を挿入することもあった)。

トランジスタを使った本格的な信号分離装置もありましたが、技術の黎明期でもあったようで、少なくとも刺激感(歪感)のなさは、スピーカーマトリックスの方が勝っていたように私には聴こえました。現在は改善されているでしょうが。

その、スピーカーマトリックスの関連話だったでしょうか、オーディオ雑誌に、アンプとスピーカーの間に抵抗器を挿入して、ダンピングファクター(ざっくり言えば「音の歯切れ良さ」)を低下させて、柔らかい音にする方法が紹介されていたのです。

真空管アンプが買えなかった私は、さっそく試しました。そうしたら、柔らかくなったうえに、音に微かなエコーがかかったように、にじんだように、尾を引くようになったのです。そのにじみ感が美味しくて、ジャズ・ロック・ポップスなどでリズムを強調したいときにはOFFにし、クラシックやバラードを聞くときにはONにして楽しみました。久しぶりに思い出したので、またやってみたくなりました。

不器用な私の場合は、ご主人さんのような本格的な切り替えスイッチではなく、20W4~8Ω程度のセメント抵抗の片足を、スピーカーケーブルのプラス側の、端から1.5センチぐらい内側に、半田付けしただけのものです。L.Rともに行います。だからセメント抵抗は2本必要ですね(抵抗は電気部品店で簡単に手に入ります)。

そして、大抵のコンポのアンプには、スピーカーA・Bの切り替えスイッチがついていますから、例えばA端子には通常通りスピーカーケーブルをつなぎ、隣のB端子のプラス側には、セメント抵抗のもう片足をつなぎます。そうすると、アンプのスイッチでA・B切り替えるだけで、二種類の音色が聴けるようになります。誤解されるといけませんが、使用するスピーカーは一組だけです。その一組が違う音色を奏でるのです。

画像があれば簡単な工作ですが、文章の説明だけでは分かりにくい部分もあるかと思います。そして、私の場合は故障するようなことはありませんでしたが、私も専門家ではありませんので、実験は自己責任でお願いします。

@ インターホン用コードはSPケーブルに使えるのか?
(4分20秒あたりから比較試聴があります。)①ベルデンというメーカーの高級スピーカーケーブルがありますが、②呼び鈴・インターホン用のケーブル(いわゆる「ベル線」)も安価で細いくせに良い音がすると、以前からマニアの間ではささやかれていました。私も20年ぐらい前にベル線を実験したことがありまして、普通のスピーカーケーブルに比べ、単線であるせいか、音がクリアに感じた事を覚えています。

今回の比較試聴、ベルデンはベル線の約10倍高いですが、両者の音は僅差であり、むしろ、私の耳では②の方が高音と低音のバランスが、ほんの少しだけ良いように思いました。①の方は高音がほんの少し強めに出るようです。

現在、自宅ではベル線はやめて、普通のスピーカーケーブルを使っていますが、理由を言えば、ベル線はハリガネのような単線なので、機械的なしなやかさが無く、しなやかに床を這ってくれません。バネのように宙に浮いたりしますし、直線的に折れ曲がり、見てくれが悪いのです。さらに、何回か曲げるとポキリと折れてしまうことがあります。折れないまでも、知らぬ間に、折れる一歩手前の金属疲労を起こしているようでは、精神衛生上よくありません。やはりベル線は壁に固定して配線するものですね。

さらに、アンプやスピーカーの端子にねじ止めするのも、単線でつぶれないので接触面積が狭くなりやすい傾向があるようです。ですから、(とりあえず)ホームセンターで買える、安価な普通のスピーカーケーブルを使っています(太めを選んで)。憧れはありますが、値段が高いベルデンは使っていません。

@ テイラー・スウィフト、コンサート中に警備員を注意
数年前、地元に大型ショッピングモールが出来、こけら落しに、地元の人気アイドルグループのミニコンサートが行われました。会場は裏庭にある屋外ステージです。観客スペースこそ舗装してありますが、周囲は芝生で、歩道があります。

集まった観客は、数百人ぐらいでしょうか。後から来た人は、どうしても芝生にはみ出がちです。そして、コンサートが佳境に入った頃、一人の警備員に、私は注意されたのです。数十センチ芝生に入っていたからです。彼は私をにらみつけ、不愛想でした。アイドルの歌を楽しんでいた私は、横から不意に注意されて不愉快になりました。

確かに私は芝生に入ったし、彼はその為の警備員です。私はいけないことをしましたし、謝罪します。

しかし、その上で申し上げるのなら。スプリンクラーのあるような芝生の公園で、キャッチボールをしたり、サッカーの練習をしたり、愛犬とたわむれたり、座ってお弁当を食べたり、それが普通の光景になっている私には、アイドル・コンサートの佳境に、数十センチ芝生に侵入した事への、不愉快な代償がずっと消化できなかったのです。

そんな中、この記事を読んで、やっと私の気持ちを共有してくれる人もいるような気がしました。

(2023.5.17)

@ TVドラマ「風間公親-教場0-」は好きなドラマですが、気になることもあります。出来がイマイチの部下に対し、主人公は毎回「交番勤務に戻れ」というセリフを吐くからです。

警察内部で言うだけならともかく、TVドラマで、毎回「交番勤務を小ばかにしたように聞えかねないセリフ」を言う事は、住民の「おまわりさん」軽視につながりかねず、警察組織の首を絞める行為だと思います。

その点から言っても、「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」は、群を抜く良質のドラマでした。

@ 20代の頃、奈良に一人旅したときの話です。帰りの電車内で、初心者向きの英語の参考書を読んでいたら、隣席にいたご婦人が話しかけてきたのです。

彼女「失礼ですが、学校の先生ですか?」
私「いいえ、先生ではありません。」
彼女「英語の本をお読みだったから。」
私「英語が苦手だから、復習しているだけです。」
彼女「私の子供も、英語と、何か、もう一か国語を覚えさせたいと思っています。」

そんな話をして、別れました。あれも一期一会だったのでしょう。

近年思うのですが・・・

私は両親を亡くしました。高齢者になった私にも、確かに子供時代があり、元気な両親と、一匹の犬と、暮らしていました。

しかし、今はもういません。タイムスリップでもしなければ会えません。
両親の人生と、犬の人生、そして私の人生、その時空が重なった瞬間だけ、私たちは共に生きたのです。

会社でもそうです。同僚や上司の人生と、私の人生、その時空か重なった瞬間だけ、私たちは共に生きたのです。

短いか、長いかの違いだけで、すべては「すれ違って行くだけ」なのですね。まさに「さよならだけが人生だ」です。

(追記)電車の彼女、(失礼ながら)あの当時は年上のおばさんだと思っていましたが、今思うと30代の若い女性だったのでしょう。

@ LGBT修正案、自公了承
「同性婚の法制化」まで進んで欲しい私にも、もやっとした気持ちが残る修正案でした。しかし、たとえ半歩であっても、前進したと思うことにしました。

自衛隊の存在や敵基地攻撃能力の憲法解釈を見ると分かりますが、多くの法律は、作られたときの解釈と、現在の解釈が同じとは限りません。「世につれ人に連れ」なのです。

なので、この「LGBT修正案」どおりに可決されたとしても、今後、5年、10年先の世論しだいで、改正が無くとも、解釈が変わってくる可能性があります。

「『不当な差別はあってはならない』。ならば『正当な差別』なら良いのか。ばか言うな『差別に正当も不当もない』。『不当な差別はあってはならない』というのは、『差別は不当だからあってはならない』という意味であり、『差別の不当性を強調した文言だ』。」

『性自認』の問題も、「『性同一性』からはみ出た人はLGBTと認めないのか。ストレートのあなたは『性の深淵』をすべて理解しているのか」と問われれば、「絶対に認めない」と断言できるでしょうか。

今後の、国際世論、国内世論しだいでは、時代にフィットするように解釈が変わっても、おかしくないと思います。世界の風は、そちらへ向かって吹いているのですから。

(2023.5.16)

「払えないのはSOS」支援を届ける 携帯電話会社から、滞納者へ通知

この記事の後段に「税金・国保・水道料金…各課が異変察知 市から声かけ 総合的にサポート」という話があります。良い話ですが、滞納者がその気になってくれないと難しいことです。

例えば、滞納者には①お金があっても滞納を承知で払わない人がいます。差し押さえが行われるのはそのような人です。一方で、②一部には本当に貧しくて払えない人もいます。以前書いたことがありますが、②の人が事情を詳しく徴収担当に説明してくれれば、生活困窮を理由とする徴収の停止(滞納処分停止)もできる可能性があるのです。そして、その情報は、今回の新聞記事のような生活支援へも生かすことが出来そうです。

しかし、滞納者は①②とも逃げの態勢に入ることが多いです。ましてや税金取りに人生相談をしようとする人は大変少ないでしょう。TVドラマと漫画の「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)も、お金は欲しいが自分の事は話したくない(扶養照会もされたくない)生活保護の申請者ばかりで苦労する担当者の話でした。

(2023.5.15)

@ レコードプレーヤー、駆動の違いで音色は変わるのか?

動画の中でもふれていますが、レコードプレーヤーの音質は、駆動の違いだけで決まるのではありません。レコードプレーヤーを構成している沢山のパーツ、その総体が全体の音色を作っているのです。それを理解した上で、「駆動方式よる音色の違いもあるようだ」というのがマニアの定説のようです。煮込み料理でも、材料や調味料が違えば、全体の風味が違ってきますね。あれと同じでしょう。

駆動の違いによる音色は、2~3の動画を試聴した私の感想を言えば、ダイレクトドライブはCDのように音のエッジが立って、彫りの深い写実的な音になります。ベルトドライブはエッジが丸くなり、アナログっぽい滑らかな音になります。今回の動画ではさらに「流れるような音」でした。

私が半生記前に買った最初のレコードプレーヤーはベルトドライブの入門機でした。当時、ダイレクトドライブが発明されていたのかは知りませんが、少なくとも一般的ではありませんでした。

何年かの後に(私には一生モノ・グレードの)ダイレクトドライブに買い替えたのですが、その時、ギラついた音色から、サラサラとした音色に変わったのを覚えています。AM放送からハイレゾになったような音とも言えます。私の場合は、針を少し曲げてしまった安いカートリッジから、グレードの高い新品のカートリッジへも、同時に買い替えましたので、駆動方式だけの比較試聴とは言えませんが。

@ 先日のワイドショーで、ふたたび「年金不安」を取り上げていました。老若男女が入り混じった番組のトーンは、昔からよくある「年金はもらえなくなるかも」というものに感じられました。

しかし、前回の総裁選挙で年金改革(事実上の「年金ベーシックインカム化」)を提案した候補者の方に、マスコミも世論も冷淡でした。そうやって年金改革を潰しておきながら、対案を継続して議論する事もなく、ふたたび「年金不安」のぼやきです。これらは、「○○給付金等の支給が遅い」と言っておきながら、マイナカードや金融機関の口座との紐づけを嫌がる話を連想します。

年金の話に戻りますが、私は年金は無くせないと思っています。年金が無くなれば、生活保護が増えるからです。生活保護は全額税金です。それでは国が困るので、国策として年金は無くせないのです。

それはそうと、今回、新たに感じたことがあります。「年金不安」を語る時、よく出て来るフィリップに、「一人の高齢者を、数人の若者が下から持ち上げている」図があります。毎度あの図を見せられる若者はどう思うようになるのでしょう。

あれは、「世代間の支え合いという年金システム(つまり若者もいつかもらえるようになる)」を、分かりやすく説明したものなのに、「どうせ自分たちはもらえない」と誤解した若者には、「理解」ではなく「被害者意識」のようなものが無意識に芽生えていることは無いでしょうか。

その「被害者意識」というエネルギーが無意識に向かう先には、高齢者宅を狙った強盗殺人事件の実行犯を連想するのです。実行犯である若者の、高齢者への情け容赦のなさの源泉は、単に手加減のできない素人だという事だけでしょうか。

(2023.5.14)

「自動車税納税通知書」にまさかの印刷ミス 数字がズレて枠からはみ出す 金融機関で納付できず発覚 「委託先の印刷機に不具合が」 三重県

通常、納税通知書は、印刷され、封筒に入った状態で業者から役所に納品されます。役所ではそれに、その後の税額変更等の、加除修正を加えて、発送するわけです。封筒に入り糊付けされているので、残念ながら役所で印刷ズレをチェックすることは出来ません。

実は、このような数字のズレは、会社から役所に提出される給与支払報告書には、珍しくないのです。ズレの数は、従業員の中に1名だけズレがあるという事は稀で、ズレがある時は多人数あるのが普通です。人間のうっかりミスでは無くて、機械の不調だからですね。役所では入力前に一枚一枚点検し、ズレがあれば手で補正してから入力しています。内容が不明でない限り普通は会社には連絡しません。

(2023.5.13)

@ ハイエンド-オーディオはもう古い これからの廃エンドオーディオはこれだ!
(18分ぐらいから比較試聴になります。)ハム音は50Hzなり60Hzの交流電源から出て来るノイズです。聴感上「ブ~ン」と微かに聴こえる事があります。昔の真空管ラジオやアンプからはそんな音がすることが珍しくありませんでした。取り付けネジが緩んでいたりすると、電源トランス自体が唸ったりすることもあります。

現代では新品のオーディオ製品からそんなノイズがすれば「故障」だと言われかねません。でも、そんな現代の音に「つまらなくなった」と思う人もいるのです。有名な真空管・300Bには、フィラメントを、直流で点火するアンプと、交流で点火するアンプがあります。ノイズをゼロにしたいのなら直流点火が良いですが、交流でないと音が良くないというマニアもいらっしゃるのです。

