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シン・短歌レッス128
王朝百首
塚本邦雄『王朝百首』をまた借りてきたので、再開。藤原秀能も初めて聞くような名前である。藤原家はみんな一緒のような気がしてくるが。
新古今和歌集で出てきていた。全く覚えてなかった。
『新古今集』の春歌上で後鳥羽院が選定したが、藤原定家は凡作とけなしていたとか。山辺赤人の歌と比較されたようだ。
濃い授業があった。このぐらいやってくれれば和歌も覚えるかも。
藤原定家と後鳥羽院の仲違い
シン・短歌レッス120
王朝百首
俊成卿女は新古今時代の代表的女性歌人。子規内親王を別格とすれば俊成の孫にして養女、藤原定家の姪に当たる歌系。後鳥羽上皇も『新古今 恋二』の最初に置いた歌人でもある。
王朝百歌の歌は過ぎ去りし恋の思い出なのか?塚本邦雄は月が好きだな。ディオニソス的な幻想世界なのではないかと思う。アポロ的詩とは対極の。
西行
辻邦生『西行花伝』
「一の帖」、藤原秋実が西行の生まれ故郷紀の国の乳母(9
シン・短歌レッス118
王朝百首
塚本邦雄『王朝百首』から。小侍従。
春は朧月で詠めるんだ。春は朧で秋は霞。違った春も霞だった。秋は霧だという。こういうのはどっちでもいいのにと思ってしまう。朧で春の意味があるのか?
小侍従は平安後期から鎌倉時代の花形女性歌人だそうだ。名月も随分読んでいるが「待宵の小侍従」と呼ばれたのは以下の和歌から。
掲載歌は最晩年の作であり保元・平治の乱の乱に青春を過ごした無常観が出ているとい