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シン・短歌レッスン

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#今日の一句

シン・短歌レッス72

シン・短歌レッス72

今日の一句

見たこともない花。いったいこの世界にはどんだけ知らない花があるのだろう。グーグル検索したら「グレビレアジョンソン」とか長い名前。正式にはグレビアジョンエバンス。人の名前だってこんな長いのは覚えられん。

改良品種の花だ。新種が園芸で多様に作られるがほとんどは消えていくのではないかな。そうだアジサイも改良品種の花だった。日本に本来あったのは山紫陽花で額紫陽花のような目立たない花だった。

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シン・短歌レッス69

シン・短歌レッス69

今日の一句

あざみが最近好きな花になりつつある。『らんまん』でも「あざみ」が取り上げられていた。まあ、自分のイメージは中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」だが。

https://youtu.be/QH-0bUJ-PEo

薊は春の季語だなんて。夏は夏薊。

棘で出来ないと思ったのだが、「日常」を変えたほうがいいか?今日は泉鏡花のコトバを借りよう。

うたの日

お題「鯉」。これも泉鏡花で使える。

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シン・短歌レッス66

シン・短歌レッス66

今日の一句

苺は今の季節か?温室栽培で出回るからクリスマスのショートケーキのイメージから春の感じだが、食用とされるのはオランダイチゴで、路地ものの日本に本来あるものは今頃なのだろう。食べるというより鑑賞用。

「楽しき日々」じゃなく「楽しき日」だ。でもこれは凡人。「通り過ぎたる」を比喩的に語ると時計か?時計で詠むと

「時代」を他の三文字コトバに変える。期待、ガタイ、浮かばん。浮き輪とか。これが

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シン・短歌レッス64

シン・短歌レッス64

今日の一句

ピンクの紫陽花。土壌がアルカリ性だとピンクになるそうだが、種類によっても酸性の影響を受けにくい紫陽花はピンクになるらしい。アナベルという種類。大江健三郎に『美しいアナベル・リイ』という小説があるが何か関係があるのだろうか?正式タイトルは『﨟たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』「﨟たし(ろうたし)」が読めないし古文みたいな?調べたらアナベルの俳句はあった。

白いアナベルの俳句は

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シン・短歌レッス63

シン・短歌レッス63

今日の一句

ユスラウメ。初めて見たような赤い実。食べられるそうである。山桜桃と書く。花だと晩春で実だと夏の季語。山桜桃だと「ゆすら」と読ませることも。

人んちの庭にあってもつまみたくなる赤い実。やる気が出ない。

現代俳句(杉田久女)

川名大『現代俳句上』で虚子の次が杉田久女。なんで?と思うのも女性で、女性俳人なら4Tがいるのに、それより杉田久女なのである。なんだろう話題性かな。松本清張『菊

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シン・短歌レッス62

シン・短歌レッス62

今日の一句

初めてみたような。ヤセウツボという怪奇な名前。外来種で寄生植物なんで要注意外来生物に指定されている。群生しているようなのだが、環境問題なんだろうな。名前の特異さと寄生植物という性が嫌われる要因だろうな。今日の一句。

『らんまん』の「名前がない雑草はないき」(正確には「
ざっそうという草はない」だった。かなり離れているが、土佐弁は最後に「き」を付けるような気がした。)「あるき」が「歩

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シン・短歌レッス61

シン・短歌レッス61

今日の一句

ユリだと思ったけどオレンジリリーだ。俺んちのリリーか?とオヤジギャクをかましたくなる。百合でいいじゃないか。世の中は細分化になっているのだろうか?ただ百合というと白い花をイメージするのは藤圭子のせいである。