私は300Bの電源比較試聴の経験が無いので何とも言えませんが、今回こちらの動画を拝見して、音にこのような変化があるのなら、私も好みも交流点火かも知れないと思いました。ハムで音楽信号がゆらされると(音に潤いが出て来る)様ですね。ただ、私の試聴環境はデスクトップで、TVよりも小さい音量で、深夜に楽しみますので、露骨にハム音が聞こえても…という気持ちも無くはありません。このあたりは使ってみないと…嗜好品ですから微妙です。

動画のご主人は、ハム音を完成品のデジタルアンプにも簡単に付加できる装置を発明されました。これは、同好の士として素晴らしいと思います。その日の気分でどのようにも調整できますからね。

(追記)ちなみに、レコードプレーヤでもダイレクトドライブよりもベルトドライブの方が音が良いというマニアがいらっしゃいます。他の方の動画には比較試聴もありますから、ご覧いただくと良いですが、音の変化は今回の動画と似たところもあります。ベルトドライブに残っている微かな回転ムラが音楽信号を揺らし、音に潤いが付加されるのでしょう。

(追記2)レコードプレーヤーの話が出たのでお話しますが、私はレコードのパチパチする針音にも、適度であれば、安らぎを覚えます。焚火の音にも似て。

@ マイナ保険証に別人情報が7,300名あまり紐づけされていた件の話です。
あってはならないという思いは、私も多くの人と共有していると思います。その上で申し上げるのですが、このような膨大な事務を人が完璧に行うのはかなり難しいことです。

分母になる総件数が何件か知りませんが、仮に1億件だとすると、「万一」、つまり1万件に1件のミスがあれば、1万件のミスになるのです。
当然に点検は必要ですが、「入力ミス」だけでなく、「点検ミス」も起こりますから、経験上、一回の点検でゼロになるとは思えません。複数回、かつ、多角的な点検が必要ですが、減りこそすれ、それでもゼロにはならないと思います。

その辺り、国民も一定の理解が必要だと思います。そして、どなたかも言っておられるように、民間の入力担当者だけでなく、医療機関や本人も、最終チェックに協力が必要だと思います。

(2023.5.12)

ランチにココイチの矢場町店へ行き、今日は、矢場町店限定の①「名古屋赤みそカレー」を食べてきました。前回は②「豚みそカレー」なのでちょっと違います。レシピは知りませんので、あくまでも私の感想ですが、②のカレールーは普通のもので、そこに赤味噌で炒めたキャベツと豚!?がトッピングしてあります。

①はカレールーそのものに赤味噌が混ぜてあるようです。以前、料理番組で、赤味噌は優れた調味料にもなり、カレーの隠し味にも良いと言っていましたので、良い体験が出来ました。どちらかと言えば、あっさり系のココイチカレーが、濃厚に変身していました。ちなみに、中に入っているのはお豆腐です。①はルーの味は濃厚で美味しくても、具が足りない感じなので、お好みのものをトッピングしても良いでしょう。お店は名古屋クラブクアトロさんから南へ徒歩5分ぐらいです。

その後、映画館へ行こうと思っていましたが、時間調整のために街を歩いていて疲れてしまったので、「やっぱり今日も寝るかも・・・」と思い、それならと、スタバで「うとうと」して帰ってきました。

(追記)私が喫茶店でうとうとするのを覚えたのは、20代前半の頃です。仕事で自転車に乗り外回りをしていたら、にわか雨に見舞われ(当時は、ネットもスマホもない時代なので、雨雲情報など見れませんから、降られる事もありました)、午後二時ごろ、人けのない、大きな喫茶店に緊急避難したのです。

職場まで自転車で20~30分ぐらいかかりそうなので、ガランとした喫茶店の片隅で雨宿りをしていたら、眠くなってしまいました。日頃、一日中座って事務をしていると、たまに一日中自転車に乗ると疲れます。でも、あの時、喫茶店でうとうとする快楽を知ったのです。今では、喫茶店でのくつろぎには、「うとうと」がないと本物ではないとさえ、思うようになりました。

(2023.5.11)

 フランク ピアノとヴァイオリンのためのソナタ César Franck Sonata Pour Piano et Violon   (もしかしたら、すでにご紹介したかもしれませんね。)

私はフォーレやフランクも好きですが、数年前、名古屋の中心部、栄町辺りのビル街では、街灯につけられたPAから、BGMとして、この「フランク ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」が流れていました。

ビル街に流れていると、妙にシュールですよ。そのせいか、容易に言語化できないような気分になりました。どなたの選曲かは分かりませんが、相当マニアックな方だと思いました。

@  「AKISEN」さんの絵はどれも楽しそうですね。

@「マイナカードを使った住民票などのコンビニ交付サービス一時停止」は妥当だと思います。一般住民はこのような誤交付が起こった時、マイナカード自体に問題があった、国の責任だ、と思うのが普通でしょう。そうなれば、マイナカード普及の足を引っ張りかねませんし、国への信頼低下も心配です。

それに、住民票や戸籍などの情報が流出して良いわけがありません。自治体任せにして今後も続けば、行政の信頼低下にもなりかねません。行政は自分の首を絞める事になるのです。ここは国の号令で一度停止し、総点検をしてから再開をするのは、妥当な判断だと思います。

(2023.5.9)

@  「国民年金の納付期間の5年延長による約100万円の負担増を回避する方法」

「こういったデータから考えると、60歳から65歳までの間に国民年金に加入するようになっても、申請によって全額免除を受けられる方は、意外に多いと推測されるのです。

実際に全額免除を受けられた場合には、約100万円の負担増を回避できるのです。

また全額免除には2分の1の国庫負担があるため、5年間に渡って定額の保険料を納付した時に増額する老齢基礎年金(9万7,200円)の半分となる、4万8,600円を受給できる可能性があります。」(抜粋)

私も以前、書いたことがありますが、国民年金が65歳まで納付期間延長されると、実は、得する人が少なくないはずです。

(追記)60歳で無職になった人や、収入が激減した人に国民年金の納付書を送れば、「なんだこれ?」と問い合わせが殺到すると思います。「制度改正で65歳まで納めてもらう事になりました」と言えば、「無職だから払えない」などと言われるでしょう。

役所側から見ても、それは、ごもっともな理由ですから、「では、免除の申請をして下さい」となるはずです。今の免除の制度を改正し、このような人を免除できなくするようなことはしないと思います。免除制度はまさにこのような人の為のものだからです。

自営業のような方は、普通、60歳定年はありませんので、そのような方には引き続き納めて頂く方向で考えるとして、60歳で会社員を退職して無職になったような方は免除する。国は、そのような流れで全体の納付額を増やす目論見だと思います。もちろん、自営業やフリーランスの方でも、60歳で仕事をやめれば、サラリーマンと同じように免除の申請対象になると思います。

@   【20歳オーディオ女子まりねの音響研究室】vol.15 無印良品の面白いスピーカー ダイトーボイスDS-16Ⅲ F  ボックス製作編   続き  続き②   
続き③

(追記)ダイトーボイスの16センチスピーカーの動画を探していて、偶然こちらを拝見しました。

昔から、地元では毎年2月にオーディオフェアが開かれています。私も毎年見学に行くのを楽しみにしていましたが、来場者の8割は白髪頭のおじさんです。斜陽産業という言葉を連想します。ましてや、若い女性は大変少ない。四つ葉のクローバーをさがすようなものです。ですから、このような動画を拝見すると、店じまいをしようとしていたのに、思いがけず若い後継者が見つかった店主のような気分になり、嬉しいものです。

(追記2)私のオーディオ黎明期は、壊れた真空管ラジオや真空管TVから取り出したスピーカーを(今では貴重な楕円形のスピーカーもTVにはよく使われていた)を、ベニヤ板で適当に作った箱に入れ、わが家唯一のオーディオ機器であるトランジスタラジオのイヤホンジャックから取った信号で、鳴らしていました。それでも、小さなトランジスタラジオに入っている小さなスピーカーよりは、太く大きな音がして、嬉しかったものです。

やがて、オーディオ雑誌で評判の良い、ダイトーボイス程度の名のあるhi-fiスピーカーを買って(なかなか、それ以上の高級品は買えません)、自作の箱などに入れ、板の材質や、箱の大きさ、補強、箱の様式、などを変えて、音の変化を確かめ、「これが世に言うハイファイ音か!」と感激したのを覚えています。

あの時は今よりも貧しかったですが、夢があって、楽しい時代でした。こちらの動画からは、そんな私の青春時代も思い出させてくれます。

(追記3)こちらのご主人さんも、動画の中で説明されていましたが、スピーカーにはエージングが必要です。新品のスピーカーはノリの付いたワイシャツように、ゴワゴワとして、高音は刺激的で、低音が少ない音がするものです。しかし、数カ月も使うと、高音が落ち着いて滑らかになり、低音も出るようになってきます。ですから、新品と中古のスピーカーの、真の実力を比較試聴するのは難しいのです。エージングは数カ月で終わるものもあれば、強い個性の名機と言われる海外製品の中には、10年以上かかるスピーカーもあるようです。

又、①家庭用のスピーカーと②楽器用やPA用のスピーカーとは音が違い、②は明瞭度を第一に考えて設計されているようで、耳につきやすいように、中高域に意図的なピークがあるようです。だから、家庭では、そのピークを押さえるように使いこなす必要があり、エージングも余分に必要になるかもしれません。どうしてもピーキーな音が取れない時は、グライコを使うという手もあります。

「無理して②を家庭で使わなくても良い」というご意見もあるでしょうが、②は概ね能率が高く、安価なので、上手に使えば①よりも元気の良い音、鮮度の高い音が、安く楽しめるのです。

@  「新型コロナは5類扱い」と言った翌日に、第6回目のワクチン接種券が届きました。もう大規模接種会場は無いようです。前回はSKE48劇場と同じビルだったし、私は大規模接種会場が好きでしたが、残念です。しかし、主治医がいない私は近所のお医者様とも仲良くしたいので、これも新しい船出かも知れません。

(2023.5.8)

@ 新型コロナは本日から5類扱い。戦勝記念日というか終戦記念日というか、3年以上にわたる有事が平時に戻ります。とりあえず今日もビールを飲みましょうか。

暖かくなったし、インフルの流行も終わったようだし、少し前から、とりあえず屋外ではノーマスクになりました。海外旅行が好調のようですが、海外から帰ってきた人が、海外に感化されて日常的にノーマスクになり、それが、日本のノーマスク化の追い風になるようにも思います。

(2023.5.7)

@ 出力トランス付きデジタルICアンプの音
寝る前にYouTubeで音楽を聴くことが多いですが、最近は、「宮甚商店」さんの動画をよく拝見します。アマチュア無線をご趣味にしておられるようですから、そのせいもあるのかもしれません。独特の語り口には味があります。

そして、ご主人さんの技術力にはとてもかないませんが、同行の士としては、オーディオ関係には刺さる動画が多いです。なぜこの一本をご紹介したかというと、「デジタルアンプに出力トランスをつなぐ」というアイディアを面白いと思ったからです。

と言っても、門外漢の方にはピンとこないかもしれませんので、私なりの解釈でも、簡単にお話をさせて頂きます。これは映画のレビューと同じで、あくまでも私の解釈ですから、ご主人さんの思いと同じかは分かりません。

動画に出て来る300Bという真空管は、一般的には高価で音も良いと評判のものです。しかし、近年出て来たデジタルアンプの音は、意外にも、その真空管アンプの音を連想するような、透明感のある音色だったのです。

でも、欲を言えば、一般論で言えば、デジタルアンプは少し刺激的な音がしやすい。ならば、真空管アンプのように、本当に出力トランスを通せば、刺激音が減り、又、高音も減衰しやすい等の変化が加わるので、音色もさらに真空管アンプに近くなるのではないのか。

そして、オーディオは音だと思いがちですが、意外と、見た目の影響を受けているのです。切手大の1個100円以下のデジタルアンプを小さなケースに入れれば、その程度の音に聴こえがちですが、大きな真空管アンプにセットすれば、かなり真空管アンプに肉迫できる音に聴こえるのではないのかという、これはマニアが喜ぶ実験でもあると思います。

「宮甚商店」さんの今回のアンプは、前述したような事を知っている同行の士が、にんまりと楽しめる、お話だと思います。

(追記)(トランス搭載前の)本文のアンプの作り方動画です。  最後の方には①の試聴がありますが、①トランス無しの方は、デジタルアンプらしい、若く元気の良い音に聴こえます。しかし、②トランスを通すことで、角が丸くなり、音に熟成感(格上感)のようなものが出ています。③本物の300Bの音は、①と②の中間のように、私には聴こえました。

(追記2)大変に丁寧な作り方動画でした。特に真空管の自作には感動しましたが、根気も無くなり、手先が不器用な私には、とても真似できそうもありません。

しかし、デジタルアンプに出力トランスをつなぐというアイディア自体は真似できるかもしれません。わが家にはデジタルアンプがありますから、ここに動画のようなジャンクの安い「真空管のヒータートランス」をつないで実験してみればよいのです。成功したら、立派な箱が無くとも、ホームセンターで合成樹脂の小さな箱を買ってきて、トランスを入れれば良いと思います。この程度の工作なら、私にも出来そうです。

ちなみに、CDプレーヤーとアンプの間には、すでに入力トランスをつないでいます。これはCDプレーヤーの音にある刺激感を除き、LPのような音にするものです。今回のデジタルアンプの音にある刺激感を除く出力トランスと同じ目的ですね。

ちなみに動画で使っていた16センチスピーカーと(たぶん)同じ製品を私も持っています。箱が無いのでまだ鳴らしていませんが。これは、私たちの製品の最新バージョンのようです。エッジ(スピーカーの周囲の部分)が違う構造なので、音も少し違っているはずです。美しい。見るとまた欲しくなりますが。

@ ①会社員としてお給料をもらっていても、②休日等に副業をしておられるかたもいらっしゃるでしょう。その場合、①にかかる住民税は特別徴収(給与天引)しても、②にかかる住民税は普通徴収(自分で払う)にしたい方もいらっしゃると思います。

一定の条件に当てはまる方は、上記のように、住民税の税額を按分して、特別徴収と普通徴収で払う事も出来ます。これを両徴収と言います。二重課税ではありません。ちなみに両徴収という言葉は、住民税の係では、少なくとも半世紀前から普通に使われていますが、現在、ネット検索してもすぐには出て来ませんでした。このギャップに驚いたのも、この文章を書いた理由の一つです。

ただし、事前に確定申告書の説明にある、「手順6 住民税に関する事項を記入する」の、「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」欄で、「自分で納付」のチェックボックスに○を記入する必要があります。チェックがもれた方は、市区町村役場の住民税の係に、早めにご相談ください

@ マイナンバーと基礎年金番号が紐づけされたようです。便利になりそうですね。そのため、どこかで「持っている年金手帳は廃棄しても良い」というような話を読みました。しかし、無条件に全国民が廃棄する事に、私は心配をしています。

複数の年金手帳(複数の年金番号がある)をお持ちの方は、すべて基礎年金番号に統合されているのでしょうか。古い話で恐縮ですが、30年ぐらい前の、ある市区町村役場の年金係には、毎日、何人も複数の年金手帳をお持ちの方が来ました。年金係ではそれを見つけるたびに、たとえ要望が無くとも統合していました。この30年間でどの程度統合は進んだのでしょうか。

その他にも、いわゆる「年金記録問題」がありますが、これはすべて解決されたわけではありません。多くの未統合が残っているようです。「その未統合データは自分のものだ」と証明する書類の一つが、未統合の古い紙の年金手帳でしょう。私なら、自分が年金をもらうまで、あるいは自分には未統合部分がないと確信できるまで、とりあえず紙の年金手帳はしまっておくと思います。参考

(2023.5.6)

@ 先日のTVで不登校の問題を取り上げていました。私の誤解でなければ「子供のストレス軽減はどうしたら良いのか」に焦点が当たっているようでした。この手の番組を観るたびに思うのですが、確かに「病気の人には癒しが必要」です。でも、学校教育で温室のような環境を目指しても、実社会は温室ではありませんので、将来は大丈夫だろうかと思うのです。

@ 以前にも書いた話です。少し前に会社の不正閲覧が問題になりましたが、公務員が同じ役所内の住民票や戸籍などを閲覧する場合にも、正当な理由が無ければ見られません。仕事に関係なく「興味本位に見る」のは当然にダメなのです。それどころか、自分の係のデータでも「興味本位に見る」のはダメです。

(2023.5.5)

名古屋市の中央、大須観音近くにある「CoCo壱番屋 中区矢場町店」さんに行き、偶然見つけた、このお店にしかないメニューの中から「豚みそカレー」を食べてきました。

キャベツと豚を赤味噌で炒めたものをを、カレーのご飯の上にトッピングしてありました。名古屋コーチンの黄身も乗っています。カレーに混ぜてあるのではありません。

食べたら、お世辞ではなく、ほんとうに、瞬時に郷愁がわきました。やはり赤味噌は私のソウルフードでした。そして、長年の謎が解けたのです。私は時々、古い商店街を歩いている夢を見るのです。これは、幼い頃に両親と一緒に歩いた大須商店街なのでしょう。

しかし、それだけでは説明困難な、胸を締め付けられるような、郷愁のある、かすかな、しかし独特の匂いの記憶もあるのです。今回、その匂いの半分が、大須の近くで食べた「赤味噌」だったと思いました。当時、このカレー店はありませんから、きっと、幼い頃に食べた大須近くの「矢場とん」さんの串カツ風味なのでしょう。

そして夢では、もう一つ、かすかに魚くさいような風味も感じています。その正体も芋づる式に分かった気がします。それは、(今はもう移転してしまった)小さな「切り寿司」店の風味だったのでしょう。両親の好物で、ここもよく連れて行ってもらいました。

「矢場とん」さんと「切り寿司」さんの二つの風味の記憶が、古い大須商店街の記憶と混ざりあって、私の夢に出て来るのだと、そんな風に、カレーを食べながら思ったのです。

お店は同じかはわかりませんが、「切り寿司」はこのようなものです。

(2023.5.4)

@ 5月の後半になると、会社の所在地のある市区町村役場から、従業員の特別徴収(給与天引き)の納税通知書や一覧表などが①会社に届きます。

すると、会社の給与担当は内容を点検するわけですが、内容は1月に提出された給与支払報告書が中心になっていますから、5月までには、就・退職、関連会社への転勤、などが起こっているわけです。

さらに、給与支払報告書が中心とはいえ、①以外の会社から出て来た給与支払報告書や、法定支払調書、確定申告書、市県民税申告書などで、所得や控除額に変更が加わることが多々あります。

すると、①の会社からの「人数」「金額」についての問い合わせの電話が、(市区町村によって違いもあるでしょうが)多い時には5分に一本の割合でかかってくるのです。

しかし、要件を解決するためには、端末で確認し、必要なら書庫で原本を確認し、回答し、必要なら書類を送付し、必要なら関係方面に連絡し、電算入力すると、電話が済んでからの後始末が1件について15分前後はかかりますから、役所は電話に溺れそうになります。

( 又、税額変更になった時、その正誤は答えても、多くの場合、会社に詳細内容は教えられません。給与担当者という特別徴収のパートナーを部外者扱いするのは役所としても苦しい立場ですが、本人のプライバシーや、守秘義務の問題もあるからです。この場合、本人も内容に疑問があるなら、本人から直接、会社の所在地ではなく、「本人の住所地」の役所へ問い合わせてもらいます。)

1月から5月前半までは書類点検の繁忙期でしたが、5月後半からは電話応対の繁忙期になり、長いところでは7月中頃まで続きます。ちなみに、完全なる役所の課税誤りはほとんどありません。

(追記)例えば、A市B区が所在地の②会社が、給与支払報告書を役所に出すときは、(原則として)全従業員の分をまとめてB区に出します。その意味でも、B区は会社との窓口になります。

しかし、例えば花子さんという従業員がA市C区を住所としておれば、C区に給与支払報告書、法定支払調書、確定申告書、市県民税申告書等が集まり、C区で最終的な点検・課税事務を行っているのです。

その最終的な税額データで作った納税通知書や一覧表を、B区の役所へ返送しています。それをB区から②会社に送るのです。②会社は、受け取った税額等に疑問がある時、普通は所在地であるB区に問い合わせます。この事は問題ありません。

しかし、前述したように、B区では最終的な税額決定事務をしていませんので、②会社の給与支払報告書以外の課税資料はそろっておらず、B区の担当者も、知識はあっても(確定申告書などの)実務をやったことの無い人がいますから、B区では、C区に問い合わせをしてからでなければ会社に回答できない事もあります。そして、もし課税に問題があればC区が修正入力をすることになります。

このあたり、電算化で役所間がデータの多くを共有したので、昔よりも調べやすくなりましたが、B区の担当者の課税の実務経験が少ないことは変わりがないと思います。以上のような事務形態を、役所では、市民税係の「所在区」の事務、「住所区」の事務と呼ばれているのです。「住所区」では普通徴収・両徴収などの一般住民からの問い合わせが多いので、「住所区」は個人相手、「所在区」は会社相手の窓口とも言えるでしょう。

@ ゴールデンウイークらしく、旅行などの楽しい話題を書こうと、思いを巡らせましたが、ゴールデンウイークの旅の思い出はほとんど無いのです。

子ども頃は貧しく、一泊での旅行は、夏の海水浴で、質素な海の家に雑魚寝したことが一度あるだけです。そこは吹きっさらし同様だった可能性もあります。夜中に目を覚ますと、部屋は真っ暗で、壁は無く、暗い海の向こうに、対岸の灯りが点々と見えたことを覚えています。幼過ぎて泊まったという概念さえもありませんでしたが、この記憶から「泊まったかも」と思うのです。日帰り旅行もほとんどありません。

帰省する田舎はありませんでした。帰省する人が羨ましかった。大人になり、就職した会社では、春に繁忙期があり、ゴールデンウイークは一日しかもらえませんでした。

やがて、人事異動すると、ゴールデンウイークは休めるようになりましたが、全体的には有給休暇が取りやすい会社だったので、値段の安いシーズンの土日に有給休暇をくっつけて連休にし、遊びに行きました。厚生施設として使っている温泉旅館を利用することが多かったです。海外旅行も安いシーズンに行きました。ですから、連休は映画館に行く程度で、観光地に行った記憶はありません。そして、リタイアした現在は、わざわざゴールデンウイークに旅行は・・・。

(2023.5.3)

大手旅行会社が新型コロナウイルス関連業務の委託料を、最大16億円も自治体に過大請求していたようです。言うまでもなくこのお金は血税であり、脱税と同じように、一億二千万人の国民が被害者になるのです。生活保護の担当者が、厳しすぎると非難の声もある中でも、適性な支給のために毎日努力していることを思うと、意識の違いと言いますか、残念な気持ちになります。

(2023.5.2)

半世紀前と近年の、①市県民税申告書と②確定申告書の、受付内容には違いがあります。半世紀前は、事業をしている人が店舗やクルマ、高額の機械を買い、必要経費として何年もかかって減価償却する申告は、両方にありました。だから、市民税係職員も市県民税申告書でその受付実務をしていました。申告シーズンには毎日のように。

しかし、近年では電算化による効率化もあってか、税務署の調査が進んだようで、事業をしている人を税務署が最大漏らさず見つけ、課税になるものは確定申告をさせているようです。すると、市区町村によっても違うでしょうが、市県民税の申告書で減価償却の申告相談を受け付ける事は、ほぼ無くなってしまったのです。ですから、その知識は課税の説明に使うぐらいになりました。

(追記)その反面、(すでに書いたことがありますが)市民税係職員は、確定申告書の住民税控えを税務署からもらい、その解読、点検、課税、住民への内容説明をしてます。市民税係の課税資料のかなりの部分は、確定申告書等の税務署関連です。さらに、春の申告シーズンには臨時税理士の資格をもらい、一定範囲の確定申告書を、税務署職員のように受け付ける事もあるのです。このため、市民税係職員でありながら、地方税だけでなく所得税の知識も一定程度必要であり、片足は税務署職員のように、所得税につかっているようなものです。

(追記2)例えば給与支払報告書というものがあります。(原則として)会社が所在地の市区町村役場に提出するものです。役場はそれから市県民税を計算し、毎月の納付額一覧を会社に送ります。そうやって、給与天引きがおこわなれます。ところが、提出先が市区町村役場なのに、(源泉徴収票が複写になっているためか)この給与支払報告書の内容は所得税になっているのです。控除額が所得税の金額なら、税額も所得税です。市民税係は、あたりまえのように所得税の数字で内容点検した後(源泉徴収税額が書いてあるがゆえに点検しやすいというメリットもあります)、OKなら、市県民税の数字に置き換えて税額算出します。

(追記3)ざっくり言えば、確定申告は課税になる人がするものであるのに対し、市県民税の申告は課税にならない人でも必要になる事があります。

「住民税非課税世帯は○○給付金がもらえる」という話があれば、無申告の人は市民税係に(例えば所得ゼロの)申告をして非課税の判定をしてもらわなければなりません。途中で就・退職の給与支払報告書が出ていても、残りの期間が一月でも不明なら申告の必要があります。

又、誰かの扶養についている人は、扶養に付けられるほど所得が低いと推測できますが、その金額は不明ですので、正式な所得証明書や非課税証明書が欲しい場合は、同様に申告して判定してもらう必要があります。

所得税や市県民税が課税にならない人でも、所得がゼロなのか、少しあるのか、その所得金額によって、役所の他課の行政サービス等の内容が違うことがありますから、市県民税の申告書も重要なのです。市県民税申告書は、課税額こそ所得税には及ばないでしょうが、件数や、重要度は決して少なくはありません。

(2023.5.1)

@ モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第4番 第1楽章(カデンツ:ヨアヒム)Mozart Violin Concerto No.4 1st mov. (Cadenz: Joachim)

@ ①TVドラマ「ラストマンー全盲の捜査官ー」から②映画「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」を連想しました。まだ、オマージュかはわかりません。ただ、視覚障害者の主人公は、二人とも凄腕のラストマンでありました。ちなみに、②の日本での公開は1993年4月29日で、私は5月初めのメーデーに動員され、公園の集会にあつまり、その後、一人で歩いて近くの映画館へ向かったのです。爽やかな晴天の日でした。

@   1月ぐらい前でしょうか。NHKの「ラジオ深夜便」で、「事故で18歳までの記憶を無くした人」が話をしておられました。今は、そう言われなければ分からないほど普通に会話もでき、その時の事を本にも書かれているようです。

その本にある「記憶を無くしたまま退院し、自宅の母の元ㇸ戻った時の話」(かってに私が付けたタイトル)を読んで、胸が詰まるような気持になりました。

「 誰かに引かれて、そこから出て(病院らしい)、何かに入り、動き出した(クルマらしい)。上に線がいっぱいあって、増えたり、減ったり・・・線はずっとついてきた。あの線は何だろう(電線の事)。 