この歌は小学生の頃だったがよく歌っていたな。当時はこんな歌しかなかったような。学生運動が挫折した時代だからか。以下のサイトの説明が詳しいです。

オレンジの百合は華麗。カレーか

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シン・短歌レッス59

シン・短歌レッス59

今日の一句

最近山吹が好きなんだ。なんでだろう?映画観た影響かも(すぐ影響される)。

あと『源氏物語』もあるな。夕霧が紫の上を桜に、玉鬘を山吹にたとえていたと思った。

ついでに『やまぶき』から作った映画短歌があったが出来てなかった。

修正。

係り結びとリフレインで強調した。「山吹」は晩春なんだよな。今咲いているんだけど。よく調べたら「金糸梅」のようだ。時期的に開花が違うものな。間違いはあ

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シン・短歌レッス58

シン・短歌レッス58

今日の一句

ドクダミの花が好きなのは木陰でも花を咲かせるからだ。ドクダミという名はあんまりだと思う。俳句では「十薬」が季語として使われるがイマイチな感じがする。万太郎はなんて呼んでいたのだろう?やっぱドクダミか?

「うたの日」

本歌は、『百人一首』からここのサイトのお世話になっています。

まず本歌の解読から。「かささぎのわたせる橋」とは七夕の織姫彦星伝説から来たコトバだが、ここでの橋は霜が

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シン・短歌レッス56

シン・短歌レッス56

俳句レッスン

ブラシの木。すでに夏の季語になっているのだそうだ。草木は花が季語の目安になるのだろう。ブラシの木が俳句として際立つのはまだ無理なのかもしれない。それ以外で目立たせることができるのか?初夏の句である。

怪し(あやし)の花としてのブラシの木は子泣きじじいが似合っているかも。

本歌取りレッスン

ついでに「うたの日」でも練習(5/15日)。四種目は山辺赤人。逆からやるべきだったか?ボ

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シン・短歌レッス53

シン・短歌レッス53

今日の一句

これはアヤメ。アイリスとも言う。

菖蒲湯をアヤメ湯に変えたら殺人事件だったという句でした。アイリスは「イリアス」という意味もあるようなので、ギリシア悲劇の戦争(菖蒲)で悲劇の女性が逆転に出るという句でもある。めちゃ、自作解説しているな。

日曜日(すでに月曜だが)はNHK短歌と俳句の日で投稿する日だった。相変わらず端にも棒に引っかからないのだが。端は箸だった。端っこの意味だと思って

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シン・短歌レッス52

シン・短歌レッス52

今日の一句

東京湾でクラゲが大発生しているという。いつも見る大岡川も大量のクラゲの写真がアップされていたので撮りに行ったのだが一匹しか見られなかった。みなとみらい近くだから海に近い所に行ったのに残念だ。せっかく俳句まで作って行ったのに(逆だろう!)

海月を花筏ならぬ月筏に見立てたのだが。イメージとしてこんな感じ

斎藤茂吉の短歌

塚本邦雄『花月五百年』。塚本邦雄が斎藤茂吉について述べた本でも

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シン・短歌レッス51

シン・短歌レッス51

今日の一句

昨日の麦秋はこんな状態。中央に線のように走るヤグルマギクがいいアクセントだと思ったがスマホではよく写らなかった。ヤグルマギクというのは鯉のぼりに立てる風車に似ているから名付けたそうだ。

やはり帰化植物で雑草扱いだった。ノヴァーリスの『青い花』だということだった(積読だったはず)。

登蓮法師の和歌

塚本邦雄『花月五百年』。塚本邦雄が「本歌取り」ついて述べているところ。歌人の登蓮で

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シン・短歌レッス45

シン・短歌レッス45

今日の一句

虫好きである。アゲハチョウも飛んでいたけど蝶を撮るのは難しい。バッタが飛んできて木に止まったところをパチリ。大きすぎて収まらなかったな。全体写真はこれ。

ちょっと最近ネガティブ俳句が続いているな。無理に明るくするのもなんなんで。花の季節から虫の季節という感じだね。

『源氏物語』和歌

光源氏が末摘花の「唐衣」好きに辟易している歌だった。こういう人は今もいるよな。たぶん、こんな歌。

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