そこから出て、何かに入った(自宅らしい)。そこには誰かがいて「『お母さんですよと』言った。『お母さん』とは何のことだろう。誰にでも『お母さん』はいるのだろうか・・・」みたいな話が書いてありました(文章は正確ではありません)。

18歳までの記憶を無くすという事は、世の中のほとんどの事の、名前や意味・役割などを忘れるという事らしいです。私たちが赤ちゃんの頃、初めて経験したことには、同じような驚きと不思議があったのでしょう。でも、赤ちゃんには、その時の驚きをなかなか言語化できず、やがて忘れてしまうのでしょうね。

@   コオロギ食について・・・

@ 映画「赦し」のレビューに書いた「見返りがないと人は動かない」という言葉をタイトルをつけたレビューは 、映画「ホテル・ルワンダ」でした。

@ 映画「赦し」を更新しました。追記Ⅱ

(2023.4.30)

①刑事ドラマは毎年のようにありますね。>②裁判や、マルサのドラマも時々あります。>③生活保護のドラマはありましたが、私の知るかぎり一本だけです。>では、なぜ④その他の市区町村役場職員が活躍するドラマがほぼ無いのか。

ふと思うに、それは、市区町村役場職員を主人公にすると、市区町村役場職員の目線で、公務員の苦悩も描かなければならないからでしょう。そうすれば、⑤主たる観客(制作者にとって大事な顧客)である一般住民を、主人公と対立する勢力、時には悪者に描かざるを得なくなる心配があるからだと思います。それでは⑤が感情移入困難になりかねず、⑤に不快感を与えかねないわけです。だから⑤のために、①>②>③>④の順にドラマは減るのだと思います。

かといって、公務員バッシングに代表される「一方的な視点」だけで良いとは思いません。公務員も人の子ですし、沈黙する彼らにも立場が、言い分があるわけです。そんな、なかなかドラマにできないような、逆とも言える視点の記事を、住民との相互理解のためにも、私は書きたいと思います。

(2023.4.29)

①市民税・県民税申告書と②確定申告書は別物で、①は住民税の申告で、②は所得税の申告です。私の知る限り①のタイトルには確定申告書とは印刷されていません。申告時期には①の申告書も大量に発送されているのに、②の話しかしないマスコミにも原因があると思いますが、もし①まで「確定申告」と呼ぶと、役所は「確定申告は税務署です」と答えるので間違いの元です。ご注意ください。参考

(2023.4.28)

【SONY ST-5150】ソニー FM/AMヴィンテージチューナー【1973年】

懐かしいです。20代の頃、SONY ST-5150Dというチューナーを買い、同メーカーのルーピック・アンテナを屋根の上に上げて、FM放送をカセットにエアチェックしていました。本当にクリアな音で、LPと比べても遜色なく、初期のCDよりも良い音に聴こえました。

当時、5万円ぐらいです。公務員の初任給ぐらいでした(このあたりは数年で初任給が急上昇しており、詳しく調べたら初任給の方が高い)。値段を聞いた父に「無駄遣いだ」と叱られた事を覚えています。YouTubeで聞く音色も、あの当時とそっくりです。そして、照明がきれいでしょ。薄暗い部屋の中で、あの灯に癒されたものです。つまみにもフライホイールが付いていて、コマのように重量感がありました。

(追記)前述のチューナーは同調回路に昔ながらのバリコンを使っていますが、その後出て来たバリコンを使わないPLL・デジタルチューナーに興味を持ち、何年か後に買い替えました。値段は同程度だったと思います。一流メーカーのPLL・デジタルチューナーは、ケースの厚みが1/3ぐらいで、それも魅力でした。しかし、音を聴くと、切り絵のように薄っぺらかったのです。実態感がありません。

しばらくは我慢して使っていましたが、何年かの後にまた買い替える事になります。もうバリコンチューナーの新品は無いも同然なので、PLL・デジタルチューナーを買いました。そうしたら、今度は実体感のある音がして、技術の進歩を感じたものです。しかし、最初のチューナーの時のように屋根の上にアンテナを上げはしませんでしたから(もう、その気力がない)、FM特有のジュルジュルとしたノイズに悩まされる事になります。

卓上の簡易アンテナ等では使い物にならないので、大きな八木アンテナを買い、オーディオラックの裏に立てかけたら、少しはまともに聴けるようになりましたが、「カーラジオはロッドアンテナ1本だけで、エンジンのノイズの中、クリアなFM放送が受信できるのに、カーラジオよりも高級なチューナーを自宅で使うのに、なんで、アンテナに苦労するのか」、今でも分かりません。何につけ陰謀論に走る人の気持ちが分かります。

その他にもチューナーを試しましたが、記憶の中にある最初のソニーが、一番好きな音でした。そして、今は、ラジオはソニーのラジカセと、ネット経由のラジオで楽しんでいます。もう昔のようなチューナーや大型アンテナは使いません。今の音は、わりと気に入っています。最初のソニーはクールな音でしたが、今の音は人肌の感じもします。

@  公務員になる人には、公務員の仕事が好きなのではなく、「ただ安定を求めて公務員になっただけ」という人は多いと思います。TVドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)や、「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」、「トッカン 特別国税徴収官」のヒロインもそうでしたし、私の知る限り、実際もそうです。そのような人は、定年後の第二の人生に何をしようかと考えた時に、「行政書士はどう?」と言われても、「・・・」となるように思います。

ただ、嫌だ嫌だと思いながらも、定年まで勤めてしまえば、古巣への郷愁みたいなものも、知らず知らずのうちに育っていることもあるので、たまには仕事で役所に出入りしたいとは思うかもしれません。映画「マイ・インターン」みたいに。

でも、その場合でも、(苦い経験もある)役所の窓口当番みたいに、不特定多数の、見知らぬお客様と関わるのは、もう卒業したいと思う人もいるかもしれません。人と関わるのではなく、映画「生きる」で役所を辞めた若い女性のように、工場で黙々とウサギの人形でも作った方が楽しいと。そう言えば、マイナカード関連のマークにはウサギがあったように思いますが、あれは映画「生きる」と関係があるのかな。

(2023.4.27)

@ 2005年愛知万博のとき、私はパスポート券17,500円を買いました。一回券が4,600円でしたから、4回行けば元が取れますが、3回しか行けなかった記憶です。新聞によると、2025年大阪・関西万博では、一回券が8,000円で調整されているとか。パスポート券の金額は不明ですが、4倍とすると32,000円弱になるのかもしれません。でも、なかなか32,000円は出せませんね。

8,000円は大人の料金でしょうが、これも値段が高いというのが正直な感想です。子供料金は不明ですが、パスポート券どころか、一回も行けない子供たちも多そうです。8,000円はディズニーランド等と比べて同程度か下回る設定らしいですが、娯楽色の強い遊園地と、(世界の本物に出会う、学習的色彩の強い)万博を同列に扱うのは如何なものかという気もします。

万博は、世界の本物が、世界中から集まります。海外旅行で現地に出かけても、なかなか本物には出会えません。例えば、ハワイに行けば毎日フラダンスを見ることが出来ますが、コンテストで優勝したグループなどは、まず見れないでしょう。その様な貴重な体験が、万博には凝縮されているのです。近くの方は万難を排して、何度も見学されると良いと思います。

@   民間の宇宙船が着陸に失敗して出したコメント、「着陸までのデータを獲得できた。次に向けた大きな大きな一歩だ」に、好意的な評価があるようです。でも、あれが官の宇宙船なら、「税金を何だと思ってるんだ」と言われかねないと思いました。

@   「北の核攻撃時には米国の核兵器で対応」…韓米首脳「ワシントン宣言」採択  今日のワイドショーでこれが話題になりました。すると①「もっと平和外交努力を」とか、② 「G7広島サミットで核軍縮とは逆の話題を取り上げるのには違和感がある」というような声が出ました。

しかし、①のような意見はあちこちで聞きます。それを聞くたびに思うのですが、戦後70年以上、日本は平和外交の努力を続けて来たのを忘れたのでしょうか。70年以上努力しても、中国、北朝鮮、ロシアという核保有国の脅威にさらされ始めたのです。言うまでもなく、これからも平和外交努力は必要ですが、これからも、それ一本で良いというのは如何なものでしょうか。

②日本の悲願は、絶対に日本に三度目の核兵器を落とさせない事だと思います。今回、核の危機に対応するために必要なら、核軍縮に反する議論をする事も必要であると考えます。核兵器を落とさせない為には、目的と手段を取り違えたり、一つの手段を固守すべきではないと思います。

ワイドショーの専門家も概ね似たような意見だと感じましたので、少し安心しました。

(2023.4.25)

映画「椿三十郎」〈2007年〉を更新しました。追記Ⅱ

(2023.4.24)

@ 映画「四月物語」

「たどり着いたらいつも雨降り」

@ 行政書士 神話崩壊-行政書士開業と経営、実務の新常識-

このお話を伺うと、難しさを感じると同時に、楽しさもありそうだと思いました。経営戦略と言いますか、(お叱りを受けるかもしれませんが)「一人旅のプランを時刻表を見て考えている時のワクワク感」を連想したからです。これは、先例というレールを歩く宮勤めや、上司の命令で動く会社員には少ない喜びでしょう。自由な個人事業主の喜びですね。

(追記)さらに、先に読んだ本の事も思い出して、前述の文章とは違った事も考えています。公務員から行政書士に転職する場合の注意事項事ですが、働く上での基本理念を、憲法に規定する「全体の奉仕者」から、「一部の奉仕者」に転じる必要が出て来ると思うのです。これは枝葉の違いではないので、重要事項でしょう。

戦後、軍国主義から民主主義に転じた時の衝撃を、当時の子供たちは今でも語ります。公務員にとっては、あれを連想するような、信じていたことを捨てる、良心の痛みさえ感じかねない「コペルニクス的転回」なのです。「大げさな」と思われるかもしれませんが、逆に民間人が定年後に「一部の奉仕者」から「全体の奉仕者」へ転じることを想像して頂ければ、理解して頂けるのではないかと思います。

(参考)  役所の窓口ではなぜトラブルが起きるのか

@ オーディオ本やLPレコードを沢山集めましたが、断捨離や引っ越しで、ほぼすべて売ってしまいました。たくさん集めたCDも半分ぐらいは売ったでしょうか。青春時代に専用アンテナとFMチューナーを使い、カセットデッキで録音した音楽も沢山ありましたが、ぜんぶ捨てました。40代ぐらいまでは良く読んだ、エッセイを中心とした文庫本も沢山ありましたが、これもほぼすべて売りました。

朝ドラ「ひらり」にはインテリのおじいちゃんが出て来て、原書でシェイクスピアを読んだりしているようです。ご承知の通り、私にはそんなことが出来る力はありませんが、それでも、若い頃に読んだ本を再読したり、若い頃に集めたレコードやCD、カセットテープを聴くのが(青春時代を懐かしむ)高齢者の楽しみだと、高齢者になって分かりましたが、その、懐かしむ媒体のほとんどを軽率に手放してしまった事には、失恋にも似た気持ちが起こり、失敗だったと思っています。

@ 私の地方では近日中に朝日新聞の夕刊が無くなるので、朝・夕刊が読めるネット配信の朝日新聞「紙面ビューアー」を登録しました。これで他の地方のものも、過去のものも、ぶつ切りニュースではない、新聞そのものを読めるようになりますが、紙の新聞購読者は0円だそうです。早速今朝の分から読めるようになりました。ありがとうございます。

私の勘違いでなければ、これにはWi-Fi環境が必要なようです。プロにWi-Fi設定してもらったノートPCとは違い、なぜか私が挑戦してもスマホとは繋がらないので、ノートPCのみで見ることになります。

(2023.4.23)

@ TVドラマ「風間公親-教場0-」からは映画「羊たちの沈黙」を連想しました。どちらも、不気味なおじさんが若い警察官を指導するお話だからです。オマージュかは現時点では分かりません。

@ 本屋さんでは、いつもオーディオ本のコーナーに直行し、帰りには、文庫本あたりをチラ見して帰ってくるのですが、めずらしく今日は行政書士のコーナーを覗いてみました。その教科書や問題集等は、畳一枚分ぐらいのコーナーにぎっしりありました。冷やかしに一冊買ってみようかと思って行ったのですが、立ち読みして元気がなくなりました。

最近はオーディオ本を買ってもほとんど「つんどく」です。若い頃は表紙だけでなく背表紙も破れるほど読み込みました。畳一枚分ほどの本棚にギッシリあり、(どのあたりに何が書いてあると)背表紙を見ただけで内容が思い出されるほどでした。でも、びらびらの背表紙が、破れた障子みたいに「汚い」と父に叱られ、廃棄処分になり一冊も残っていません。そして、現在はノリの付いたままのオーディオ本も「つんどく」なのです。

話を行政書士の本に戻します。中に一冊「フリーター行政書士になる」みたいな本がありました。あれは読みやすくて良い本です。著者の方は「ペット信託」分野が得意な行政書士さんのようです。

一口の行政書士と言っても業務範囲は広すぎますので、自分の(売りになる)専門分野を決めて、そこを中心に勝負するのも良いのかもしれませんね。そう言えば、弁護士でも、相続専門とか、離婚専門とか、○○事件専門とか、いらしたように思います。

そして、サラリーマンから行政書士になるには、たとえ一人親方であっても、転職だと思って、勉強だけでなく、同業者との人間関係を開拓することも含めて、本気で挑まないといけないようですね。

(2023.4.22)

@ 税金未納に女性の声のAIが督促電話、東京・港区が導入…夜間や週末も連絡可能に   私の知る限り、督促電話は担当者が毎日十本単位でかけるのが普通です。その手間と心労が無くなり、より問題のある滞納者に重点を置いた仕事が出来れば、徴収効率も上がるでしょう。私が首長でも導入したいです。

しかし、勝手に想像するに、良い事ばかりではなさそうな気がします。AIの督促電話で「滞納者の微妙な心の反応」を読むことは出来るのでしょうか。刑事ではありませんが、言葉面だけでなく、行間というか、滞納者の心の中まで読もうと努めているのが人間の担当者だと思います。

そして、それを記録し、次の一手の参考にもします(定期的に担当替えもありますし)。AIの督促電話でも、滞納が続けば、いずれ担当者が出て来るでしょうが、調査行為がワンテンポ遅れはしないでしょうか。そして、本当に納税が苦しい人の発見が遅れはしないかと。

(追記)『 電話をかけて本人確認をする。そして先方が「はい」と答え、確認出来た場合は、「住民税のお支払いが確認出来ておりません。お早めにお支払いをお願いします」などとお願いするという仕組みだ。』(記事の抜粋)

耳の遠い老人などが疑問形の「はい?」で答えた場合は、肯定の「はい」と区別できるのでしょうか。ふと、そんな心配もしてしまいます。

@ 市区町村役場の税務課には、毎年12月頃になると、新年度の税制改正の文書が上層部からたくさん届きます。皆、年明けの申告時期までにそれを勉強するのです。その中には、新種の金融商品等についての説明文書もあります。利益は何所得になるのか、収入から所得に変換するにはどのような計算方法をとるのか、新しく決める必要があるからです。

その中には「ふるさと納税」の説明もあったはずです。しかし、私の知る限り、税務課の職員で「ふるさと納税」に興味を持つ者はほとんどいませんでした。株や公営ギャンブルに興味のある人は目立ちましたが、「ふるさと納税」は当時の税金のプロにとっては話題にもならず、無視に近い状態でした。その後、マネー雑誌等で人気が出て来ましたが、私もただ傍観していました。日本の田舎の魅力を外国人旅行者が発見してネット発信しているように、「灯台下暗し」なのかもしれませんね。

@ もし私に行政書士の資格があったとしたら、どう使うかを考えてみました。素人ですからどう営業したら良いのか分かりませんが、とりあえず名刺を作って友人・知人に配ったり、チラシを作って近所にポスティングしたり、ブログで宣伝したりできそうです。

「最初はなかなか仕事が来ない」とどこかで読みましたが、第二の人生ですから、あまり多忙になっても困ります。その辺りの加減は、一人親方なら自由にできそうですが。とりあえず、年に数回ぐらいの仕事でも十分「やった感」があるでしょう。多くても月に1~2回あれば十分です。お小遣い程度というか、社会貢献が出来れば十分。それより遊んでいたいです。

もし資格があたとしても、それは最低限の力が認められたにすぎません。知らない分野は山ほどありますし、知っている分野でも、法律改正は毎年のようにあります。つまり、これからも毎年勉強を続けていかなければプロとしては成り立たないと思います。そういう意味では、どちらかと言えば、体力の充実した若者向きの仕事でしょうか。

@ なにもしないのにカラスに頭を蹴とばされた話を以前しました。その公園を散歩する脅威は、暴走族のグループが走っている道路を横断するようなものでした。

しかし、そのカラスが今春はほとんど消えたのです。理由はお花見のようです。桜の前後、2週間ぐらい、人々は樹々を見上げて散策したり、地面に長時間居座ったりしますから。カラスにとっては樹上も地面も安全地帯ではなくなってしまいました。

カラスは人間と視線が合っただけでビクっとするほど神経質なのです。1~2日の騒ぎなら、カラスもすぐ戻って来るかもしれませんが、危機が2週間も続けば、引っ越し先に居ついてしまったの可能性もあります。

コロナ過での、3年間の花見禁止がカラスに味方したかもしれませんが、これからは毎年お花見があるはずですから、近所の公園も平穏を取り戻すかもしれません。人が引っ込めば、野生が入るのは、3.11の東北地方だけではないようです。

(2023.4.21)

「Chat GPT」が人間の仕事に影響を与えるという話があります。減収や、失業する人が出かねないという心配です。公務員はどうかと言えば、「Chat GPT」を導入してもリストラの心配は無いと思います。身分の保証がある公務員の減員は、人事異動と定年退職による自然減を待つのが定石だからです。

電算化も半生記前からコツコツ行われてきましたが、係の減員は起こっても、リストラの話は聞いたことがありません。今後、マイナカードで役所の窓口負担が減っても、人事異動と定年退職による自然減になるはずです。人事異動は嫌だという人もいるかもしれませんが、少なくとも市区町村役場では、何もなくても平均5年に一度の人事異動があり、定年まで何回もリスキリングが行われています。

(2023.4.19)

@ 【公務員が取得できる難関資格まとめ】無試験取得、科目免除など

「 公務員の優遇内容
行政書士の公務員優遇措置の内容は、公務員として高卒以上の場合は17年、中卒の場合は20年、行政事務に携わって勤務すると、無試験で行政書士として登録することができるというものです。」(抜粋)

恥ずかしながら、私は市区町村役場内でこの話を聞いた記憶はありません。と言いますか、皆さんこの制度を知っているのでしょうか。知っていれば「定年退職記念(半生の記念に)に登録しておこうか」という話の一つも出るでしょうに。それにしても無試験というのは心惹かれるものがあります。

(追記)公務員は税理士への転職可能?転職の理由から免除制度の詳細まで徹底解説!

「 公務員は税理士試験の優遇を受けられることも
・・・中略・・・
また、地方税の賦課や地方税の立法に関する事務に10年以上従事すると、税法に属する科目のうち地方税が免除されます。・・・後略・・・」(抜粋)

市区町村役場では、普通、一つの係は3~7年で異動になります。ですから、住民税の係を二度経験すれば、ほとんどの場合10年以上になります。住民税に限らず、定年までに同じ係を二度経験する人は珍しくないので、そのときに住民税を選択すれば、税理士試験の地方税が免除になることはあり得ます。

その場合でも、所得税法など他の試験は必要ですが、住民税の課税事務には、確定申告書の住民税控えを税務署からもらい、解読する必要から、所得税の勉強も(一部)行っている状況がありますので、その部分は有利です。解読だけでなく、春の申告時期には住民税担当にも臨時税理士の資格が与えられ、確定申告書の受付を行うこともあります。

余談ですが、臨時税理士の資格は期限を区切って与えられるものであり、期限を1日でも外れると、違法行為になるので受付をお断りすることになります。(期限の話は、こちらも参考になります)。

そして、試験の一部免除の話は昔から税務課内で流通していました。しかし、専門職で入った税務署員と違い、税務が好きで市区町村役場に就職した人は少ないので、税理士資格が、あまり市区町村役場職員の琴線に触れることは無いのかもしれません。

しかし、行政書士が無試験でもらえるのなら、所得税の勉強も深めて、税理士資格も取り、ダブルの資格で第二の人生を生きるという方法もありえます。

(追記2)ここまで書いてきて思った事があります。一口に確定申告書と言っても、内容には難しいものと優しいものがあり、私が知っている限り、優しいものが多数派のように思います。優しいものとは、例えば、年金生活者が控除の追加をしたり、中途退職者が年末調整の代わりに行うもの等です。これらは地方税と控除額や税率の違いぐらいの差異しかありません。この多数派は、臨時税理士が受け付ける確定申告書の中心になるはずです。と言いますか臨時税理士には受付制限があるはずです。

市区町村役場で地方税の実務を10年も行い、臨時税理士として税務署員に混じって確定申告書の受付を経験したような者が、退職したら、その業務もいっさい出来ないというのは、考えてみると、いかがなものかという気もします。

せめて、上記のような経験のある行政書士には、臨時税理士資格を(ここでは報酬付きで)与えても良いのではという疑問もわきます。(例えば相続手続きに関連する準確定申告など)行政書士の相談の中に税金の事が混じっている場合もあるでしょうに。「税務は専門ではないけれど、簡単なケースなら確定申告書も受ますよ」というスタンスが自然に思います。しかし、これを与えると税理士の仕事を一部奪うことになりかねないという、既得権の問題もあるのでしょう。

(追記3)父が亡くなった時、相続手続きが必要になりました。出生から死亡までの除・戸籍謄本なども必要になります。経験のある方なら分かると思いますが、(各種名義になっている)世帯主が亡くなると、その他の世帯構成員の場合とは違って、沢山の手続きが必要です。

喪主で疲れていましたし、めんどうなことが嫌いな私ですから、(さらに、どのような事務かも察しがつきましたので)除・戸籍謄本の取り寄せと、銀行関係の相続手続きは、葬儀会社が推薦していた行政書士に任せました。私はこれ以外の手続きに忙殺されました。でも、後に、かつての同僚2~3人に尋ねたら、(当然のように)彼らはぜんぶ自分で行ったそうです。

@ 世に「出世」という言葉があります。私の勘違いかもしれませんが、もしかしたら、多くの民間においての「出世」とは「昇給」と同義語ではないでしょうか。「なかなか給料が上がらないから出世を目指す」という構図です。

でも、公務員の「出世」とは「自己実現」なのです。給料は高卒の平職員でも不足はありませんし、年功序列で上がりますから。なので、「出世」と「昇給」は切り離して考える事が出来ます。

そして、安定を求める公務員にとっては、公務員になったこと自体がすでに「自己実現」の上がりなのです。そんな彼らにとって「出世」は不安定要因の一つなので、大卒でも「出世」を好まぬ人は少なくありません(出世を目指す高卒には追い風)。なので、民間の物差しで公務員の「出世」を論じると違和感があるのです。ちなみに、一流大学を出て、苦労して「出世」しても、公務員の給料は大企業のようには増えません。「税金泥棒」と言われます。

@ TVドラマに出て来る政治家には悪役が目立つせいでしょうか、若者に政治家という仕事は人気がないと聞いたことがあります。しかし、私は政治家は立派な仕事だと思います。一億二千万人を背負って国のかじ取りをするわけです。この重責は想像を絶します。そんな政治家になりたい若者は、とりあえずと言っては失礼になりますが、地方公務員になって、市区町村役場に勤めてはいかがでしょうか。高卒18歳でもなれます。

政治家と役場職員を比べては政治家の先生に失礼かもしれませんが、私は、両者はクルマの両輪だと思っています。政治家が政策を決定し、役場職員が実行するのです。いくら政治家が崇高な理念のもとに素晴らしい政策を決断しても、現場の公務員がそれに追いつけなければ、政策は絵に描いた餅になりかねません。

コンビニ大手も、本社の正社員・事務職で入った者を、現場のコンビニで接客の研修をさせるようです。その現場感覚は、本社の事務で一生役立つでしょう。そのように、しばらくは公務員としての経験を積んでから、政治家へ転職するのもありだと思います。

(2023.4.18)

@   アマゾンさんなどで物を買うと、早い時は3日ぐらいで届きます。でも、「すぐに使いたいことの方が私は少ない」のです。それどころか、当面使う予定が無くても、値段や在庫の関係で「とりあえず確保」の買いが、案外多い。

だから、3日で届くものでも、例えば、2週間以内、1か月以内などを選べるようにして欲しいと思っていました。でも、それは配達の仕事の後回しになり、配達員にとっては後から忙しくなるだけではとも思い、発言を躊躇していました。しかし、もし配達員にとっても有難いことなら、「ゆっくり配達してもらう選択肢」も欲しいものです。

(2023.4.17)

@  ミュージカル「オペラ座の怪人」NYで最終公演 35年の歴史に幕
「地下に潜む、顔の傷を仮面で隠した男」が、コロナ過の「ロックダウンのトラウマ」に触れるから、客足が伸びないのだと直感しました。真相は知りませんが。

@ 自治体の電算化が進みつつありますが、今朝のニュースによると、過疎地の自治体では電算化をあまり歓迎していないようです。その理由を聞けば、原因はやはり人口なのでしょう。人口が少なければ、届出自体も少ないので、従来のアナログ処理でも特に問題ないと思っているようです。

それなのに電算化する事は、電算化の手間、維持管理の問題が起こるだけで(ある政令指定都市の区役所には200人ぐらいの職員がいるが、離島では15人ぐらいで、仕事をギリギリ回している。その手法を私は想像もできない)、メリットが感じられないようです。しかし、住民サービスは公平が原則ですから、過疎地だけ電算化しないわけにはいきませんので、都市部からの応援職員の派遣もあるようです。

今から40年ぐらい前の話で恐縮ですが、政令指定都市の区役所の市民課には毎日数件の出生届がありました。しかし、過疎の市民課には年に数件の所もあったのです。だから過疎地では出生届一枚に市民課がざわめくのです。皆、違う景色を観ています。

@(2020.12.13の抜粋・加筆再掲)若い頃、ある仕事のプロジェクトチームのリーダーになり、数人の同僚と事前会議をしたのち、数十人の課のプレゼンで発表した事があります。すると、私が説明を終えた直後、プロジェクトチームの一人が、「それより、こっちの方が良いと思います」と唐突に意見発表したのです。私は「後ろから鉄砲で撃たれたごとく」呆然としました。

事前会議では当然に彼の意見も傾聴し、和やかな雰囲気の元で、意見の合意をしたわけです。そして、私が発表した案はほぼ彼の案なのです。それなのにプレゼンで否定し、事前には出さなかった案を唐突に出してきたのです。上司や同僚には「私が彼を無視して暴走した」かのように見えてしまいましたが。

しかし、聴けば、彼が今発表した意見の方が数%良いのです。だから、リーダーの私は、全体のために会議の席で表立って反論は出来ません。苦笑しながら甘受するしかないわけです。

彼は無邪気なだけで、悪意はゼロだったと思います。しかし、上司・同僚たちの面前で私は「独断専行の疑い」という汚名を着せられ、恥をかかされた状態になりました。忘れようとしても、あの日の事は一生忘れられないでしょう。

もし私が彼の立場ならこうしたはずです。① 突然に改善案が浮かんでも、数%の違いなら、ここで唐突に発表することのメリットと、デメリットを天秤にかけ、総合的に比較し検討します。重大要因の場合には発表する必要がありますが、そうでない場合には沈黙していた方が良いこともあります。

② その上で、「リーダーに迷惑をかけても発表すべきだ」と判断した場合には、リーダーに耳打ちして同意を得たのち、リーダーの口から適切な方法で発表してもらうでしょう。あるいはリーダーから指名されてはじめて口を開くでしょう。あくまでも自分は黒子でいようとするわけです。そうすれば、同じことをしても、リーダーから感謝される可能性が高いです。

(2023.4.16)

朝ドラ「らんまん」の主人公は天才らしいです。だから先日の回でも、先生に英語で反論するシーンがありました。反論は良いとしても、日本語の授業なのに場違いな英語を使うのは良い選択だとは思えません。そこに一滴の悪意を感じるからです。年上の、しかも先生に向かってする行為ではありません。彼にとって植物以外は無価値に近いのかもしれません。概してこれは、一点突破型の天才の傾向なのでしょう。

天才なら、小学生でも飛び級で大学へ入ればよいです。しかし、一般論として言えば、私は天才も人間である以上、人間としての道徳教育も必要だと考えます。もし、それをしないとしたら、天才を機械として扱い、天才という労働力の搾取だけを予定しているようにも感じられます。

映画「完全なるチェックメイト」には「ドローという人生の知恵」が出て来ます。圧勝が良い勝利では無いことも知るべきです。天才児の将来を想うのなら、「ドローという人生の知恵」も教えてあげる必要があると思います。この言葉を知っていれば「勝つことの恥じらい」も分かるでしょう。余分な敵も作らずに済みます。黒澤監督の映画「用心棒」のセリフ、「本当に良い刀は鞘に納まっているものです」も良いですね。

ふと連想するのは「Chat GPT」の事です。ここには神がかった作業能力がありますが、人間ではないので、人間は脅威に感じています。凡人の私が天才の教育方法に感じている問題点に似たものを、天才は「Chat GPT」に感じているのかもしれません。「Chat GPT」は「善いも悪いもリモコン次第」の「鉄人28号」を思い出します。

又、この脅威の感じ方は、日本よりも欧米の方が強いようです。これは、フランケンシュタインを作っても、人型ロボットには拒否反応があると言われるキリスト教圏の考え方が影響しているのでしょうか。しかし、鉄腕アトムの日本は抵抗感が少ないので、世界をリードして欲しいものです。

(2023.4.15)

カッチーニ? アヴェ・マリア   前にもご紹介したかもしれませんが、今夜もこれを聴きました。演奏も良いですが、録音が良いです。ピアノの産毛の生えたような丸い音。ヴァイオリンのなめらかな細いつららのような、尖がった音。その対比を、ヘッドフォンで楽しんでいます。

(2023.4.14)

@ ОЮУНТYЛХYYР Oyuntulhuur 黄砂 オユンナ  これは、モンゴルから日本にいらした、若き日のオユンナさんの望郷の歌だと思いました。昔、この歌を聴いた私も、行ったことのないモンゴルを想ったものです。

@   僕らの風 大矢真那センターVar.(SKE48)    この映像は名古屋市の「SKE48劇場」ですが、このビルが新型コロナウイルスのワクチン接種会場でした。ちなみに劇場割引はありません。

@ 映画「お名前はアドルフ?」を更新しました。追記Ⅱ・Ⅲ

@ 「エレベーターが停電したら…EVが救う

@ 朝ドラでも取り上げられ、「空飛ぶ車」は良く知られるようになりました。しかし、「ヘリコプター」との違いは、なぜかTVなどでは報道されません。もちろんググれば分かりますが・・・私が知らないだけでしょうか。ググらないで自分の頭で考えた答えは、「ヘリコプター」はエンジンで、「空飛ぶ車」は電動モーターで飛ぶというものです。でも、動力の違いだけなら、なぜこんなに大騒ぎするのかわかりません。

そう言えば、「空飛ぶ車」は地上も走ることが出来るので、飛行場でタクシーに乗り換えなくても、自宅まで帰れる予定だったはず。でも、現在開発中のモデルにその機能が欠落しているのなら、なぜ、朝ドラやニュース等で、その大きな欠落に言及しないのかもわかりません。言及が無いことも「ヘリコプター」との違いが分かりくくなっている要因の一つのように思います。

(追記)「通常核兵器」と「戦術核兵器」の違いは、「核弾頭の規模の違い」だと思っていたら、TVで自衛隊の関係者の方が、「射距離の違いです」と明快に答えられていました。念を押してもやはり同じ答えでした。

しかし、その他の報道では「核弾頭の規模の違い」だと取れるような説明が見受けられます。仮に戦術核の核弾頭は小規模だとしても、その小規模は「広島型と比べてどうなのか」という説明がないと、危機感の判断を誤りそうな気がします。そして、最初にもどりますが、本当のところ、「射距離の違い」なのか、「核弾頭の規模の違い」なのか、いまだに良く分かりません。

(2023.4.13)

@ 羽豆岬 2018年リクアワ上村亜柚香&倉島杏実Wセンター Var.(SKE48)
地元のせいもあるでしょうか。SKE48の歌はとても沁みます。

@ お写真を拝見して、胸がキュンとしたのは、意外にも読み込んだ文庫本と、大きな本棚でした。本棚というものが心を表し、お気に入りの心を表すのなら、本棚とは友の姿だと、この写真で初めて感じました。

転居した私の部屋には本棚がありません。だから、持ってきた本もCDも押し入れのダンボールのままです。簡易本棚を買おうかと年末に見に行きましたが、買えば、その分、小さな部屋がより狭くなるし、地震の時は寝床の上に落ちてきそうだし・・・。

だから、計画も頓挫しています。

しかし、本棚のある風景が懐かしく、本棚のない部屋が淋しいというのは、まったくの想定外な気持ちでした。ろくに本など読まなかった私なのに。

@ 人によって違うでしょうが、私は映画「ジュラシック・パーク」で、着ぐるみではない怪獣が動くのを見て、新時代だと驚愕しました。今思えば、あれは卵であり、誕生した怪獣が現実世界を歩き始めたのが、ChatGPTなのかもしれません。

@   これは、ChatGPTの時代のお仕事ドラマ、か。しかし、(素人の私が思うには)人間が書くような誤字俗字や文法上の間違いは無く、もし間違いがあるとしたら、専門情報のネットからの選択ミスが中心になると思われるので、日常的にその業務をしている担当者が点検するのが、簡単で効率的なのかもしれませんね。

@ どなたかも書いておられましたが、先日のTVで「FIRE」が取り上げられ、①「住宅などを買って、リフォームして賃貸し、大家さんになる」ことで「働かない自由を手に入れた」みたいな話がありました。でも、自分でその事業をするならば転職のようなものだと思います。会社員の苦労はせずに済むでしょうが。

ちなみに、②私の友人には一棟のアパート経営をしている人がいますが、住宅会社に管理を任せ、本人は遊んでいます。また、③J-REITなどへの投資でも遊んでいられますので、②③なら「FIRE」と呼べるでしょう(①②③ともメリット・デメリットがあります。自己責任で吟味することが必要です)。

なぜ①がTV放送されたのかと邪推すれば、②は住宅会社の、③は個別銘柄の宣伝になりかねないという配慮が、もしかしたら、あったのかとも思いました。

(追記)前にも書きましたが、私は就職初日に辞めたいと思い、40歳ごろには早期退職を決意し、50代に決行しました。ですから遅めの「FIRE」だと思ってます。

仕事が嫌でたまらなかった若い頃は、毎日退職を夢見ていましたが、いざ退職し、年金生活者になり、今度は余命を想い、半生を振り返ると、まがりなりにも50代まで働けて良かったと思うのです。それどころ、今でも無理のない社会参加を夢見るほどです。もし私の半生に仕事が無かったら、きっと「無駄に人生を過ごした」と悔やむことになったと思います。誰にでも自尊心があるからです。

(2023.4.12)

@   note AIアシスタント(β)について

こんな事も出来るらしいです。

@ 新聞に「おっさんビジネス用語」として15ぐらい載っていましたが、(説明されなければ意味不明な言葉も多く)たとえ知っている言葉でも私はほとんど使いませんし、同僚も使わなかったです。

@(2018.9.8の記事の加筆再掲)『 TVを見ていると、突然モールス信号が「ー・ ―… ー・」と聞こえてきて、臨時ニュースが流れる事があります。あの音はモールス信号で「NBN」、「Nagoya Broadcasting Network」の頭文字、つまり「名古屋テレビ放送株式会社」の事です。

モールス信号の実技試験(アマチュア無線でも、過去には、送受信の実技試験があった。)に受かったレベルの人は、あの「ー・ ―… ー・」が翻訳することなしに「NBN」と(言葉に)聞こえるのです。いや、コオロギの「リーリ、リーリリリ、リーリ」でさえ、そう聞こえます。英語ができる人が、翻訳なしで、ヒアリングができるのと同じですね。

追記

専門家ではないので、間違っていたらごめんなさい。①ワープロの黎明期、例えば「しょうわ」と入力して「昭和」を出すプログラムは、「しょうわ」と全文字入力してリターンキーを押してから動きだしたのです。その為、表示に時間がかかりました。

②改良型は、「しょうわ」の「し」を押すと、リターンキーを押さなくても、内部では「し」を頭文字とする検索が開始されているのです。「しょ」では絞り込まれます。「しょう」ではさらに。結果、「しょうわ」と全文字入力した時点では、かなり絞り込まれているので、リターンキーを押せば、答えはすぐに、少ない例示で、表示されるようになったのです。

何を言いたいのかと言えば…有資格者がモールス信号を聞いた時、人間の頭の中で、どのような思考が行われているのかと言えば、前述した②のプログラムと似ているように感じるのです。人間の場合、それを「途中で閃く予感」のようなもの、あるいは「俯瞰するような余裕感」として感じられます。

モールス信号ではなく、普通の日本語でも、赤ちゃんの時には、同様の理解の過程を経ているのだと思いますが、大人になった私たちには思いだせないのでしょう。しかし、大人になった私たちがモールス信号などの新言語を取得するときには、それが分かるのだと思います。』

なぜこの話を再掲したかと言えば、昨夜のNHK・TVで見たChatGPTの原理の説明から連想したからです。

私はコンピューターが苦手で、ChatGPTの本も読んだことがありません。なので、勘違いもあるかもしれませんが、TVからはこう理解しました。ざっくり言えば、ワープロが単語を単語帳から検索しているのなら、ChatGPTはその単語から連想する文章を次々にネット上から検索しているようなのです。そして、それを上手に継はぎする。つまり、ChatGPTの基本アイディアも、古典的なワープロの応用というか、延長線上だったのかもしれませんね。

(追記)インターネットで検索すると膨大な数の情報が出て来ます。しかし、すべてを吟味する事は事実上不可能なので、普通、私たちは上位のデータを正解として選択してます。しかし、その上位の、しかも、官公庁のホームページにさえ、偽サイトが表示される事があるようです。そうであるならば、同様に、ChatGPTも(すくなくとも当分の間は)内容に人間のチェックが必要だと思います。

市区町村役場では住民票や除・戸籍、印鑑証明書等の交付しています。(今は知りませんが)毎日、一日分の明細と売り上げが紙で電算出力され、申請書の束の表紙になりました。そのシステムの黎明期には、「コンピューターに仕事をさせ、人間は点検する」との理念で、手で申請書を総めくりして電算出力の数字との照合をしていました。そんな話を思い出します。

(追記2)近年の役所の電算システムは進化しており、単に数字計算をするだけではありません。例えば税金の申告書では内容の論理的なチェックもします。さらに、住民票を元に作られた電算上の課税台帳と照合しての論理チェックもします。

そして問題が無ければ自動で税額計算に入りますが、問題があれば「私にはわかりません」と各種エラーリストを出力してくるのです。職員は「どれどれ」とそのエラーリストの内容を解明し、再入力します。つまり、①全体の論理点検もコンピューターにやらせ、②コンピューターが音を上げた少数の問題のみを人間が点検しているわけです。

ChatGPTではエラーリストは出ないかもしれません。だからこそ間違いが内包し、危険な部分もありましょうが、②にあたる点検を人間がすれば、数字が文章に置き換わっただけで、役所の税金システムに近くなるのではないでしょうか。

(2023.4.11)

映画「ダークグラス」を更新しました。追記Ⅲ

(2023.4.10)

「生活が苦しく食べるのが精いっぱいの暮らしなのに、住民税などの『差し押さえ予告』が役所から届いた」というような話を読みました。これだけ読むと役所は非情だと思うかもしれませんが、私にはお話したい事もあります。

その「差し押さえ予告」というものが、①納期限をすぎると法律に基づいて自動的に発送される「(「差し押さえ」の文言のある)督促状」なのか、②それとも徴税担当職員が催告や調査を行ってからの、本物の「差し押さえ予告」なのかはわかりませんが、②の場合だとして話を進めます。

滞納している税金の納付は、遅れているわけですから、一括でするのが原則です。しかし、生活が苦しい場合には、分割納付も相談に載ってくれます。分割納付の約束をしたら、それを守り、もし守れなくなった場合には、すぐに担当者に相談する必要があります。それで誠意(意外と大事)が示せます。

さらに、(受けていないが)生活保護が受けられるぐらい苦しい生活をしている滞納者に対しては、徴税担当は「滞納処分の停止」を行うことがあります。しかし、生活保護を受けているわけではないので役所には分かりません。ですから、滞納者は担当者に苦しい事情を説明する必要があります。
生活保護を受けるのには事情を説明する必要があるでしょう。ならば、徴収を止めてもらうにも説明が必要なのです。

しかし、滞納者は往々にして逃げの態勢に入ります。いくら追いかけても、滞納者に逃げられては、担当者にも事情が分かりません。そんな担当者は、徴収成績が悪いと、営業マンのように上司から注意される事になるのです。同僚からも肩身が狭くなります。そうなると、やむを得ず差し押さえ予告を送ることになりかねません。

(滞納処分停止の参考)https://www.zeiken.co.jp/hourei/HHCHI000000/15-7.html

(追記)「事情を聞かなくても暮らしぶりを見れば苦しいのは分かるはず」というご意見があるかもしれませんが、質素な暮らしをしていても多額の預金を持っている人もいなくはないのです。「差し押さえ予告」が届いたという事は、役所が差し押さえ可能な財産を見つけたという意味でもあります。

ちなみに、ケースワーカーの漫画を見ると、家に上がり込んで室内を観察していますが、少なくとも住民税の徴税職員はほぼ玄関先での話しになります。税金取りを歓待してくれる滞納者はまずいませんから。なので、暮らしぶりを見ると言っても家の外観だけの場合がほとんどです。高級マンションか、安アパートか、みたいな事を見てくるのです。だからこそ、本人の説明が重要になります。

しかし、例えば3万円の滞納額にたいして預金が3万円では、暮らしぶりも総合判定して、さすがに役所も「差し押さえ予告」はしないと思います。でも、100万円の預金があれば、(一般的には)差し押さえをせずに「滞納処分の停止」にするのは困難だと思います。他の多くの納税者との間に不公平感を感じます。それでも納付できない事情が有るのなら(6回や10回の分割払いでも)、その正当な理由を役所に申し出る必要があります。「差し押さえ予告」には、通常の催告には応じない滞納者を呼び出す効果もあります。

(追記2)マルサとかトッカンとか、あるいは新聞記事になるような国税の申告漏れの話を標準だと思う人は、滞納と言えば、一千万円単位を連想すると思います。それから比べれば3万円の滞納額なんて重箱の隅をつつくような話だと思われてもしかたありません。だから、深追いはやめとけと。

しかし、少なくとも住民税の滞納では数万円というのは多数派なのです。50万円以上の滞納者は少数であり、それは大口と呼ばれ特別扱いになります。ですから、3万円の滞納者を追いかけなければ、自治体の財政難に拍車をかけるのです。最悪それは行政サービスの低下につながり、納税者も影響を受けます。

(追記3)このような徴税の話をすると、高圧的で市区町村役場らしくないと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、警察官の態度を例にすれば理解しやすいのですが、警察官は「住民を守る人と同時に制する人」だと思います。例えば、酔っ払いが絡んできた場合、警察官も最初は酔っぱらいを守る人になりますが、度を越して絡んでくると、警察官はある瞬間から制する人に豹変し、態度も高圧的になるのを、TVのドキュメンタリーか何かで観た事があります。あれを連想しますね。徴税という特殊な係では、市区町村役場職員もそれ相応の考え方が必要なのです。

(2023.4.7)

出典を探そうとしましたが、すぐには見つかりませんでしたので、映画のタイトルは書きませんが、このような話を読んだ記憶があります。生活保護に関する小説を映画化するにあたり、原作を読んだ監督は、自分でも役所への取材を試みました。そうしたら、役所には役所の事情がある事が分かり、原作よりも役所非難のカラーは薄らいだ映画になったとの話です。私はこの監督の見識に敬意を表します。

(追記)『 映画「護られなかった者たちへ」に込められた意図
瀬々敬久監督が語る「加害者視点」で描く理由 』のP2
にありました。

(2023.4.6)

@   最近もどこかで「公務員を減らせ」という話を読みました。電算化で減員して転職してもらうのだそうです。映画「生きる」のリメイクが外国で作られたことも影響があるかもしれません。少なくともオリジナルの映画「生きる」には、「役所は1時間で済む仕事を1日かけてやっている」旨の、退職した女子職員のセリフも出て来たぐらいですから。

しかし、映画の舞台となった70年前の区役所はどうかしりませんが、少なくとも私の知っている過去何十年かの区役所では、そのような怠慢は聞いたことがありません。現在、霞が関の官僚は深夜まで働かされている事が問題になっているようですが、ならば、市区町村役場職員にも残業や休日出勤があり、それでも足りずにサービス残業をすることさえあるのです。

マイナカードで脚光をあびている電算化は、今に始まった事ではありません。電算化自体は、何十年も前からコツコツと行われており(紙の簿冊が無くなるという事は電算化です)、その度に、費用の掛かる電算化の対価としても、コツコツと人員削減も行われています。ですから、昔に比べて人員は減っているのです。そして、さらなる電算化で、今後も人員削減は進むでしょう。

しかし、このような議論をするときに、抜け落ちやすいのが、公務員の平時と有事の役割です。普通は平時の話しかしません。しかし、私は公務員は「事務職の志願兵」だと思っています。ウクライナのように戦時でも疎開せずに管轄を管理し続けるはずですから。そして、台風や、地震などの有事には、平時の事務と同時並行で、有事の仕事も追加されるのです。

市区町村役場職員は有事には「何でも屋」になります。選挙や避難所、○○給付金の実務もその内です。有事には停電で電算機が止まる可能性もあります。有事にはマンパワーも必要なのです。その時に、アルバイトを集めても専門性が間に合わない事があります。それは3.11でも明らかになりました。

それなのに、決して暇ではない現在の公務員を、さらに減員して行けば、有事に困るのは、「減員」を声高に叫んだ住民自身なのです。

(追記)本文で(紙の簿冊が無くなるという事は電算化です)と書きましたが、この作業はマイナカードのように住民に直接関係しないので、ニュースにもならず、外部からも見にくく、意外とご存じない方が多いと思いましたので、もう少し詳しく書いてみます。

役所には、どこの係にも、その係の中心となる台帳があると思います。例えば市民税係は課税台帳で、50年前は紙でした。それが壁一面のロッカーに多数保管してあったのです。

住民票の異動があると、市民課からコピー等で連絡が来て、手作業で課税台帳の加除修正を行いました。申告書を送る人の判定は、市民税係職員が課税台帳を総めくりして探し、手書きで申告書を作りました。各種申告があれば、課税台帳を見て受付し、その旨を、ゴム印等で、課税台帳に記しました。

このように、何かにつけ、課税台帳を中心に仕事が回るのです。しかし、現在の課税台帳は電算化しています。事務の中心となる課税台帳が電算化されると、電算化された税額計算システムや市民課情報との連携など、多くのデータが繋がるのです。多くの手作業が不要になり、そうやって職員も減員されてきました。

一般論として、今回のマイナカードによる電算化は、このような役所の電算システムに、従来のように役所の職員を介さず、直接住民がアクセスできる部分が、一部出て来るという事だと思います。住民は便利になりますし、役所も来客数が減るので内部事務への専念ができますが、これは、さらなる減員につながっていくと思います。

(追記2)役所が電算化されても紙の書類がゼロになるのは困難でしょう。①バックアップ用や、②実地調査の持ち出し用に、紙の台帳を出力することがあるからです。TVドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)で、役所に就職したヒロインが最初に勉強するのが、担当する生活保護者の紙の台帳でした(生活保護のお仕事――『健康で文化的な最低限度の生活』第1話 | 文春オンライン (bunshun.jp))。この漫画に出て来る紙の台帳には手書きで文字が書いてありますから台帳原本なのでしょう。しかし、TVドラマでは活字印刷してありましたので、前述の、出力した①②なのだと思います。

(追記3)漫画の中盤に、ヒロインが電話を受けても内容が分からず、代わりに係長が答えるエピソードがありました。「4月分の保護費がおかしい」「あ、冬季加算ですね、それ」というふきだしから連想すると、内容は以下のようだと思います。

冬季加算とは暖房費のようなものです。その分、冬の間は生活保護費が増えるのです。それが、春4月になったので、冬季加算分だけ減額されたのでしょう。それが分からない住民からの「なぜ減ったの?」という問い合わせだと思います。

実は、(現在も行われているかは知りませんが)冬季加算を含めた生活保護基準は、市県民税の算出にも、「推計課税」として使われる事がありました。不申告の住民がいて、実地調査したところ、働いているらしいが勤務先等が不明で、催告にも応じない場合には、「働いて生活しているのなら、家賃の高いマンション暮らしだし、少なくとも生活保護程度の収入はあるよね」という「推計課税」をする事があるのです(所得控除は不明なために最低限になる)。

その時には冬季加算分だけ冬の間は所得を多く算出します。本人が推計課税の内容に不満があるのなら、あるいは無収入なら、その旨、正しく申告すれば良いのです。ちなみに、正規の生活保護受給者は非課税になりますが、「推計課税」は生活保護受給者ではないので、同じ金額でも課税対象になるわけです。

(追記4)漫画の中盤に、ヒロインがケースファイル110冊(110世帯分の生活保護世帯の資料)を読んでおくように先輩から言われるシーンがあります。その内容には、手書きでエグイほど生々しい状況が書かれています。プライバシーとしても最上級のものでしょう。

このような書類は生活保護担当だけでなく、他課にもあります。それは担当者が知り得た、職務上必要な、主観と客観のかたまりです。電算化すると、これを入力する事になりますので、担当者の知らぬ間に、第三者が閲覧することもあり得るわけです。

漫画の後半に生活保護世帯への実地調査の様子が書かれ、ふきだしには、「もしかしたら丸山さん認知症始まっているのかもしれません。」など書かれています。しかし、ケースワーカーは医師ではないので、厳密に言えば、認知症が始まっているか否かの判定の資格は無いと思います。だから判定は間違っているかもしれません。でも、医学は素人でも、仕事上、主観的な人間観察は必要ですので、このようなグレーゾーンの情報も記録し、後輩へ引き継ぐ必要があります。

でも、今までは担当者だけが、紙でアナログ保管していたから、流出は最小限に出来たのに、電算上に入れるとなると、流失を恐れ、書くことを躊躇し、本来必要な情報が欠落していく心配があります。

(追記5)『 TV「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)に見る区役所のリアルな空気感 』の追記18にも関係するレビューがありますので、よろしければお読みください。

@ 急増「100倍の違法電波」を出す機器も...『電波Gメン』取り締まりに密着取材 「知らなかった」でも影響は家電や航空機にまで

@ 私の旧居は下町の工場地帯にあり、街灯も少なく、夜になると家の周辺は闇につつまれました。

そんな中、木造平屋建てのわが家からは裸電灯の赤っぽい明かりがもれています。

しかし、部屋に上がると、ガランとして誰もいないのです。家財道具もなく、まるで空き家のよう。

外の闇がさみしいのか、この家の中がさみしいのか。

この経験をした上で、再び、道路からわが家を眺めた時の気持ちは、もっとさみしいものです。

実際、幼い頃のわが家はあんなものだったですし、それに家族と上手くいかなかった経験が重なって、増幅された心象風景なのでしょう。

時どき、道路からそんな家を眺めている夢を見ます。

(追記)

その家は引っ越し直後に取り壊して今はありません。

何十年も暮らしたのですから、壊すときには号泣すると内心心配していましたが、実際は、ほとんど感慨はありませんでした。

それは3年経過した今でも変わりません。

幼い頃の友人は、何十年も前に遠くへ引っ越し、その家もありません。

以後の近所づきあいも皆無でしたから、もう知人すら、いないも同然です。

行きつけのカフェぐらいはありましたが、そのチェーン店は引っ越し前に閉店になりました。

なぜ、こんな話をしたかと言えば、3.11で故郷を懐かしむ人の記事を、新聞で読んだからです。

@ 就職して何年かの後(すでに支社長にも異動がありました)。私たちは新・支社長と歓談する機会に恵まれました。その席で、支社長は私たちの顔を見て、「A君は知っている。・・・ B君も。・・・ C君は知らないな・・・」と言ったのです。C君とは私のこと。

A君やB君は支社長室のある3階の係に勤めてたはず。私の係は2階で、エレベーターから一番離れた奥にあります。そんな理由もあるでしょうし、仕事の種類によっても職員の行動範囲は違うでしょう。だから、支社長が私を知らなくてもしかたありません。私だって支社長のお顔を覚える暇もないぐらい、職務に専念していたのですから。

でも、私が尋ねたわけでもないのに、「わざわざ『C君は知らないな』などと、声に出して言わなくても・・・」と、私が落胆したことだけは確かです。

@ 映画「男はつらいよ」〈1969〉を更新しました。追記Ⅱ

(2023.4.5)

@   あいみょん – マリーゴールド【AIMYON BUDOKAN -1995-】  マイクスタンドに三角形のピックが3枚挟んであるのが見えます。きっと「飛んだ」時の予備でしょう。

ピックはしっかり持つとソフトな音が出にくくなりますし、やわらかに持つと飛びやすいのです。だから、持つだけでも熟練の技が必要。なので、未熟な私は、真ん中に5mmぐらいの穴の開いたピックを使い、輪ゴムを通して指に緩く止めていました。そうすれば、やわらかに持っても飛ぶことがありません。

でも、穴の開いたピック自体が少ないですし、輪ゴムで使っている人は見たことがありません。だから、少々恥ずかしい。それぐらいピックの扱いも悩ましのですが、プロでも予備を3枚用意しているのを見て安心すると同時に、黒澤監督の映画「七人の侍」の、予備の刀を地面に何本もさして戦うシーンを連想して、さすがプロだと感動しました。

@   朝日新聞が2023.5.1から一部地域で夕刊の休止をするようです。私のところも止まります。わが家は、物心ついて以来、ずっと朝日新聞です。たまに旅先で他社のものを読んでも、新聞を読んだ気がしません。そして、物心ついた時に取っていたのは、色々な事情で、夕刊のみでした。だから、中学生ぐらいになるまで、この世に朝刊が存在するのを知らなかったぐらいです。
今は、朝・夕読んでいます。どちらも興味深いですが、夕刊の一面は朝刊とは違い、話題が柔らかい事が多いので、これも楽しみでした。ありがとうございました。

@  映画「許されざる者」〈1992年〉  を更新しました。追記Ⅱ

@ 就職したら毎朝職場のゴミ捨てと、机やカウンターの雑巾がけをしました。私一人ではありません。各係複数の人が出ていました。自主的な行為ですが、雑用はおもに新人・後輩の役目です(強制力はないため、やがて、この習慣を新人・後輩が引き継がなくなり、志のある一部の先輩がずっと続けることになります。敷地内や廊下やトイレなどの清掃担当はいますが、通常、係内の掃除まではしてくれませんので、誰かがやらなければ埃がたまります。私も35歳まで毎朝続けました)。

隣が総務課で、そこにはデビューした頃の竹下景子さんみたいな上品なお嬢さんがいました。彼女も掃除組ですが、週に一度、「FM Fan」が発売されると、それを胸に抱えていそいそ出勤してきたのです。私も興味のあるFM情報誌の中の一冊ですが、私は帰宅時にしか買えません。しかし、彼女は駅のキオスクか何かで買ってくるのでしょう。それが羨ましく、眩しかった。

今の私なら、その本を切っ掛けに話しかけられますが、当時はその勇気もありませんでした。今は幸せなリタイア生活を送っておられるのでしょう。花壇に咲く「花」のような思い出です。

(2023.4.4)

@ 先日、あいみょんさんたちが出たTVの旅番組で、土地のおばあさんがあいみょんさんの大ファンだと知り、あいみょんさんたちは驚いていました。若いあいみょんさんのファンは若者だと思う気持ちは分かりますが、あいみょんさんはシンガーソングライターであり、吉田拓郎さんのファンでもあります。そのせいか、歌に女・拓郎的な雰囲気も感じさせます。そして、70歳前後は吉田拓郎さんなどのフォークで青春時代を過ごした、ど真ん中の世代なのです。だから、拓郎さんが先輩格なら、ファンも、あいみょんさんたちの先輩格だともいえるのです。遅れているのではなく。
https://www.youtube.com/watch?v=CGwkO_hRo7Q

@ 「レコード芸術」休刊するもよう。中学生の頃からオーディオ雑誌を読んでいました。私の読書体験の8割はそれでしょう。そんな中で、時々立ち読みする「レコード芸術」の音楽評論の表現方法は、オーディオ評論とは別世界で驚きました。その違和感ゆえか、今まで2冊ぐらいしか買いませんでしたが、最近、クラシックを良く聴くようになりましたから、「レコード芸術」にも興味が出始め、買いたい気持ちが膨らんできたのに、残念です。
せめて、休刊前のものを買ってみようかと思います。

@   TVではいろんな入社式の様子が流れています。(緊張のあまり覚えていないだけかもしれませんが)私の時は椅子に座った記憶がありません。本社の講堂のような場所に、大物政治家の街頭演説のように、雑然と集まっただけなのです。皆、立っていました。気の小さな私は、同社に入った学友1人と共に最後尾におり、人混みの間から、遠くの社長を眺めていました。その後、(たしか)壁際に配属先ごとに集まり、クルマに乗りこんだのです。

支社につくと、支社長室で、辞令交付と宣誓の式がありました。その後、各課長への引き渡しになり、支社中を課長に先導されての挨拶回りになります。緊張の為かランチの記憶が曖昧ですが、会議室に用意されたカツ丼か何かを食べたような気もします。せっかくのご厚意ですが、緊張して半分しか喉を通りませんでした。

午後からは各係に配属されます。最初はお客様あつかいでしょう。何をしたのか記憶がありません。3時ごろになると出先の事務所へ(たぶん)課長に連れられてあいさつ回りに行きました。好意的な視線を頂きましたが、支社よりも建物が簡素な記憶があります。

支社へ戻る途中には喫茶店に寄り休憩をしました。これが大人の世界なんだと思いました。珈琲とピーナッツの相性が良いのを初めて知りました。とても美味しかった。ランチの記憶さえほぼ飛んでいるのに、この珈琲の美味しさは忘れられません。緊張の中に「色」を添えてくれた思い出です。

係に戻ると、身分証明書の写真が必要と言われ、その日の帰宅途中に写真屋さんに飛び込み、撮影をしました。その写真は、アマチュア無線の従事者免許証にも使いましたから、今でも、その日の写真は、永久保存版として残っています。写真屋さんが教えてくれませんでしたから、スーツの上着ボタンが開いたままのものが。

(追記) 中年になるまで、私は「挨拶回り」というものを形式的な儀式とばかり思っていましたが、そうではないのです。身分の証明は、支社外では身分証明書をつかいますが、支社内では顔パスです。この顔パスが機能するためには、信頼されている上司から「この人も仲間になりましたから以後よろしく」と紹介してもらう必要があるのです。でなければ、責任問題になるので、怖くて仕事の連携が出来ません。

@ 何十年も前の私は、4/1の就職初日に退職したくなりました。そして、辞めるなら同僚と人間関係をつくりたくなかったので、3日以内に退職しようと。なにか決定的な理由があったわけではありませんが、それぐらい強い拒絶反応だったのです。私のような人は現代にもいそうですので、そのような方にお読みいただければ幸いです。

転職を繰り返して出世していく才人もいるでしょう。しかし、私のような凡人は、転職をする度に落ちて行く心配もあります。いずれにせよ、後年後悔しないよう、自己責任で慎重に決断する必要があります。

(2021.12.25の加筆再掲)『「就職してすぐに退職したくなった人」を留まるように説得する方法ですが、(古典的な方法かもしれませんが、「退職するな」とは言わずに)「退職予定日を3年後に設定してもらう」方法があります。普通は3年も働けば会社にも仕事にも一定の慣れが生まれ、落ち着きを見せるものだと思います。すると、3年後も退職しない可能性が出て来ます。私がそうでした。

次の節目は人事異動の時です。私は就職して7年後にありました。さすがにこの時は(またあの苦労の再来かと)退職を大いに悩みましたが、辞意を申し出る勇気、タイミングが無く、なりゆきで人事異動することになりました。すると異動後の係は、新規採用者とは違い居心地もそんなに悪くありませんでしたので、3日後には安堵し、居つくことになりました。

と言いますか、就職にもひと段落ついた青春真っ盛りなので、こんどは仕事の心配よりも、恋愛問題の方が重要課題になって行ったのです。

そうこうしていると、すぐに勤続20年となり、相変わらずその仕事は好きではありませんでしたが、20年も大過なく働けたので、今さら転職するより、早期退職を目指して計画をした方が良いという結論になりました。

この、「退職予定日を3年後に設定してもらう(その3年間は悔いのない働き方をしてもらう)」方法は、最近もNHKラジオでしたか、父が「退職したくなった娘を説得した成功例」として、その娘さんから感謝の投稿がありました。』

そして予定通り、40代から早期退職の計画を立て、50代に実行しました。やっと退職できたのです。今人生を振り返って、理由もなく就職初日に退職したくなった私は、あのとき転職しても、人生を転落していくだけだったような気がします。楽な人生ではありませんでしたが、そのリターンは感じられ、我慢して良かったと思っています。

(2023.4.2)

@ 就職試験対策には問題集を1~2か月間やりましたが、合格後の3月には、4/1からの就職に備えて、自宅で1か月間そろばんの復習をしていました。卒業旅行など考えもしませんでした。でも、結果的に復習して良かったです。就職してみると、係員全員が、文字を書くように自由にそろばんを使えるのを知りました。履歴書の「そろばん○級」の記述で選抜されたメンバーなのでしょう。そろばんと計算尺は事務所で貸与されても、まだ電卓はない時代でしたから(それは数年後に出始めた)、そろばんが出来ないと、それこそ仕事にならなかったはずです。

(追記)就職して最初の係は教育係との折り合いが悪く落ち込みました。しかし7年後、係から出て行く時の希望先を聞く課長面接では、支社内の他係ばかりを希望した私に、課長が「本社はどうですか?」と言うのです。退職願を出す機会を伺っていたぐらいの私ですから、形式的な質問か、さもなければ悪い冗談だと思い、即座にお断りしましたが、後年ふと思いだして、冗談でもそう言って頂けたことに、少し胸が温かくなるのです。

@「 なぜ自転車利用者の多くは交通ルールを守らないのか? その理由を考えてみた 」 子どもの頃の私は自転車が好きでしたが、信号機以外の交通ルールは守りませんでした。その理由は「交通ルールは免許を持っている人のものであって、無免許の私にはその義務がない」と思っていたのです。でも、ある日、「無免許の私でも、一旦停止を無視すれば、私がクルマに轢かれる事もある」と気づき、愕然として、以後、ルールを守るようになりました。

(2023.4.1)

@ 年金受給年齢が60歳から65歳になるということは、年金額が月15万円だとすると、1年で180万円、5年で900万円ということです。900万円の預金、あるいは退職金が、5年間の生活費で消えるのです。

@ TVドラマ「ブラシュアップライフ」を観たせいか、それとも4/1なせいか、もう一度人生をやり直すとしたら、どうしたいかと考えました。すると、もう一度同じ職場に就職したいと思ってしまうのです。

そこでは教育係の先輩と折り合いが悪く、トラウマになったようで、人知れず苦しみ、リタイアして数年後の、つい最近になるまで、癒えませんでしたし、それ以外の仕事も、私に合っているとは思えません。

しかし、二度目の人生なら、もう少し上手にふるまえるでしょうし、私も図太くなっているでしょう。そして、何よりも、職場で知り合った、懐かしいあの人、この人たちに、逢いたいのです。この気持ちを無視してまで、未知の人生には進みたくはありませんでした。あの時は、就職初日に本気で辞めたいと思ったのに。

(追記)よく考えたら、あの時の教育係は、就職3~4年目、同係も同じぐらいのはずです。でも、私は35年勤務し、同係は合計14年勤めました。だから(「ブラッシュアップライフ」流に言えば)二度目の人生では、あまり脅威に思わなくても良いはずです。でも、そろばんの腕はにぶっているかな(というか、半分忘れている)。次回は、塾をさぼれば、そろばんが想定外の脅威になるかもしれません。

@ 地下鉄のつり広告に交通局のものがあり、「定期券にもう一駅追加して・・・」みたいな事が書いてありました。もちろん余分に費用は掛かりますが、もう一駅先まで買うことで、楽しみが広がるのです。

それを読んで思いだしたことがありました。在職中、交通費が支給されて、自分で定期券を買うのですが、自宅の最寄り駅よりも一駅先まで買うと、図書館が近かったのです。

幸いなことに、一駅先まで買っても、料金は同じでした。だから、問題ないと思って買いに行ったのですが、駅の窓口では、「料金は同一でも、最寄りの駅ではない」との理由で断られたのです。

ちなみに、リタイアした直後、何十年来の習慣になっていた出勤が止まらず、自腹で1か月だけ定期券を買い、毎日疑似出勤をしていました。当然仕事は無いので、映画館めぐりです。その時に買った定期券は最寄りの駅までではありません。最寄りの駅にすると料金が上がるので、頭とお尻の切れた、途中の区間だけの定期券です。それで、何駅も歩くことになりました。

@ 4/1です。私が新規採用者として初出勤したとき、財布の中には千円札一枚入っているだけでした。それで、ランチと交通費がギリギリ間に合う勘定で、疑問すらわきませんでした。あとから「それでは少なすぎる」と言われましたが。

そして、早期リタイアした近年、年金受給までは節約が大事だと思い、毎日のように街へ出かけても、ランチは牛丼ばかりでした。当時は安売り競争で、最安値は260円ぐらいだったと思います。さらに、朝食セットをブランチ代わりに食べるともう何十円か安かった。そうやって、毎日牛丼生活が何年も続きました。あれは飽きないのですね。お世話になりました。

@ 朝ドラで「あまちゃん」が再放送されます。ヒロインののんさんは、一時期、映画やTVの出演が減ったこともありました。もし、あのとき引退していたらどうなっていたか。でも、のんさんは頑張り続け、再び映画にも出演されてヒットし、TV・CMなどでも人気者になっています。その努力と、今回の「あまちゃん」の再放送は、まったく無関係ではないと私は思っています。これをきっかけに、のんさんのさらなるご活躍を楽しみにしています。



@  「今週までのパレット」が10万字ぐらいになりました。経験上、これ以上1ページに書き込むと、休日などの回線が込み合っているときには、動きが悪く、フリーズを繰り返しやすいようですので、急きょ2023.4.10から新しいこのページに移行させていただきました。

(追記)それ以前を過去ログにするにあたって、一つ問題に気づきました。「今週までのパレット」をそのまま過去ログにしてしまうと、映画のレビューなどから沢山張ってあるリンク先が過去ログになってしまうわけです。

ですから、「note」様の複製機能を使って複製した「今週までのパレット」を過去ログにしました。画像までは複製されませんので、同じ画像をさがして貼らせていただきました。


見て頂きありがとうございます。

以下は過去ログにあります。

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